こんにちは、シングメディア編集部です。
最近のCMソングに替え歌が多いのはなぜだろう、替え歌CMにはどんなものがあるのだろう・・・。
そんな「替え歌CMが気になるあなた」は必見です。
日頃、何気なく見聞きしている替え歌CM。意識してみるとその多さに驚きます。CMソングに替え歌が多く使われている背景には、スマホの普及などいくつかの理由があるのです。
そこで今回は、「現代のCMソングに替え歌が多い理由と替え歌を取り入れているテレビCM」をご紹介します。
現代のCMソングに替え歌が多い理由は?
CMを視聴していると、「どこかで聞いたことがあるなぁ」というメロディーを耳にすることがよくあります。それは昔はやった曲や有名な曲の替え歌を用いたもので、耳なじみがよく、スッと入ってくるのが特徴です。
たとえば本田翼さんが出演するLINEモバイルのCMでは、ドリフターズの名曲「いい湯だな」が替え歌として使われていますし、docomoのCMではアニメ「一休さん」の替え歌が使われています。
他にも替え歌を使ったCMは数多く制作されていますが、ではなぜ現代のCMにはこうした替え歌が多いのでしょうか?
現代のCMソングに替え歌が多く使われている背景を見ていきましょう。
“ながら視聴”をする人に振り向いてもらうため
スマートフォンが普及した現代では、スマホを見ながらテレビを視聴するという人が多く存在します。
テレビを見るときはテレビだけに集中していた時代とは異なり、現代ではテレビを見ながら他のことをする“ながら視聴”がとても増えているのです。
そのためCMも映像だけで視聴者の興味を引くことには限界があります。
そこで効果を発揮するのが替え歌を使ったCM。誰もが知っている曲を使うことで、視聴者に「おっ、この曲は……」と振り向いてもらうことができるのです。
このように記憶に残りやすい懐メロや名曲をCMソングに替え歌として使用することで、視聴者の耳に訴え、CMを視聴してもらえるようにするということから、替え歌を使っているCMが多いと言えます。
耳なじみがよく受け入れられやすいから
CMソングに替え歌が多い理由として、耳なじみのよさも挙げられます。
オリジナルの楽曲を知っている人にとっては懐かしさもあり、スッと受け入れられやすい替え歌。
一方、オリジナルを知らない世代にも懐メロや名曲は耳なじみがよく、すんなりと受け入れられやすい傾向にあります。
このように幅広い世代から「思わず口ずさんでしまう」と言われるほど耳なじみがいいというのも、替え歌をCMソングに使う企業が多い理由です。
話題になりやすいから
名曲を替え歌にする=“イジる”ことによって、話題になりやすいという側面もあります。
名曲のメロディーに小技を効かせた歌詞をつけることで話題になったり、懐かしさから話題になったり、意外性から話題になったりと、替え歌にはさまざまな面から話題になりやすいという特徴があるのです。
特に現代ではSNSなどネットで取り上げられると一気に話題になり、拡散されていきます。
そうした話題性を狙ってCMソングに替え歌を使うことも多いのです。
替え歌を取り入れているテレビCM8つ
「一度見たら(聞いたら)忘れられない」「思わず口ずさんでしまう」そんな替え歌を取り入れているテレビCMを8つご紹介します。
LINEモバイル/『いい湯だな』の替え歌
女優・本田翼さんを起用したLINEモバイルのテレビCMです。
ドリフターズの名曲『いい湯だな』のリズムに合わせた替え歌を歌いながら、本田翼さんがLINEの人気キャラクターと一緒にコミカルなダンスを躍るという内容となっています。
本田翼さんのキュートなダンスに「かわいい!」という声が多く寄せられているほか、「耳に残りやすい」「印象に残りやすい」「一緒に歌って踊りたくなる」という声も多く挙がり、幅広い世代に話題となりました。
SHOPLIST/『俺ら東京さ行ぐだ』の替え歌
ファストファッション通販サイト『SHOPLIST(ショップリスト)』のテレビCMです。
吉幾三さんの名曲『俺ら東京さ行ぐだ』を吉幾三さん本人が替え歌にして歌っているこのCM。ファッションとは真逆の位置にあるような、何もない田舎を嘆いた歌詞のオリジナル曲を替え歌にする意外性が話題になりました。
またメロディーのノリの良さ、替え歌の歌詞のハマり具合なども絶妙で、印象に残りやすいCMソングとなっています。
docomo/『一休さん』の替え歌
docomoの月1,980円からスマホが持てるプランを紹介するCMです。
歌手の細川たかしさんがアニメ『一休さん』の替え歌でお得な料金プランの説明を歌うという点と、「イッキューパッ」の歌詞で細川さんの顔が一休さんの顔(かぶりもの)に変わるという点がインパクトのある内容となっています。
訴求したい情報と替え歌の歌詞がうまくマッチしているのと、多くの人が知っているノリの良いメロディーが組み合わさっていることから、幅広い世代の印象に残る、インパクトのあるCMソングとなりました。
UQモバイル/『UFO』の替え歌
UQモバイルのシリーズ化されているCMの一つです。
ピンクレディーの『UFO』の一番有名な冒頭部分が替え歌として使用されています。
オリジナル曲を知る世代にとっては曲の懐かしさももちろんのこと、出演している深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽郁さん、藤原紀香さんらのファッションも『UFO』がはやった当時を彷彿とさせるもので、小技が利いています。
また当時を知らない世代にも、メロディーのキャッチーさと衣装のかわいさ、新鮮さが刺さっているようです。
シリーズ化したUQモバイルのCMすべてで『UFO』の替え歌が使われており、視聴者の印象に深く残るものとなっています。
スーパーファミコン「スーパーマリオブラザーズ4 スーパーマリオワールド」CM/『世界の国からこんにちは』の替え歌
1992年に放送された、スーパーファミコン『スーパーマリオブラザーズ4 スーパーマリオワールド』のCMです。
人形アニメーションのマリオがネオンのCGをバックに、三波春夫さんの名曲『世界の国からこんにちは』を替え歌にして歌いながら踊るという内容になっています。
誰もが知る名曲を誰もが知る人気キャラクターが、「こんにちは~、こんにちは~、マリオの国から~」というキャッチーな替え歌にしたことから話題となり、多くの人の印象に強く残るCMとなりました。
Indeed/『幸せなら手をたたこう』の替え歌
Indeedのシリーズ化されていたCMです。
俳優の斎藤工さんとモデルの泉里香さんがいろいろな職業の人に扮して、坂本九さんの『幸せなら手をたたこう』を「仕事探しはインディード」と替え歌にして歌っています。
リズミカルなメロディーと二人のコミカルな演技が組み合わさり、一度聞いたら(見たら)忘れられないCMとなっています。
ワイモバイル/『ジンギスカン』の替え歌
ソフトバンクの「ワイモバイル」のCMです。
タレントの出川哲郎さんや女優の真矢ミキさん、吉岡里帆さん、芦田愛菜さんらが『ジンギスカン』の替え歌に合わせて軽快に踊っています。
耳なじみのいいメロディーに合わせて、ワイモバイルにするとお得になるということを替え歌の歌詞でうまく訴求しており、ダンスもキレがあって見ごたえのある楽しいCMになっています。
WOWOW/『幸せなら手をたたこう』の替え歌
俳優の柳楽優弥さんと女優の有村架純さんが出演する、WOWOWのシリーズ化されているCMです。
偶然か意図的かはわかりませんが、インディードのCMと同じく坂本九さんの『幸せなら手をたたこう』の替え歌となっています。
サビ部分を「フフフフ~ンに入ろかな♪」と肝心な部分をにごして歌っているバージョンや、「WOWOWに入ろかな♪」と歌っているバージョンなど、さまざまです。いずれもとても耳なじみが良く、視聴者も気付けばつい口ずさんでしまうCMとなっています。
まとめ
「替え歌CMが気になる」という方のために、現代のCMソングに替え歌が多い理由と替え歌を取り入れているテレビCMをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
CMソングで懐メロや名曲の替え歌を使うことによって、視聴者の関心を引きやすい、耳なじみがよく印象に残りやすい、幅広い世代で話題になりやすいといったメリットがあります。
普段何気なく視聴しているCMでも、替え歌が使われているかどうかを意識してみたり、オリジナル曲との歌詞の違いを聞き比べたりしてみると、楽しいかもしれません。
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