株式会社ウェブライダー

ウェブライダー・松尾茂起に密着! 松尾が言葉と向き合い続ける理由に迫る

時に、人を簡単に傷つける言葉があふれるWebの世界で、誰よりも言葉に向き合い、紡ぎ、優しさで包み込もうともがき続けている男がいる。

株式会社ウェブライダー』代表、松尾茂起。WebマーケティングやWebコンテンツの制作をメインとしてきた彼が、言葉と向き合い続ける理由とは一体何なのだろうか。

彼が手掛けたSEOライティングで有名な書籍『沈黙のWebライティング』は、Amazonランキングのベストセラー。

さらに彼が行うSEOセミナーは常に満席。最近では、文章作成アドバイスツールである「文賢」をプロデュース。

また作曲家としても幅広く活躍するなど彼の活動は多岐にわたる。

松尾茂起とは一体、どんな男なのだろうか。

シングメディアは松尾茂起氏に密着。彼が言葉と向き合い続ける理由に迫った。

第一章「言の葉」

松尾がプロデュースする「文賢」のブランディングCMの撮影が初めて行われたこの日、我々のカメラも密着を開始した。

撮影現場に笑顔で現れた松尾。気取った感じや高圧的な雰囲気は一切なく、とても柔らかい雰囲気だ。

そんな彼が真っ先に向かったのは、今日のCMに出演協力してくれた若手社員の元だった。

穏やかな笑顔で社員と会話を交わす姿には、親しみやすさと優しさが表れている。

我々はCMに出演協力してくれた『株式会社Betters』のライター・牧川優香さんに、松尾のイメージについて聞いてみた。

すると、「松尾社長は、すごい柔らかい人。すごい優しいんですよ。人の心の柔らかいところにとても敏感」という答えが返ってきた。

我々が最初に感じた松尾に対する“柔らかそうな雰囲気”は、どうやら本物らしい。

撮影2日目。

この日も松尾は人懐っこい笑顔をたたえて撮影現場に現れた。

なかなか撮影場所が見つからず、道に迷ってしまっていたらしい。そんなチャーミングなところも松尾の魅力なのかもしれない。

撮影の裏で行われた「文賢」ロゴのオンラインミーティング。そこで松尾の「言の葉」に対する明確なイメージを知ることができた。

ウェブライダー・松尾茂起密着ドキュメンタリー画像05

ロゴ案について担当者から、「言葉は人が紡ぐものということから、手と手でこねて生まれたものが丁寧な言葉っていうのを抽象的に(表現したロゴに)なっています」という、ロゴデザインに込められた意味を聞き、納得する松尾。

そして、「すごく今のロゴよりもこっちのロゴのほうが断然いいと思ってるんですけど、あとこれもう完全に僕の主観なんですけど」とした上で、次のように語り出した。

「木なのかもしれないですね。ソフトな木なのかもしれない僕の中で、文賢。“言の葉”って言葉説明するときに木をイメージすることがあって。木にどんな葉っぱを生やすか」

「たとえば豊かな葉をいっぱい生やせば木がどんどん豊かになっていって、そうすると鳥が寄ってきます。鳥が寄ってくると鳥が糞を落とします。糞が落ちるとそこに花が咲きます。花が咲くとそこに動物がやってきます。ってなると、言の葉を大切にした木の周りにはすごい豊かな社会が出来上がる。ていうのがたぶん僕のイメージなのかもしれない」

ウェブライダー・松尾茂起密着ドキュメンタリー画像06

松尾の中にあった「言の葉」、そして「文賢」のイメージが明確に言語化された瞬間だった。

ロゴ案を提案した『株式会社おいかぜ』のディレクター/コピーライター・柴田明さんは、このときのことについて、次のように語ってくれた。

「先日、松尾さんにWebミーティングでロゴの最初の案を、お出ししたときに、そのとき松尾さんがすごくいろいろ本当に言葉で返してくださったんですね。具体的な修正指示というよりは、自分たちは文賢をこういう風に考えてるからこういう表現はちょっと違うかもしれないし、すごくそのイメージは広がるけど、その軸がどこにあるのかが私たちにも見えやすいように共有してくださったので。その頭の回転の速さと言葉にしてしっかり伝えようとしてくださることにはすごい驚きました。すごいなと思いました」

松尾の言葉を大切にする気持ちや言葉に対する思い・考えは、彼の周りの人たちにもしっかりと伝わっている。それはやはり、彼が真剣に言葉と向き合い続けているからこそのことなのだろう。

第二章「再生と希望」

作曲家の顔も持つ松尾自身の音楽スタジオでも撮影が行われた。

松尾に何歳頃から作曲をしているのか聞いてみると、

「曲を作り始めたのが14歳ぐらいで、ピアノは7歳ぐらいからやってる感じです」とのこと。

なぜ曲を作ろうと思ったのかについては、

「もともと絵を描いてたんですけど、昔は。絵を描くよりピアノを弾いたほうが女の子の反応が良くて。それでやってるうちに最初は不純だったんですけど、だんだん人の曲を演奏するのが物足りなくなってきて、自己表現したいなっていうので、自分の曲を」と答えてくれた。

作曲を始めたきっかけは、実に単純なことだったのだ。

さらに松尾を形作るものを、その一端がわかる話を聞くことができた。

ウェブライダー・松尾茂起密着ドキュメンタリー画像09

「師匠みたいな人が、たとえば楽譜を書くためにずっと譜面があって鉛筆で書くんですよ、そこの会社って。僕も書いてたんですけど。あるときその会社の師匠みたいな人が“曲を思いついたから書く”ってなったときに僕が鉛筆を置いといたのを使ってみた瞬間に、“お前なんだこれは!”って怒られて、“えっなぜですか?”って言ったら、“なんでお前、鉛筆削って先丸くしてないんだ、音符描くのに時間かかるじゃないか”ってめちゃめちゃ怒られたり」

「歌のレコーディングのときに水買ってきてくれと言われて買ってきたときに、ちょうど自販機でやると冷えた水が出てきて、それを飲んだら“なんでこんな水冷えてるんだ!”とか言われて。いやいや自販機普通冷えてるでしょと思ったんですけど、それを飲むと喉が閉まって歌が良くないと」

「全部僕はそれを聞いてそういうもんだと思って勉強してたんですけど、あるときからタレントさんに心配されるようになって。“松尾くん、あの言い方ほんとないよね”って、“よく続くよね”って言われて」

これは松尾が22~25歳ぐらいの若い頃の話だという。

もしかすると松尾は誰よりも傷ついてきた人間なのかもしれない。誰かを傷つけることを嫌い、言葉の優しさを信じる。だからこそ誰よりも言葉に向き合っているのだろう。

第三章「問いという種」

この日は京都のウェブライダー本社で撮影が行われた。

社員に松尾のイメージについて聞いてみると、

「松尾さん自身がコミュニケーションを大切にしているっていうのがあって、人が好きだから絡んでいきたいみたいなのはあるのかなって。やっぱコミュニケーションしていく上で、すごく人とかを傷つけたりとかしないように言葉とかをしっかり選んでいたりとかっていうのはあるのかなっていう風に思いますね」とのこと。

しかしここで、何やら問題が発生した様子。

パソコン画面を見ながら、松尾が女性社員とトラブルの発生した経緯や問題点について話し合いをしている。

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「期待を裏切っちゃったってことだから、そこを知らなきゃいけないってときに返信内容考えるんだったら前回の前任者の人がいるわけだから、引継ぎがうまくいってないとかのほうがコンテンツの質ではないってことでうまくいってないってわけじゃん」

「リライトでいくとちゃんと見といてって言った、Wordのレイアウトが崩れてるのとかって、何度も修正してっていう風に言ってから送ってって実際修正してもらってたけど、直ってないってことになっちゃってるのか。結局僕とかが注意していたことが反映されずに、反映されてるかもしれないけど、向こう側に言わなきゃいけないよね、レイアウトによって変わるってことは。そうじゃないとやった意味全くなくなっちゃうじゃん」

と、問題が起きた原因と改善策を冷静かつ丁寧に説明する松尾。そして社員がそれをきちんと理解し、受け止めたところで、

「しゃべり上手だけではなく聞き上手にもなるっていうのがうまいコミュニケーションだから。それをここでやってしまおう」と優しく促した。

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自身の苦い経験があるからこそ、言葉を荒げることもなく、しかし的確に改善点を指摘していく。フィードバックをしっかりと行うことで社員の成長を促す松尾の優しさが一番あふれている場面だった。

撮影終わり、松尾の提案で京都で食事をご一緒させていただける機会があった。

美味しい天津飯のお店の話題で盛り上がるなど、終始和やかで楽しい雰囲気に包まれた食事会。

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そしてお酒も進んでいき、松尾からこんな話題が出た。

「問いを与えない人が結構減っちゃってる理由として、問いを与えると待たなきゃいけない。その人に付き合わなきゃいけないですよね、その人が答えを導くまで。そこまで待てないというか、だからみんなたぶん答えを言っちゃう」

正しい問いを探し、正しい問いに対して正しい答えを見つける。松尾がその先に見る世界は、どんな世界なのだろうか。

そのヒントを探るべく、もう少しその“問いを与える”という意味について具体的に聞いてみる。

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「僕が考える人間にとって一番大事なことは、考えることだと思うんですよね。今の時代、考えなくていいようなサービスとか商品みたいなのがどんどん世の中に増えている。基本的に人間ってラクしたい生き物だと思うんですけれども、やっぱり考える力を養わないと、人の気持ちを理解できなかったり、自分の未来をきっちり見据えることができなかったりすると思うんですよね」

「ってなってきたときに、うちの文賢もそうなんですけど、うちが作っているコンテンツも全て基本的には答えを提示するのではなく考えるきっかけを与えるっていうツールとかコンテンツを目指してますと。そうすることによって今まで以上に考えたり、人の気持ちを思いやったりする人ってのが増えるかなと思っていて。考えるきっかけをできるだけたくさんの人に与えて、その人が成長するきっかけとなれればいいかなってのは常に考えています」

「ただ気を付けないといけないのは、相手を放置して、たとえば“これ勝手に考えてくださいよ”っていうのって、人が考えるモチベーションにつながらないと思っていて、考えてほしいんですけども、考えるきっかけを与えて、なおかつ相手が考えたいなって思うステージまで導いてあげるってことがやっぱり重要だと思うんですね。だから文賢も、うちが作るコンテンツも、“単純に考えてください”っていう風に放り出すのではなくて、“ここまで一緒に考えましょう”とか“そこから先はあなたが自分の頭で心で考えてください”ってことを伝わるようなアプローチをすごく大切にしています」

「なので文賢ってのは答えを提示するわけではないですけど、いつもそばで、大事なときに寄り添ってくれる力強いパートナーでありたいなと思ってます」

松尾は「問いを与える」ということについて、こんな考えを持っていたのだ。

人に寄り添う、人の気持ちを推し量る、そこに適切な言葉で、表現で思いを伝える。そうすれば言葉の暴力はなくなるのかもしれない。誰も傷つけず、傷つかず、誰もが幸せになる世界があるのかもしれない。

「できるわけないじゃん」そんな声が大半だろう。でも松尾は言葉の力を信じ、これからも言葉と向き合っていくだろう。

マンドリルの謎

突然だが、みなさんは松尾のこんなTwitterを見たことがあるだろうか?

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「空から降る一億のマンドリル」「ありがとうございマンドリル」「すべてはマンドリル」「マンドリル」「マンドリル」「マンドリル」……。

そういえば京都のウェブライダー本社にも、マンドリルと呼ばれる謎の置物(?)が。マンドリルとは、一体何なのだろうか。

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ウェブライダーの社員に聞いてみると、「何なんでしょうね。私も何かわからないんです」と笑うだけ。

別の社員にも聞いてみたが、「僕は被り物ということしか伺ってないです」とこちらもまた笑うだけだった。社員すら誰も知らないというのか。

さらに別の社員に聞いたところ、「あれはまだ秘密らしいんですよ。僕も入ったときから松尾さんがずっとマンドリルマンドリルってTwitterでつぶやいているんですけど」との情報が。しかしそれ以上は不明。

ダメもとでまた別の社員になぜマンドリルなのか聞いてみると、「何でですかね? ちょっと私にはわからないんですけど、松尾さんの中でマンドリルプロジェクトという壮大なプロジェクトがあって、ずっとそれを温め中らしいです。ちょっと何をするのかわからないですけど」とのこと。

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聞けば聞くほど深まるマンドリルの謎。マンドリルとは一体何なんだー?

我々は松尾本人を直撃。マンドリルにはどういった意味があるのか聞いてみると、

「世の中には最後まで謎である言葉があってもいいと思うんですよね。謎ってことは問いにつながって、問いがあるから人は考えて、自分の行動を改めたりすると思うので。マンドリルはそういう意味も込められた、僕の中での大切な5文字ですね」とのこと。

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結局、マンドリルの謎は解けず。

マンドリルという言葉すら問いを与えるためのフレーズにする松尾。この男、思考の底が知れない……。


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