あざっす、くぶ夫です!
今回は、前回よりさらに深く、トラッキングについて現場からお伝えしたいと思います!

くぶ夫的見解の為、間違っていることもありえるので、真に受け過ぎずにご覧ください!
前回「トラッキング、スタビとはなんぞや?」ということをざっくりお伝えしましたが、今回はそのトラッキングをもう少し深掘りしてみたいと思います!
新人制作さん向けというよりは、新人編集さん及び映像を自分で作りたいっ! と思っている人向けになるかと思います。

なるべくわかりやすくしようと思っていますが、訳が分からなくなったら、気楽に読み飛ばしください!!
1点トラッキング
前回トラッキングとは、
「任意のポイントに、画像を貼り付ける or 追っかける」
とざっくりまとめましたが、今回はその種類に関して説明させてください!
まずは以下の映像をご覧ください。↓
この携帯画面に画像を貼り付けたい、とします!
前回の鼻同様に画面でトラッキングを取ってみました。

このデータを使って……頼む! 張り付いてくれっ!!
いかがでしょうか!!
……ぜんぜん張り付いてるように見えませんね。。。
これは1点でトラッキングを取っているからで、これだとモノの位置(ポジション)しか追いかけられません!
ではどのようにしたらいいでしょうか?
2点トラッキング

1点でダメなら2点だとどうだっ!!
ということで、2点でトラッキング!
さきほどのデータに加えて、もう1点トラッキングデータを取り一緒に使ってみます!
すると、このようになります!
さきほどの1点トラッキングよりもだいぶ張り付いている感がでますね!
なぜこうなるかと言いますと、2点あることでそれぞれの点の関係値(距離とか)から、大きさ(スケール)、回転(ローテーション)が計算できるからです!

2点が離れたら大きく、近づいたら小さくなるみたいな……そんな感じです!!
でももっと上手く貼り付けたい! そんな時は……。
4点トラッキング!?
トラッキングを取るポイントを増やしてみましょう! 4点トラッキングです!
上記のデータを使うと、
このようになりました! とりあえずテストとしてはいいですね!
さきほどの2点トラッキングに比べて傾き(シアー)とかも再現されています!
1点より2点、2点より4点、といった感じでしょうか!
このデータを使えば、こんな感じの映像も。↓
今回は以上!!
トラッキングはまだまだが奥深く、プラナートラック、パースペクティブトラックなんて方法があったり、世の中にはトラッキング用のソフト(Boujou、SynthEyes、PFTrack、etc)が存在するような世界です。

巷の噂では「トラッキング屋さん」というトラッキングを専門でやってらっしゃる方もいるとか、いないとか……。それだけ奥深く、専門性が必要な世界なのです!
まとめ
ざっくりざっくりまとめると、トラッキングポイントは多いほうがいい! ということになると思います。

下手にマーカーが沢山あるとあとで消すのが大変なので、撮影時はちゃんとコンポジターに相談の上、お気をつけください。
よく制作さんがテレビとか携帯のはめ込みをコンポジターに相談したとき、「四隅が見えてるならマーカーは要りませんよ」と言われるのはこういったことだったのです!
今回の記事は割と専門感がありお読みいただくのが苦痛だったかもしれませんが、本当にざっくりではありますが、なんとなく少しでもトラッキングの意味、奥深さが伝われば幸いです!!
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