こんにちは、シングメディア編集部です。
セミナー動画とはどんなものだろう、セミナー動画を制作するメリットにはどんなものがあるのだろう・・・。
そんな「セミナー動画について知りたいあなた」は必見です。
セミナー動画をうまく活用することで、集客などに効果的なツールとなります。活用シーンや掲載場所もセミナー会場にとどまらず、WebサイトやSNS、営業の現場、動画広告などさまざまです。
そこで今回は、「セミナー動画のメリットと種類、制作のポイント」をご紹介します。
「セミナー動画」とは?
セミナー動画とは一般的に、BtoB企業においてセミナーで顧客に自社商品やサービスについての理解を深めてもらうのに利用する動画や、セミナーの様子を撮影した動画のことを指します。
動画では文字や画像、動きのある映像、ナレーション、音楽などさまざまな表現を使うことが可能です。そのため短時間で説得力のある説明ができます。
セミナーではさまざまな資料を配布し目を通してもらうことになりますが、そこで動画を活用することにより、さらにわかりやすく多くの情報を伝えることができるようになるのです。
動画は複雑な情報や伝えたい情報をわかりやすく的確に伝えることが可能となり、クロージングに導くためにも有効な手段となるので、セミナー動画は重要です。
またセミナーには多くの人やお金、情報といった経営資源が必要になります。多くの経営資源を費やして開催したセミナーを、その日だけで終わらせてしまうのはもったいないです。
たくさんの時間やお金、人材などを費やして開催したセミナーを有効活用するためにも、セミナーの様子を撮影したセミナー動画を作りましょう。
セミナー動画を制作するメリットは?
セミナー動画を制作するメリットとしては、以下の7つが挙げられます。
- セミナー参加者の興味や期待感を高めることができる
- 商品やサービスについて短時間でわかりやすく魅力的に伝えられる
- セミナーに参加できなかった顧客へのフォローができる
- セミナーに参加した顧客へのフォローができる
- マーケティングオートメーションに活用できる
- 社員やパートナー企業などへの教育に利用できる
- 次の商談や提案に活かすことができる
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
1. セミナー参加者の興味や期待感を高めることができる
セミナーの前にアタック映像を流したり、セミナーの間にインタビュー動画を流したりすることにより、セミナー参加者の興味や期待感を高めることができます。
またセミナーの目的やメッセージなどを動画で流すことにより、セミナー参加者の士気を高めるという効果にも期待ができるでしょう。
2. 商品やサービスについて短時間でわかりやすく魅力的に伝えられる
口頭やテキストなどの資料だけで商品やサービスの説明をしようとすると、どうしても限界があります。
そこで動画を利用することで、複雑な仕組みやサービス、無形商材などについての情報も短時間でわかりやすく魅力的に伝えることができるようになるのです。
そのためセミナー参加者も飽きることなく、商品やサービスについての理解を的確に深めることができます。
3. セミナーに参加できなかった顧客へのフォローができる
セミナーに参加できなかった顧客の中にも、本当は参加したかったのに時間や場所などの問題でやむを得ず参加できなかったという人もいるでしょう。
また参加の意思を示していても、うっかり当日忘れてしまった、急用ができてしまったなどで参加できなかった人もいるかもしれません。
そういった潜在顧客へのフォローとして、当日のセミナーの様子を撮影したセミナー動画を活かすことができます。
4. セミナーに参加した顧客へのフォローができる
当日のセミナーの様子を撮影したセミナー動画は、セミナーに参加した顧客へのフォローにも活用できます。
セミナー参加へのお礼メールと一緒に、セミナー内容をダイジェストで紹介した動画案内を送れば、顧客の満足度も上がるでしょう。
セミナーでの気付きや感動をもう一度思い出すきっかけにもなるかもしれません。
またセミナー内容を他の同僚や上司に伝播してくれたり顧客のファン化につながったりすることにも期待できます。
5. マーケティングオートメーションに活用できる
マーケティングオートメーション(MA)とは、見込み客の情報を一元管理して、メールやWebサイト、SNSなどでのマーケティングを自動化するシステムのこと。
MAではコンテンツを充実させることが重要になるのですが、そこにセミナー動画を活用することが有効になります。
たとえば潜在顧客向けには顧客の興味関心に沿ったテーマのセミナー動画を案内します。
セミナーの内容をダイジェストで紹介する動画を案内し、興味を持ってもらえたらフルバージョンの動画を視聴してもらうということも可能です。
またWebサイト上でWebセミナーを開催するということもできます。Webセミナーを視聴するためにユーザーの氏名や会社名、メールアドレスなどを登録してもらうようにすれば、顧客のリード情報を獲得することも可能です。
セミナー動画をWebサイトに複数掲載していくことにより、サイトのコンテンツ強化にもつながります。
6. 社員やパートナー企業などへの教育に利用できる
有益な情報がたくさん詰まったセミナー動画は、社員やパートナー企業などの教育にも活用できます。
実際のセミナーに参加できなかった社員などにセミナー動画を視聴してもらうことにより、理解を深めてもらうことができるのです。
また新卒者や中途採用の社員研修において、教材として使うこともできます。
7. 次の商談や提案に活かすことができる
セミナー動画は商品やサービスについての情報をわかりやすく魅力的に紹介することができるツールとなるため、営業先や取引先、パートナー企業などでの商談や提案の際にも利用できます。
口頭や資料を見せながら情報を伝えるよりも、セミナー動画を見せるほうが理解を深めてもらいやすくなるでしょう。
制作の参考に! セミナー動画の種類
セミナー当日の様子を撮影してセミナー動画を制作すると、セミナーの投資対効果もアップします。
BtoB企業にとって活用しやすいセミナー動画の種類は次の3つです。
- フルバージョン動画
- ダイジェストバージョン動画
- セミナーブランディング動画
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1. フルバージョン動画
セミナー内容をフルで見せる動画です。セミナー講師の映像と、セミナーで使用した資料をまとめて1つの動画を作ります。
何から何まで入れてしまうとムダがあったり視聴者を飽きさせてしまったりする可能性があるため、余分な個所はカットして、パワーポイントのページごとに切り替えるなど、テンポよく見ることができるよう工夫して仕上げるといいでしょう。
パワーポイントのページごとに切り替えるようにすると、見たい部分だけ視聴できるようになるため、視聴する側にとって効率的になります。
また、最近では、ライブ配信のアーカイブ動画をフルバージョン動画として活用する事例も多く見られます。ライブ配信のアーカイブ動画であれば、そのままセミナーをレコーディングする形となるので、一度きりの配信に留まらず、活用の幅が広がります。
気を付けるべきポイントは、ライブ配信の質。いわゆる「一発撮り」になるため、配信技術面は専門の会社に委託することをおすすめします。映像のクオリティも段違いになり、よくあるライブ配信と一線を画すインパクトを与えられるでしょう。会社のブランディングにも関ります。
2. ダイジェストバージョン動画
セミナーの内容を約3分ほどにまとめた動画がダイジェストバージョン動画。Webサイトに掲載したり、メールで顧客に案内したりするのに活用できます。
作り方としては、セミナーの中でも重要なポイントとなるキーワードを選出し、その前後の部分を編集して要点だけを切り出していくという手法です。あらすじをまとめるイメージになります。
3分ほどの長さであれば、忙しい人にもスキマ時間で見てもらうことができますし、要点だけをまとめているので重要ポイントだけを確認するのにも使えます。
短いという利点を活かして、SNSでの拡散や、SNSプロモーション(広告)に活用するのにも適しているのがダイジェストバージョン動画です。
3. セミナーブランディング動画
セミナーの内容全体を1分ほどにまとめたのが、セミナーブランディング動画です。
セミナーの目的や講演者のメッセージ、思い、会場の雰囲気などを短くまとめます。
後日、顧客へメールなどでこの動画を案内することで、セミナーの価値について速やかに理解してもらうことが可能です。
集客に効果的なセミナー動画制作のポイント
セミナー動画を自社のWebサイトに公開し、集客につなげるためにはどんなことを意識して動画制作を行えばいいのか、そのポイントをご紹介します。
ユーザーの興味を引く内容にする
せっかくセミナー動画を作っても、誰にも見てもらえないというのでは意味がありません。
ユーザーが知りたいのはどんな内容のセミナーなのかを考え、ユーザーの興味を引く内容の動画を制作することで、集客につなげることができます。
セミナー動画のタイトルも大事。セミナーの内容を的確に表現しつつユーザーの興味を引くものにしましょう。
冒頭でユーザーを惹きつけられるようにする
実際のセミナーに参加している人であれば、たとえセミナーがつまらないと感じても、お金を払い、時間を割いて参加していることもあり、途中で退場する人はあまりいないはずです。
しかしそれが動画となれば話は別。動画を視聴し始めて「つまらない」と思った時点でユーザーは視聴をやめてしまいます。
そのため特に動画の最初の数分間は大事。そこでつまらないと思われないために、冒頭でユーザーを惹きつけられるように工夫しましょう。
画質・音質に注意する
セミナー動画の画質が悪かったり音質が悪かったりすると、ユーザーは視聴することに疲れてしまいます。するとそこで動画の視聴をやめ、離脱してしまいかねません。
プロ並みの高いクオリティの画質・音質にする必要はありませんが、視聴していてユーザーが疲れてしまうようなものは避けましょう。
画像に乱れがないか、文字がきちんと読み取れるか、雑音がないか、講師の声はしっかり聞き取れるかを確認することが大切です。
専門的な用語の使用は控える
セミナーの講師はその分野の専門家であることがほとんどだと思います。専門家にありがちなのが、専門用語を使ってしまうこと。
専門用語を使うとユーザーには意味がわからないことも多いので、一般の人でもわかりやすい言葉に置き換えるようにしましょう。
テンポの良さを意識する
セミナー動画はテンポの良さも大事。テンポが悪くダラダラした動画だと、最後まで飽きずに見てもらうことができません。
パワーポイントを使うなどして、テンポ良くセミナーが進むようにしましょう。
またユーザー参加型でユーザーにも考えてもらうような内容のセミナーにするというのも手。
ユーザー参加型であれば飽きることなく最後まで視聴してもらうやすくなります。
セミナーで使用されている資料を用意する
セミナー動画内で使用されているパワーポイント資料などは、一緒にダウンロードできるようにしたり、添付しておいたりするようにしましょう。
資料を一緒に見ながら視聴できると、ユーザーが理解をしやすくなります。
資料の最後のページには、CTA(Call To Action)ボタンを設置し、ユーザーが次のアクションを起こしやすい仕掛けをしておくこともおあすすめです。
セミナー動画の制作を依頼する場合の費用目安
セミナー動画の制作費用は、動画の長さやセミナーの規模、制作期間などによって異なるものです。どのような演出を加えるかによっても費用は左右されます。
30分程度で観客のいない配信用の簡単なセミナー動画であれば、10万円前後で依頼が可能です。
観客数100人以上の大規模な会場でおこなうセミナーを撮影する場合は、50万円以上の料金が相場となります。
会場が大きくなると、登壇者との距離が遠くなるため音を拾うためにピンマイクなどの機材をはじめ、カメラ台数も必要になるため、費用が高くなっていく仕組みです。カメラ台数が増えればそれだけ人件費もプラスされていきます。
凝った演出や編集が必要になると、費用が高くなるだけでなく制作期間も1か月以上かかることになるため注意が必要です。
カメラ1台を固定した動画で、凝った演出や編集がないのであれば2週間程度の制作期間にて、5~15万円程度で依頼ができるでしょう。
セミナー動画の参考事例
実際にどのようなセミナー動画が制作されているのかの参考として、3つのセミナー動画事例を見ていきましょう。
接客講演動画【売れる接客】鈴木比砂江
こちらは観客を入れたセミナー動画です。10分以上の動画ですが、カメラを2台使ってアップと引きの映像を使い分けすることにより、緩急のある映像で視聴者が飽きないように工夫されています。
音声がクリアではっきり聞こえるため、聞き取りやすく視聴者がストレスを感じないのもポイントです。
動画の最後には公演のまとめとして重要なポイントが箇条書き表示されており、情報がわかりやすくなっている点も工夫されています。
【上司学】部下育成で絶対に外してはいけない最重要ポイント
こちらは固定カメラで撮影されたセミナー動画です。
映像は固定ですが、6分半というセミナー動画にしては短めな尺であり、重要なポイントに絞った構成となっているため飽きずに見ることができます。
凝った演出はなくとも、短めの時間と要点を絞った構成にすることで視聴者が最後まで興味を持って視聴してくれるのです。
林修先生がセンター試験・共通テスト現代文の出題意図を徹底解説
こちらは林修先生による講義動画です。注目すべきは、テロップの使い方。
話している内容をそのままテロップにするのではなく、話している内容をよりわかりやすくまとめてテロップにしているのが特徴です。
聴覚だけでなく視覚からもポイントを整理することができ、視聴者は登壇者の話を深く理解することができます。
まとめ
「セミナー動画について知りたい」という方のために、セミナー動画のメリットと種類、制作のポイントをご紹介しました。
セミナー動画は、開催に参加者の意欲を触発させるだけではなく、セミナー終了後にも有効活用できます。Webサイトに公開すれば有益なコンテンツになりますし、営業ツールとしても効果的です。
またセミナー動画はセミナーを撮影して編集することで制作できるため、余計なコストや時間がほとんどかからないのもポイントです。
セミナーを当日だけのものにするのではなく、その後も有効に活用できる資産にするためにも、積極的にセミナー動画を制作しましょう。
「セミナー動画/ライブ配信プロデュース」の依頼はシングメディアに
「制作過程が非常にシンプルである」といって、安易に撮影・編集をしてその動画を展開しては、クオリティが担保されていないかもしれません。イマイチの動画を見た参加者やクライアントはどう感じるでしょうか? 最悪の場合、サービスの信用が揺らいでしまうことも……。
もし内製することが難しいと判断した場合は、まずは映像制作会社に相談されることをおすすめします。
映像制作会社のシングメディアでは、BtoB企業のセミナー動画やブランディング動画などを多数手掛けています。映像制作で経験を積んだプロデューサーが企画から伴走し、ディレクターが現場の指揮を担い、エディターが伝えたいメッセージを効果的に編集します。通常通りセミナーを開催する用意ができましたら、あとはシングメディアにお任せください。
またシングメディアでは、ライブ配信プロデュースも提供しています。映像制作の技術を活かしたライブ配信は、ただパソコン画面にスピーカーの顔が並ぶだけのウェビナーとは違います。高画質な映像と、効果的なカット割、メッセージを後押しするテロップなどで、セミナーの説得力を高めることが可能に。もちろん、アーカイブ動画をそのままセミナー動画として利用することも。
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