『株式会社ホットリンク』CMO「いいたかゆうた(飯髙悠太)」。
広告代理店やスタートアップ企業で複数のWebサービス・メディアを立ち上げ、100社以上のコンサルティングを経験。
2019年からは『株式会社ホットリンク』でCMO兼IS責任者を務め、企業のSNSマーケティング支援を行っている。
最近では #NEWWORLD2020のモデレーターを務めたことも大きな話題となった。
そんな男の1日に、シングメディアが密着。第2回目となる今回は、メディア運営・SNSマーケティングのプロの“自信と挫折”に迫る。
メディア運営に携わっている方、SNSマーケティングに興味がある方は必見!
情報収集はTwitterと書籍から
午前10時。半蔵門駅から出てきた飯髙と合流する。
ゆるいウェーブがかった長髪に髭という独特のルックスからただならぬ気配を感じるが、「こんな感じっすか? おはようございます」と笑いながら近づいてくる彼は、とても穏やかな雰囲気だ。
これから会社ではなく、知り合いの経営者と定期的に行っている情報交換の場へ向かうのだと言う。これも飯髙にとって大事な習慣の一つなのだろう。
打ち合わせへと向かう途中、「ここ美味いですよ。よくテレビに出てますよ」と言って教えてくれたのは、『そばうさ』という立ち食いそば屋。
「超有名ですよ。テレビめっちゃ出てる」と言う飯髙。
情報収集のためにテレビも見ているのだろうかと意外に思って尋ねると、
「見ないです」とキッパリ。
「テレビは全然見ない」とのことだ。では情報収集は何をメインでしているのだろうか?
「Twitterですね。Twitterとあとは、書籍はめっちゃ読みますね。月10冊は読むようにしています」とのこと。
読む本を選ぶ基準については、
「Twitterで友達がこの本読んで楽しかったとか、自分のフォローしてる方々が上げてる本をベースに読むケースか、あとは自分の今課題に思ってるところみたいなことがあればAmazonでキーワード検索をして買うケースもありますね」と語る。
おすすめのビジネス書について聞いてみると、
「会社立ち上げたばっかだと、いくつかあって、どういう組織にしたいかだと思っていて。僕の好きな本だと“37シグナルズ”かな。『小さなチーム、大きな仕事』っていう書籍はいいし」
「あとは今、仕事も自由度が増してきてみたいな、働き方改革みたいなところ含めると、ブラジルに『SEMCO』っていう会社があって。ここが書いてる『奇跡の経営』って本はめちゃくちゃおすすめですね」と教えてくれた。
ここで飯髙は、経営者との打ち合わせへ。
本を読むことを習慣化
午前11時。打ち合わせを終えた飯髙が戻ってきた。これから会社へ向かうと言う。
その道すがら、忙しい飯髙が普段どんなときに本を読んでいるのか聞いてみた。
「移動ですかね。電車の中で読んだりとか、割と一人でお昼とるケースが多いので、お昼とってその空いた時間30分とかで読んじゃうケースが多いですね。たぶん1日30分使ってたら、3日ぐらいで1冊読みますよね。普通に考えたら。1時間半ぐらいかければ読めるんで」とのこと。
なぜ本を読もうと決めたのか聞いてみると、
「僕、学生のとき、勉強してないんですよ。ずーっとスポーツばっかやってて。本読まないとやばいなっていうのが、最初の危機感で。いろんなこと知らないといけないなと思って、新卒入る前から本読むことを習慣化したんですよ」
「ってなってからは、本から得る知識だったりとか、あの1冊ってすごいじゃないですか? その人の思いが、すごい書かれてるし。書くの大変だし、みたいなのでそういう物に触れようって、ちゃんと思えて、今ポジティブなんです。最初はかなりネガティブですよ。読まないといけないっていう、その恐怖感。で読んでたのが、今はポジティブに読んでますね」と語ってくれた。
“習慣化”というのは一つのキーワードだろう。
「習慣化でしょうね、たぶん。飯食うのと一緒じゃないですか。“あっ、よし今から本読もう”って思わずに、もう読んでるって感じですよね、気にせず。ただ時間が空いたから読もうとか、それこそトイレに入ったら普通にそこで開いて、読んでますね」
飯髙にとって読書は既に習慣として日常に溶け込んでいるようだ。
電車に乗ると、飯髙はTwitterを開始。
「こういう時間になると、Twitterしか触らなくなるので。あと業務連絡、全部返したり」
移動中は基本的にTwitterだという。
起床後もすぐにTwitter
電車を降りて歩きながら、再び飯髙の日常について話を聞く。朝起きる時間は決めているのか質問すると、
「起きるのは7時前後ですね」とのこと。意外と早めの起床だ。
「でも、めちゃめちゃ昨日飲みすぎた、みたいな日は8時です。それでも稀ですよ。ギリギリで起きるのは月2回あるかないか。あとは基本7時前後です。でTwitterしてます」
起きてすぐにTwitterをするのも飯髙の習慣だ。
時間管理について聞いてみると、
「僕できないです。昔からタスク管理できないんですよ。結局はタスク管理だと思うんですけど、今やるべきこと、優先順位っていうのを今日の日付で考えにするんじゃなくて、一応、立場上先のこと考えないといけないので、今自分のやってることがいつに影響が出るのか、新規のアポだと、直近からそのあとの数字じゃないですか」
「たとえば今活動している、登壇とかっていうのは、ものによっては直近の数字にはならないんですよ。でもホットリンク社のそれが、プラスになるんだったら、出たほうがいいって考えで、そうなると時間軸は長いけど優先度は高い。近いものだと、今すぐやったほうがいいし、時間軸が短いっていうものからやってくんですよ。目の前にある相対的にいろんなものがある中で重要なものを考えながら、それを取ってってやってくイメージ」
「細かいほうのタスクとかはうちのメンバーが全部拾ってくれるので。マジで、できないです。承認作業とか、マジでできない。いっつもメンバーに、申請書にお願いしてます」と語る。
そしてもう一つ、飯髙が習慣化していることを教えてくれた。
「本とかも別に読もうと思って毎日何時に読むとかっていうと、別にそうでもなくて。たとえば忙しかったりすると夕方ちょろっと時間できて、今こなすことがないんだったらさっと30分、本読むとか。ランニングは基本的に平日は定時ぐらいに上がれて、そのあとの会食だったり飲み会っていうのが遅い場合、隙間時間、1時間あればパッと走ってパッとシャワれば、10キロ走れるんで。ここで走るって感じですね」
なんと隙間時間でランニングまでしているという。
「月100キロ走るって、決めてるんですよ。でも全然ですよ、周りでやってる人からしたら。今月やっと、ジャストで100キロなので。今日走ったら110になりますね」
月100キロ走るというのも飯髙にとっての習慣の一つなのだ。
ホットリンク社のデスクはフリーアドレス
午前11時半。会社に到着。
しかしオフィスを見て、「席がない」と一言。
ホットリンク社では決まった個人デスクというものはなく、デスクはみなフリーアドレスなのだという。
午後12時。席が空いていないため次の打ち合わせ先へ移動することに。
「次のアポ終わって、昼飯食えたらいいですね。最近、会社の近くにある支那そばにはまってて、今年5回くらい行った」と笑う。
すると前方を指さし、「イケメンが来ますよ、うちの会社の」と飯髙。
その先で待っていたのは、ホットリンク社のイケメン社員。
「何でそんな芸能人みたいなんですか?」と笑いながら合流。ホットリンク社はイケメン率高めのようだ。
二人そろったところで、次は新規のアポの提案に向かうという。どんなことを提案するのだろうか?
「その企業の、SNSのアカウントの支援って感じですね。そのプロダクトをもっと出したいっていう」
そう言うと、飯髙は打ち合わせ先の企業へと入っていった。
今回の密着はここまで。次回は打ち合わせ後の密着からスタート。メディア運営・SNSマーケティングのプロの“自信と挫折”について迫る。
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