アメリカ映画

世代を問わずに楽しめる映画『ボス・ベイビー』の二度見ポイント! 3D×2Dで描かれる世界観は必見!【映画レビュー(ネタバレあり)】

上映日:2017年
製作国:アメリカ
上映時間:97分

監督:トム・マクグラス
原作:マーラ・フレイジー
脚本:マイケル・マッカラーズ
音楽:ハンス・ジマー、スティーブ・マッツァーロ
出演者:アレック・ボールドウィン、スティーブ・ブシェーミ、ジミー・キンメル、リサ・クドロー、マイルズ・バクシ、トビー・マグワイア、ビビアン・イー、エリック・ベル・Jr.
出演者(日本語吹き替え):ムロツヨシ、芳根京子、乙葉、石田明、宮野真守、山寺宏一

あらすじ:

両親に愛され、幸せな毎日を送っていた7歳の男の子ティム。ある日突然、彼のもとに弟だという赤ちゃんがやってくるが、黒いスーツとサングラス姿で手にはブリーフケースを持っていた。困惑するティムを尻目に、両親は赤ちゃんに絵本を読んだり、ハグをしたりと言いなりだった。やがてティムは、弟がベイビー株式会社の社員で、世界の愛情の比率が赤ちゃんより子犬に傾く中、発表される予定の新種の子犬の正体をつかむよう命じられていることを知る。

『ボス・ベイビー』予告編

『ボス・ベイビー』シングメディア編集部レビュー

「見た目は子供、頭脳は大人」と聞いて、頭の中に思い浮かぶのは、某少年探偵かと思います。では、「見た目は赤ちゃん、中身は大人(おっさん)」では、どうでしょうか。

……そうです、ボス・ベイビーです。

子どもから大人まで、世代を問わずに楽しめる『ボス・ベイビー』は、声を出して笑えるコメディ作品でありながら、家族愛についても考えさせられる作品。先日、続編が公開されたばかりということもあり、改めて見返そうと考えている方もいるかもしれません。

そこで今回は、『ボス・ベイビー』をさらに楽しむための二度見ポイントについて、ご紹介します。

『ボス・ベイビー』の二度見ポイント1:3Dと2Dの融合に子ども心をくすぐられる!

『ボス・ベイビー』の二度見ポイント1

今作は3DCGアニメーション作品でありながらも、所々に懐かしの2Dアニメ要素を盛り込んでいます。まるで昔の海外アニメを見ているかのような、懐かしい気持ちを覚えた方も多いのではないでしょうか。なにより今作は、見ているだけでワクワクする3D×2D風タッチを用いたシーンが多いのです。

現実世界を3D、脳内を2D風タッチで映し出す演出

ティムがボス・ベイビーの秘密を両親に暴露するため、ひとりで証拠を手に入れようとするシーン。作戦開始前までは、美しい3Dアニメによってティムの姿が映し出されていましたが、いざミッションが開始すると、画面は2D風タッチのティムの脳内妄想に切り替わります。現実世界を3D、ティムの脳内を2D風タッチと分けた表現は、鑑賞側の子ども心をくすぐります……!

そして、妄想のなかで忍者になり、思う存分、スパイ気分を楽しむティム。しかし、階段を降りようとした瞬間、足元にあるボス・ベイビーのおもちゃを踏んでしまい、一瞬にして現実世界に引き戻されてしまいます。このときティムの足元をよく観察して見ると、2D風タッチで描かれたティムの脳内映像のなかで、ボス・ベイビーのおもちゃだけが3Dで描かれているのです。

2D風タッチの世界に3Dで描いた小物を取り入れることで、違和感なく、3Dの世界に戻ってこられるという演出。細かい部分にいたるまで、こだわりを感じられます。

3Dと2Dの融合が美しい

また、今作にはティムの妄想のなかで3Dと2Dのタッチが美しく融合するシーンもあります。

作中中盤、監視役のユージーンから、逃げるティムとボス・ベイビー。必死で逃げきろうとするふたりの目の前に突如現れたのは、線路を通過する電車です。行く手を阻まれたふたりは、近くの工事現場の砂山を利用し、走る電車の上を飛び越えようとするのですが……。何とこの瞬間、ティムとボス・ベイビーは3Dで描かれているのに対し、背景の映像は2D風タッチで描かれているのです!またまた、鑑賞側の子ども心をくすぐります!

おまけに電車の真上を飛び越える瞬間は、完全なる2Dで描かれているという粋な演出。昔ながらのカートゥーンアニメを彷彿とさせるタッチに懐かしさすら覚えてしまいそうです。

ユニークなタッチで描かれているシーンも!

その他にも今作では、(2D風ではないものの)ユニークなタッチを用いて描かれているシーンがあります。それがワンワン株式会社の社長である、フランシス・フランシスが「my story」という名の自伝をティムとボス・ベイビーに読み聞かせるシーンです。

飛び出す絵本調で描かれたフランシスの自伝ですが、よく目を凝らして見ると、紙の折り目や切り目、影などが丁寧に描かれているのです。それだけではなく、細かい紙の質感まで凸凹で再現されていたり、カメラが180度回転する瞬間に紙の側面もしっかり映し出したりと、見返せば見返すほど、こだわりを感じられるシーンになっています。

まるでパラパラ漫画を3Dで見ているような不思議な感覚になる、フランシスの自伝本。3D技術すごい……!と、改めて思い知らされること間違いなしです。

3Dと2D、どちらの良さも味わえる

3D技術が当たり前になった現代だからこそ、時折、映し出される2Dやカートゥーン調のタッチは、昔懐かしい気持ちを思い出させてくれます。3Dと2D、どちらの良さも味わえる今作のシーンは、子どもも大人も、何度見返しても飽きない二度見ポイントになっています。

『ボス・ベイビー』の二度見ポイント2:ボス・ベイビーのかわいさが溢れ出ている注目ポイント

『ボス・ベイビー』の二度見ポイント2

今作の主役でもあるボス・ベイビーは、冒頭でもお伝えした通り、「見た目は赤ちゃん、中身は大人(おっさん)」という存在です。しかし作中では、喋り口調や態度から、おっさん要素が色濃く出てしまうため、もはやひとりの大人という扱いをされていました。そんなボス・ベイビーですが、実は何度見返しても癒される、かわいさ満点のシーンもあるのです。

一つひとつの動きがかわいい後ろ姿

愛らしい見た目をしているボス・ベイビーですが、二度見以降、特に注目していただきたいのが、彼の後ろ姿です。もうとにかく、この後ろ姿のキュートさが半端ないのです。

たとえば、ティムの家を初めて訪れた序盤のシーン。スーツにサングラスという不審者感満載の装いで現れたボス・ベイビーですが、後ろ姿がめちゃくちゃかわいいのです。短い足でテクテク歩きながら、お尻がプリッとあがる後ろ姿からは、まるで小動物を眺めているかのような癒しを感じられます。

また、両親がボス・ベイビーばかりを構い、自分は放っておかれているとベッドで泣き出すティムを励まそうとするとき。ティムが座っているベッドに自分も腰かけたいけど、どうも身長が足りない様子のボス・ベイビー。卓球のラケットを足場代わりに登るも、すぐに落ちそうになりジタバタし始めます。このときの後ろ姿も、これまたかわいい。何度もベッドを蹴りつけながら、必死で駆け上がろうとしている姿は必見です。

コミカルな動きは癖になる

作中では常に忙しく動き回りながらも、ときにコミカルな動きを見せてくれる、ボス・ベイビー。

序盤でティムに自分の中身が大人(おっさん)であるとバレたときも、特に動じることなく、「喋れるけど何か問題でも?」といった態度で、金庫に入ったミルクを飲み始めます。ミルクをシェイクしながら腰を振り、最後は片足をあげて決めのポーズを披露するボス・ベイビーですが、
真面目な表情で語りながらコミカルな動きを見せるというミスマッチ感は、見返せば見返すほど癖になりそうです。

赤ちゃんモードではかわいいの大渋滞が

そして、作中の中で(おそらく)一番ボス・ベイビーのかわいさが爆発しているシーンこそ、彼が赤ちゃんモードに切り替わる瞬間です。

特殊ミルクを奪われたことで、数時間おきに普通の赤ん坊に戻ってしまうようになったボス・ベイビー。段々と黒目が大きくなったかと思えば、突然泣き出したり、ひとりで大笑いしたりと、完全に普通の赤ん坊へと化してしまいます。このときの泣き声や動きが何とも言えないかわいさを放っているのです!

その後、よだれをまき散らしたあげく、自分が作った唾風船に慌て始めるのですが、眉をへの字に曲げ、「はっ!?」と驚く様子は、癒しそのものでしかありません。次々にかわいいの渋滞が起こる赤ちゃんモードのシーンでは、見返すたびにときめきを与えてもらえるはずです。

ひたすら癒される、かわいいボス・ベイビー

憎たらしい部分もあるけど、なぜか癒されてしまうボス・ベイビーという名の存在。全身のフォルムや表情からかわいさが溢れ出ているのはもちろん、細かい動きも見逃せません。ただ、ひたすら癒されたいときは、ボス・ベイビーのかわいさを見返す鑑賞方法もおすすめです。

『ボス・ベイビー』の二度見ポイント3:作中に隠された数多くの映画オマージュシーンを探そう!

『ボス・ベイビー』の二度見ポイント3

もしかすると今作を鑑賞したとき、初見であるにもかかわらず、なぜか既視感を抱いた方もいるのではないでしょうか。実は今作のなかには、アニメからアクション映画まで、数多くの映画オマージュが隠れこんでいたのです。

ファイルの置き換えは有名なあのワンシーンから

ワンワン株式会社内の一室で、企業秘密のファイルを見つけたティムとボス・ベイビー。持ち上げると罠が発動する仕掛けになっているため、代わりのファイルを素早く置き換えようとするのですが……。

こちらのシーン、ティムが「どこかで見たことがある」「他のファイルと置き換えなきゃ」と言っている様子からもわかる通り、インディ・ジョーンズの第一作『レイダース/失われたアーク』のオマージュになっています。

黄金像と砂袋をすり替えるシーンをそのまま再現しているのですが、見守るボス・ベイビーが両手をしきりに動かしていたり、立ち去ろうとした瞬間に台が沈みはじめたりなど、とにかく再現度が高すぎるのです。ティムを見守るボス・ベイビーの表情は、本家の映像と比較しながら見返したいほどの高いクオリティがあります。

言われて納得する細かいオマージュシーン

今作には、その他にも細かすぎるオマージュがまだまだ紛れ込んでいます。

たとえば、ティムとボス・ベイビーがおしゃぶりをくわえ、ベイビー株式会社の本社に飛ぶシーンでは、着地する際に床が大きく揺れるのですが、こちらは『マトリックス』のネオが飛行するシーンのオマージュになっています。着地後のボスのドヤ顔が印象的な、あのシーンです。

また、仕事参観に行くことになったティムとボス・ベイビーが身支度をしているシーンでは、頬にシェービングローションを塗られたティムが叫びだすという一幕がありますが、こちらは『ホーム・アローン』のケビンの姿を再現。やはり表情の再現度が高いです。

どちらも一瞬すぎて見逃がしがちではあるものの、言われてみると納得できるオマージュシーンになっています。

さりげなく映る小物にもあの映画が!?

また、今作に登場するオマージュは、有名なワンシーンを再現したものだけではありません。さりげなく画面内に映る小物のなかに、他作品が紛れ込んでいる瞬間もあるのです。

一番わかりやすい部分だと、ティムの部屋に置かれた目覚まし時計。朝の7時になると動き出し、ティムを起こしてくれる目覚まし時計ですが、「元気がないのは、あのドワーフのせいか?」「あいつに呪いをかけてやる!ここは通さんぞ!」と喋る様子を見て、きっとお気づきのことでしょう。そうです、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフが目覚まし時計として作中に登場しているのです。まさか今作のなかで、あの名台詞が聞けるとは、誰が予想したことでしょうか。

そして、ボス・ベイビーが本社と連絡をとるときに使用している有線電話機。画面外に見切れて映る瞬間も多々あるため、見落としがちなのですが、よく目を凝らしてみると、見覚えのある顔をしています。ええ、『トイ・ストーリー』に登場するチャターフォンです。こちらも意外過ぎる登場で、おそらく誰も想像していなかったことでしょう。

まだまだオマージュシーンはたくさん隠れている!

その他にも今作には、『メリー・ポピンズ』や『テレタビーズ』、『E.T.』など、有名作品のオマージュと思われるシーンが数多く隠されています。ただ見返すだけではつまらないという方は、オマージュシーンを探しながらの二度見鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

続編を鑑賞するときは、第一作の二度見も!

3DCGを駆使したアニメーション作品『ボス・ベイビー』には、2Dアニメ要素やオマージュシーンなど、繰り返し見て楽しめるポイントが盛りだくさん!絶妙なフォルムが特徴的なキャラクターたちから、癒しをもらえる作品でもあります。続編を鑑賞するときは、ぜひ、第一作もあわせて見返してみてください。

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WRITTEN BY
シングメディア編集部

映像・動作制作を手掛けるTHINGMEDIA株式会社のメンバーで構成しています。制作現場で得た映像・動画の知見をお伝えしていきます。