今回は2023年度に入社したメンバーのうち、新卒入社した中島さんへのインタビューを実施しました。
インターンについて、そしてTHINGMEDIAについて。
率直な思いを語ってもらいました。
商学部から映像の世界へ飛び込んだ「はぐれもの」
THINGMEDIAのことを知ったのは大学4年の頃です。就職を希望していた映像制作にまつわる業界や会社について調べていたタイミングでした。インターネットで検索をしていくうちにたまたまTHINGMEDIAが運営している映像特化型WEBメディア「シングメディア」の記事に辿り着いたんです。そこで「この記事を書いている会社はどんな会社なのだろう」と思い、運営会社についてクリックしたところから現在に至ります。
僕自身は商学部出身なので、学部には銀行や不動産関係に就職する予定の友達が大半です。当然、商学部ですし、セオリー通りに考えれば僕もそんな友達の影響を受けるものですが、当時の僕は手堅い大手の企業に勤めると、定年退職したあとの人生がつまらなくなるのではないかと思っていたんです。そこで、趣味で制作していたVlogの延長で何かできないかと映像制作業界に興味を持ったという流れでした。
ただもちろん、周囲には「やりたいことをやるべきだ」といったスタンスを持つ人も多くいました。彼らは一般企業への就職に限らず、料理人やモデルなど、自分のやりたいことに取り組んでいたので、そんな姿を見て後押しされたところは大きいと思います。
そんなことから、僕はTHINGMEDIAの企業HPをクリックして、募集も出ていなかった新卒採用をしているかどうか問い合わせました。調べると前年に3人が新卒入社していたことがわかっていたので、意を決して連絡してみた形です。その3人の当初の印象はヒゲ面の人、金髪の人、サラリーマン…と、個性豊かすぎて本当に新卒なのか?と思っていました。問い合わせたのはGWのタイミングだったので日程の調整に苦労しましたが、ひとまず面談の日程が決まったときは嬉しかったです。
オフィスに訪問すると、新卒採用を検討してくれるのか、代表の田中さん、取締役の佐藤さん、コーポレートメンバーの莉雪さんの3人が迎えてくれました。話したのは1時間ほどでしたが、まさか3対1とは思っていなかったのでかなり緊張したのが正直なところです。なので実は、天候が悪かったこと以外の詳細をあまり覚えていません。ただ服装がスーツだと堅すぎるかなと思いつつ、カジュアルすぎない服装ってなんだろう、とかなり迷って向かったことだけはよく覚えています。結局、その日の面談では5月中旬からインターン生として働いてみることになりました。
就活はTHINGMEDIAだけ。インターンを経て得たもの
面談を終えて帰宅してから、息抜きにYouTubeを視聴していました。そこで、ハイファイブのCM(5秒広告)が流れたのですが、かっこよくて久しぶりに広告をスキップせずに見切ったんです。気になってどこの会社が映像制作を担当したのかを調べると、なんとその日面接に行ったTHINGMEDIAでした。ただ後から地獄のような現場だったと聞いたときはなんとも言えない気持ちになりました。笑
映像制作をやりたいとはなんとなく漠然と思ってたので、実際に制作過程を見たり、やってみたりできるのは本当にありがたかったです。業界を知るきっかけになると思っていたので、とにかくがむしゃらに頑張ろうという気持ちでした。
そして5月中旬からTHINGMEDIAに出社するようになりました。初日はまず、あびさんと会社で利用するSlackなどのツールを設定して、実務は間地さんから教えてもらう流れでした。最初は間地さんに対してイカつい印象があったのですが、現場でピシッとするというか、スイッチを切り替えて働く姿を見てイメージがガラッと変わりました。
夏頃から、僕の少し遅れでXX(インターン?)の秋吉もチームに合流しました。この頃には僕は現場で主に配信を担当していたのですが、秋吉の合流をきっかけに教える立場になったとき、どの機器を使ってどのケーブルで接続するかなど、“なぜそうなのか”を説明する難しさを知りました。自分がただ指示通りに行動していたことに気付けたのは大きな変化だったと思います。人に教えることは難しいのだと学べたのは刺激になりました。
夏には面接が1回あり、内々定をいただいたのは8月か9月頃だったと思います。機械を操作するのは好きなほうだったので、配信ではスイッチングを担当し、同じチームメンバーの杉本さんたちから褒めてもらえるようになったのは嬉しかったです。大学の授業がほとんどなかったので、インターンに集中できたのも個人的にはよかったと思います。内定通知書にはみなさんからのコメントを集めていただいていて嬉しかったです。
THINGMEDIAへの入社を本気で決めたのは、いま振り返ると正直、インターンで誘っていただいたはじめての面接のタイミングが全てだったと思います。なので内定をいただいて安心しましたし、もらえるように働こうと思って飛び込んだので入社は必然的でした。
あとはTHINGMEDIAがインターンという立場でも一定の裁量を任せてもらえることと、自分の意見を聞いてくれるのでそこも決め手になった気がします。「まだまだ知らないからだよね」などとはならないので、一緒に会社や作品をよりよくしていける環境が居心地よかったです。
例えば夏頃、THINGMEDIAでとあるプロのゲームチームの映像を制作することになったのですが、僕はもともと彼らのことが好きだったので、この人のこの場面がいいですとか、こんなシーンを取り込んでほしいなどの意見をする機会がありました。すると制作を担当していた三原さんや白川さんがしっかりと意見を汲んでくださったので嬉しかったです。
正社員になって気付く会社と自分の在り方
この4月から正社員として入社しました。インターンをしていた頃は割と固定化されたチームの中で業務をこなしていましたが、入社してからは様々な案件に参加できるようになって勉強になりますし、他の社員の人となりも段々とわかってきました。
それこそザ・映像制作といった撮影や編集面での技術もそうですし、カメラマンや照明との調整、演者のマネージャーとの連絡などビジネス面でも学ぶことが多いです。例えば連絡一つとっても、メールだったらどんな文面を送ればいいのか、どのようにすれば失礼でなく簡潔に送れるかなどを考えることは難しいのだなと思いました。初めの方は毎回チェックしてもらって送っていましたね。いまでも連絡はすごく苦手意識があるのですが、徐々にできるようになったかなとは思います。
特に“社員になったな”と思うのは、月曜のPr会(プロデューサー会議)です。会社の成長のために売り上げをあげるべくあれこれと試行錯誤するのは身が引き締まります。お金の面や責任が見えるとやる気にもなるので、みんなでやべーと言いながらでも課題を解決して乗り越えていけるといいですよね。あとは会社のビジョンとして掲げている「2025年までに、映像制作業界の仕組みと働き方のニュースタンダードを作り、渋谷最強の映像カンパニーとなる。」を実現するにはどうするか。実は最初の面接で「質問ある?」と聞かれたので、2025年まで〜は、どうやってなろうとしてるんですか?と聞いたら、「じゃあ逆に、いまの映像業界の課題ってなんだと思う?」と聞かれたんです。正直、“うっ!”となりましたし、我ながらそのときは何も知らなかったなと思います。いまは誰も不幸せにならない働き方というか、無理はするんですけど業界をよくする取り組みが増やせたらいいなと思います。
あと個人的には、入社して1週間経った頃、裏の倉庫が汚すぎるので掃除してくれと依頼されたのが一番大変でしたね。最初は他の案件も担当していなかったので、本当に掃除しかすることがなかったんです。なのでもちろん綺麗にするための掃除をするわけなんですが、掃除をすることにも意味をつけてやらないと、このままずっとただ掃除だけしてる人になるかもしれない!と危機感がありました。そこで掃除をしながら、機材をどのように整理しておけば清潔な状態を維持できるかを考えて資料化しました。資料作りの仕事も制作上いっぱいあるので、その資料自体も工夫してつくりましたね。“こんなふうに見られたらいいな”というか、資料作りだけでも任せてもらえるとか、かっこいいじゃないですか。THINGMEDIAの行動指針にある「圧倒的前向き」、「King of 好奇心」などは心に刺さっています。というのも、最初は何もわからないので後手になっちゃいがちだったり、様子を伺いがちだったりするんですけど、でもそれじゃ意味がないよねってことは入社してから一番感じているところだと思います。
特にいまのTHINGMEDIAで活躍している人の共通点は「前のめりさ」があるかどうかだと思います。白川さんが担当している「ブルーロック」では渋谷の占領を考えていたり、久保田さんのMVがバチっとキマってたり・・・。皆さんのいいものをつくろうとしている姿勢から学ぶことは多いです。
エクストリームギークで次の挑戦へ
最後に、これからTHINGMEDIAで働きたい人に向けてメッセージを送るなら、やりたいと思ったことがあれば、どんどん挑戦するようにとアドバイスしたいです。映像業界に進む人はいまなかなかいませんが、最初は誰もがゼロからスタートです。僕自身もまだ0.1くらいのレベルで、まだまだノビシロがあると思っています。なのでそこをチャンスと捉え、逃さないようにしてほしいと思います。そのチャンスを逃したらまた次のチャンスは遠いと思うんです。なのでやりたいときにやりたいことをやってほしいなと言葉をかけたいです。
僕自身、自分が興味を持ったことや疑問に思ったことを何でも質問できることと、わからないことがあればちゃんと「わからない」と言えるかどうかはとても大事だなと感じるようになりました。なんでも好奇心を持って遠慮せずに質問していけるかどうかは重要だと思います。
あとは、映像制作とは関係のないことでも、自分のマニアックな趣味やオタクな部分がある人は、絶対に映像に絡めることができるはずです。そこから会話が弾み、新たなことに挑戦することができます。THINGMEDIAでは「エクストリームギーク」なんて表現していますが、これ好きっすってのがある人は活躍できるんじゃないかなと思いますね。ぜひ一緒に働きましょう!
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