THINGMEDIAの「人」

THINGMEDIA新体制。「抜擢」された3人へ問うこれからのこと

THINGMEDIAは今季から社内体制を新たにし、キックオフしました!

そこで今回は、この体制変更に伴い抜擢された3名にお話を伺いました。

 

インタビュイー:左から

  • 三原:Div1部長/執行役員
  • 田口(しょーご):Div2総大将
  • Jacky:Div1ディレクター部門、リーダー

3人を抜擢した理由

ーまずは現在担当されていることを教えてください!

jacky(以下、敬称略):

Div1と呼ばれるディレクター部門のリーダーになりましたジャッキーです。メンバーはあと2人、計3名のチームでのリードを担当しています。僕が抜擢されたのは社会性や常識を「外さない」ところ、あとはコミュニケーションの部分などで信頼していただけたのが理由かなと思っています。

チーム内ではツール・notionを活用してナレッジや気になった映像をシェアしたり、今までのワークフローを整理したりして、「チームとして機能する」ように介在価値を生みだそうとしているところです。

 

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田口:

社内ではDiv2と呼ばれる部門で総大将をしています。テレビ業界での経験などが抜擢された理由だと思っています。チームではリーダーたちに頼りながらも責任をとったり調整したりで、みんなの個性を活かせるように仕事を進めているところです。このチームが成長することで“シングメディアっていいよね“が増えるような活躍ができるように仕事をしています。

 

三原:

Div1で部長 兼 執行役員をしています。これまでの成果を評価してもらって執行役員に抜擢されたと思っています。これからは映像制作についてだけじゃなくて、会社全体をよりよくしていこうと意気込んでいるところです。

 

田中(THINGMEDIA代表):

jackyはスキルはもちろん、話すのが上手いし、しっかりしたコミュニケーションがとれるから信用しています。しょうごさん(田口)は、「ぽい」。「っぽさ」って大事だと思ってて、彼の場合だと総大将感があるなと。ドーンと構えて、チームメンバーの底上げというか、いいところを引き出してくれるといいなって思っていますね。三原を抜擢した理由はいろいろあれど、新年に行った経営合宿でプレゼンしてくれた内容が個人目線じゃなくて経営目線だったのが抜擢の理由として一番大きいと思います。

それぞれのメンバーを抜擢することで視野が広がったり、責任感が強くなったりしていると思うので、良い抜擢だったと思っています。それぞれがよりよいものをつくっていってくれるといいですね。

 

ー 自分たちにとって良いものをつくるとはどういうことですか?

Jacky

大前提はクライアントが納得する映像をつくることだと思ってます。ただ、自分たち的にはもっと踏み込んで、ファンの期待を裏切らない映像をつくることが、いいものづくりなのかなと思います。例えば最近だとSNSに映像をアップするのがほとんどですが、コメント欄が閉鎖されているものを見かけると作った映像がファンに伝わっているのか不安になりますせっかく双方向でのコミュニケーションができるwebsns)上で一方通行なやり方をしてしまうのは非常にもったいないですね。ファンの正直な反応をしっかり受け止めれる映像を作っているのがTHINGMEDIAの売りでもあるので、再生回数だけでなくコメントの質が高く量が多いのが理想な状態じゃないでしょうか。

 

ーどんなときに達成感を感じたり、それが成し遂げられたと感じたりしますか?

田口:

イベント運営と配信を主軸に担当していると、クライアント先の関係者が多くなります。だからこそ大事にしているのは、会社の文化やノリを体現することです。あとはクライアントに寄り添って企画を形にしていくことで、会社のメンバーたちが喜ぶことを重要視しています。今日ちょうど「田口さん・シングメディアに頼んでよかったです」とメールがきました。こういったクライアント先の関係者全員からいい評価をもらえる瞬間は嬉しいですし、やりがいを感じます。ただ、今後は担当するイベントの規模がさらに大きくなることが考えられるので、クライアント向けかファン向けか、規模が大きくなるにつれての対応の変化にはすでに課題が見えている状態です。Jackyが話したようなこともさらに考慮しながら、どちらに向けるかという極端な考え方より使い分けられるようになりたいですね。


三原:

2人と同意です。映像制作会社は差別化が難しく、クリエイター頼りが強い傾向にあり前線から置いていかれるシーンをよく見てきました。どうにか並走していく為にはプロダクションにも特性があり体制も最適化するのが望ましいです。THINGMEDIAだと「ゲーム」です。それぞれの得意ジャンルも違ってくるので、価値が最大化できるようなメンバーを選んで制作に取り組んでいます。そうすると軸がブレることがないので良い仕事になります。

 

徹底的に魅力を“理解する”強さ

ーみなさんが思う、THINGMEDIA“らしさ”や強みを教えてください!

三原:

人材だったり技術だったりの総合的な観点で、ゲーム映像制作は日本一だと思います。また、いびつな型のメンバーが多く、群れで戦う感じはらしさであり、ある種の強みだと思ってます。

 

Jacky

ゲームの映像制作を行う「CONTINUE」では、それぞれの案件(ゲーム)をしっかりプレイして理解したうえでどの魅力を引き立てるかを考えて制作に取り掛かるのが多分一番大きな差別化であり強みだと思います。ゲームのストーリーに詳しくないとダメというか。例えば、ゲームに詳しくないと、ぱっと見、背景要素として処理されてしまうようなキャラクターやオブジェクトの意味合いを無視した映像を作りがちです。本当に背景のモブキャラはそいつでいいのか?などなど。特にシリーズものだと歴史があるので、キャラクターや背景、モーションの種類などでも細かいコンテキストがあり、仕掛けられるイースターエッグ要素でファンへの訴求度は大きく変わってきます。

この一つのゲーム対してめちゃくちゃ誠実に映像を作っていくスタイルは他の会社ではなかなかできないし、クライアントにもそこを評価していただいてると思います。

 

田口:

THINGMEDIAらしさとしては意識してないんですけど、例えば社員総会の運営や配信を担当するときは、その会社のコアなファンになるまで徹底的にリサーチし、自分の中で魅力を理解して、企画やコンテンツに落とし込むようにしています。“相手を理解する”“好きになる”は、もはや無意識の域で必ずやってる気がします。クライアントに要望や課題を聞くだけじゃだめなんですよね。

ーそこまでやってくれる人ってあまりいない気がします。

田口:
ありがとうございます。
それが肌感として、いいねを生んで、リピートに繋がっていると思います。

 

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ーいまのこの状況で成果を出すために意識しなきゃいけないことは何でしょうか?

三原:

映像だけ知ってても同じ目線で会話ができないので、共通言語を増やし、フラットで継続的なポジションを意識してます。

 

田口:

イベントチームだけで言うと、自分たちの特徴や個性を明確にしていくことだと思っています。現時点では、ゴールデンを担当する構成作家やTVディレクターが仲間にいること。その仲間たちがいることで、社内イベントやウェビナーなど、構成や台本などが必要なシーンでの価値はかなり高いものが作れるようになってると思います。

 

Jacky

「CONTINUE」は始動から1.5年ほど経ったいま、チームメンバー各々がつくるものが似通ってきているなと思っているところはあります。その意味ではまだまだインプットを増やさなきゃだと思いますし、いまあるやり方を擦りすぎないようにしたいと思ってます。

 

強いチームをつくるために

ーチームをより強くするためにやりたいこと、挑戦していることはありますか?

三原:

最終的に残るのは、共感性や透明性があって、嘘偽りがない企業だと思います。表面的だけでは淘汰されてしまう、みたいな危機感は常にあります。「CONTINUE」で言えばスタートからゲーム好きのメンバーが集まってやってきているんで、採用基準も“ゲームが好きか”?です。そんなメンバーが集まるチームであり続けたいとは思います。

ただのゲーム好きだけが集まっても仕方がないので、力を発揮できる環境や経験を提供して価値を出してもらってます。とにかく繰り返すことで後に続く人は現れるので、目の前の事に全力で取り組んでいくで良いと考えてます。

 

田口:

チームメンバーそれぞれが得意なものがMVだったり、ドキュメンタリーだったり本当に全然違うので、変にまとめて小さくするのではなく、各々のいいところを引き出して広げていくとができたらと思っています。最終的には、イベントという大きな括りの中でその個性が掛け合わせられると強いチームになるんじゃないかなと思ってます。

 

Jacky

僕らのチームはまだまだ各々が個性で戦ってる感じなので、チーム感を醸成することからかなと思います。うまくいった案件でのポイントや、失敗したポイントなどを腹を割って共有し、なかなか普通のクリエイター同士では聞きづらい秘伝のタレをチームで作っていければと思っています。

 

-ちなみに、100%が理想だとしたら現時点は何%でしょうか?

三原:

10%くらいです。まだ代表作を作れてないと思っています。eスポーツやゲームイベントなど、映像制作の枠を越えた関わり方には挑戦していきたいです。って考えると2%くらいかも。

 

田口:

俺も全く同じで、いま2%くらいかな。俺もはやく映像制作会社的なものづくりから離れて、もっと複合的なことにチャレンジしたいですね。例えばイベントを軸に、お笑いなどにも挑戦したいです。

 

Jacky

僕も2%ですかね。映像をつくるのは好きで、ある程度までの成長は見込めています。ただ、つくり続けるのはある意味一番しんどいじゃないですか。例えば某アニメ会社は不動産で儲けているところもあるので、映像制作以外のIPを作りたいですね。いまいまは楽しいからいいんですけど、年取ったらこんなに無理ができないので、それが課題ですよね。


三原:

本当そうですよね。企みは色々とありますが最終的には人間らしさを大事にしないと、想像できる事しか起きないので感性を大事に皆で頑張っていきたいです。

 

 

 

映像制作に限らず、広義な意味でチームやクライアントすらもディレクションするメンバーが集まっているTHINGMEDIA。今後の3人の活躍もたのしみです!