こんにちは、シングメディア編集部です。
ジャンプカットの効果が知りたい、ジャンプカットの活用例が知りたい・・・。
そんな「動画制作を勉強中のジャンプカットについて知りたいあなた」は必見です。
映像が不自然に見えてしまうジャンプカットは基本的に避けられる編集手法ですが、あえて使うことで得られる効果もあります。YouTuberがジャンプカットをよく使っているのもそのためです。
そこで今回は「ジャンプカットの効果と使用例」をご紹介します。
『勝手にしやがれ』が発祥! 「ジャンプカット」とは?
ジャンプカットとは、映像の連続性を無視してカットとカットをつなぎ合わせ、時間やアクションが急に飛んだような印象を与える編集手法です。
映像を編集したことが視聴者にわかってしまい、違和感があるため基本的には避けられる編集手法ではありますが、意図的にジャンプカットを使う例も多くあります。
たとえば階段を上る、着替えをするなどといった長い動作の途中をカットして短くし、テンポの良さを演出するといったときに用いられることが多いです。
ジャンプカットの発祥は、ジャン・リュック・ゴダールの長編映画『勝手にしやがれ』(1959年・フランス)だと言われています。
当時、制作した映画の上映時間が長すぎるということでプロデューサーからフィルムの短縮を求められたゴダールは、フィルムをランダムに切り貼りして短縮しました。
その結果、後に「ジャンプカット」と呼ばれるようになる画面が飛ぶようなコマ送りの映像が出来上がり、スピード感のある独創的な作品として評価されるようになったそうです。
YouTuberも多用するジャンプカットの効果とは?
YouTuberが多用している編集手法としても知られるジャンプカット。
ジャンプカットを用いることで、たとえば階段の下にいた人が急に階段の中間地点、そして一番上にポンっと瞬間移動したように感じさせる映像にすることができます。
こうしたジャンプカットは視聴者に違和感を感じさせるものでもありますが、驚きを与えたりテンポの良さを感じさせたりする効果も大きいです。
短い映像の多いYouTube動画の場合、長い映像をダラダラ見せていてはすぐに視聴者が離れて行ってしまいますから、テンポは重要になります。
そのため言葉に詰まったり「えーと」「うーん」などと言っている余分な時間、空白の時間などはどんどんカットしていき、必要な部分だけにギュッと映像を凝縮する必要があるのです。
その結果、次から次へと情報が発信される刺激的でテンポの良い映像になるため、視聴者離れを防ぐ効果もあります。
忙しいYouTubeユーザーの心を離さずページ変遷をさせないためには、ジャンプカットが有効な編集手法となるわけです。
やり方を学ぼう! ジャンプカットの使用例
ジャンプカットのやり方は簡単。連続した映像をレーザーツールにて適当な間隔でカットし、間を抜けばOKです。
ではジャンプカットがどのように使われているのか、映画やYouTubeの動画を実例として見ていきましょう。
映画の実例:『青春デンデケデケデケ』ジャンプカットのシーン
映画『青春デンデケデケデケ』では、着替えのシーンでジャンプカットが使われています。
着替えのシーンにジャンプカットを使用することで、テンポ良く時間の経過を表現していることがわかります。
YouTubeの実例:【好きなことで、生きていく】『レペゼン地球-DJ社長-』
こちらはDJ集団『レペゼン地球』のDJ社長によるYouTube動画で、全編にわたってジャンプカットが多用されています。
ジャンプカット編集で不要な個所を削ることにより、ひたすら語りまくっているように見えるのが特徴。
この独特のテンポ感が、視聴者に強烈な印象を与えています。
40分もある動画ですが、ジャンプカットを効果的に使うことでテンポが速く無駄がなくなるため飽きることなく視聴することができるのです。
まとめ
「ジャンプカットについて知りたい」という方のために、ジャンプカットの効果と使用例をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
通常は避けられがちな編集手法であるジャンプカットですが、効果的に使うことでテンポの良い印象的な映像・動画にすることも可能です。
あなたがジャンプカットを映像・動画制作にうまく活かすことができますように。
最適で最善で最高な「BBBプロデュース」を提供します
THINGMEDIAでは、ゲーム特化の映像制作「Chunee」、Web/アプリ・SaaS特化の映像制作「CX BOOST」、オンラインイベント・配信番組プロデュース「SNATCH」など、映像にまつわる幅広いサービスを提供しています。
ぜひ一度、当社のサービスをご覧ください。