LP(ランディングページ)制作をメインに、リスティング広告やWebマーケティング全般を手がけるデジタルマーケティングエージェンシー、株式会社FREE WEB HOPE代表取締役の相原祐樹さん。
2011年9月に東京の神田で創業し、現在8期目。「売れるWebサイト」を徹底的に研究し、クライアントが後を絶たない企業に成長させてきました。
今回はそんな株式会社FREE WEB HOPE代表取締役の相原祐樹さんに、
「LP(ランディングページ)制作を事業のメインにしたワケ」
「今後のLP制作業界はどうなる?」
「受託などの労働集約型の業界予測」
「ベンチャー社長の貯金事情」
「自社のやりがい、魅力」
「いま求めている人材はどんな人?」
を語っていただきました!(ちなみに、相原と佐藤と田中は同じ中学校の同級生でもあります)
<聞き手=田口将伍(店長)、佐藤一樹、田中博之>
LP(ランディングページ)制作を事業のメインにしたワケ

デジタルマーケティングって、具体的にいうと……?

マーケティングといってもかなり広いんだけど、FREE WEB HOPE(フリーウェブホープ)で主にやっているのは、ランディングページ(LP)っていう集客に特化したページを作って、そこに広告を流す、っていうのが一番多い。
基本的には上流から下流工程まで、戦略を作るところから制作などの手を動かすところまで、全部やります。
一番多いのはプロモーション用ですね。

どうしてLP制作がメイン事業になったの?

これはほんとたまたまで、LPという存在を知ってて始めたわけじゃなくて。
もともとテレアポの営業が自分のファーストキャリアで、そのときはリスティング広告を販売してた。売って売って売って売って売りまくってたんだけど、成果が出ないケースもけっこうあって。
「広告はいいのにサイト(LP)がショボすぎて成果が出ない……」というパターン。
そんなあるときに「この広告にかけてるんです!」というクライアントさんに出会ったんだけど、広告を販売した時点で成果が出ないのはだいたい予想がついていて、このサイトじゃ厳しいじゃないかな、、、と。
その商材は1つ300万円もする業務用脱毛器だったんだけど、「もし自分が営業だったらこういう風に売る」っていうトークを書いてクライアントさんに渡して「この文章をそのままサイトに掲載してください」ってお願いしたら、初月で2つ売れた。
そのときに「やっぱりサイトに営業トークをしっかり記載すればこうやってちゃんとマッチするんだな」って思って、よくよく調べてみたらランディングページ(LP)ってのがあって、そこで初めて知った。
そのときに見たのは情報商材のLPだったんだけど、やっていること自体は自分のやっていることに似てるなと思って「これを怪しい感じじゃなくてもっと綺麗にできないかな」っていうのがスタート。
その当時はまだ楽天とか情報商材のページとかってゴチャゴチャしたものが主流で、LPの認知もぜんぜんない時代で、LPの説明をしても「ああ、あの怪しい感じのやつね」みたいに言われてたところからスタートしたのが始まり。
現在のLP制作業界ってどうなの?

いまLP業界ってどうなの?

毎年「来年にはないかもしれない」と思いながらやってるんだけど、毎年需要は上がってる。

上がってるんだ?

うん、毎年上がってる。

なんで上がってるんだろう?

LPって1ページだけだから、けっこうサクサク作り変えるっていうのが一つ。
あとは作って終了というより改善を回していくことが多いし、新商品が出たらまた新たなLPが必要になってくるし、という感じで。

じゃあ全国の会社さんを行き尽くしてもう需要ないよ! ってことにはならないんだね。

そうそう。
5年後、10年後のLP制作業界はどうなっていると思う?

正直わからん! ただ、受託とか労働集約型のビジネスって経営効率悪いよねって言われがちだけど、今後間違いなく需要が増えていくと思ってる。
理由はすごくシンプルで、働く人が減っていく中で、よりみんながコンサルとかの上流工程に行けば行くほど下流工程の人間が少なくなってくるから、案件が集中する。
LP制作に限った話でもこの8年間やってきた中で、もやは同業の競合は見なくなった。みんなやめていくから。
「無料で作ります」「成果報酬型です」みたいな会社の広告が出ていた時期もあったんだけど、みんないなくなった。

なんでいなくなったの?

シンプルに儲からないんだと思うよ。これで儲けるのはなかなか難しいよ。
労働集約型のビジネスって利益出すのが難しい、けっこう工夫しないと利益が出ない。でもうちみたいに長年やってると、そこも最適化されてくる。

儲かってるの?

ギリギリなんとかやれてるって感じ(笑)。

じゃあ、願わくばLP制作の仕事やめたい?

いや、やめたくないね。そもそも作ることがけっこう好きなんだよね。
Webの制作とか、なにかをチームで作って、流していく、っていうのが好きだから、利益が出ていればやっていきたい。
将来的には売上比率が逆転することもあるかもしれないけど、続けていきたいね。

ほんとシンプルな話、最後まで立ってたやつが勝つよね。
ベンチャー社長の貯金事情を教えて!

じゃあ話を変えて、いま貯金はいくらある?

貯金はほんとに全然ないよ。俺、フルパワーで使うから。

笑。

銀行口座にお金があると焦るタイプ。

え、どういうこと? じゃあちょうだいよ。

なんで残してるんだろう? 何を守ってるんだろう? って思っちゃう。

じゃあどこかに行ったりとかに使う感じ?

そう、全部使う。ほんとに全部使う。

お金をたくさん使うのって、意外と難しくない?

大きく使うのはほとんど旅行だね。旅行か、ゲームに課金してる(笑)。
ゲームほんとに、10万円とか課金するから。

ヤバい課金者だからね、昔から(笑)。

スタートダッシュでとりあえず10万円突っ込む、みたいな(笑)。

次回、相原の課金マイライフってのもやろう。
株式会社FREE WEB HOPEのいいところは?

マーケティングの知識だったり、スキルとか経験を得られるところだと思う。
インハウスマーケティングと、うちみたいな受託でやっているマーケティングがあって、どっちもいいところがある。
自社のプロダクトを世に広めるためインハウスマーケティングと、うちみたいな受託でやっているお客さんのプロジェクトを世に広めるためのマーケティングがあって、どっちにもいいところがあるけど、お客さんのプロジェクトだと職種も無数にあるし、毎回違う。
ある日は朝に法律事務所に行って、そのあと浮気調査の探偵事務所に行って、夕方は結婚相談所に行く、みたいな。1日で。真逆のスイッチを入れなきゃいけないけど、いろいろな業種を経験できるのも面白いところだと思う。

うんうん、俺らの映像制作とも近い感じあるね。
デジタルマーケティングのベンチャー社長はいまどんな人材を求めている?

圧倒的に新卒。新卒採用を気合い入れてやっていこうと思ってる。
いまは中途採用がやっぱりメインなんだけど、そもそも「新卒だとできないできない」っていう時点で再現性がないビジネスをやっているわけだから、そのためにも新卒でもできる商品を設計していってるし、そこでやっていかないとダメかなっていうのはある。

じゃあようやく新卒を取れるようになってきたの?

もう昔から新卒採用やらなきゃって思ってたんだけど、やっぱり経験とかが必要になってくる業務だからなかなか難しい部分もあったんだけど、「10名採用すると決めた。よし、どうしよう」って進めてる。
いまはもう、12か月で一人前のコンサルタントになれるカリキュラムを、1日単位で何するかから作ってる。しっかりコンサルティングができる実務能力が12か月でつけられるなら、優秀な新卒にとってもうちに入るメリットになるし。
デジタルマーケティングのコンサルティングの将来性は?

これは募集要項にも書いてあるんだけど、いまコンサルティングをやるってときには、だいたい最低でも1時間で10万円はいただくようにしている。
「顧客の課題をマーケティングの力で変えていく」っていうスキルを身につけると、時給10万円以上の道もあるよ、っていう。
意外とこの業界は稼げるぞ、と。

なるほどねー。

なんか結局最後はお金の話になっちゃったね。

笑。
まとめ

ほんと、こんな話ができるようになると思ってなかったよね、中学時代は。

20年前くらいになるもんねー。

いまからその章に突入する?(笑)

それはめちゃめちゃ長くなっちゃうから、またの機会に(笑)
というわけで『Created My LIfe』第一回のゲストは株式会社FREE WEB HOPEの相原さんでしたー。

パチパチパチ。
動画版はこちら
音声版はこちら
株式会社FREE WEB HOPEについて
コーポレートサイト
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