こんにちは、シングメディア編集部です。
YouTubeに広告を出稿したいけれどYouTubeの利用率や年齢層が気になる、YouTubeは若い世代が多そうだけど実際の年齢層や男女比はどうなんだろう・・・。
そんな「YouTubeの利用率や年齢層が知りたいあなた」は必見です。
YouTubeでマーケティングを行う際、YouTubeユーザーが自社のターゲット層と合致するかどうかという点は大きな問題となります。そのため事前にユーザーの年齢層や男女比などは確認しておくことが大切です。
そこで今回は、「2019年におけるYouTubeの利用率、年齢層、男女比」をご紹介します。
10代~40代で90%以上! YouTubeの利用率・年齢層
今や誰もが知っていると言っても過言ではないYouTube。世界中でさまざまな属性の人が利用しているサービスであるため、広告を出せばたくさんの人にアプローチすることが可能でしょう。
とはいえYouTubeというと、若者が利用しているというイメージが強いですが、実際のところはどうなのでしょうか?
令和6年6月に「総務省情報通信政策研究所」が発表した『令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』のデータによると、令和5年度におけるYouTubeの利用率は全年代で87.8%とのことでした。
年代別にYouTubeの利用率を見ていくと、次のような結果になっています。
【年代別YouTube利用率】
- 10代……94.3%
- 20代……97.2%
- 30代……97.1%
- 40代……92.0%
- 50代……85.6%
- 60代……66.3%
幅広い世代の人がYouTubeを利用しているということがわかりましたが、特に10代~40代では90%以上の人が利用しているという驚きの結果でした。
なお全年代のYouTube利用率87.8%のうち、YouTubeへの書き込み・投稿を行っている人の割合は3.9%という結果に。大多数が自分で動画を投稿するというより、動画を視聴するという目的で利用していることがわかりました。
また2024年に、若年層を調査するアンケートメディア「TesTee Lab」が10代~20代の男女モニター1,639名(中学生458名、高校生580名、大学生601名)を対象に行った『YouTubeに関する調査2024年上半期版』では、YouTubeを利用する人の割合が以下のようになっています。
【中学生・高校生・大学生のYouTubeユーザーの割合】
- 中学生……79.8%
- 高校生……78.4%
- 大学生……76.9%
中学生・高校生・大学生すべてにおいて、8割近くの人がYouTubeを利用しており、そのうち毎日YouTubeを利用している人の割合は、中学生が74.9%、高校生が74.8%、大学生が71.7%だということがわかりました。
これだけ多くの人が利用している以上、YouTubeをマーケティングに利用しない手はないと言えそうですね。
特に10代、20代の若者をターゲットにしたサービス・商品の場合には、YouTubeは非常に効果的にアプローチできる媒体であると言えるでしょう。
なお学生におけるYouTubeの利用タイミングについては、第1位が「休憩中」で、中学生の割合が81.0%、高校生が78.1%、大学生が74.7%。第2位が「就寝前」で、中学生の割合が48.0%、高校生が46.7%、大学生が48.4%という結果に。
多くの学生が休憩中や就寝前など、ちょっとした空き時間を利用してYouTubeを楽しんでいることがわかります。
また好きな動画ジャンルについては男女で違いがあり、男性の1位が「ゲーム(実況)」で、割合としては中学生男性が64.2%、高校生男性が56.7%、大学生男性が46.0%という結果に。
女性の1位は「音楽関連(アーティストMV・PV)」で、割合としては中学生女性が59.8%、高校生女性が62.4%、大学生女性が53.5%という結果に。
興味深いのは、女性では男性の好きな動画ジャンルにはランクインしていなかった、「美容・ファッション」「Vlog・ルーティン」というジャンルも人気だったということです。
さらに中学生・高校生・大学生ではYouTubeショートの視聴率も高く、YouTubeのショート動画を観たことがある割合は、中学生で95.9%、高校生で90.9%、大学生で87.5%という結果に。
スキマ時間にサクサク動画を観られるショート動画は若年層に高い人気となっているようです。この結果から、若年層向けに動画マーケティングを行う際にはショート動画を活用するのも効果的と言えるでしょう。
スマホでのYouTube利用率は?
YouTubeはパソコンでもスマートフォンでも利用することができますが、スマートフォンでの動画視聴環境が整備されるに従い、スマートフォンでの利用ユーザーが増えている傾向にあるようです。
では実際のところ、どれくらいの割合の人がYouTubeをスマホから利用しているのでしょうか?
「ニールセン デジタル株式会社」が発表した2019年1月の日本における無料/有料動画アプリの利用状況からその答えがわかります。
2018年12月における、スマホのみでYouTubeを利用している人の割合を年代別に見ると、次のような結果となりました。
【スマホのみでYouTubeを利用するユーザーの割合】
- 18~20歳……87%
- 21~29歳……81%
- 30~39歳……79%
- 40~49歳……66%
- 50歳以上……62%
30歳以下ではスマホのみでYouTubeを利用している人の割合が80%を超えており、いかに多くの人が動画視聴をスマホから行っているかということがわかります。
通勤・通学の途中や移動中など外出先でできたちょっとした空き時間に動画を視聴できるということも、スマホからのYouTube利用者が多い理由の一つと言えるでしょう。
YouTube Premium(プレミアム)の加入率は?
多くの人が利用しているYouTubeですが、その中でもYouTubeとYouTube Musicを広告なしで視聴できる月額制サービス『YouTube Premium』に加入している人はどのくらいいるのでしょうか?
先述した「TesTee」が10代~20代の男女モニターを対象に行った『YouTubeに関する調査レポート』(2018年1月18日実施)によると、次のような結果が出ています。
【YouTube Premium利用率】
- 10代男性……10.2%
- 10代女性……7.5%
- 20代男性……13.8%
- 20代女性……5.2%
YouTube Premium利用率が最も高いのは20代男性で13.8%という結果でした。10代でも20代でも、男性の利用率のほうが高いことがわかりますが、いずれも1割程度となっています。女性に関しては1割にも満たない状況です。
YouTube Premiumに加入した理由としては、「オリジナルコンテンツを利用するため」や「バックグラウンド再生ができるから」という声が多いとのことでした。
なお現在は未加入でも、今後YouTube Premiumを利用する意向があるという人(「利用したい」を選択した人)の割合は、次の通りです。
【YouTube Premiumの利用意向度】
- 10代男性……23.2%
- 10代女性……26.7%
- 20代男性……20.9%
- 20代女性……19.7%
YouTube Premiumに加入したいという意向を持っている人の割合は、男性・女性ともに2割程度ということがわかりました。
なおYouTube Premiumに加入していない理由として多かったのは、「月額1,000円は高い」「お金を払ってまで必要な機能ではない」というようなものだったということです。
広告なしで動画を視聴できる、オフライン再生できる、バックグラウンドで再生できるといった機能を持つYouTube Premiumは確かに魅力的だと思いますが、月額1,180円(2019年10月執筆時点)という価格に抵抗感のある人が多いというのも事実のようですね。
ほぼ変わらず! YouTubeユーザーの男女比
令和6年6月に「総務省情報通信政策研究所」が発表した『令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』によると、令和5年度におけるYouTube利用者の男女比は、次のようになっています。
【YouTube利用者の男女比/令和5年度(2023年)】
- 男性……89.6%
- 女性……85.9%
年代別の男女比は発表されていないものの、YouTube利用における男女比にはあまり差がないことがわかります。
このことからも、YouTubeを利用したマーケティングはターゲットとなるユーザーの性別に関係なく有効であると言えるでしょう。
YouTubeと他の動画広告媒体の違いは?
YouTube以外の主要な動画広告媒体についても、比較のためにそれぞれの特徴や利用率の高い年代などを見ていきましょう。
「X(旧Twitter)」の特徴は、拡散性が高いこととリアルタイム性があることです。
おもしろい動画や話題性のある動画は拡散されやすく、マーケティングに利用するにも効果的。リアルタイムで情報発信ができる点もマーケティングの観点から見ると魅力的です。
ユーザーの年齢層は10代~20代が中心ですが、30代、40代の利用者数も多くなっています。それ以上の年代では利用者が少ない傾向にあります。
「Facebook」の特徴は、実名登録のため信頼性が高いことと、ビジネス目的で利用する人が多いことです。
実生活でつながりのある人と繋がっている傾向の強いSNSのため、発信される情報に注目されやすいのも特徴といえます。
ユーザーの年齢層は30代~40代のビジネス層が多く、特に男性が多いです。
「Instagram」の特徴は、写真や動画の投稿に特化しており、情報収集やショッピング目的で利用する人が多いこと。
写真や動画でイメージや世界観を伝えられるため、コスメやアパレル商品などの販売手段としておすすめです。
ユーザー層は10代~40代が多く、特に女性に人気の高いSNSとなっています。
「TikTok」の特徴は、短尺の動画投稿がメインで、フォロワーが少なくても爆発的に拡散される=バスる可能性もあるという点です。
動画作成や編集のスキルが不要で、簡単に動画投稿ができるため、参入しやすいのも魅力。
ユーザー層は10代が圧倒的に多くなっており、若い層にアプローチするのに向いています。
YouTube動画広告のターゲティングの特徴とは?
YouTube動画広告では、複数の項目で細かくターゲティングが可能です。そのため動画を見てほしい人にピンポイントで届けることができます。
たとえばターゲットの年齢を、「18歳~24歳」「25歳~34歳」「35歳~44歳」などと10歳前後の範囲で細かく指定することが可能です。
また国内だけでなく海外まで、地域でも幅広いターゲティングができます。都道府県や市町村で設定できるほか、半径指定までできるのが魅力です。
ユーザーが視聴している動画の内容や、閲覧履歴に合わせて広告を配信できるのも特徴。
ユーザーが興味のあるカテゴリに動画広告を掲載できるため、自社の広告との親和性が高いユーザー層に絞って動画広告を配信することが可能です。
YouTubeをビジネスで活用するときのポイント
YouTubeをビジネスで活用する際には、以下に挙げるポイントをおさえることが目標達成につながります。YouTubeマーケティングを成功させたい方は、ぜひ参考にしてみましょう。
SEO対策を行う
検索エンジン最適化=SEO対策を行うことが、YouTubeをビジネス活用する際に大切なポイントになります。
具体的には、動画のタイトルや説明欄に対策キーワードを入れる、クリックされやすいサムネイルを設定する、対策キーワードを使ってタグ付けをする、字幕や翻訳を入れるなどです。
SEO対策を行うことで動画が上位表示されたりおすすめ動画に表示されたりしやすくなります。
その結果、動画の再生回数増加やチャンネル登録者数の増加、動画で紹介している商品・サービスの認知度アップなどにつながる可能性が高まります。
PDCAサイクルをまわす
動画を投稿したら終わりではなく、動画公開後にデータ分析までしっかり行い、PDCAサイクル(企画・撮影・編集・公開・分析のサイクル)をまわすことも重要です。
分析を行う際には、動画の再生回数や視聴者の属性だけでなく、動画への流入元や視聴者がどこで離脱しているのか、動画に対して視聴者がどんな反応をしているのかといった点にも着目しましょう。
分析をしっかりと行い、改善すべき点を明確にして動画の改善を行ったり、次の企画・編集に活かしたりしましょう。
長期的な視点から運用する
YouTubeで動画を公開しても、すぐに結果が出るわけではありません。
YouTube運用で結果が出るまでは2~3年を要することも多いため、ビジネス活用する際には焦らず、長期的な視点から運用することが大切です。
少しでも早く結果を出したいという場合には、プロである映像制作会社に依頼を行うのも一つの方法となります。
まとめ
「YouTubeの利用率や年齢層が知りたい」という方のために、2019年におけるYouTubeの利用率、年齢層、男女比をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
YouTubeは10代~30代の若い層の利用率が特に高くなってはいますが、幅広い年代の男女が利用しているサービスです。
そのため幅広い年代の男女へ効果的にアプローチできる可能性が高いため、YouTubeへの広告出稿を考えている方、YouTubeマーケティングを行いたいと考えている方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
最適で最善で最高な「BBBプロデュース」を提供します
THINGMEDIAでは、ゲーム特化の映像制作「Chunee」、Web/アプリ・SaaS特化の映像制作「CX BOOST」、オンラインイベント・配信番組プロデュース「SNATCH」など、映像にまつわる幅広いサービスを提供しています。
ぜひ一度、当社のサービスをご覧ください。