動画マーケティング

スマホ時代の「縦型動画」のメリットと適した内容【事例付き】

こんにちは、シングメディア編集部です。

縦型動画が普及してきているのはなぜだろう、縦型動画に適しているのはどんな内容の動画だろう・・・。

そんな「縦型動画について知りたいあなた」は必見です。

これまで一般的だった従来の横型動画に加え、普及が進んでいる縦型動画。縦型動画のメリットや適した動画の種類を知ることで、マーケティングにも効果的に活用することができます。

そこで今回は、「縦型動画のメリットと適した内容」を事例付きでご紹介します。

スマホ時代の「縦型動画」のメリットと適した内容の三行まとめ

普及してきているワケは? 「縦型動画」とは

縦型動画とは

これまで動画と言えば、テレビやパソコンで見るものでした。そのため動画は横向きであり、撮影も横向きで行われるのが一般的だったのです。

しかしスマートフォンが普及したことにより、動画の視聴や撮影もスマートフォンで行われる機会が多くなりました。特にスマートフォンから動画を視聴する人は急増。

ただし横型の動画をスマートフォンで視聴する場合、スマートフォンを横向きにしないとフルスクリーンで見ることができませんから、不便です。

とは言え縦向きのままで動画を視聴しようとすると画面が小さくなり、細部までよく見ることができなくなってしまいます。

スマートフォンを縦向きのまま動画をフルスクリーンで視聴したいという需要に応えて、縦型動画も普及してきたのです。

また縦型動画が増えた背景には、縦型動画を楽しむプラットフォームやアプリが増えたこともあります。

女性向け動画メディア『C CHANNEL』や若年層を中心に爆発的人気となっている動画投稿アプリ『Tik Tok』、Instagramで画像や動画を投稿すると24時間で消える『Instagram Stories』、アメリカ発の写真共有アプリ『Snapchat』などでも縦型を採用。

そういった動画プラットフォーム・アプリサービスも影響して、縦型動画は近年のトレンドになっていると言えるくらい、急激に普及しているのです。

なおスマートフォンで視聴することを前提にしている縦型動画は、その特性から短時間で見られる動画が多いというのも特徴として挙げられます。

スマートフォンユーザーは移動中や休憩時間など、ちょっとした空き時間で動画を視聴することが多いですから、尺の短い動画が好まれるのでしょう。

近年トレンドの「縦型動画」のメリット

縦型動画のメリット

トレンドになっている縦型動画には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

縦型動画をマーケティングに活用しようと考えている方は、以下のポイントをぜひチェックしてみてください。

(1)視聴のしやすさから完全視聴率が高い

総務省が発表している「平成30年版 情報通信機器の保有状況」によると、2017年の世帯におけるスマートフォンの保有率がパソコンの保有率を上回ったという結果が出ています。

出典:総務省「平成30年版 情報通信機器の保有状況」

このことからも動画を視聴する環境として、パソコンではなくスマートフォンを利用する人が多いということも予想ができます。

スマートフォンでは横型動画より縦型動画のほうが断然視聴しやすいため、縦型動画が好まれるのですが、実際に動画を最後まで視聴した人の割合を表す完全視聴率においても、横型より縦型の動画のほうが高い結果となっているとのこと。

アメリカの大衆紙「USA TODAY」が伝えたところによると、縦型動画の完全視聴率は横型動画の完全視聴率の約9倍高くなったということです。

出典:USA TODAY

この結果からも、動画を最後まで視聴してもらうには縦型動画のほうが有利だと言えますね。

(2)注目されやすい

スマートフォンユーザーによって縦型動画が横型動画と混在する環境で再生された場合、横型動画よりも大きな画面で表示されることから注目されやすいというメリットもあります。

SNSのタイムラインなどがいい例です。スマートフォンでSNSのタイムラインを見ているとき、横型動画よりも縦型動画のほうが大きく表示されてインパクトがありますよね。

せっかく動画を制作して配信しても、見てもらえなければ意味がありません。だからこそ、ユーザーの動画視聴環境によっては注目されやすい縦型動画を選ぶことが、注目率を上げるポイントとなるのです。

(3)フルスクリーン表示で画面のサイズが300%上がる

スマートフォンで縦型動画を表示した場合、動画が画面いっぱいのフルスクリーンで表示され、その画面サイズは横型動画より300%もアップすると言います。

大きな画面サイズで動画を視聴してもらえるということは、(2)の「注目されやすい」というメリットにも関係してきますが、それだけ人目を引く効果があるということでもあります。

ただし動画の内容・種類によってはそこまで大画面で表示される必要がないものもありますから、動画の内容・種類に合わせて縦型か横型かを選ぶというのもいいでしょう。

向き不向きアリ! 縦型動画に適した内容は?

縦型動画に適した内容とは

縦型動画がトレンドになっているからと言って、何でもかんでも縦型動画にすればいいというわけではありません。

縦型動画には向き・不向きがあり、内容によっては逆効果になってしまうこともあります。

では縦型動画に適した内容の動画とは一体どのようなものなのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

短い尺の動画広告

縦型動画はちょっとした空き時間にスマートフォンで視聴する人が多いため、短い尺で視聴できる動画コンテンツと相性がいいです。

短い尺で視聴できる動画コンテンツの例として、動画広告が挙げられます。

縦型動画はスマートフォンのフルスクリーンで表示されるため、没入感を体験できてインパクトは絶大。

そういった点でもユーザーの印象に残るインパクトを与えたい動画広告に向いていると言えるでしょう。

ECサイトのコーディネート紹介動画

ファッション通販サイトやアクセサリー販売サイトなど、洋服やアクセサリーなど身につけるものを扱うECサイトとも縦型動画は相性がいいです。

縦型動画では全身コーディネイトがわかりやすいですし、動きを伴う映像のほうが静止画よりも着用イメージなどをリアルに伝えることができます。

大きな画面で見られることによってインパクトを与えることもできますし、細かなディテールまで視聴者に詳しく伝えることもでき、表現の幅も広がります。

女性をメインターゲットにした動画

縦型動画は女性との相性が抜群。『C CHANNEL』や『Tik Tok』、Instagramのストーリーズなどが良い例です。

そもそも女性に縦型動画が好まれる理由には、女性の手のひらが小さいということも少なからず関係していると言われています。手が小さいとスマートフォンを片手で横に向けることに一苦労するため、そのまま縦向きで視聴できる縦型動画が好まれるのです。

そのため女性をメインターゲットとするメイクやヘアアレンジ、恋愛といった情報を扱う動画の場合には、縦型動画がおすすめと言えます。

ユーザー参加型のキャンペーン

ユーザーに動画投稿を促すようなキャンペーンにも、縦型動画が向いています。

スマートフォンで動画を撮影する際には、縦向きのままで撮影することが多いですから、縦型の動画フォーマットであればユーザーにキャンペーンへの動画投稿を促しやすくなります。

縦型動画の作り方とは

縦型動画の作り方とは

縦型動画を実際に作ろうと思った場合、制作会社に依頼する方法と、動画編集アプリなどを使って自力で作る方法の2種類があります。

動画編集の知識やスキルがない、自社で動画制作をおこなうリソースがない、クオリティの高い縦型動画を制作したいといった場合は、制作会社に依頼するのがおすすめです。

制作会社に依頼すれば、社内のリソースを割かなくても、短期間で目的と掲載媒体に合わせた高品質な縦型動画を制作してもらえます。

自力で縦型動画を作る場合は、「PremierePro」やWindowsの「ムービーメーカー」などの動画編集ソフト、動画編集アプリを使います。

縦型動画の撮影をおこなう場合は、アスペクト比が9:16、最低でも1080×1920pxというサイズに設定しましょう。

カメラで撮影する際には、編集時に16:9の素材を9:16にする必要があるため、必要な部分が切れてしまわないよう、実際にどの区画が動画として生きるのかをあらかじめ確認することが大切です。

またスマホの画面いっぱいに表示される縦型動画の場合、ユーザーの目線も意識して制作する必要があります。

ユーザーの目線が散らばってしまわないよう、テキストやリンクなどを入れる場合には、入れる場所があちこちに散乱しないよう注意。

一番見てもらいたいのは動画のどこなのかをしっかり決めて、ユーザーの目線を誘導しましょう。

さらに縦型動画をSNSに投稿する際、エフェクトやBGMなども積極的に使うのがおすすめです。

【プラットフォーム別】縦型動画の活用法

【プラットフォーム別】縦型動画の活用法

プラットフォームごとに縦型動画の活用方法や狙える年齢層などについて解説していきます。

Instagram

写真や動画が投稿されるSNSであるInstagramでは、フィードやストーリーズ、リール、IGTV、発見タブで縦型動画を活用できます。

ユーザーは10代~30代の若い世代が多く、若年層をターゲットにしたい場合におすすめです。

・参考サイト:Instagram広告 | Instagram for Business

Twitter

リアルタイム性と拡散力の高いSNSであるTwitterは、タイムラインに表示されるサムネイル画像で縦型画像が活用できます。

現時点(2022年5月時点)ではまだ縦型動画は表示できませんが、将来的には動画も表示できるようになる可能性はあります。

なおユーザーの年齢層は幅広くなっていますが、特に多いのは10代~30代です。

・参考サイト:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省(PDF)

TikTok

TikTokは縦型動画に特化したSNSです。動画と動画の間で流れるインフィード広告にも対応しており、縦型動画の活用にぴったり。

ユーザーは10代が最も多く、年齢が上がるごとにユーザー数は少なくなっています。10代をターゲットにしたい場合には最適です。

・参考サイト:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省(PDF)

YouTube

YouTubeでは、60秒までの動画が投稿できるYouTubeショートというサービスで縦型動画が活用できます。

またインストリーム広告、アウトストリーム広告、バンパー広告でも縦型動画が活用できるようになっています。

ユーザーの年齢層は10代~60代まで幅広く、全世代で多くの利用者がいるのもYouTubeならでは。幅広い年齢層からのターゲティングが可能です。

・参考サイト:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省(PDF)

縦型動画を活用するときのポイント

縦型動画を活用するときのポイント

縦型動画を活用する際には、横型やスクエアの動画と比べて、本当に縦型が効果的かどうかをよく検討することが大切です。

縦型動画に特化したSNS以外では、既に制作してある横型やスクエアの動画を活用してみて、その成果次第で縦型動画の制作も考える、という方法もあります。

また視聴者の画面上にしっかりと表示されるセーフゾーンを確認しておくことも大切です。

配信前に媒体ごとのプレビュー機能で表示を確認し、伝えたいメッセージが隠れていないか、きちんと意図した画面表示になっているかを注意してチェックしましょう。

すべてに同じ動画を配信するのではなく、配信するプラットフォームの特徴に合わせて内容を工夫するということも必要です。

媒体ごとに最適な尺やユーザーが求める内容、推奨内容が異なるため、それぞれの特徴を踏まえた上で、それに合わせた内容にするのも効果を出すためのポイントとなります。

参考に! 縦型動画の事例5つ

実際にどのような縦型動画があるのか、事例を5つご紹介します。

縦型動画制作の際に参考にしてみてください。

(1)<縦型動画>ナチュラルな鈴木えみが可愛すぎる!『H&M HOUSE Forest』キャンペーン

ファッションブランド「H&M」のキャンペーンに伴って制作された縦型動画。女性と縦型動画の相性の良さが感じられる動画です。

モデルの鈴木えみさんが1日中、友人たちと森の中でさまざまなファッションを楽しんだり食事をしたりといった様子が収録されています。

全身のコーディネートがわかりやすくなっている他、ユーザーも一緒に楽しいひと時を過ごしているかのような没入感を得られるようになっている点が、縦型動画として成功しているポイントと言えるでしょう。

(2)新垣結衣、意外なサンタ像を語る ノア『#ブラックフライデー』縦型動画「サンタ篇」

女優の新垣結衣さんが出演しているトヨタ自動車・ノアの「#ブラックフライデー」縦型動画広告です。

新垣さんが視聴者に向かって話しかけているような作りとなっており、スマホのフルスクリーンで見ると臨場感満点。自分のスマホで新垣さんを撮影しているかのような錯覚に陥るのは、縦型動画ならではです。

人気女優さんとプライベートな時間を一緒に過ごしているような構成は、話題性もあって動画広告としても成功していると言えるでしょう。

(3)胸キュンのスマホ向けタテ型動画を公開!<右側>できれば2つのスマホを使って見て下さい!ソロユニット『Haru.Robinson(ハル・ロビンソン)』のMV「愛が降る街」

シンガーソングライター『Haru.Robinson(ハル・ロビンソン)』のMVとして制作された縦型動画です。

曲のメインターゲットである高校生はスマホで動画を視聴することが多いため、あえてMVもスマホで視聴しやすいように縦型動画で制作したと言います。

またMVは右バージョンと左バージョン(下記動画)に分かれており、それぞれで楽しむこともできますが、2台のスマホを並べて同時に再生することにより、1つのMVとして完成する作りになっているのも縦型動画ならではの面白い試みです。

(4)スマホからワンダーランドに迷い込む!?『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』、日本だけのオリジナル縦動画登場!

映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の宣伝用縦型動画。

スマホでの視聴を前提にして作られており、スマホからワンダーランドに迷い込んだかのような世界が展開されていきます。

スマホの検索機能やSMS、画像フォルダ、カメラ、カレンダーなどさまざまなアプリ・機能を使って展開される不思議な世界観から目が離せません。

自分のスマホが勝手に操作されているかのような映像は、縦型動画ならではと言えるでしょう。

まとめ

「縦型動画について知りたい」という方のために、縦型動画のメリットと適した内容・事例をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

動画は今やスマホで視聴する時代。スマホを縦向きの状態かつ大画面で視聴できる縦型動画は、今後もどんどん普及が進み一般化していくでしょう。

ターゲットや内容に合わせて縦型動画を効果的に活用し、ぜひマーケティングに役立ててください。


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WRITTEN BY
シングメディア編集部

映像・動作制作を手掛けるTHINGMEDIA株式会社のメンバーで構成しています。制作現場で得た映像・動画の知見をお伝えしていきます。