こんにちは、シングメディア編集部です。
情報のアップデートが激しいSNSは変化が早く、次々と新しいSNSが登場しています。そんな中、次のような疑問やお悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。
「企業としてSNSを活用したいが、どのSNSを利用すればいいかわからない」
「これからSNS運用をする中で注目のSNSが知りたい」
「SNSを運用しているが、思うような効果が出ない」
「今後流行りそうなSNSをいち早く知りたい」
そこで今回は、「注目度の高いSNS」をまとめてご紹介していきます。企業の担当者は、それぞれの特徴を理解して、自社のマーケティング活用に最適なSNSを見つけてくださいね。
注目のSNS一覧! どんな特徴がある?
まず日本でよく使われているSNSとその特徴をご紹介します。
LINE
1つめは、コミュニケーションツールとして多くの人が利用している「LINE」。
LINE株式会社の発表によると、国内のアクティブユーザー数は8,900万⼈以上とのこと。⽇本の⼈⼝の70%以上をカバーしていることになります。この数字からも、LINEは日本人の生活インフラとして定着していると言えるでしょう。
SNSによってはユーザーの年齢や性別に偏りが見られるものもありますが、LINEは年齢や性別を問わず広く使われているのも特徴。
企業のLINE公式アカウントでは、友だち登録してくれたユーザーにメッセージを送れるのが魅力。ユーザーとの密なコミュニケーションが図れます。
また2021年11月にはタイムラインが大幅リニューアルされ、「LINE VOOM」が登場しました。
「LINE VOOM」は、好きなクリエイターをフォローして動画を楽しめるプラットフォームです。さまざまなショート動画が楽しめるほか、自分で動画を投稿することも可能。気に入った動画にはコメント投稿をしたり、リアクションをしたり、友達にシェアしたりすることもできます。
・出典:LINE Business Guide_202107-12.pdf
2つめにご紹介するのは、こちらもおなじみの「Twitter」。
Twitter社が公開している「Twitter Q3 2021 IR資料」によると、国内の月間アクティブアカウント数は4,500万以上(2017年10月時点)とのこと。
ユーザーの年齢層は10代、20代の若年層が多いものの、平均年齢は2020年12月時点で36歳となっており、幅広い年齢層が利用していることがわかります。
そんなTwitterはリアルタイムで情報を収集しやすく、情報の拡散性も高いのが特徴であり強みです。
多くの企業がTwitterのリアルタイム性や拡散性を生かし、フォロー&リツイートキャンペーンを実施しています。
ただしTwitter投稿は140字という字数制限があるため、140字以内で的確に情報発信しなければなりません。そのため誤解や炎上を招かないよう注意が必要です。
・出典:Twitter Q3 2021 IR資料(Final-Q3’21-Shareholder-letter.pdf)
3つめにご紹介するのは、「Instagram」。
Instagramは画像を投稿するSNSとして人気で、10代・20代の若いユーザーが多いのが特徴です。以前は見栄えのいいおしゃれな画像を投稿するSNSとして女性のユーザー層が多かったものの、現在では男女差も減ってきており、投稿される画像もおしゃれなものだけではなくなってきています。
Instagram Businessサイトでの発表によると、2019年3月時点の国内月間アクティブアカウント数は3,300万。
2019年以降の発表がないため、現在のユーザー数は不明ですが、2017年の時点で2,000万、2018年は2,900万、2019年が3,300万と右肩上がりで伸びていっていることからも、さらにユーザー数が伸びていることが予想されます。
またInstagramはコマースに力を入れているのも特徴。Instagramショッピング機能では、ショッピングタグから商品詳細ページに飛ぶことができ、ユーザーは投稿から買い物を楽しめます。
ほかにもライブ機能や、公開期間が短いストーリーズ、短尺動画リールのReelsなどの機能が多くあり、自社の商品やサービス、目的などに合わせて取り入れると効果的です。
・出典:Instagram for Business: Instagramを使ったマーケティング | Instagram for Business
4つめにご紹介するのは、全世界でのユーザー数が圧倒的な「Facebook」。
Facebookは実名登録制で、学校や会社などで付き合いがあり、実際に会ったことがある人、顔を知っている人とつながる場として使われるSNSであるのが特徴です。そのためビジネスで利用している人も多く、ほかのSNSと比べてかしこまった雰囲気となっています。
公式ニュースルームの発表によると、国内月間アクティブユーザー数は、2019年3月時点で2,600万。
2019年以降の発表はありませんが、2017年から2019年の期間で減少が続いています。全世界では圧倒的なユーザー数を誇るFacebookですが、日本国内ではユーザー数が伸び悩んでいる状況です。
なおアクティブユーザーは30代後半〜40代以上と年齢層が高いのも特徴。男女差は20代、30代ではあまり変わりませんが、40代、50代、60代では男性が多くなっています。
Facebookは長文の投稿が可能で、画像の有無を選べるなど、コンテンツの表現の自由度が高いのが特徴であり強み。
利用資格を満たしたクリエイターは、Facebookに投稿した動画にビジネス広告を挿入し、継続的な収入を得られるのも魅力です。
・出典:Facebook社 2021年第3四半期(7月-9月)業績ハイライト | Metaについて
YouTube
5つめにご紹介するのは、世界的にポピュラーな動画配信プラットフォームであり、動画を介したコミュニケーションの場でもあることからSNSとしても扱われる「YouTube」。
自社の動画チャンネルを作成して動画投稿を行ったり、動画広告を配信したりと、マーケティングに活用する企業も多くあります。
YouTubeを運営するGoogle社の発表によると、2020 年の国内月間アクティブユーザー数は、6,500万以上。ユーザーの年齢層は10代~60代と幅広く、今や人々の生活に欠かせないプラットフォームになっていることがわかります。
YouTubeの特徴の1つが、ライブ配信機能によりライブコマースなどで商品のPRができること。スーパーチャットと呼ばれる投げ銭機能もあり、収益化も可能です。
またYouTubeはストック型コンテンツで、SEO効果が期待できるのも特徴であり強み。ユーザーにとって価値のある動画が自社チャンネルに蓄積されていくことで、検索結果の上位に表示されやすくなり、新規ユーザーの獲得にも期待ができます。
さらにGoogle社傘下ならではのビッグデータを活用した広告配信もでき、企業にとってはぜひとも活用したいSNSと言えるでしょう。
・出典:月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に – Think with Google
TikTok
6つめにご紹介するのは、「TikTok」。
15秒または60秒の短尺動画の投稿が中心となっていますが、2021年7月のアップデートにより、最大3分までの動画作成も可能になりました。
アプリ内の動画編集機能が充実しており、誰でも気軽に動画投稿できるのが特徴。投稿される動画は音楽系コンテンツが多かったものの、現在はさまざまな動画コンテンツが投稿され、人気を集めています。
TikTokを運営する中国企業のByteDance日本法人副社長・西田真樹氏によると、2019年時点で国内月間アクティブユーザー数は950万となっており、若年層のユーザーが多いのが特徴です。
また投げ銭などができるクリエイター向けの収益化ツールも拡充しています。
・出典:TikTokが広告配信プラットフォームをリニューアル!日本法人副社長に聞く、広告主企業の活用価値 (1/3) | MarkeZine(マーケジン)
これから注目度がアップしそうなSNS12選!
続いて、これから注目度がアップしそうなSNSを12個ご紹介します。
1つめは、世界最大級のビジネス特化型SNSである「Linkedin(リンクトイン)」。
Linkedinはアメリカで誕生したSNSで、日本国内の登録ユーザー数は200万人以上(2020年3月時点)。ほかのSNSと比べるとまだ少ないですが、全世界では6憶人以上のユーザー数を誇っており、海外では仕事やキャリアに関する情報が活発にやり取りされ、採用活動にも活用されています。
ビジネスで知り合った相手をフォローすれば、タイムラインに投稿が流れるのが特徴。アプリ内で求人を探したり企業情報をチェックしたりすることも可能です。
SnapChat
2つめは、友達とチャットしたり、写真や動画を送ったりできるSNS「SnapChat(スナップチャット)」。
写真や動画の加工ができ、撮影した人物の性別を変えたり子どもに変えたりするフィルターは日本でも人気です。
大きな特徴は、送った写真やメッセージが10秒以内に消えること。投稿が残らないため、その場で気軽なやり取りが楽しめます。
若い世代のユーザーが多く、国内のユーザー数は発表されていませんが、公式サイトで世界のデイリーアクティブユーザー数は2億9,300万人以上(2021年7月時点)と公開されています。
・出典:Snap Inc. – Investor Relations
Lemon8(旧Sharee)
3つめは、2021年に「Sharee(シェアリー)」から名称が変更された、「Lemon8(レモンエイト)」。
Lemon8はTikTokを運営している中国企業Bytedanceが手がけたキュレーションアプリで、アジアや欧米を中心とした世界150か国で展開されています。
Instagramに似ていて、グルメやファッション、美容に関する情報を収集しやすいのが特徴。若い世代に人気です。
動画の投稿はできませんが、投稿に外部サイトへのリンクを貼れば、ホームページやブログ、他のSNSなどに誘導することもできます。
Pococha
4つめは、DeNAが開発した国産のライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」。
動画のライブ配信ができるのが特徴で、YouTubeのような一方的な配信ではなく、配信者と視聴者間でコミュニケーションが取りやすいのが魅力です。
アットホームな雰囲気の配信が多く、若い世代に人気。海外ではライブ配信動画の市場が大きく成長しているため、今後日本でもユーザー数が大きく伸びることが予想されます。
HAKUNA LIVE
5つめは2019年に日本に上陸した、顔出しをせずにライブ配信ができるアプリ「HAKUNA LIVE(ハクナライブ)」。
顔出しをせずに配信ができるほか、リスナーが配信に参加し、相互コミュニケーションライブ配信ができるのも特徴。顔出しなしの音声配信は、ラジオとしても楽しめます。
招待した人のみがゲスト参加できる招待モードと、誰でもゲストとして参加できるオープンモードがあるため、都度、自分に合った配信ができるのもポイント。
顔を出すことに抵抗を感じやすい日本人には、ライブ配信とラジオのいいとこ取りができるアプリとして人気になりそうです。
Zenly
6つめは、フランス発の位置情報共有SNSアプリ「Zenly(ゼンリー)」。
スマートフォンの位置情報を活用して、友達の居場所やバッテリー残量などがわかるのが特徴です。
家族間やリアルな友達間などで使われるSNSとなっており、自分がどこにいるか、相手がどこにいるかわかるため、遊びに誘いやすいのも若者に人気の理由の一つ。
プライバシーが公開されすぎることに不安を感じる人も多いかもしれませんが、居場所を知らせたくないときは「ゴーストモード」に設定できるため、相手に居場所がバレません。
Threads
7つめは、Meta社のInstagramチームが開発した「Threads(スレッズ)」。
2023年7月6日にサービスを提供開始してから5日で利用者数が1憶人を突破し、2024年8月1日時点で世界の月間アクティブユーザー数は2憶人以上となっています。
機能的には「X(旧Twitter)」と似ており、テキストや写真、動画の投稿、投稿への返信、検索が可能です。
ログインはInstagramアカウントでおこなうため、Instagramのフォローアカウントを引き継げるのが特徴となっています。
BeReal
8つめは、フランス発のSNSアプリ「BeReal(ビーリアル)」。
「映える」ことではなく「リアルな日常」をシェアするという点がポイントです。
1日に不定期で「今の写真を投稿してください」という通知が来るので、そのタイミングで2分以内に投稿しなければならないというのが大きな特徴。
自分が投稿しないとほかの友達の投稿も見ることができないという点も特徴的です。
加工をしている時間がないため、リアルな日常生活の一部をシェアすることになり、それが若者に人気となっています。
9つめは、Pinterest, Inc.が運営する写真共有サービス「Pinterest(ピンタレスト)」。
PinterestやほかのWebサイトなどから、自分が気に入った画像・動画・商品を「ピン」と呼ばれるブックマークで集めて保存できるのが特徴です。
検索機能もあり、ほかのユーザーがピンをしたものも見ることが可能となっています。
LIPS
10個めは、コスメ・美容特化型のSNS「LIPS(リップス)」。
ユーザーの98%が女性で、特に若年層に人気。使用したコスメの感想を投稿できるほか、自分の気になるコスメのレビューを探すことも可能です。
コスメ商品を購入する際にLIPSを参考にするというユーザーが非常に多いため、美容関連商品を扱う企業にとっては要注目のSNSと言えます。
Bluesky
11個めは、分散型SNSである「Bluesky(ブルースカイ)」。
初期は招待制であるのが特徴でしたが、2024年2月から招待コード不要でアカウント作成が可能になったことでユーザー数も増加傾向にあり、X(旧Twitter)に代わるSNSとして注目されています。
Bondee
12個めは、シンガポール発のMetadream社が開発した、メタバースを活用したクローズドコミュニティSNS「Bondee(ボンディー)」。
アプリ内で自分にそっくりなアバターを作成して、仲の良い友達だけとコミュニケーションできるクローズド感が特徴です。
ゲームのように自分の家をデザインしたり、冒険したりできるほか、今の気持ちやステータス、日常を友達とシェアする、チャットするなどが可能となっています。
SNSで注目度を上げるには?
SNSで注目度を上げるには、まずターゲットと親和性の高いSNSを使うことが大切です。
たとえば若い世代にアプローチしたいのであれば、「Instagram」や「TikTok」などを選ぶのがいいでしょう。
また動画を活用することも効果的。動画はSNSとの相性が良く、インパクトのある動画は訴求力が高いため、多くのユーザーへアプローチできます。
動画を気に入ってもらえればSNSで拡散されることにも期待でき、大きな広告効果も狙えます。動画市場は今後もどんどん成長していくことが予想されているため、企業は積極的にマーケティング活用していくことがおすすめです。
なおSNSを企業が利用する場合は、ユーザーとの1対1のコミュニケーションを意識し、丁寧に接することがファンの獲得にも有効となります。
そして投稿後は分析と検証を行い、改善に役立てていくことも大切。ただ投稿するだけでなく、その投稿にユーザーがどんなリアクションをとってくれたのかなども詳しく分析することで、よりユーザーの心を掴みやすい投稿がわかってきます。
SNSは炎上リスクも高いため、チームで運用を行い、社内のチェック体制やマニュアルなどを整えておくことも大切です。
注目のSNSを効果的に活用しよう!
一度にたくさんのユーザーにアプローチできるSNSには、大きな可能性があります。
広告効果やブランディング、新規顧客の獲得、既存ファンとの交流・信頼関係の構築などさまざまな活用ができるため、自社に最適なSNSを選び、上手に活用してSNSマーケティングに役立てていきましょう。
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