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アンビエント広告の事例11選! 意味やメリットも紹介

こんにちは、シングメディア編集部です。

アンビエント広告とは一体どういうものなのだろう、アンビエント広告のメリットや種類にはどんなものがあるのだろう・・・。

そんな「アンビエント広告について知りたいあなた」は必見です。

消費者の生活の中に溶け込むアンビエント広告は、見る人に新鮮な驚きや楽しさを与える新感覚な広告。アイデア次第で大きな費用対効果を生むなど、ブランディングにも多いに活躍するものです。

そこで今回は、「アンビエント広告の意味やメリット、事例」をご紹介します。

「アンビエント広告の事例11選! 意味やメリットも紹介」の三行まとめ

周辺の環境に馴染む広告! 「アンビエント広告」とは

アンビエント広告とはなにか

アンビエント広告のアンビエント(ambient)とは、「周辺の」「環境の」といった日本語の意味を持つ言葉。つまりアンビエント広告とは、周囲の環境になじむ広告のことを指します。

公園のベンチや遊具、エスカレーター、駅、横断歩道などといったもともと街の中にあるものや場所をその機能はそのまま活かしながらメディアとして活用した広告が、アンビエント広告です。

またこうした広告として認識されていないものを広告として活用するケースだけでなく、従来の広告媒体でも斬新であったり奇抜であったりする使い方をしているケースもアンビエント広告として扱われます。

見た人に「えっ! こんなところに?」「よく見たら広告だった!」「何これ面白い!」などと新鮮な驚きを提供できるのは、アンビエント広告ならではの特徴です。

消費者の生活に溶け込む! アンビエント広告のメリットは?

アンビエント広告のメリット

通常の広告とは一味違うアンビエント広告ですが、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

見る人にインパクトを与えられる

アンビエント広告の一番のメリットと言えば、やはり消費者にインパクトを与えられるということでしょう。

生活の中に溶け込んでいるものが斬新な形で広告となるため、見る人に驚きとインパクトを与えることができるのです。

インパクトのある広告は消費者の印象・記憶に残りやすく、広告として成功していると言えます。

消費者に受け入れられやすい

アンビエント広告は、消費者が生活の中で日常的に目にしているものや場所が広告になるため、受け入れられやすいというメリットがあります。

アンビエント広告には新鮮さや驚きが伴うため、一般的な広告と比べると押しつけがましさや煩わしさを感じにくいことも、消費者に受け入れられやすい理由の一つです。

アイデア次第でどこでも広告になる

アンビエント広告は、展開する場所や媒体を問わないため、どこでも何でも広告として利用することができます。

そのためアイデア次第では従来の広告よりも低予算でインパクトのある広告を展開することも可能。

見る人をあっと驚かせるアンビエント広告にするために、動画を取り入れたり他のメディアと連動させたりすることも可能となります。

広告を制作する側は従来のフォーマットにとらわれない企画を考え、これまでになかった広告を生み出すこともできますから、自由度も高いと言えるでしょう。

口コミやSNSなどで拡散されやすい

アンビエント広告はその斬新さや珍しさから、広告を見た人に「これは面白い!」「友達にも教えたい!」「共有したい!」という気持ちを喚起させる力があります。

そのため口コミやSNSなどで拡散されやすいというのも大きなメリットです。

アンビエント広告がどんどん拡散されていくことで、より多くの人に情報を周知させることができますから、費用対効果も高いと言えるでしょう。

ユニークなアイデアばかり! アンビエント広告の事例11選

アンビエント広告の事例

それでは実際にどんなアンビエント広告があるのか、11の事例をご紹介します。

「アンビエント広告を制作したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

公園のベンチが「キットカット」に!?

キットカットそっくりのベンチ
ベンチがキットカットに
画像引用元:https://adgang.jp/2013/07/33523.html

公園に置いてある何気ない茶色いベンチですが、よく見るとベンチの背もたれの木がキットカットに見立てられています。

形と言い、色と言い、一度気付いてしまったら、もうキットカットにしか見えませんね。

周囲の環境になじみつつ、「Have a break have a KitKat」という商品のキャッチコピーをベンチでしっかり表現した秀逸なアンビエント広告です。

ベンチの積雪を利用して「Polo Mints」を生成

ベンチの積雪でPolo Mintsを作成
画像引用元:https://adgang.jp/2013/07/33523.html

こちらはキャンデイーブランド「Polo Mints」のアンビエント広告。

街中のベンチに降り積もった雪に、Polo Mintsの形をしたマンホールのふたのようなものを押し付けて制作されました。

制作されたと言っても、積もった真っ白な雪の上にPolo Mintsをかたどっただけ。それでも商品そのままの形と、商品の特徴である清涼感をしっかり表現できている点が秀逸です。

2010年のカンヌで、無駄な資材を使っていないという点が評価されてゴールドを受賞しました。アイデア勝ちですね。

バスのつり革がビールジョッキに

バスのつり革がビールジョッキに
画像引用元:https://www.adsoftheworld.com/media/ambient/indus_pride_beer_mug

インドのノンアルコールビールブランド「Indus Pride」のアンビエント広告です。

バスのつり革がビールジョッキの形になっており、中には傾いたビールの写真が入っています。つり革を持つと、ちょうどビールを飲んでいるような状態に。

普段利用する公共交通機関のつり革も、工夫次第でこんなに楽しいアンビエント広告に変わります。

写真を撮ってSNSでシェアしたくなる人も多そうですね。

サッカー日本代表のジャージ発表と連動した広告

サッカー日本代表のジャージ発表と連動した広告
画像引用元:https://compass-media.tokyo/interviewlist/akinoriotani/

サッカー日本代表のジャージ発表の際、渋谷の街中でたくさんの人に驚きをもたらしたアンビエント広告です。

発表前までは裸の状態だった中村俊輔の大きな写真が、ジャージ発表と同時にユニフォームを着た状態にチェンジ。

これを見た人たちは携帯で写真をパシャパシャ。広告を被写体化して見た人に撮影してもらい、それをどんどん広めていってもらうという戦略が見事に成功した例です。SNSのある現在であれば、あっという間に拡散されていったことでしょう。

携帯電話使用による交通事故防止を啓発する「Volkswagen」の映画CM

自動車メーカー「Volkswagen」が香港の映画館で行った、携帯電話の使用による交通事故を防ぐための啓蒙キャンペーン広告動画。

映画館で流れるCMを使ったアンビエント広告です。

映画館のスクリーンに映し出された、車内から見たフロントガラス越しの映像。見ている人は、車の運転手の視点となります。

心地よいBGMが流れる中、快適なドライブの始まり。そして気持ちよくドライブしている気分になっている観客に、キャンペーンの主催者から一斉にメールが送信されます。

観客がメールを見ようとスクリーンから目線を携帯電話に移した瞬間、急ブレーキの音とともに、スクリーン内には事故を起こしてフロントガラスが砕けた映像が・・・。

すると「運転中はよそ見をしないように」というメッセージが流れます。

従来の映画CMという媒体を使用しつつも、携帯電話と連動させて「車の運転中に携帯電話を使うことによる危険性」をリアルに表現した、画期的なプロモーションです。

エレベーターの床にディスプレイを敷き詰めた「LG」のドッキリ広告

家電メーカー「LG」が、ディスプレイの美しい画質をアピールするためにエレベーターを利用して実施したアンビエント広告です。

エレベーターの床にLGのディスプレイを敷き詰め、そこに最初は床の映像を映します。

しかし利用者が乗ってエレベーターが動き出すと、ディスプレイには床が抜け落ちていく映像が映し出され、利用者は床が抜けたと思ってパニックになってしまうというものです。

利用者が本当にエレベーターの床が抜けたと思うほどディスプレイの画質が鮮明でなめらかであるということがわかりやすく伝わるおもしろい試みの広告と言えます。

電気を使わず日陰を作る「コカ・コーラZERO」のベンチ

コカ・コーラZEROのベンチ
影が広告になるコカ・コーラZEROのベンチ
画像引用元:https://compass-media.tokyo/interviewlist/akinoriotani/

大地震によって自粛ムードの中で展開された、「コカ・コーラZERO」のアンビエント広告です。

電気を使わずに日陰を作るコカ・コーラZEROのベンチを設置。そしてなんと、できた影にはコカ・コーラZEROのロゴが! エコを意識しつつしっかり広告も行っています。

シャボン玉と香りが出る「ファンタ」の看板

シャボン玉と香りが出るファンタの看板
画像引用元:https://compass-media.tokyo/interviewlist/akinoriotani/

学校近くに設置された「ファンタ」の看板。一見、普通の立て看板に見えますが、そこには驚きの仕掛けが。

登校時間になると、看板のファンタからシャボン玉と香りが出るという仕組みです。

こうした見る人を驚かせ、楽しませる工夫はアンビエント広告の醍醐味と言えます。

現在であれば、確実に動画が撮影されて拡散していくことでしょう。

地下鉄で電車が来ると女性の髪が乱れる「Apotek」のデジタルサイネージ

スウェーデンの美容ブランド「Apotek」が地下鉄に設置したデジタルサイネージによるアンビエント広告です。

電車がホームに入ってくると電車の振動をセンサーで感知し、デジタルサイネージに映し出された女性の長い髪が風で乱れたように見えるという仕組み。

強風で髪が乱れても、Apotekの製品を使えばすぐにまとまるということを、地下鉄の環境をうまく利用してアピールした広告です。

バス停の自動販売機に男性が入っているように見える不思議なデジタルサイネージ

イギリスのお菓子メーカーである「Walkers」が行った、新商品のサンプリング配布とツイートの拡散を狙ったキャンペーンで使われたデジタルサイネージ。

バス停に設置された自動販売機にデジタルサイネージを搭載。デジタルサイネージに男性が映し出され、まるで自動販売機の中に入っているかのような、不思議な光景に。

男性はバスを待っている人に対して挨拶をしたり、スマホを向けられてポーズを決めたりとさまざまなアクションを起こします。

そして「ツイートしたらお菓子を無料であげる」と書かれたメッセージカードを見せ、その場にいる人がツイートをすると、自動販売機から新商品のサンプリングが出てくるというインタラクティブなアンビエント広告です。

「Pepsi」がAR技術を使って驚きの映像を流すドッキリ広告

飲料メーカーである「Pepsi」が、新商品の「砂糖不使用なのに味は従来のペプシそのまま」という驚きをPRするため、バス停側面のガラスにAR技術を用いたドッキリ映像を流すというアンビエント広告です。

バス停側面のガラスにはUFOが飛来する様子や隕石が落下する映像、マンホールから巨大なタコの足が現れて人を引きずり込む様子などが映し出され、それを見た人はびっくり。

ガラスには事前に撮影された周囲の映像も映し出されているため、よりリアリティのあるものとなっています。

その映像に驚いた人がバス停を飛び出すと、ガラスの裏に掲載された広告文を見て商品PRだと気付くという仕掛けです。

まとめ

「アンビエント広告について知りたい」という方のために、アンビエント広告の意味やメリット、事例をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

既存の概念にとらわれず、さまざまな媒体や場所を使ってアプローチができるアンビエント広告。特に動画と組み合わせることで、大きな効果を発揮します。

商品やサービスの広告手段で迷っている方は、アンビエント広告についても視野に入れてみてはいかがでしょうか。


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WRITTEN BY
シングメディア編集部

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