動画マーケティング

シネアド(映画館CM)の効果や料金イメージは? 媒体力や優れた点も紹介

こんにちは、シングメディア編集部です。

シネアドとはどんなものだろう、シネアドにはどんな効果があるんだろう・・・。

そんな「シネアドについて知りたいあなた」は必見です。

シネアドは映画館で上映される広告のこと。映画館という特殊な環境の中で上映されるため、注目度が高く大きな効果を発揮することもあり、注目されています。

そこで今回は「シネアド(映画館CM)の効果や料金イメージ、媒体力や優れた点」をご紹介します。

シネアドとは映画館で映画本編が始まる前に流れる広告のこと/シネアドの優れた点は「集中して見てもらえる」など多くある/シネアドの出稿枠は2パターン「シネアドスポット」と「シネアドレギュラー」

映画館CM「シネアド」とは?

シネアドとはなにか

シネアドとは「シネマ・アドバタイジング」の略で、映画館で映画本編が始まる前に流れる広告のことを指します。映画館へ行ったことがある人であれば、一度は目にしたことがあるでしょう。

シネアドは古くからある広告媒体で、特定のシネコンで上映される映画すべてで流すことも、特定の映画作品だけで流すことも可能です。

映画館ならではの独特な雰囲気の中、巨大なスクリーンと迫力のある音響で広告が流されるため印象に残りやすく、テレビCMより効果的にプロモーションを行えるケースもあり注目されています。

また映画館だけでしか流れない広告もあるため、シネアドを楽しむ映画ファンも少なくありません。

シネアドの優れた点は?

シネアドの優れた点とは

シネアドにはさまざまなメリットがあり、効果的なプロモーション手法として人気です。

そんなシネアドの優れた点は以下の7つ。

  1. 長尺でも集中して見てもらえる
  2. エリアと属性を絞ってターゲティングできる
  3. 強く印象に残すことができる
  4. 優良な顧客が多い
  5. 売り場・店舗への誘導ができる
  6. サンプリングやデモンストレーションなどのプロモーションも可能
  7. CM素材を活かして使える

どういうことか、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

1. 長尺でも集中して見てもらえる

映画館は閉ざされた空間。お客さんはみなスクリーンに意識を集中させている状況で、ノイズもありません。

そのため高い集中力を持った状態で広告を視聴してもらうことができます。

広告の尺が長くても、見逃されてしまったりスキップされてしまったりすることもありません。

2. エリアと属性を絞ってターゲティングできる

映画館は全国に数千もの数があります。シネアドはその中から1館だけを選んで上映することも可能です。

自社の商圏エリアだけに広告を流したい、若い人の集まるエリアだけに流したいなど指定することができます。

しかも広告を上映する映画作品についても指定することが可能です。

そのためファミリー層をターゲットにして子ども向けのアニメ映画だけで流す、若い女性やカップルをターゲットにして恋愛映画で流すなど、属性を細かく絞ってターゲティングすることもできます。

エリアと属性や嗜好に合わせてターゲティングすることで、効果的にターゲットとなる顧客へ訴求することが可能です。

3. 強く印象に残すことができる

映画館と言えば、巨大なスクリーン。そしてノイズのない最高の音響が特徴です。

大きなスクリーンと最高の音響を使って広告を上映すれば、お客さんに与えるインパクトは大きなものとなります。

そのためメッセージが届きやすく、共感も生みやすいという特徴があり、記憶にも強く残すことができるのです。

4. 優良な顧客が多い

映画館に来場する人は、流行トレンドに敏感な人が多く、情報にアクティブである(拡散力がある)と言われています。

また世帯年収も高く、消費行動にも積極的であるというのも映画館来場者の特徴です。

そのため自身が商品・サービスを購入するだけでなく、口コミで周りの人やSNS上で情報を広めてくれる効果にも期待ができます。

5. 売り場・店舗への誘導ができる

複数のスクリーンを持つシネコンは、複合型ショッピングモールと併設されていることが多いです。

そのためショッピングモール内に売り場を構えるお店や映画館の近くにあるお店がシネアドを利用すれば、映画を観た顧客をその帰りに売り場へ誘導するということもできます。

また映画の半券を店舗に持参すれば割引するなどのサービスを実施し、それをシネアドで周知して顧客を誘導するということも可能です。

6. サンプリングやデモンストレーションなどのプロモーションも可能

シネアドと合わせて、映画館の入り口でサンプリングを行う、館内でデモンストレーションを行う、ラックを設置してパンフレットやリーフレットを置くなどのプロモーションを行うことも可能です。

シネアドとの相乗効果で、顧客の体験や行動を促し、購買促進につなげることができます。

7. CM素材を活かして使える

シネアドには、すでに持っているCM素材を活かすことができます。

YouTubeなどで動画広告を制作したら、それをシネアドにも使うことができるのです。

変換料はかかりますが、それほど高くないため、イチからシネアド用の広告を作るより手間もコストもかかりません。

シネアドの媒体力・効果は?

シネアドの媒体力・効果とは

シネアドは60秒・120秒・180秒などテレビCMと比べても長い尺で放映できるため、ストーリー性のある広告を作ることが可能です。

そのため自由度が高く、ユニークな広告を作ることができるため、訴求効果も高いという特徴があります。

株式会社サンライズ調べによると、シネアドは商品・サービスのブランドと顧客の高いエンゲージメントを実現する効果があるとのこと。

たとえば、「あなたは本編前に上映された『広告主・商品名』のCMをご覧になりましたか」という認知率を問う質問には、85.5%もの人が「見た」「見たような気がする」と回答したと言います。

映画館来場者が一度シネアドに接触しただけで、映画終了後もCMをしっかり記憶していることがわかります。

また「あなたは本編前に上映された『広告主・商品名』のCMをご覧になって内容が理解できましたか」という質問では、商品・サービス内容までを深く理解している人の割合が70%だったということです。

さらにシネアドを視聴することにより、ブランドの認知・興味・購入意向などすべてが上昇し、ブランドに対するイメージアップ効果も確認されたと言います。

受け身の状態であり気が散る環境で視聴するテレビCMとは違い、シネアドは映画館にて受動的な状態で集中して視聴することから、これだけの高い効果を発揮するのだと言えるでしょう。

参考:シネアドの効果・来場者特性|株式会社サンライズ

シネアドを視聴するユーザー層は?

シネアドを視聴するユーザー層とは

シネアドを視聴するユーザー層=映画館へ足を運ぶユーザー層はどのようになっているのでしょうか?

株式会社サンライズ調べによると、映画館の年間入場者数は2017年において1.7憶人。映画館の利用率は55%で、中でも10代、20代の利用者が多く、その年代では66%だということです。

世帯年収を見てみると、年3回以上利用する映画館ユーザーが747万円、年1回以上利用する映画館ユーザーが711万円、非映画館ユーザーが656万円となっているとのこと。

映画館をよく利用する人ほど世帯年収が高いということがわかります。

またSNS利用率については、年3回以上利用する映画館ユーザーが35.5%、年1回以上利用する映画館ユーザーが33.0%、非映画館ユーザーが22.6%とのことです。

映画館をよく利用する人ほどSNSを利用する頻度が高く、高い発信力を持っていることがわかります。

さらに映画館ユーザーの消費意識についても調査。

「買い物をすること自体が楽しく、好きだ」「ブランド、メーカーに自分なりのこだわりを持っている」「新製品を、いち早く買ってみるほうだ」「食の面では、かなりぜいたくをしているほうだ」「限定モノや流行モノに弱く、すぐ欲しくなる」と回答した人の割合がいずれも年3回以上のユーザーで最も多く、続いて年1回以上のユーザー、非映画館ユーザーという順でした。

映画館をよく利用する人ほど高い消費意識を持っているということが明らかになったと言えます。

これらの結果から、映画館ユーザー(シネアドを視聴するユーザー層)は世帯年収が高く、SNSでの発信力が高い、そして消費者意識が高いという特徴があることがわかりました。

参考:シネアドの効果・来場者特性|株式会社サンライズ

シネアドの出稿枠は?

シネアドの出稿枠とは

シネアドの出稿枠は基本的に2パターンがあります。

1つ目は「シネアドスポット」というもの。全国の映画館の中からCMを上映する劇場を自由に選ぶことができます。エリアや予算、キャンペーンなどに応じて出稿できるのも特徴です。

CMの尺は15秒、30秒、60秒、120秒以上の長尺もOK。期間は1週間単位で設定することが可能です。

上映パターンは全スクリーン上映、または作品を指定した上映から選択できます。

2つ目は「シネアドレギュラー」というもの。継続的にCMを大量放映することによりリーチを大量に獲得でき、費用対効果も高いのが特徴です。

特定のエリアに絞ったマーケティングや店舗への集客にピッタリとなっています。

CMの尺は15秒となっており、複数枠の購入もできます。期間は6ヶ月以上、上映パターンは全スクリーンです。対象となる映画館は、シネアドレギュラーの対象となっている映画館に限られます。

ただし、これはあくまでもイメージです。映画広告を扱う会社によって異なることもありますので、ご注意ください。

シネアド上映スタートまでの流れは?

シネアド上映スタートまでの流れ

シネアドを上映するまでの流れの一例としては、次のようになります。(あくまでも一例です)

  1. プランニング
  2. 上映枠の確認・考査
  3. 発注(目安:16営業日前まで)
  4. CM素材の納品(目安:8営業日前まで)
  5. CMモニター券のお渡し(目安:5営業日前)
  6. 上映スタート
  7. CM上映報告書の提出(目安:上映終了から約10営業日)

なおシネアドが上映されるタイミングの一例としては、映画チケットに記載された本編タイムの直前に流れるのが幕間シネアド、本編タイム冒頭の3~6分間に流れるのがシネアドです。

また映画館によっても異なりますが、シネアドの上映後、映画予告編が流れた直後をプレミアムスポット枠と呼び、1社限定でシネアドを上映することも可能となります。(プレミアムスポット枠の実施や条件は映画館によって異なるためご注意ください)

シネアドの料金イメージは?

シネアドの料金イメージ

シネアドの料金は、上映する映画館や上映方法などによって変わります。

また期間が3ヶ月、6ヶ月などと長いレギュラー上映であれば格安になるケースもあります。

料金の一例を挙げると、レギュラー上映・全スクリーン上映で15秒のCMを6ヶ月間、1館の映画館で流した場合は約60万円、スポット上映・作品指定上映で30秒のCMを2週間、全国70館で流した場合は約1,500万円となります。

ただしこれらはあくまでも参考イメージです。条件によって異なります。

まとめ

「シネアドについて知りたい」という方のために、シネアド(映画館CM)の効果や料金イメージ、媒体力や優れた点をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

テレビCMやネット上で流す広告と違い、顧客がそれだけに集中して視聴できる環境の中で上映されるシネアド。それゆえに顧客の印象に残りやすく、認知度アップや販売促進にも効果的です。

シネアドはテレビCMよりも安く出稿できるケースも多いため、興味がある企業は活用してみてはいかがでしょうか。


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WRITTEN BY
シングメディア編集部

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