映像制作

動画制作のナレーションのコツは? 原稿作成から伝えるコツ・録音方法まで

こんにちは、シングメディア編集部です。

「動画にナレーションを入れるメリットって何だろう?」
「動画のナレーション原稿はどうやって作ればいいの?」
「印象に残るナレーションにするにはどうすればいいんだろう」

……なんて疑問やお悩みはありませんか?

動画制作の際に自分でナレーションを入れようと思っても、どうしたらうまく伝わるナレーションになるのかわからないという方は多いでしょう。動画にナレーションを入れるメリットは大きいですが、入れ方にはコツがあります。

そこで今回は「動画制作でナレーションを入れる方法」をご紹介します。

動画にナレーションを入れるメリット

動画にナレーションを入れるメリット

動画制作をする中で、迷うポイントの1つとなるのがナレーションを入れるかどうか。

ナレーションを入れるとなると手間もコストもかかってしまいますし、ナレーションがなくても動画は成立します。とはいえ動画の内容によってはナレーションを入れることで大きなメリットがあるのも事実です。

ナレーションを入れるべきかどうか迷っている方のために、まずは動画にナレーションを入れるメリットとしてどのようなことが挙げられるのか、ご紹介していきましょう。

より多くの情報を伝えることができる

動画自体のメリットとして、画像より多くの視覚情報を提供できるということが挙げられますが、ナレーションを入れることにより、それと合わせて聴覚にも情報を届けられるというメリットがあります。

目からの情報と耳からの情報が合わさることで、情報がよりわかりやすくなります。

ただ、ユーザーが駅や街中など騒がしい場所にいるかもしれないことや、音を出さずに視聴する可能性も考慮して、ナレーションに加えてテロップをつけるというのも効果的です。

ナレーションの補足としてテロップを入れることで、より情報をわかりやすく伝えられるようになります。

シングメディア制作の参考事例

KARTE for App

「KARTE for App」サービス紹介動画(アニメーション)を制作しました。【プロデューサー/佐藤一樹】

KARTEプロダクトツアー

「KARTEプロダクトツアー」ムービーを制作しました。【プロデューサー/佐藤一樹、間地浩晃】

トラベロコ 〜あなたの「したい」を叶えよう〜

「トラベロコ(Traveloco) 〜あなたの「したい」を叶えよう〜」のCMを制作しました。【プロデューサー/佐藤一樹】

多言語化できる

インターネットで動画配信をすると、世界中の人々に届けられるため、できれば海外の人にも見てもらいたいところ。ただ映像を多言語対応させようとすると、手間もコストも多くかかってしまいます。

そこで活用したいのがナレーション。動画にナレーションが入っていれば、ナレーション部分だけ外国語にして差し替えたバージョンを作ってしまえば良いため、すぐに多言語対応ができるのもメリットです。

ナレーションで多言語化すれば、あなたの作った動画を世界中の人に見てもらえる可能性が高まります。

シングメディア制作の参考事例

Introducing KARTE supported by Google Cloud Platform

「Introducing KARTE supported by Google Cloud Platform」を制作しました。【プロデューサー/佐藤一樹・安枝新介】

FABRIC TOKYO|Start Here

FABRIC TOKYOブランディングムービー「Start Here」を制作しました。【プロデューサー/安枝新介】

感情を表現してユーザーが共感しやすくできる

嬉しさや喜びなどを声で表現することで、動画に感情表現を入れることが可能になるというメリットもあります。

たとえば文字だけで「全国大会で苦難の末、優勝しました」と伝える場合と、ナレーションで伝える場合、ナレーションで伝えたほうが興奮や喜びが伝わりやすいですよね。感情が伝われば、ユーザーの心も揺さぶられたり自分事として共感したりしやすくなるのです。

このようにナレーションには、ただ情報を伝えるのではなく、ユーザーが共感をしやすくするという役割もあるため、ナレーションが入ることでより興味を持って動画を見てもらえる効果があります。

ナレーション原稿のコツ

ナレーション原稿のコツ

ナレーションは耳から入ってくる音声情報のため、目で見て読んでもらう文字原稿と全く同じで良いわけではなく、音声だけで聞いてきちんと理解してもらえるよう、表現を工夫する必要があります。

そこでどんな点を意識して原稿を作ればいいのか、ナレーション原稿を作るコツをご紹介します。

とにかくシンプルにする

ナレーション原稿は、とにかくシンプルにすることが重要。多くを伝えようとして情報を詰め込んでしまうと、理解しづらいものになります。

そのため一文は短く簡潔に、主語述語を明確にすることが大切です。難しい言葉や回りくどい言い回しは使わないようにしましょう。

また1つで別の意味を持つ言葉や、漢字、熟語といったものは音声だけでは意味を理解しにくいこともあるので、簡単な言葉に置き換えることも必要です。音声では聞き取りにくい言葉もできる限り避けて、他の言葉に置き換えましょう。

「あれ」「これ」「それ」といった指示語の多用も、意味が理解しにくくなるため避けることが必要です。

他の人に読み上げてもらう

完成したナレーション原稿は、まず自分で読み上げてみるのはもちろんのこと、他の人にも読み上げてもらうことが大切です。

自分自身が作った原稿だと、どうしても不自然なところに気づきにくいものなので、他の人に読み上げてもらうことで違和感のある部分を発見しやすくなります。

また読んだ人から意見をもらうこともできるため、さらにブラッシュアップして良い原稿にすることができるでしょう。

人によって読み方に癖や特徴もあるため、できれば複数人に読み上げてもらうのがおすすめです。

映像を見て分かることは書かない

ナレーション原稿では、映像を見て分かることは書く必要がないというのもポイントです。たとえば、「子どもがケーキを食べています」のような実況は必要ありません。

ナレーションはあくまでも映像の補足的なもの。そのため簡潔に伝えるべきことを伝えなくてはならないので、余計なことは省くべきです。

もちろん、映像と合わないナレーションは混乱を招くため、あってはなりません。映像と合わない箇所はないか、また映像を説明しすぎている箇所はないか、映像と原稿を合わせながら確認しましょう。

ナレーションは誰がやるべき?

ナレーションは誰がやるべきか

ナレーションは自分自身でやる以外にも、人に頼むという手段もあります。

ナレーション選びをする際のポイントをそれぞれにまとめましたので、ご紹介します。

自身や社員などプロではない人がやる

自分自身、もしくは会社として映像制作を行う場合は社員の誰かがナレーションをやる、というのが最も低コストですぐに思いつくことだと思います。

複数人の候補者がいる場合に誰を選ぶかですが、ポイントは動画を視聴するターゲットや動画のイメージに合わせて選ぶことです。

声のトーンや調子は人によってさまざまですし、声によって受ける印象は異なります。そのため実際にそれぞれに読み上げてもらって、一番しっくりくる人にお願いすると良いでしょう。

なお素人がナレーションをする場合の練習方法については後述します。

プロに依頼する

ナレーションを自分でやるのも社内の人がやるのもちょっと、というときには、結婚式やイベントの司会を仕事として請ける会社や個人に依頼するという方法もあります。

プロのナレーションなので、質が高いというのは大きなメリットです。

また映像に合わせて、「こういうイメージの声の人が良い」という希望通りの人を探すこともできるのが魅力。イメージ通りの声の人に依頼できれば、それだけ動画の質も上がります。

多言語対応したい場合は、外国語が話せる人を希望して依頼するのもOK。またはプロでなくても外国語が話せる個人を探せば、理想通りの動画になるでしょう。

印象深いナレーションのポイント

印象深いナレーションのポイント

ナレーションの出来は動画の質を左右すると言っても過言ではありません。

そこで実際に原稿を読み上げる際に、印象深いナレーションにするため気をつけたいことをご紹介します。

「何を伝えたいのか」を明確にして意識する

印象深いナレーションにするためには、この動画が何を目的として作られたもので、どこが一番伝えたい箇所なのかを正しく理解し、意識することが重要です。

何を伝えたいのかが明確になれば、おのずと強調すべきポイントを強調できるでしょう。

また動画の目的や動画全体のイメージから、「明るくてポジティブな印象を持ってほしい」「爽やかでリフレッシュできるような印象を持ってほしい」「ゆったりリラックスしたイメージを持ってほしい」など、どんな印象を持ってほしいのかを考えて意識することも大切です。

見ている人に共感してほしい箇所では、ナレーションに感情を込めることも必要。感情のこもったナレーションは見ている人の心に深く残りやすくなります。

発生練習を必ずする

ナレーションは声が命。発声練習を事前にしっかりやっておくことで、声の抑揚などをコントロールしやすくなるだけでなく、滑舌がよくなる、喉を傷めにくくするといった効果にも期待ができます。

発声練習をするときには姿勢を正しくし、喉を開いて「アー」と声を出してみましょう。姿勢が悪いと肺が圧迫されて声が通らなくなってしまいますから、意識的に姿勢を正すことが大切です。

ナレーションを練習する方法

ナレーションを練習する方法

素人がいきなりナレーションをしようと思ってもなかなかうまくできないでしょう。

そこで人に情報を的確に伝えられるナレーションができるようになるためにはどのような練習をすればいいのか、練習手段をご紹介します。

サイトや動画コンテンツで学ぶ

ナレーションのコツを教えてくれる音声付きのサイトや、YouTubeなどにあるレッスン動画コンテンツを見ながら独学で学ぶ方法もあります。

この方法であればお金をかけずに好きな時間に自分のペースで学べますから、忙しい方でも安心です。

声の仕事をしているプロがさまざまなサイトや動画コンテンツで自身の知識や技術を公開してくれていますので、自分に合ったものを探してみましょう。

なおナレーションの練習中に自分の声を録音しておくことも大事。自分の声や発音、話し方などを客観的に聞くことで、違和感や癖、不自然な点などを発見し、改善することができます。

レッスンを受ける

お金はかかりますが、本格的にナレーション技術を習得したいのであれば、ナレーションのレッスンを受けてみるという方法もあります。

プロのナレーターやアナウンサー、声優などによるオンラインレッスンもあるため、自宅にいながらレッスンを受けることも可能です。また滑舌や発声のレッスンだけでなく、必要であれば演技レッスンも受けられます。

自宅で録音する方法

自宅で録音する方法

ナレーションはスタジオでなくても、自宅で録音することも可能です。

では自宅で録音する場合はどうすればよいのか、その方法をご紹介していきます。

必要な録音機器

自宅でナレーションを録音する際に必要となる録音機器は以下のものです。

・マイク
・マイクケーブルやマイクスタンド、マイクホルダーなどマイク関連アクセサリー
・オーディオインターフェース(音声をパソコンやタブレットなどに取り込むための機器)
・スピーカーまたはヘッドホン
・音声編集ソフト
・編集用のPC

なおマイクには2種類ありますが、ナレーション用であれば一般的に、感度が良く、繊細な音まで拾える「コンデンサーマイク」が使われることが多いです。

自宅で録音するポイント

ナレーションを自宅で録音する際には、原稿をめくる音など、ノイズができるだけ入らないよう細心の注意をはかることが大切です。

マイクをできるだけ口に近づけたり、原稿とマイクを遠ざけたり、外の雑音が入らないよう、大通り沿いの部屋は避けるなどの工夫をしましょう。

また部屋によっては声が反響しやすく、違和感が出てしまいます。そのため反響しない部屋で録音をすることも大切。吸音材に囲まれた部屋がない場合は、声が反響しにくいカーテンに囲まれた部屋がおすすめです。

音声が大きすぎたり小さすぎたりしないかどうか、逐一確認しながら録音するのも大事。後で編集の手間を減らすことにもつながります。

音声の編集

音声の編集では、たとえば入ってしまったノイズの除去や音量の調整などができます。録音時にノイズが入ってしまったり音量が定まらなかったりしても編集で調整できますが、手間をなるべく省きたい場合はやはり録音時に注意しておくといいでしょう。

なお自分で編集ソフトを活用してみても良いですが、難しい場合やクオリティの高いものにしたい場合には、編集を請け負うフリーランスの個人などに依頼してみるのもいいでしょう。

音声編集のプロに頼めば、高品質なナレーションが完成します。

ナレーションで「伝えたいこと」が伝わる動画を作ろう

ナレーションを活かした動画を作ろう

ナレーションは音声で「伝えたいことを伝える」役割があります。動画は映像とテロップだけでも成立しますが、ナレーションが入ることでよりわかりやすく伝わりやすい印象的な動画になるのです。

ナレーション原稿や実際のナレーション、音声編集など、一つひとつの作業に手を抜かずにこだわって、多くの人に「伝わる動画」を作りましょう。


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WRITTEN BY
シングメディア編集部

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