こんにちは、シングメディア編集部です。
映像を作りたいけれどどこに頼めばいいのかわからない、映像制作会社を選ぶ際に見るべきポイントがわからない・・・。
そんな「映像制作会社の選び方を知りたいあなた」は必見です。
映像制作会社ならどこも同じというわけではありません。作りたい映像や予算などに合わせて最適な映像制作会社を選ぶことが大切です。
そこで今回は、「失敗しない映像制作会社の選び方4つ」をご紹介します。
映像制作会社を利用するメリット
映像制作会社の選び方をご紹介する前に、まずは映像制作会社を利用することで得られるメリットについて見ていきましょう。
最近では動画編集ソフトも充実しており、自社で動画制作を行うことも可能です。しかし自社で動画制作を行う場合、企画から編集までの全ての工程を自社で担う必要があり、手間も期間も非常に多くかかってしまいます。
ノウハウがしっかり備わっていないと動画制作にはかなりの手間がかかってしまいますが、映像制作会社に依頼すれば短期間で高品質な動画を制作してもらえるのが大きなメリットです。
映像制作会社であればさまざまな最新機器が揃っており、それを使いこなせる技術と知識をもったプロが在籍しているので、希望に合わせて最適な動画を制作してもらえます。
簡単な動画であれば自社制作でも良いのですが、やはりクオリティの高い動画制作はプロに任せないと難しいため、きちんと結果・効果を出したい場合は映像制作会社を利用しましょう。
映像制作会社を選ぶ前の準備
映像制作会社を選ぶ前に、事前準備として動画制作の目的と予算、納期を決めておく必要もあります。いくら相手がプロだからと言っても、準備なしの状態で制作を丸投げしてしまうのは避けましょう。
まず動画制作の目的についてですが、動画によって認知拡大を目指すのか、それともコンバージョン獲得を目指すのかなどといったことを明確にしておくと動画の方向性が定まり、制作会社から最適な提案をしてもらえます。
より目的が明確になるよう、目標となる数値・KPIも明確にしておくことがおすすめです。
また動画制作の予算もあらかじめ上限を決めておくことが大切。予算を決めておけば、制作費が高騰するリスクが避けられます。
動画制作の納期についても制作会社へ伝えておく必要があります。動画の公開予定日から逆算して目安となる納品期日を制作会社に提示しておきましょう。なお納期はギリギリではなく余裕を持った設定にしておくと、修正などが多数発生したときにも安心です。
動画制作を映像制作会社に依頼するメリットと選ぶ前に準備すべきことを踏まえた上で、さっそく失敗しない映像制作会社の選び方4つをご紹介していきましょう。
1. 映像制作実績(ポートフォリオ)で選ぶ
失敗しない映像制作会社の選び方として重要なのは、その会社の映像制作実績を見るということです。
映像制作実績を見れば、その会社がどのくらいのクオリティーの映像を制作できるのかという実力もわかります。
ほとんどの映像制作会社は自社のホームページ上で、これまでに制作した映像・動画を紹介していますから、必ずその映像制作実績でクオリティーを見て判断するようにしましょう。
映像制作実績のない会社は要注意。ただし中には制作した映像実績を非公開にしている会社もあります。
とは言え判断材料がないとその会社の実力がわからないため、ホームページ上で公開されていない場合は問い合わせをしてみるといいでしょう。DVDなどでこれまでに制作した映像を送ってくれる可能性もあります。
また映像の制作実績からクオリティーを見ることも大切ですが、その会社の制作した映像が自分の好みのテイストに合っているかどうかを見ることも大事です。
自分の好みと映像制作会社のセンスが合っていない場合、なかなか自分の作りたい映像のイメージが伝わらず、余計な手間暇がかかってしまう可能性もあります。
結果として、自分の思い描いていた映像を制作してもらえなかった、制作してもらった映像に満足できなかったということにもなりかねません。
会社の規模や実績数の多さよりも、クオリティーやセンスを判断するようにしましょう。
2. 目的にマッチした映像制作会社を選ぶ
失敗しない映像制作会社の選び方として、目的を明確にした上でその目的にマッチした会社を選ぶということも大切です。
「会社のブランディングがしたい」
「自社の商品やサービスを動画でわかりやすく説明したい」
「ドキュメンタリーを撮影してもらいたい」
「CGを使いたい」
「アニメーションを使いたい」
「とにかく早い納期で制作してほしい」
など、目的というのはそれぞれ異なるもの。
まずはその目的を明確にする必要があります。目的が明確になれば、その目的にマッチした映像制作会社を選ぶことで、失敗のない映像制作が可能になるのです。
たとえば「CGを使った映像を作ってほしい」というのであれば、CGに強い制作会社、CGに特化した制作会社を選ぶことが有効になります。
制作会社によって得意とする技術やジャンル、不得手とする技術やジャンルもありますので、そういった部分を見極めるためにも映像制作実績を見ることが大切です。
映像制作実績を見ただけではよくわからない・・・という場合には、制作会社に問い合わせをして、どんな映像を作りたいのかを具体的に伝えて相談してみるのもいいでしょう。
3. 担当する映像クリエイターの実力・経歴で選ぶ
失敗しない映像制作会社の選び方として、担当する映像クリエイターの実力・経歴も大切な要素となります。
ただ単にかっこいい映像を作れるというだけではNG。どんな目的でどんな映像を作りたいのかをしっかりヒアリングしてくれること、それを実現するための知識や技術、そして提案力があることも重要です。
発注者の意図を理解し、その上でマーケティング視点を持って映像制作を行うことができる映像クリエイターのいる制作会社を選びましょう。
映像を発注する側にはそれぞれ、「企業の魅力を伝えて良い人材を採用したい」「若い年齢層に向けて自社サービスをアピールしたい」「自社商品の認知度を高めたい」などの目的や課題があると思います。
その目的や課題に対する効果を出すためには、発注者の言う通りに映像を制作するだけでは不十分です。
世の中のマーケティングやニーズを理解し、最適な提案ができることが大切になります。もしも発注者の意見に従うと本来の目的を果たせないというような場合は、きちんとその旨を説明し最善の提案を行う必要もあるのです。
それを実現するためには、映像クリエイターに幅広い知識や十分な経験が求められます。
だからこそ、きちんとした実力や経歴のある映像クリエイターの所属する制作会社を選ぶことが重要です。
シングメディアでは、『JAC AWARD 2016』のプロデューサー部門で最高賞となる「プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した佐藤を中心に映像制作を行います。
4. 料金・見積もりで選ぶ
失敗しない映像制作会社の選び方として、料金・見積もりを取って複数社を比較してみるということも必要です。
制作会社のホームページで公開されている映像制作実績を見て、「こんなイメージの映像を制作してもらいたい」「ここなら映像制作を任せても大丈夫そうだ」と思ったら、見積もりを取りましょう。
その際、1社だけに絞らず複数社から見積もりを取ってみることがおすすめです。
複数社から見積もりを取ったら、それぞれの料金・見積もりを比較してみてください。複数社から見積もりを取ることで、料金の相場が見えてきます。
見積もりを取る際には、どんな目的でどんな映像を作りたいのかをできるだけ詳細に伝えることと、すべての制作会社に同じニーズを伝えることが大切です。
それぞれの制作会社に別々の内容を伝えてしまうと、見積もりにも大きな差が出てしまいかねません。それでは比較のしようがありませんよね。
また注意しなければならないのは、出てきた見積もりの料金だけを見て「一番安い見積もりを出してくれたからここに決めよう」と安易に考えないことです。
安い料金をウリにする制作会社は多くありますが、クオリティーは当然低くなります。映像に思いのこもっていない「安かろう悪かろう」の制作会社が増えているので注意しましょう。
大切なのは費用対効果です。どんなに安くても効果が全く出ないのであれば意味がありません。時間とお金の無駄になるだけです。
見積もりを取ったら、それぞれの制作会社の実績と費用を踏まえてどこにするかを決めましょう。
なお見積もりの料金には、どこからどこまでのサービスが含まれるのかを確認することも大切です。
制作会社によって、提示された料金の中で提供される役務の内容が異なる場合があります。
たとえば企画構成・演出は含まれず撮影・編集のみの料金であったり、修正をする際には都度料金がかかったりするケースも多いです。
後から追加料金を取られて「予算オーバーになってしまった」とならないよう、見積もりが出たら「この料金の中にどんな工程が含まれるのか」「完成後に修正したい場合の費用はどのようになるのか」などを各社に確認しておくといいでしょう。
映像制作実績として公開されている映像の中で気に入ったものがあれば、「この映像はすべての工程を含めていくらくらいで制作されているのか」と質問してみるのもアリ。どのくらいの予算でどのくらいの映像制作が可能なのかがわかります。
後で後悔しないためにも、事前に制作会社としっかりコミュニケーションをとっておくことが重要です。
複数の映像制作会社を比較するときのポイント
複数ある映像制作会社の中から1社を選びたいとき、どんなポイントを見て比較検討すればいいのか、ご紹介します。
相見積もりは3社が目安
見積もりを依頼する際には、3社に依頼するのがベストです。
2社だと相場がわかりにくく、結局価格が高いのか安いのか判断できなくなってしまいます。
4社以上に見積もりを依頼してしまうと、今度は逆に比較に時間がかかってしまうのです。
また前提として相見積もりを依頼する際には、動画の内容、尺、希望する納期などの条件を同じにして依頼しましょう。
各社に簡単な構成案を提出してもらう
コンペなどをおこなって依頼する会社を選ぶ際には、それぞれに動画の内容や流れ、長さなどがイメージできるよう簡単な構成案を提出してもらうのがおすすめです。
簡単な構成案を提出してもらうことで、それぞれの会社の企画力や提案力、動画制作に関する知識・ノウハウの程度などをチェックでき、費用対効果の高さも判断できます。
追加費用の詳細を確認する
見積もり金額を出してもらったらそれで終わりではなく、その中に含まれる修正回数やオプション料金なども確認しておき、それ以外のどのような作業が発生した場合に追加費用が必要になるのかについても確認しておきましょう。
制作会社によっては特定の変更や条件によって、追加費用が別途発生する場合があるためです。
制作途中でイレギュラーの修正が出て追加費用が発生したり、完成後に追加費用がかかったりするとトラブルにもつながりかねません。
そのため事前に追加費用についても細かく確認し、会社の信頼性を確かめておくようにしましょう。
映像制作会社選びにおけるその他のポイント
4つのポイントの他にも、映像制作会社を選ぶ際に気を付けたほうがいいポイントをご紹介します。
実体がある映像制作会社を選ぶ
映像制作会社の中には、会社としての実体を持たずに活動しているところもあるため注意が必要です。
動画制作業界にはさまざまな会社が存在していますが、中には実体がなく、案件によって異なる脚本家やカメラマンなどのスタッフを雇い、動画を制作している会社も少なくありません。
それでもクオリティの高い動画を制作してもらえれば問題ないと思うかもしれませんが、会社としての実体がないということはフリーランスの集合体ということなので、セキュリティ面に不安があります。動画制作を依頼する際に重要なデータが流出してしまうなどのリスクもありますから注意しましょう。
また組織として成り立っていないところだと、動画をシリーズ化したときに品質がばらばらになるなどのデメリットも生じる可能性があります。しっかり実体がある映像制作会社を選ぶためには会社へ実際に訪問して、社内の動画制作における実態をチェックすることが大切です。
工程フローや制作スケジュールを明確に提示してくれる映像制作会社を選ぶ
動画制作を依頼する際には、納期までの工程フローや制作スケジュールを明確にしてくれるところを選ぶことも大切です。
動画制作にはさまざまな工程フローがあり、都度、確認が必要になる場面もあります。そのため制作スケジュールをきちんと提示してもらえないと、進行具合や内容を確認することができず不安になります。
またスケジュールを適切に管理していない会社に制作を頼むと、納期に間に合わず動画を使うタイミングを逃す恐れもあるため注意しましょう。
アフターフォロー体制がしっかりしているかどうかも確かめておく
映像制作会社を選ぶ際には、アフターフォロー体制がどうなっているのかも確認することが大切です。
動画制作では、後から修正箇所がポロポロと出てくることが多いもの。そのため修正には料金がかかるのか、無料の修正は何度まで対応してくれるのかといったことを依頼前に確認しておきましょう。
動画マーケティングに精通している映像制作会社を選ぶ
動画制作において重要なのは芸術性の高さではなく、クライアントの目標を達成することです。目標を達成するためには、動画マーケティングの知識が必要不可欠になります。
映像制作会社であれば、イメージに合ったクオリティの高い動画を制作することは可能です。ただしすべての制作会社がビジネス・マーケティングにまで精通しているというわけではありません。
制作会社によっては、マーケティング戦略やプランなどは広告代理店が考えて、その指示通りに制作するというケースもあるためです。
そういった制作会社に動画を制作してもらっても、思うような効果が出ないというリスクがあります。
そのためただ単に映像制作実績が豊富にある、受賞歴があるなどということで選ぶのではなく、動画の目的を理解し、自社に寄り添って適切なマーケティング戦略を提案してくれる制作会社を選ぶのが賢明です。
動画制作の見積もりが予算を超える場合の対処法
映像制作会社から見積もりをもらったところ予算オーバーだったという場合、どうすれば費用を抑えられるのか、対処法を3つご紹介します。
費用を抑えられないか相談する
1つめは、映像制作会社に費用を抑えられないか相談してみるという方法です。
相場を踏まえて現実的な予算感なら、自社の希望する予算を伝え、その範囲内で動画を制作できないか相談してみましょう。
撮影場所を変える、動画の長さを短くする、出演者数を少なくする、機材の数を減らすなど予算内で対応できるよう提案してもらえる可能性が高いです。
コストを抑えられる制作会社を探す
2つめは、コストを抑えられる制作会社を探すというシンプルな方法です。
大手の映像制作会社では予算オーバーになってしまっても、中小の映像制作会社なら同じようなクオリティで制作してもらえるところもあります。
複数社に見積もりをもらい、予算内で制作してもらえるところを探してみましょう。場合によっては費用を抑えられる個人クリエイターに依頼するという方法も視野に入れるといいでしょう。
社員に出演を頼んでみる
3つめは、社員に出演を頼んでみるという方法です。出演者によってキャスティング費用は大きく変わるもの。
タレントやYouTuber、プロの俳優などに頼めば費用が高くなりますが、自社の社員であればキャスティング費用を大きく削減できます。
演技の難易度にもよりますが、社員で対応できそうな内容であれば社員に頼んでみるのがおすすめです。
なお社員に出演してもらう際には、契約書なども必要になるため、映像制作会社にどのような書類や手続きが必要になるのか相談してみましょう。
まとめ
「映像制作会社を選ぶ基準がわからない」という方のために、失敗しない映像制作会社の選び方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「かっこいい映像を作っているから」「激安で映像を作ってもらえるから」といった安易な考えで選んでしまうと、失敗のもととなります。
大切なのは、ニーズに合わせて効果の出る映像制作をしてもらえる制作会社を選ぶことです。そのためには制作会社としっかりコミュニケーションをとり、映像クリエイターの実力や経験を見極めるようにしましょう。
みなさんが納得のいく映像制作会社と出会うことができますように。
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