動画マーケティング

SNS動画広告のメリットや制作するときのポイントと主要SNS(Facebook / Twitter / Instagram / LINE)のスペックまとめ

こんにちは、シングメディア編集部です。

SNS動画広告にはどんなメリットがあるんだろう、主要SNSごとの月間アクティブユーザー数や年齢層はどう違うんだろう・・・。

そんな「SNS動画広告について知りたいあなた」は必見です。

SNS動画広告は、動画広告を効果的に配信するための媒体として有効なもの。他のWeb動画広告とはまた違ったメリットが存在します。

そこで今回は、「SNS動画広告のメリットや制作するときのポイントと主要SNS(Facebook / Twitter / Instagram / LINE)のスペック」をまとめてご紹介します。

SNS動画広告とは?

SNS動画広告とは何か

SNS動画広告とは、SNS上で配信される動画広告のことです。

近年、インターネット広告の市場規模が年々拡大しており、それに伴ってSNS動画広告の注目度も高まっています。

SNS動画広告には、主に「インストリーム広告」「フィード広告」「バンパー広告」「ストーリーズ広告」といった4つの種類があり、それぞれに特徴があります。

「インストリーム広告」は、動画配信サイトで投稿されている動画の前後や途中で再生される動画広告のこと。一定時間が経過すると、ユーザーが広告をスキップできるようになるのも特徴です。

「フィード広告」はSNSのタイムラインに、通常の投稿と同じように埋め込まれる動画広告のこと。それぞれのSNSに合った形で表示されるため、自然な見た目で広告を流すことが可能です。

「バンパー広告」は動画コンテンツの前に再生される6秒以内の動画広告のこと。短い尺なのでスキップすることができず、最後まで視聴してもらうことが可能です。

「ストーリーズ広告」はInstagramの機能であるストーリーズ内で表示できる動画広告のこと。通常のストーリーズでは24時間経つと動画が消えてしまいますが、広告は消えません。

SNS動画広告は課金形式にもいくつかの種類があります。

「CPV(視聴課金)」は再生数に応じて課金される形式で、各SNS媒体ごとに再生の定義は異なります。

「CPM(インプレッション課金)」は動画広告が1,000回表示されるごとに課金される仕組みです。

「CPI(インストール課金)」は動画広告を通じてアプリがインストールされると、その回数に応じて課金される仕組みです。

SNS動画広告を活用する際は、これらの種類や課金形式をよく理解し、自社に合ったものを選びましょう。

SNS動画広告のメリットは?

SNS動画広告のメリット

Web上における動画広告の中でも、SNS動画広告は特に注目度の高いものとなっています。

SNS動画広告には、ユーザー数の多さや拡散性の高さなどさまざまなメリットがあるためです。

SNS動画広告にどのようなメリットがあるのか、さっそく見ていきましょう。

利用者数が多い

SNS動画広告の大きなメリットといえば、マーケットの大きさです。

SNSはユーザー数が多く、SNSで動画広告を配信することにより、より多くのユーザーへ情報をリーチすることができます。

またSNSは利用頻度も高いという特徴があり、多くのユーザーが1日に何度もSNSを利用しているため、それだけ動画広告に触れる機会も多くなるのです。

利用者数の多さ、そしてユーザーとの継続的な接点が持てるという点は、広告配信における大きなメリットと言えます。

記憶に残りやすい

テキストだけ、テキスト+静止画だけといった広告に比べて、動きのある動画広告は目に留まりやすく、普段から活字に対して苦手意識がある人にでも広告を見てもらいやすいという特徴があります。

また動画では多くの情報量をわかりやすく伝えることができるため、視聴者の印象・記憶に残る可能性も高くなるのです。

そんな動画広告の中でも、最もユーザーの印象・記憶に残りやすいのがSNS動画広告。

それを裏付ける調査が、株式会社マクロミルと株式会社デジタルインファクトによって実施された『動画広告ユーザー調査』です。

この調査によると、一番ユーザーの印象に残っているのが、「SNSのタイムライン上の動画広告」ということでした。

YouTubeなどの動画共有サービスサイトで配信される動画広告より、SNSのタイムライン上で配信される動画広告のほうが、ユーザーにとって身近であり、より印象・記憶に残りやすいということが判明したのです。

参考:動画広告ユーザー調査 内容を最も覚えているのはソーシャルメディアの動画広告!? ~第2回マクロミル×デジタルインファクト共同調査~

拡散性が高い

SNSと言えば、ユーザーが自分の気に入った記事や動画などを気軽に友人などにシェアできるのが特徴。

「この動画おもしろい」「この動画に感動した」など、動画広告を視聴したユーザーが感情を揺さぶられれば、それだけシェアされる可能性も高まります。

動画広告がそうやってどんどんシェアされていけば、動画広告が拡散されてバイラル効果を生み、新たな層へ情報を伝えることができたり、ブランディング効果を高めたりできる可能性もあるのです。

こうした拡散性の高さは、SNS動画広告ならではと言えるでしょう。

ターゲティングがしやすい

SNS動画広告のメリットとして、ターゲティングのしやすさも挙げられます。

ほとんどのSNSではターゲティング機能があり、動画広告を配信するユーザーを年齢や性別、居住地、趣味や嗜好、職業などで絞ることが可能です。

またタイムラインは自分の好みにカスタマイズされている状態のため、そこで配信される動画広告はよりユーザーに興味を持って見てもらえる可能性が高くなります。

そのため企業はターゲットとなるユーザーへピンポイントで広告を配信できるというのも、大きなメリットと言えるでしょう。

費用対効果が高い

動画広告の制作費用はクオリティや制作を依頼する業者などによっても変わってくるものですが、テレビCMと比較すればかなり安価です。

しかも動画広告を1つ制作してしまえば、それを自社サイト、YouTube、SNS、店頭のモニターなどさまざまな媒体で使用することができます。

少ない予算でたくさんの人に情報を届けることができる上、二次利用もできるということから、コストパフォーマンスの高さも大きなメリットと言えるでしょう。

主要SNS(Facebook / Twitter / Instagram / LINE / TikTok / YouTube)の「月間アクティブユーザー数(MAU)」「ユーザー年齢層」「動画広告メニュー」「出稿可能な動画サイズ」「料金形態」まとめ

Facebook

facebookアイコン

  • 月間アクティブユーザー数(MAU):約2,700万人
  • ユーザー年齢層:30代~40代
  • 動画広告メニュー:ニュースフィード内動画広告
  • 出稿可能な動画サイズ:16:9(横型)~9:16(縦型) 最大120分
  • 料金形態:キャンペーン目的が「動画の再生を増やす」の場合は、インプレッション(CPM)、または10秒以上の再生(CPV)/キャンペーン目的が「アプリのインストール」の場合は、インストール(CPI)、インプレッション(CPM)、またはリンクのクリック(CPC)

Facebook動画広告の種類はインフィード型。動画広告をタイムライン内に差し込む形になります。

またフォーマットは、360度の様子を見ることができる「360度動画広告」や、複数の動画を横並びにできる「カルーセル広告」、全画面でいろいろなコンテンツを訴求できる「キャンバス広告」などさまざまなものがあるのも特徴です。

無料ツールである「Creative Hub」を使えば、動画広告のクリエイティブをシミュレーションしたりモップアップを作成したりすることもできます。

動画広告の目的に合わせてキャンペーンを選択でき、それによって料金形態も異なります。

なおユーザー層はビジネス世代が多いのが特徴です。

Twitter

twitterアイコン

  • 月間アクティブユーザー数(MAU):約4,000万人
  • ユーザー年齢層:10代~40代(半数は10代~20代)
  • 動画広告メニュー:動画付きプロモツイート「プロモビデオ」
  • 出稿可能な動画サイズ:2.39:1(横型)〜1:2.39(縦型) 最大10分
  • 料金形態:キャンペーン目的が「動画のプロモーション」の場合は、100%ビューアブルで3秒経過(または50%表示で2秒経過)、もしくはユーザーが動画をクリックした時点で課金(CPV)/キャンペーン目的が「アプリのインストール」の場合は、インストール(CPI)またはリンクのクリック(CPC)

Twitterでは、動画付きプロモツイート「プロモビデオ」が利用でき、目的に合わせてキャンペーンを選ぶことができます。

「動画のプロモーション」が目的の場合、CPV課金ですが、ユーザーによるリツイートやリプライによる動画視聴は課金対象外となるのが特徴です。

そのため動画が拡散されるほど再生単価は下がり、キャンペーンのコスパが高くなります。

Instagram

instagramアイコン

  • 月間アクティブユーザー数(MAU):約1,600万人
  • ユーザー年齢層:10代~30代(中心は20代~30代女性)
  • 動画広告メニュー:フィード内動画広告、ストーリー内動画広告
  • 出稿可能な動画サイズ:1.91:1(横型)、1:1(スクエア)、4:5(縦型) 最大60秒 ※ストーリーの場合は9:16(縦型) 最大15秒
  • 料金形態:フィード内動画広告の場合はFacebookに準じる/ストーリー内動画広告の場合は、インプレッション(CPM)※キャンペーン目的はリーチのみ

Instagram動画広告は、フィード内動画広告、ストーリー内動画広告という2種類があり、フィード内動画広告の課金条件はFacebookと同条件、ストーリー内動画広告はCPMとなります。

なおInstagramのメインユーザーは若い女性層となっているため、10代~30代の女性をターゲットに動画広告を配信したい場合には最適な媒体です。

LINE

lineアイコン

  • 月間アクティブユーザー数(MAU):約6,600万人
  • ユーザー年齢層:10代~50代
  • 動画広告メニュー:タイムライン内動画広告「VIDEO AD」
  • 出稿可能な動画サイズ:16:9(横型) 最大60秒
  • 料金形態:インプレッション課金のみ(最低CPM400円、最低出稿金額100万円)

LINE動画広告は、タイムライン内動画広告「VIDEO AD」で、料金形態はインプレッション課金です。

他のSNSと比べて最もユーザー数が多く、アクティブユーザーが多いのも特徴。またユーザーの年齢層が幅広く、さまざまなターゲティングが可能です。

LINEはコミュニケーションツールとして多くの人が日常的に利用しており、1日に何度も利用するユーザーが多いため、効果的なプロモーションができます。

TikTok

  • 月間アクティブユーザー数(MAU):約1,700万人(2021年)
  • ユーザー年齢層:10代~20代
  • 動画広告メニュー:TopView、インフィード広告、#チャレンジ
  • 出稿可能な動画サイズ:9:16(縦型) 5秒~60秒
  • 料金形態:インプレッション(CPM)、再生課金(CPV)、リンクのクリック(CPC)、固定金額

TikTokの広告フォーマットは3種類。「TopView」はアプリ起動時に配信されるスキップできない広告で、認知度アップやブランディングなどにおすすめです。

「インフィード広告」は動画コンテンツの間に配信する広告で、出稿には予約型とオークション型があります。予算内で安定した成果を出したいときにおすすめです。

「#チャレンジ」はチャレンジページに配信される広告で、ユーザーにチャレンジの動きやコンテンツ作成・共有を求めるユーザー巻き込み型となっているのが特徴。UGCの生成と拡散が可能で、高いエンゲージメント率を誇りますが、その分費用は2,000万円からと高額になっています。

またTikTokは10代~20代の若い年齢層のユーザーが多く、美容や食料品関係の広告が好まれ、大きな成果を上げている傾向にあります。

YouTube

  • 月間アクティブユーザー数(MAU):約7,000万人(2022年)
  • ユーザー年齢層:若年層から中高齢層まで幅広い
  • 動画広告メニュー:インストリーム広告(スキップ可能/スキップ不可能)、インフィード広告、バンパー広告、アウトストリーム広告、マストヘッド広告
  • 出稿可能な動画サイズ:16:9(横型) スキップ可能なインストリーム広告は12秒~3分未満推奨、スキップ不可のインストリーム広告は6秒~15秒、バンパー広告は6秒以内、アウトストリーム広告は6秒~15秒
  • 料金形態:インプレッション(CPM)、再生課金(CPV)、リンクのクリック(CPC)

YouTubeの動画広告フォーマットは6種類と豊富にあります。

インストリーム広告はスキップ可能とスキップ不可の2種類があり、それぞれインプレッション課金です。

インフィード動画広告は関連動画や検索結果などに配信され、料金形態はクリック課金。

スキップ不可で6秒という短いバンパー広告は、動画コンテンツの再生前後や再生中に配信され、インプレッション課金となります。

アウトストリーム広告はGoogle動画パートナー上のWebサイトやアプリに配信され、料金形態はクリック課金または再生2秒以上で課金となる仕組みです。

マストヘッド広告はYouTubeのホーム画面上部にて最大30秒再生されるのが特徴。料金形態はインプレッション課金です。

YouTubeのユーザーは幅広い年齢層となっているため、幅広い層にリーチできるのが魅力。動画広告フォーマットも豊富なため、さまざまな商材におすすめです。

SNS動画広告の媒体の選び方

SNS動画広告の媒体の選び方

SNS動画広告を出稿するにあたって重要となるのが、自社に合った媒体を選ぶことです。

媒体を選ぶ際に考慮すべきポイントの一つが、広告出稿の目的を明確にすること。

新規顧客へリーチして認知度アップを目指したい、Webサイトへの流入を増やしたい、売上を伸ばしたいなど、現状の課題を踏まえて広告出稿の目的を明確にしましょう。

競合分析をすることも重要なポイントです。競合他社はどのSNS媒体で広告を配信しているのか公式サイトなどを見て確認し、勝ち目のある媒体を見つけましょう。

競合他社の動画広告を分析することで、どのようなユーザーをターゲットにしているのかなども確認でき、自社の動画広告戦略のヒントを発見することもできます。

ターゲットを選定することもポイントの一つ。自社がリーチしたい層を選定し、ターゲット層とユーザー属性が共通するSNS媒体を探しましょう。

またSNS媒体ごとに動画広告のフォーマットや長さ、課金形態、ターゲティングオプションなどが異なるため、それらを確認することも大切です。

各種SNS媒体の特徴やユーザー層、顧客分析などの結果をもとに自社に合った媒体を選びましょう。

SNS動画広告を制作するときのポイントは?

SNS動画広告を制作するときのポイント

SNS動画広告を制作する際には、いくつかのポイントを踏まえて制作すると、より効果的な動画広告を制作することができます。

成果につながるSNS動画広告を制作するためのコツは、次の4つです。

冒頭の5秒でユーザーの心を掴む

動画広告で大切なのは、最初の5秒。その間にユーザーの心を掴むことが必要です。

冒頭でユーザーの興味を引くことができないと、すぐに動画から離脱されてしまいます。

そのため意識すべきは、動画の冒頭にユーザーの興味を引くようなインパクトのある工夫をするということ。

ターゲットを明確にし、何を伝えたいのか、どんな目的を達成したいのかを明確にした上で、ターゲットに一番届けたい内容を冒頭に持ってくることを意識するといいでしょう。

動画の時間は短くする

SNSでは多くの情報が次々に流れていきます。ユーザーも速やかに情報収集をしたいと思っているため、長い動画はユーザーにとって好ましいものではありません。

動画が長いと最後まで視聴されない可能性が高いので、できる限り短くして伝えたいことを簡潔に伝えるのがポイントです。

伝えたいことが多い場合は、動画広告にすべての情報を詰め込もうとするのではなく、「詳しくはこちら」のように、自社サイトや商品サイトなどへユーザーを誘導するといいでしょう。

字幕を効果的に活用する

SNSは電車内などで視聴されることも多く、無音で視聴するユーザーも多いのが特徴です。

そのためSNS動画広告では、音がなくても伝わる内容にすることも意識するといいでしょう。

たとえば字幕の活用が有効となります。字幕があれば音を出さなくても内容を伝えることができますから、効果的に活用しましょう。

スマホで見やすいよう正方形・縦型にする

SNS動画広告は、スマートフォンで視聴されることがほとんどです。

縦型のスマートフォンで横型の動画を再生すると、専有面積が小さくなり、タイムラインであまり目立たなくなってしまいます。

正方形・縦型の動画広告であれば大きな面積で再生されるため、ユーザーの目に留まりやすく、視聴してもらえる可能性が高まります。

また正方形・縦型の動画広告は動画以外の情報も上下に発信することが可能。

ユーザー視点での動画の見やすさを考えれば、正方形・縦型の動画広告がおすすめです。

SNS動画広告の最適な時間の目安

SNS動画広告の最適な時間の目安

SNS動画広告では、動画の尺についても意識する必要があります。

SNSプラットフォームは複数ありますが、いずれのプラットフォームでも動画広告は15秒以内が目安です。

ただしコンテンツによって目安となる尺は変わってきます。

たとえば商品紹介系の動画は長めで45~90秒程度が目安。その商品にある程度興味を持って視聴しているユーザーのために、適度な情報量が必要となるためです。

プロモーション系の動画は、15秒以内に収めるようにするのがベスト。長いとスキップされてしまいますし、短すぎるとユーザーの心を動かすことが難しいためです。

またいろいろと情報を詰め込み過ぎると何を伝えたいのかあいまいになってしまうため、単的に伝えたいことのみを伝え、あとはWebサイトへのリンクを掲載して詳細はサイトを見てもらう、という形にするのもいいでしょう。

シリーズものの動画広告は長さにこだわらず、プレミアム感を出すのがポイント。プロモーションのような見せ方はせず、ストーリーを楽しんでもらうような内容がおすすめです。

SNS動画広告を制作するときの流れ

SNS動画広告を制作するときの流れ

SNS動画広告を制作する際は、まず動画広告配信の目的やターゲット、プラットフォームを決めます。

情報を誰に伝えたいのか、なんのために動画広告を制作するのかを明確にすることで、軸がブレなくなります。目的とターゲットが決まれば、それに合わせた最適なプラットフォームを選びましょう。

次にターゲットに向けたメッセージを考え、動画の構成や脚本を練ります。

伝えたいメッセージやキーワードは複数出して何が最適なのかを考え、それをもとにして構成・脚本を制作していきます。このとき、絵コンテを作ると完成イメージがわかりやすくなり、制作もスムーズになります。

動画の構成や脚本が決まったら、それをもとに動画を制作。投稿するメディアに合わせて動画サイズを調整し、動画広告を配信します。

動画広告を配信した後は、ツールなどを使って効果を検証することも大切です。PDCAサイクルを回して、きちんと効果が出ているのか、出ていなければ問題点はどこかをしっかり検証していきましょう。

SNS動画広告を出稿するときの注意点

SNS動画広告を出稿するときの注意点

SNS動画広告を出稿する際には、炎上に気を付け、広告内容に配慮する必要があります。

SNSでは個人が自由な意見を発信することができ、さまざまな意見が上がります。内容によっては意図せず炎上を招いてしまうことも。

炎上してしまうと企業イメージや商品・サービスのイメージを下げてしまうことにもつながりかねません。

そのため配信前に社内でさまざまな人に視聴してもらって率直な意見をもらう、外部の第三者に確認してもらう、誤解を招きそうな表現は避けて事実に基づいた情報のみにするなど、確認フローを整えて内容には十分な配慮をするようにしましょう。

また規約に違反しないようにすることも大切です。各SNS媒体にはそれぞれに動画広告を出稿する際の規約が存在します。

規約に違反していると広告が停止されるだけでなく、アカウントが停止されてしまうこともあるため注意。トラブルにならならいよう、広告制作前に必ず規約を確認しておきましょう。

SNS動画広告の成功事例

SNS動画広告の成功事例

具体的にどんなSNS動画広告が制作され、効果を出しているのかを3つの事例から見ていきましょう。

まずは「サントリー」がTwitterを活用したノンアルコールビールテイスト飲料『オールフリー』の動画広告。

ビールが飲みたくなるような焼き上がった餃子の映像をメインにし、そこに「昼じゃなきゃ飲めるのに~」というコメントを入れ、ノンアルコールビールであれば昼から飲めるということを訴求。ユーザーの心を掴むことに成功しています。

2つめの事例は、「NETFLIX」がInstagramを活用した動画広告です。

ブランドの認知度を上げるため、ブランドロゴを前面に押し出した動画広告を展開。ほかのテキストを表示しないことにより、ブランドロゴをユーザーに強く印象付けることができ、認知度アップ&登録者数アップに成功しました。

3つめの事例は、「ビズリーチ」がYouTubeを活用した動画広告です。

『キャリトレ』というサービスの認知度アップを目的に、転職を検討している人に向け、サービス内容を15秒以内でわかりやすく簡潔に訴求。ターゲットにリーチさせることに成功しました。

まとめ

「SNS動画広告について知りたい」という方のために、SNS動画広告のメリットや制作するときのポイントと主要SNS(Facebook / Twitter / Instagram / LINE)のスペックをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

SNS動画広告と一口に言っても、SNSごとにその特徴は異なります。そのため自社のターゲットや目的を明確にして、どのSNSを利用すれば一番効果的にリーチできるのかを考えることが大切です。

これからSNS動画広告を活用しようと考えている方は、それぞれのSNSの特徴を比較しながら、最適なものを選ぶようにしましょう。

シングメディアでは映像制作だけでなく、完成後の映像を最適に顧客にお届けするための広告運用代行も手がけています。詳しくはこちらから媒体資料をお取り寄せください。


最適で最善で最高な「BBBプロデュース」を提供します

THINGMEDIAでは、ゲーム特化の映像制作「Chunee」、Web/アプリ・SaaS特化の映像制作「CX BOOST」、オンラインイベント・配信番組プロデュース「SNATCH」など、映像にまつわる幅広いサービスを提供しています。

ぜひ一度、当社のサービスをご覧ください。

WRITTEN BY
シングメディア編集部

映像・動作制作を手掛けるTHINGMEDIA株式会社のメンバーで構成しています。制作現場で得た映像・動画の知見をお伝えしていきます。