こんにちは、シングメディア編集部です。
「展示会で動画を活用したいが、どんな種類の動画にすればいいのだろう?」
「展示会で動画を活用するとどんなメリット・効果に期待できるのだろう?」
「展示会用の動画を制作するにはどうすればいいのだろう?」
などの疑問をお持ちの方はいませんか?
さまざまな展示会で動画が流れているのを目にしたことがある方は多いと思いますが、企業などが展示会用に動画を制作することには大きな効果があります。
そこで今回は展示会で動画を使うことに興味がある方へ向けて、「展示会で動画を活用するメリットと制作のポイント」をご紹介します。
展示会に適した動画の種類
動画と一口に言ってもその種類はさまざまで、それぞれに特徴や効果・目的が異なります。
自社で活用する場合はどんな動画が良いのか、展示会用の動画の種類についてご紹介します。
企業紹介
展示会に自社の知名度アップ、認知度アップを目的として出展するのであれば、企業紹介動画を活用するといいでしょう。
企業紹介動画では、自社で扱っている製品・サービス内容の概要、企業理念や事業のビジョン、社員・スタッフが働く姿などを盛り込み、どのような会社なのかがわかるような内容にします。
展示会で会社紹介の動画を流すことにより効率的なPRが可能になり、認知度アップがはかれます。
また会社紹介動画に、自社製品・サービスを実際に使っているお客さまの声や体験談などを盛り込むことで、信頼度アップにもつながるためおすすめです。
なお企業紹介動画は自社のWebサイトやYouTubeチャンネル、求人サイトなどでも編集を加えて流用することが可能なため、一度制作しておくとさまざまな場面で使えます。
企業紹介動画:シングメディアの制作事例
グループ9社(動画制作当時)を誇る、ココン株式会社のグループ会社紹介動画です。
しなやかなこころを育てるオンラインカウンセリングサービス「cotree」を運営する、株式会社cotreeの会社紹介動画です。
製品・サービス紹介
展示会で自社製品やサービスについて関心を持ってもらいたい、理解を深めてもらいたいという場合には、製品・サービス紹介動画を流すのがおすすめです。
製品やサービスのPRに使えるだけでなく、営業・商談ツールとして活用することもできます。
動画の内容としては、製品の基本的な機能や導入方法、使用方法などを盛り込みましょう。
営業に行く際や展示会のブースで商談を行う際には、動画で製品についての基本的な情報を伝えて理解促進をしてから商談に入れば、話がスムーズに進みます。
製品・サービス紹介動画:シングメディアの制作事例
CXプラットフォーム「KARTE」のプロダクトツアー動画です。
「KARTE」は、ウェブサイトへ来訪したお客様の行動をリアルタイムに解析して一人ひとり可視化し、個々のお客様にあわせたサイト内外での自由なコミュニケーションをワンストップで実現するサービスです。
実写、アニメーション、モーショングラフィック、ナレーションなどを用いて、サービス説明動画を制作しました。
ティーザー動画
展示会で来場者の興味を引きたい、ブースの前で足を止めてもらいたいという場合には、ティーザー動画を流すといいでしょう。
ティーザー動画とは、製品・サービスの情報をすべて伝えるのではなく、あえて一部を隠して伝えることによって、ユーザーの興味・関心を引く動画です。
肝心なところを隠して伝えることにより、ユーザーに「全貌を知りたい」「隠された情報の部分を知りたい」と思ってもらう効果があります。
またティーザー動画には、物事の解決策の一部だけを提示するもののほか、視覚的な演出で興味を引くというものもありますから、自社の目的や状況に合わせて使い分けるといいでしょう。
展示会ではブースの外でティーザー動画を流しておけば、それを見て興味を持った来場者がスタッフに声をかけてコミュニケーションにつながったり、ブースの中まで誘導したりするのに役立ちます。
動画を活用するメリットとは?
展示会用動画の種類がわかったところで、次は展示会で動画を活用するメリットについてご紹介します。
興味を引くことができる
展示会で動画を流せば、来場者の興味を引くことができるというメリットがあります。
展示会は規模の大きなものになるとたくさんのブースが出展されますから、来場者はできるだけ多くのブースを回りたいと考えがちです。するとどうしても一つひとつのブースの前で足を止め、話を聞いて回るということができなくなってしまいます。
そんなとき、ブースの前で動画を流しておけばそれがアイキャッチとなり、多くの人の目に留まりやすくなります。
動画は静止画と比較してもインパクトが強く、人の目を引きやすいため、足を止めてもらったり興味を引いたりしやすいのです。
来場者がブースの前を通り過ぎるのにかかる時間はたった5秒とも言われているため、効果的に興味を引くためにはやはり動きのある映像がインパクトも強く、効果的となります。
多くの情報を伝えられる
展示会で動画を活用すれば、多くの情報を伝えられるというのもメリットです。
静止画やテキストでは、一瞬で伝えたい情報を伝えきるのは難しいもの。そもそも来場者が自ら興味を持って見てくれない限り、情報を伝えることができません。
その点動画は映像だけでなくナレーションなど音でも情報を伝えることができますから、ブースの前で動画を流しておけば、目を向けなくともまず音で来場者へ情報を伝えられるため、情報に触れる機会をアップさせることができます。
また動画は視覚と聴覚による訴求ができるため、静止画やテキストよりも短時間で多くの情報を伝えることが可能です。
来場者が数多くのブースを回らなくてはいけない状況の中、少ない時間で商品やサービス、企業の魅力をわかりやすく端的に伝えるのに動画はぴったりと言えます。
ブースに持ち込めない物も紹介できる
展示会で動画を使えば、ブースに持ち込めないものでも紹介できるという点もメリットです。
たとえば大型の工作機械や重機などを扱っている場合、それらの商品を自社ブースに設置するというのは不可能でしょう。無形の商品やサービスを扱っている場合も、ブースに設置して見せるということはできません。
しかし商品やサービスを紹介する動画をブースで流しておけば、その場に持ち込めない商品についても詳しい情報を伝えることが可能です。
会社紹介についても、なかなか静止画やテキストだけでは雰囲気などが伝わりにくいものですが、動画であれば社内や社員の様子、雰囲気、社風なども直感的に伝えることができます。
動画を制作する際のポイント
展示会で活用する動画を制作する際には、どのようなポイントを意識すればいいのかご紹介します。
尺は長すぎないように
動画制作の際には、尺を長すぎないようにすることを意識しましょう。
展示会の来場者はできる限り多くのブースを見て回りたいため、1つのブースで時間を取られるのを嫌います。
そのため展示会動画の再生時間は、15~30秒程度を目安にするといいでしょう。短い尺の動画であればストレスなく最後まで視聴できますし、要点が絞られているため印象にも残りやすくなります。
尺の長い動画は最後まで視聴してもらえない可能性が高いため、訴求ポイントを絞った短い動画を何度も繰り返し流すようにしたほうが展示会では効果的です。
テロップを必ず入れる
動画にはテロップを必ず入れることもポイントとなります。
展示会は来場者の声や他社の動画、会場のBGMなどで騒がしく、近くまで寄らないと動画の音声が聞こえない可能性も高いです。
そのため離れた場所からでも動画の中の重要なポイントが伝わるように、ナレーションだけでなくテロップも入れることが大切。遠くからでも見えるよう、大きめの文字でテロップを入れましょう。
また動画だけでは伝わらない情報もテロップで解説すれば、担当者が口頭で説明する手間や時間も省けて便利です。
画面の大きさを考慮する
展示会用の動画を制作する際には、動画を映す画面の大きさに考慮することも大切です。
たとえばノートパソコンを使って動画を流す場合であれば高画質でなくても問題ありませんが、大きなディスプレイを使って流す場合は、それに合わせた画質でないと映像が荒れてしまう可能性があります。
そのためあらかじめ映像を映す画面の大きさを把握した上で制作するようにしましょう。
インパクトを重視する
他社との差別化を図り、来場者の目に留まるような動画にするためには、インパクトを重視することも大切です。
展示会ではなかなか足を止めて動画を見てもらうということが難しいため、パッと目を引く演出が必要になります。
そのためただ商品説明を流すのではなく、目を引くような色合いにする、CGやアニメーションを入れる、派手で目立つ演出を入れるなど視覚効果にこだわることが必要です。
企業のイメージアップにつなげる
展示会用動画では、当然ながら企業のイメージアップにつながる内容にすることも大切です。
たとえば社会的に注目されている「SDGs」や「CSR」に取り組んでいることをアピールし、社会に貢献している企業であることを伝えるなどが有効になります。イメージアップと同時にブランディングにもつながるでしょう。
展示会動画の効果を高めるポイント
展示会動画の効果を高めるためには、複数の動画を適材適所で使用することが効果的。
どの場所でも同じ動画を流すのではなく、ブースの動線設計を考慮して動画を配置することが大切になります。
たとえばブースの入り口付近なら、企業紹介動画や商品・サービス紹介動画を配置する、通路側ではティザー動画を配置、商品・サービスに興味を持ってくれた方向けの商談ブースではデモ動画を配置するといった具合です。
誰がターゲットなのかを考慮し、適切な動画を適切な場所に配置しましょう。
また適切な機材を使用するということも展示会動画の効果を高めるポイントです。
ブースが広いのであれば、目立つように大型のLCDを使用して動画を再生するようにします。プロジェクターを用いるのも一つの方法です。
来場者に注目してもらえるよう、効果的な機材を選ぶようにしましょう。
展示会動画の制作を外注する費用目安
動画の制作費用は展示会動画に限らず、実写かアニメかで変わってくるものです。
30秒~1分ほどの動画における実写の費用相場は、10万~200万円程度と幅が非常に広いですが、3DCGなどを入れると200万円以上かかる場合もあります。
費用の幅が広いのは、撮影条件によるものです。たとえばロケをおこなう場所の数、キャストに誰を使うか、カメラを何台使うかによって異なります。
費用を安く抑えたいのであれば、ロケ地を少なくしてキャストには社員を使う、カメラは1台にするといったことが大切です。
ただし表現をわかりやすくする、プロの役者を使ってクオリティの高い動画にするなどこだわって制作したい場合は費用が高くなることも仕方ないといえます。
アニメーションの場合は、既存のイラストを組み合わせるといった簡易的なものなら30万~100万円程度で制作が可能です。
ただしオリジナルイラストを使った動きが滑らかで質の高いものは100万~200万円程度が相場となります。
人の目を引くような動画を作ろう
展示会には動画が効果的なことを理解いただけたでしょうか。
多くの人が行きかい、たくさんのブースが並ぶ展示会では、動画を使って人の興味を引くことができます。ご紹介したポイントを意識しながら、効果的な動画を制作しましょう。
展示会動画を制作したいけれど自社にノウハウがなく制作するのが難しいという場合は、映像制作会社に依頼するという方法もありますから、お困りの際はぜひシングメディアへお気軽にご相談ください。
最適で最善で最高な「BBBプロデュース」を提供します
THINGMEDIAでは、ゲーム特化の映像制作「Chunee」、Web/アプリ・SaaS特化の映像制作「CX BOOST」、オンラインイベント・配信番組プロデュース「SNATCH」など、映像にまつわる幅広いサービスを提供しています。
ぜひ一度、当社のサービスをご覧ください。