こんにちは、シングメディア編集部です。
「建築業界でも動画を活用できるのだろうか?」
「建築分野ではどんな動画をどんなシーンで導入するのがいいのだろう?」
「建築業界で動画を活用するとどんなメリットがある?」
などの疑問をお持ちの方はいませんか?
建築分野と動画の相性はとても良く、動画の導入はさまざまなメリットにつながりやすいものです。
そこで今回は、建築業界の経営者やマーケティング担当者に向けて、「建築分野で動画を利用できるシーンやメリットを最大限に活かすポイント」をご紹介します。
動画の導入が可能なシーンとは?
建築分野には、動画を導入できるシーンがたくさんあります。具体的にどんなシーンがあるのか、どのように動画を活用できるのかをご紹介していきます。
プレゼンや営業活動
建築分野で動画はまず、プレゼンや営業活動に導入することが可能です。
動画であれば伝えたいことを立体的な映像と音声で伝えられるため、テキストや言葉だけでは伝わりにくいこともわかりやすく伝えられます。
たとえば建築プロジェクトのプレゼン資料として建築物の完成形を立体的な3DCGで作成すれば、色や大きさ、材質などが目で見て直感的に理解できるようになりますから、相手の知識や理解力に関係なく共通のイメージを共有できます。
動画は人によって解釈が異なってしまうのを防げるため、クライアントへのプレゼンや営業活動はもちろん、プロジェクトに関わる現場の作業員への情報共有にも大変有効です。認識の違いによるミスを防いだり、手戻りを削減したりする効果にも期待ができます。
社員教育や研修
建築分野において動画は社員教育や研修にも導入することが可能です。
建築現場には、重い資材を扱ったり高所で作業したりといった緊張を強いられる場面が多くあります。そのため不慣れな人が不用意に立ち入ることは、教える側にとっても教えられる側にとっても危険。
そこで動画を活用することによって、安全を確保しつつ必要な知識や技能を習得できるようになります。安全に作業するために必要な最低限のことを動画で理解したうえで現場に入ることができるため、大変効率的です。
また建築技術を動画で共有することにより、社員全員のスキルアップをはかることもできます。動画であれば視聴する個人がそれぞれ自分の理解度やスキルに合わせて学習できますし、わからないところは繰り返し見ることができるため理解を深めやすくなり、効率的な技術の習得が可能です。
社員教育や研修用の動画を一度制作しておけば繰り返し使えますから、毎回教育や研修を行う手間と時間も省けます。
採用活動
建築分野において動画は採用活動にも導入することが可能です。
建築業界について「危険」「キツイ」「厳しそう」などマイナスな先入観を持っている人もいますから、実際の仕事内容や働く人のイキイキした様子、現場で働く人の声を動画にすることで、間違った認識を訂正しやすくなります。
実際に働いている人が自分の仕事の魅力や働き甲斐、将来の目標などについて語る様子を動画にすると、求職者が業務内容や職場の雰囲気をイメージしやすいです。
また高い技術力や実績を紹介することで、自社に興味を持った人が「自分も働いてみたい」と思ってくれる可能性もあります。
建築業界が動画を取り入れるメリットとは?
建築分野で動画を取り入れることによって、どのようなメリットがあるのかを具体的にご紹介していきます。
建築業の魅力をわかりやすく伝えられる
動画を用いることによって、建築業の魅力をわかりやすく伝えられるというのがメリットの一つです。
動画にすることによって、目と耳から情報が入るため、専門知識を持っていない一般の人でも理解しやすくなります。
そのため動画で建物が完成するまでの過程を時系列で詳細に見せれば、完成までの過程でさまざまな技術が使われていることが視聴者に伝わり、興味を持ってもらいやすくなるのです。
またそれぞれの技術が完成形ではどのように活かされるのかもイメージしやすく、これまで建築業界にあまり関心がなかった人もファンにできる可能性があります。
技術力の高さをアピールできる
動画を活用することで、技術力の高さをアピールできるというのもメリットです。
建築過程を動画にすることで、隠れたところで使用されている技術も見せることができます。それにより職人の技術力の高さを知り、一般の人が興味を持つきっかけになる可能性があります。
また実際には危険なため近づいて見ることができない作業の光景を動画なら間近で見ることも可能ですから、作業内容に関心を持ってもらいやすいのです。
自社の高度な技術力を業界関係者だけでなく一般の人や、世界中の人に知ってもらいたいという場合にも動画は役立ちます。動画で高度な技術力を世界中に発信できれば、日本国内だけでなく、新たなビジネスチャンスが生まれるきっかけにもなるでしょう。
情報を共有しやすくなる
動画を活用することで、情報を共有しやすくなることもメリットです。
情報を伝える側と伝えられる側で知識や理解力に差がある場合は、同じものを見聞きしても違った解釈になりやすいもの。
建築業界の場合、設計段階でイメージの共有ができていないと、作業がうまく進まなかったり完成後にトラブルが起きてしまったりすることもあります。
しかし動画を用いることで平面の図面が立体になり、大きさや動線などもイメージしやすくなるため、専門知識の有無によって解釈に差が生じる恐れが少なくなるのです。
メリットを活かすために欠かせない2つのポイント
建築分野で動画を導入するメリットを最大限に活かすためには、欠かせないポイントが2つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
誰に何を伝えるかを明確にする
建築の動画を制作する上で欠かせないのは、誰に何を伝えるかを明確にするという点です。それによって動画の内容は変わりますから、まずここをハッキリさせる必要があります。
誰に伝えたいのかを明確にしたら、そのターゲットに理解してもらいやすく、共感を得やすい内容で制作することが重要です。
そして動画はテーマを明確にすることも重要。テーマがあいまいだと、伝えたいことが相手にうまく伝わらなくなってしまいます。
伝えたいメッセージを盛り込みすぎても一番大事なことが何なのかわかりにくくなってしまうため、1つの動画につき1つのメッセージに絞るようにしましょう。
心に訴え好印象を与える
建築の動画を制作する上で、心に訴え好印象を与えることも欠かせないポイントです。
動画は視覚だけでなく聴覚も利用できるため、同じ映像でも組み合わせる音響によって与えるイメージが変わります。
そのため伝えたい内容に合った世界観を設定することが大切。ただ映像で目を引くだけでなく、動画を見た人に「感動した」「興味を持った」「驚いた」と思ってもらえるよう、心をプラスに動かすことを意識して制作しましょう。
建築業界における動画の活用事例
実際に建築業界ではどのように動画を活用しているのか、5つの企業の動画活用事例をご紹介します。
ヤマネ鉄工建設株式会社
「ヤマネ鉄工建設株式会社」では、建築実績を紹介する動画として活用。同社が手がけた建築物をドローンを使用して上空から撮影し、3D映像で建築物を表現しています。
動画を視聴するだけで同社がどんな建物を建築してきたか、その実績を知ることが可能です。
大和ハウスグループ
「大和ハウスグループ」は、同社が手がけた一戸建ての注文住宅を紹介する建築動画を活用。
コンセプトである「シンプルに、力強く。直線で描いたモノトーンの家」を表現した住宅の外観や内観、インテリアなどを映像で詳しく解説しています。
インフォグラフィックによって実際の設計図も紹介したり、設計士とインテリアコーディネーターがナビゲーションしていたりと、一般ユーザーだけでなく、建築業界関係者にとっても参考になる動画となっているのが特徴です。
錦産業株式会社
「錦産業株式会社」は、実際の工事現場での女性社員の研修風景を撮影して、研修動画として活用。
実際の工事現場の映像のため、作業音なども耳の近くで響き、臨場感があるのが特徴です。
研修動画のため真剣な雰囲気もありつつ、従業員同士の関係性の良さをうかがわせるような様子もあります。また女性社員が活躍できる職場であることもアピールできる内容となっています。
ハタコンサルタント
「ハタコンサルタント」は建設業内定者向けに研修動画を活用。スライドを背景画像にして撮影しているのが特徴で、セミナー動画のようになっています。
大切なポイントについてはテロップでも表現しているため、わかりやすさにも配慮しています。
建設産業振興基金
「建設産業振興基金」は建築業界で働く女性向けのセミナー動画に活用。建築業界で働く先輩女性社員からのメッセージを伝えています。
テロップを使用することで音声が聞き取りにくい場合にも対応するといった工夫もされています。
建築分野でも動画は大活躍
建築分野でも動画は大活躍することがおわかりいただけたと思います。
動画の導入を検討している方は、今回の記事でご紹介したポイントを押さえて動画を制作し、ビジネス・マーケティングに積極的に活用していきましょう。
自社で効果的な動画を制作するのが難しいと感じた場合は、プロの映像制作会社に依頼するのもおすすめです。動画の制作依頼を検討しているという方は、シングメディアへお気軽にご相談・お問い合わせください。
最適で最善で最高な「BBBプロデュース」を提供します
THINGMEDIAでは、ゲーム特化の映像制作「Chunee」、Web/アプリ・SaaS特化の映像制作「CX BOOST」、オンラインイベント・配信番組プロデュース「SNATCH」など、映像にまつわる幅広いサービスを提供しています。
ぜひ一度、当社のサービスをご覧ください。