こんにちは、シングメディア編集部です。
現代はIT化が進み、動画をマーケティングとして活用する企業も増えており、興味を持っている方も多いのではないでしょうか?
しかし中には、次のような疑問や悩みをお持ちの方もいるでしょう。
「わざわざブランディング動画を制作する必要はあるのだろうか?」
「ブランディング動画を制作するとどんな効果があるのだろう?」
「実際に企業・ブランドはどんな動画を制作しているのだろう?」
そこで今回は、「企業・ブランドの動画を制作する目的やメリット、具体的な活用事例」をご紹介します。
ブランディング動画とは?
ブランディング動画とは、企業や商品のブランドイメージを構築すること・ブランドイメージを向上させることを目指して製作される動画のことです。
企業の理念や商品の開発背景、ブランドの世界観などを伝えることで競合他社との差別化をはかり、視聴者の共感を得てファンを獲得する狙いがあります。
ブランディング動画においては、ブランド形成のために自社が伝えたい企業や商品の価値と、消費者のイメージを一致させていくことが大切なポイントです。
また見込み顧客に向けて作るものをブランディング動画、既存顧客に向けて作るものをブランドムービーと使い分ける場合もあります。
企業がブランディング動画を制作する目的は?
企業がブランドに意味付けをするために制作する動画を、一般的に「ブランディング動画」と呼びます。では企業がブランディング動画を制作することには主にどのような目的があるのか、詳しく見ていきましょう。
他社との差別化を図る
動画制作の目的の一つは、他社との差別化を図ることです。
近年は商材の経済価値が同質化しており、価格や機能性などで差別化を図ることが難しくなっています。ユーザーにとって、「この商品じゃなきゃダメだ」ということが少なくなってきているのです。
そこで、ブランドの差別化を図る手段として、幅広い表現が可能な動画が活用されています。
動画では、ブランドがなぜ存在するのか、どんな価値観のもと商品が作られているのか、他社とどこが違うのか、どんな世界観なのかなどをユーザーに対して視覚的にアプローチできます。
ユーザーが価格や機能性の同じ商品を手に取ったとき、どちらを購入するかの決め手になるのがブランドです。
商品を購入する際、「このブランドが好きだから」「このブランドなら信頼できるから」と考えて商品を選んだ経験がある方も少なくないでしょう。
ブランディング動画でブランドについて知っておいてもらうことで、ユーザーに商品を選んでもらう際、商品自体の価値+ブランドの価値で差別化を図り、勝負できるというわけです。
ブランドのイメージや世界観を浸透させる
ブランドイメージを浸透させることも、動画制作の目的の一つです。
動画は視覚・聴覚にもアプローチでき、画像と比較して多くの情報量を伝えられるのが特徴でありメリットになります。
視覚と聴覚からアプローチできるため、文字や写真よりも記憶に残りやすく、短時間で必要な情報を伝えられるのも魅力です。
そのためブランドの世界観やメッセージを効率的にユーザーへ浸透させることができます。
ブランディング動画の活用シーン
ブランディング動画はどのような場面で活用できるのか、一つひとつ見ていきましょう。
マーケティング
ブランディング動画はテレビCMやWebCMなどでマーケティングに活用されます。
CMは多くの人に見てもらうことができ、ブランディング動画で企業や商品について広く周知することが可能です。
近年では技術力などが拮抗し、商品やサービスにおける機能・価格で差がつきにくくなっています。そのため差別化をはかるためには、ブランディング動画によるマーケティングが大きな意味を持つのです。
イベント
ブランディング動画はセミナーや展示会といったイベント、IR活動でも活用されています。
短時間で企業の価値観や魅力、世界観といった可視化しにくいものも伝えることができるため、イベントで動画を見てもらうことにより興味を持ってもらい、新たなファンを獲得したり成果につなげたりしやすくなります。
採用活動
採用活動でブランディング動画を活用すれば、応募者数アップにもつなげることができます。
応募者は待遇や仕事内容だけでなく、企業の雰囲気や理念が自分に合っているかどうかも気にするため、動画は有効なのです。
文章だけでは説明しにくいことも動画では映像や音声などによってわかりやすく伝えられるため、応募者へ効果的にアピールできます。
自社メディア
ブランディング動画は自社メディアでも大いに活用できます。
企業やブランドが気になった人は企業のWebサイトやSNSに訪問することが多いため、そこでブランディング動画を公開しておけば、ファン獲得につながりやすくなります。
ブランディング動画を活用するメリット
では企業・ブランドが動画を活用するメリットにはどのようなものがあるのか、一つひとつ解説していきます。
企業・ブランドの認知度アップを見込める
動画を活用することで、ブランドの認知度向上につなげられるのがメリットの一つです。
動画を制作することで、自社をまだ知らない人に対してブランド・商品を効果的にアピールできるため、より多くの人にブランドを知ってもらうきっかけをつくることができます。
ブランディング動画は、ブランドに対する理解度や信頼度を向上させることにもつながるのです。
SNSでの情報拡散が期待できる
動画を活用することで、SNSでの情報拡散にも期待できるというメリットがあります。
動画はSNSとの相性が良く、共有が簡単にできるのが特徴。オリジナリティがあり心をつかむような動画はユーザーに喜ばれ、自然と拡散されやすい傾向にあります。
そのためキャンペーンや商品情報などをより多くの人に見てもらえる可能性を広げられるのも魅力。動画によって企業やブランドを覚えてもらいやすくなり、見込み客の獲得にも役立ちます。
SNSは媒体によってユーザー層が異なりますから、リーチしたい層を抱える媒体を選ぶことで、効率的なアプローチも可能になります。
消費者の購買意欲を刺激できる
動画を活用することで、消費者の購買意欲を刺激できるのもメリットです。
動画は画像に比べてよりリアルな情報を届けられるのが魅力。たとえば洋服であればリアルな着用イメージ、家電であれば実際の使用イメージが湧きやすくなります。
使用感をリアルに訴求できることから購買意欲を刺激できる上、自社ホームページやECサイトがあれば動画を通じて誘導することも可能なので、販売促進にもつながります。
企業・ブランドの動画活用事例まとめ
ブランディング動画を制作したいと考えている企業・ブランドの担当者に向けて、各企業の動画活用事例を3つご紹介します。動画制作の参考にしてみてください。
銀河高原ビール【心の一人旅】
まずは「株式会社ヤッホーブルーイング」が販売するビール『銀河高原ビール』の動画活用事例です。
仕事で疲れ切った主人公が帰宅して『銀河高原ビール』をグラスに注いで口にすると、開放的な世界が広がっていき、主人公の気持ちもだんだんと前向きになっていくという様子を影絵で表現しています。
約2分半のストーリーですが、影絵ならではの味わい深い雰囲気と世界観がブランドの持つ雰囲気や世界観と見事にマッチ。『銀河高原ビール』を飲むことで得られる幸福感や快感がしっかり伝わる内容となっています。
P&G【Best Job(母の愛)】
2つめの事例は、一般消費財メーカー『P&G』の動画活用方法です。
P&Gでは「母親」という仕事を応援することを一つのブランドコンセプトとして掲げています。
この動画では、そのコンセプトに沿って、子どもの活躍を陰で支える母親の愛情に焦点を当て、その大変さと幸福について表現しているのが特徴です。
そんな母親を応援するというメッセージを「P&Gママの公式スポンサー」というキャッチーなフレーズで表現。ブランドイメージが上手に表現されている上、ターゲットの心に響く効果的な動画になっています。
BEAMS【Life Creates Style】
3つめの事例は、セレクトショップ『BEAMS』の動画活用方法です。
BEAMSでは人々の暮らしに焦点を当てたブランディング動画を制作。軽快なBGMを使用して、おしゃれな印象を演出しています。
時間は2分程度で最後まで飽きさせないよう場面転換が多い構成となっており、動画の最後に従業員や店舗の映像、ロゴなどを盛り込みブランドを効果的にアピール。
おしゃれなだけではなく、暮らしに寄り添い、人を大切にしているブランドだと印象付けています。
効果的なブランディング動画制作のポイント
ブランディング動画で成果を出すためには、いくつかのポイントを意識して制作する必要があります。どんなポイントをおさえればいいのか、一つひとつ見ていきましょう。
ブランドのコンセプトを明確にする
ブランディング動画では、そおブランドのターゲットや世界観、存在する目的などを深堀して言語化し、コンセプトを明確にすることが大切です。
またコンセプトと動画の内容が合っていないと視聴者に違和感を与えてしまうため、コンセプトに沿った内容にしなければなりません。
動画を複数制作してシリーズ化する際にも、すべての動画がコンセプトに沿った一貫性のあるものにする必要があります。動画の背景や色、音楽、フォントも一貫性のあるものにしましょう。
ストーリー性や共感性を重視する
ブランディング動画でファンを獲得するにはユーザーに興味も持ってもらう必要がありますが、そのためには広告色を弱めて、動画にストーリー性を持たせることや、共感性を重視することが大切です。
一方的に企業が伝えたい情報を伝えるのではなく、視聴者の興味を引くテーマや構成を考え、共感してもらえるような内容にしましょう。
ブランド名を印象付ける
ブランディング動画はブランドイメージに好感を持ってもらうこと、共感してもらうことが目的になるため、どこの企業の動画なのかを印象付ける必要があります。
そのため印象に残る動画内容にすると同時に、ブランド名も印象付けられるよう、ブランド名のロゴやサウンドロゴ、タグラインなどもしっかりと活用していきましょう。
動画制作はプロに任せることがおすすめ
動画制作は企業のブランドイメージを伝えるために重要なものです。ブランドの世界観を大事にしながらクオリティにこだわり、ユーザーの心に響くものにしなければならないため、動画制作に関する知識やノウハウも必要になります。
自社で制作することが難しい場合は、映像制作会社への依頼がおすすめです。プロであれば企画構成段階から相談ができ、クオリティの高い動画が完成します。
十分なマーケティング効果を得たい場合は、プロに相談しましょう。
ブランディング動画で自社の魅力を伝えよう!
動画を制作することにより、多くの人へ企業・ブランドのコンセプトや魅力を効果的に伝えることができます。
競合他社や競合ブランドとの差別化を図り、ファンを増やすためにも、ご紹介したブランド動画を参考に、オリジナリティのある動画制作を検討してみてはいかがでしょうか。
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