こんにちは、シングメディア編集部です。
スマホやPCの普及により、動画を活用したマーケティングの重要度は増していますが、比較的新しい分野でもあり、詳細や活用法がわからないという企業担当者も多いでしょう。
そこで今回は、「動画マーケティングの効果や種類などの基礎知識と、実際の活用事例」を詳しく解説していきます。
動画制作の流れや施策成功のコツもあわせてご紹介するので、ノウハウを知り上手な活用法を考えてみてください。
市場が拡大する「動画マーケティング」とは?
まずは、そもそも動画マーケティングとは何なのか、どういったものなのかという点について説明していきます。
動画マーケティングの概要と動画の用途
動画マーケティングとは、動画を用いて自社や商品・サービスへ消費者の関心を集める販促活動のことを指します。
動画の制作・公開だけでなく、そこに至る戦略の立案や企画、公開後の分析など一連の流れもすべて動画マーケティングに含まれています。
動画の用途は自由ですが、広告や商品・サービス紹介、採用活動や社内向け研修などに用いられることが多いです。
動画マーケティングに期待できる効果
動画マーケティングの主な効果としては、「認知度の向上」「ブランディング」「購買意欲の促進」などが挙げられます。
音声と動きのある動画は訴求力が高いため、商品やサービスの魅力を伝えやすく、視聴者の印象にも残りやすいというのが特徴です。SNSなどで拡散もされやすく、認知度の向上が期待できます。
また動画は情報量が多く、商品・サービスの詳しい内容や有益な情報を動画で正確かつわかりやすく伝えることができます。そのため視聴者の理解を深めることができ、ブランディングにも役立つのです。
さらに動画は実際の使用感を伝えられるだけでなく、演出によって商品・サービスをより魅力的にアピールすることもできるため、購買意欲の促進も見込めます。
動画マーケティングが普及した背景
株式会社サイバーエージェントが株式会社デジタルインファクトと共同で行った調査によると、国内の動画広告市場規模は2020年に2954億円にも達し、2024年には6856億円にまで成長すると予測されています。
また内閣府の消費動向調査(令和3年3月)によると、スマホの普及率は総世帯で84.4%にも達するとのことです。特に60歳未満では90%を超えており、多くの人がスマホで手軽に動画を視聴できる状態にあることがわかります。
近年、高速通信やWi-Fiの環境整備も進み、快適に動画を配信・視聴できるようになったほか、動画配信プラットフォームが数多く登場し、個人レベルでも簡単に動画の投稿・視聴が可能になりました。
これらの背景によって動画がより身近な存在となり、動画マーケティングの需要や効果が高まったため、急速な普及に繋がったと言えます。
・参考サイト:サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を発表 | CyberAgent, Inc.
・参考サイト:消費動向調査 令和3年(※長期時系列表は最新月を参照) 3月調査 統計表 3 総世帯 主要耐久消費財等の普及・保有状況 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
導入前に確認したい動画マーケティングのメリット・デメリット
急速に普及する動画マーケティングですが、メリットだけでなくデメリットもあります。自社に合うか判断するためにも、導入前に特徴を正しく理解しておくことが大切です。
動画マーケティングのメリット
動画マーケティングのメリットとして、写真やテキストと比べて動画は視聴者に伝えられる情報量が圧倒的に多いため、訴求力が強いということが挙げられます。
アメリカの大手調査会社「Forrester Research」によれば、1分間の動画は180万語分、Webページにすると3600ページに相当する情報を伝えられるということです。いかに動画の情報量が圧倒的かということがわかりますね。
また動画はインターネットを介するため、オフライン広告やTVCMなどと違って再生回数や視聴維持数など、ユーザーデータの収集・分析も可能です。
ライブ配信やインタラクティブ動画などで視聴者の反応をリアルタイムに把握することもできるため、効果測定を行いやすく、改善点をすぐに把握して次に生かすことができるのもメリットと言えます。
動画はテキストコンテンツと比べて気軽に視聴できるためSNSとの相性も良く、拡散により大きな効果を得られる可能性もあるという点もメリットです。
・参考サイト:18 Marketing Statistics And What It Means For Video Marketing – Video Brewery
動画マーケティングのデメリット
動画マーケティングは従来の販促とはノウハウが異なり、比較的新しい分野でもあるため、社内リソースが不足しやすいというのがデメリットです。
社内に動画制作の知識や機材がなければ、高品質な動画を完成させるのは難しいでしょう。
外注したとしても動画制作会社がマーケティング面に精通しているとは限らず、期待した効果が得られないこともあるため、外注先選びが重要になってきます。
動画が完成するまでには企画や撮影など多くの工程が必要になり、記事コンテンツと比べても期間とコストがかさみやすいというのもデメリットです。
動画マーケティングを効果的に活用した成功事例5選
動画をどのようにマーケティングに生かすのか、イメージをつかむために実際の活用事例を5つご紹介します。
1. ぴあの屋ドットコム株式会社
京都の中古ピアノ販売店である「ぴあの屋ドットコム」は、取り扱うピアノを撮影してYouTubeに投稿しています。その数なんと5500本以上というから驚きです。
社長が顔出しで登場してピアノの説明をし、見た目や音色を撮影するだけで、テロップや編集もほとんどありませんが、ユーザーが求める「商品の状態」を的確に伝える動画が支持されています。
中古ピアノの音色に不安を抱える人も、動画でその音色を確認できるため、安心して購入ができるのです。
圧倒的な投稿数で認知度も高まり、投稿開始後月間売り上げが最大10倍近くにもアップし、年商は1億円以上にも上ったと言います。
2. 株式会社A.ver
武田塾を運営する「株式会社A.ver」は、受験ノウハウや悩み相談など、学生の自宅学習を支援する動画をYouTubeに投稿しています。
受験生目線の役立つ情報を投稿し続けたことが学生に支持されて認知度とイメージが向上し、YouTube開始から2年で売り上げは7倍にまでアップしました。
「誰に向けて何を伝えたいのか」といったターゲティングや目的がしっかりしているのが功を奏し、2021年3月末時点のチャンネル登録者数は約9万人、総再生回数1億回を超えるなど、動画マーケティングにおいて大成功を収めています。
3. 株式会社ジャストダイレクトシステム
「株式会社ジャストシステム」は、小中学生向けのタブレット型通信教材「スマイルゼミ」を運営する会社。そんなジャストシステムは、YouTube広告「TrueViewアクション」を利用し、広告の再生中に自社サイトへ誘導するリンクを表示しました。
視聴者が興味を持った瞬間に自社サイトへ誘導できることで機会損失を防ぎ、配信約1か月でCPAを約10分の1に、視聴者の関心度を約44%アップさせることに成功。新規ユーザーの獲得を実現しました。
4. ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン
「ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン」は、ニュージーランドのキウイ販売会社の日本事務所です。ゼスプリ・インターナショナル・ジャパンでは、長年タレントをCMに起用していましたが、2016年からはキウイをキャラクター化させたCMに切り替えました。
すると、キウイの栄養やおいしさを伝えるキャッチーな歌と思わず見入ってしまうコミカルな言動のCMが大人気となり、SNSの関連投稿が数万件に上るなど、消費者が自発的に商品を盛り上げる理想的な展開になったのです。
応募総数6万人を超える視聴者参加型のCM制作など、動画をうまく活用した結果、認知度・イメージがアップし、輸入量は約1.5倍に増加。
他社のWebCMにキャラクターを登場させるなど、斬新な動画マーケティングも実施され、話題となっています。
5. 公益財団法人日本財団
「公益財団法人日本財団」は、海洋環境や和食文化への関心を高めることを目的に、魚の捌き方をレクチャーする動画をYouTubeに投稿しています。
さまざまな魚を捌くというシンプルなハウツー動画でありながら、編集のクオリティの高さや多くの人に役立つ情報である点などが支持され、チャンネル登録者数は約18万人、総再生回数2400万回を超える(2021年2月末時点)ほどの人気を誇るチャンネルとなりました。
ユーザーの約30%が海外からのアクセスであり、動画の内容次第で海外へのブランディングも可能になる良い例となっています。
動画マーケティングの代表的な手法は5種類!
動画マーケティングの活用法は、上述した事例以外にもいろいろあります。次は主な活用手法を5つご紹介するので、自社に合うものを考えてみましょう。
その1. 動画広告の出稿
動画マーケティングの主な手法として、動画広告の出稿が挙げられます。
YouTubeやTwitter、Instagram、Facebook、LINEなどさまざまな媒体に動画で広告を出稿する手法です。
媒体により主なユーザー層や出稿できる動画の長さなど特徴が異なるため、自社のターゲットや目的に合うものを選ぶことが大切になります。
動画広告には複数の種類があり、中でもYouTubeなどの動画の最初や途中、最後に表示されるインストリーム広告が一般的です。
インストリーム広告のほかには、YouTube動画の途中に6秒のみ表示されるバンパー広告、サイト上の特定の広告枠に表示されるインバナー広告、Webページをスクロールしたときに表示されるインリード広告などがあります。
なお動画広告はそれぞれ料金や効果が異なるので注意が必要です。
その2. 自社サイトへの動画コンテンツ掲載
動画マーケティングの主な手法として、自社サイトへの動画コンテンツ掲載も挙げられます。
自社の公式サイトやブログ、商品LPなどに動画を埋め込み、サイトを訪れた人に視聴してもらう手法です。
自らサイトを訪れた人はすでに何らかの興味関心を持っているため、より深い情報や有益な情報を提供することが大切になります。
広告のように長さや話題性を気にする必要はなく、ユーザーが知りたい情報、ユーザーにとって有益になる情報をじっくり伝えられるため、コンバージョン獲得に効果的です。
具体的には、商品紹介動画やハウツー動画、採用動画などが向いています。
その3. 動画配信プラットフォームの公式チャンネル開設
動画マーケティングの主な手法として、動画配信プラットフォームで公式チャンネルを開設するというものも挙げられます。
YouTubeなどの動画配信プラットフォームに自社の公式チャンネルを開設し、コンテンツ動画を配信する手法です。
自社のチャンネルを開設すると動画コンテンツの管理がしやすく、データ分析やライブ配信なども可能になります。
プラットフォームのユーザーとの接点も創出でき、自社の商品・サービスに興味を持って登録してくれているユーザーへ定期的に情報を伝えられる、企業や商品のイメージアップがはかれるなど、メリットが多いです。
視聴者の目に留まるまで時間がかかるケースも多いですが、利用規約に違反しない限りは動画の内容に制限がなく、マーケティングの幅が広がります。
その4. インフルエンサーを起用したプロモーション動画の配信
動画マーケティングの主な手法として、インフルエンサーを起用したプロモーション動画の配信もあります。
人気YouTuberやモデル、タレントなど影響力の強いインフルエンサーとコラボして商品を紹介する動画を撮影し、自社や彼らのSNSアカウントで配信する手法です。
認知拡大が目的の場合は多くのフォロワーを抱えるインフルエンサー、売上に繋げたいのなら自社のターゲット層に支持されているインフルエンサーを選ぶのがポイント。
フォロワー数の多いインフルエンサーとコラボすれば、そのインフルエンサーのファンを取り込むことができますし、ファンがSNSで動画を拡散してくれることにも期待ができます。
自社のターゲット層に支持されているインフルエンサーであれば親和性が高く、視聴者から共感や信頼感を得られるため、販売促進につながりやすくなるのです。
ただし露骨な宣伝は視聴者に嫌われやすいので、視聴者目線で楽しめる企画にするといった工夫が必要となります。
その5. デジタルサイネージへのオフライン出稿
動画マーケティングの主な手法として、デジタルサイネージへのオフライン出稿という手もあります。
デジタルサイネージの普及に伴い、オフラインでも動画を出稿してマーケティングに活用できるようになりました。
店舗のPOPや駅構内、車内など、紙や看板で宣伝していた場面に動画を用いることで、歩行者などの注意を引きやすくなります。
デジタルサイネージを活用することにより、スマホを使わない世代へもアプローチが可能です。
出稿場所を絞れば、不特定多数ではなくターゲット層に効果的にアピールできるのも魅力。自社商品やサービスのターゲット層が多く集まる場所、よく行く場所をリサーチして、適切な場所へ設置しましょう。
動画マーケティングの基本的な流れ
動画マーケティングはどのように進めればいいのか、基本的な流れを押さえておきましょう。
ステップ1. 動画マーケティングの目的・企画内容を決める
動画マーケティングのファーストステップでは、動画を制作する目的・動画の企画内容を決めることになります。
ブランディングや購買意欲の促進、商品紹介など、動画マーケティングには複数の用途や目的があります。当然ながら、その用途や目的は企業によってさまざまです。
マーケティングの目的に応じて最適な動画の構成は異なるため、まずは自社で動画を制作・公開する目的を明確にすることが重要となります。
動画を制作すること自体が目的にならないよう、目的に応じてこの時点でKPIの設定をしておくこともおすすめです。
目的を決めたら、動画を見てほしいターゲット層と、ターゲット層に届きやすい動画の公開場所(自社サイト、YouTubeの公式チャンネル、各種SNS、店頭、街頭、交通機関など)、公開時期や予算など細かい部分を詰めていく必要があります。
特にターゲット層と動画の公開場所を明確にしておくと方向性も決まり、効果が出しやすくなるため、ブレたりあいまいになったりしないよう、必要な調査や事前準備をしっかりして臨みましょう。
チーム内でイメージを共有するためにも、企画書や動画の設計図となる絵コンテをしっかり作成しておくのがおすすめです。
なお近年、大企業でもターゲット層に響く演出を読み間違えたり、時代錯誤な演出をしたりと動画マーケティングで炎上するケースが増えています。
そういった炎上を招く動画は、インパクトを狙っただけ、ターゲットを定めず自分たちの作りたい動画を作っただけという傾向が強いのも特徴です。
動画はSNSで拡散されやすいため、良い意味で話題になればいいのですが、悪い意味で話題になってしまった場合でも一気に情報が拡散されてしまい、時にはブランドイメージを失墜させてしまう事態にも繋がりかねません。特に時代の価値観を見誤らないよう注意しましょう。
ステップ2. 動画を制作する
動画マーケティングの目的・企画内容が明確になったら、次のステップは動画を制作することです。
企画や構成が固まったら、実際に動画を制作することになるのですが、制作方法は自社制作・動画制作会社への外注・広告代理店への外注などいくつかの方法があります。
自社制作は社内で動画制作を行うためコストを節約できますが、その分、機材やスキルなどが必要となるほか、社内のリソースが十分でないとクオリティが低くなってしまう可能性もあることに注意が必要です。
社内に動画制作の知識・スキルを持った人がいればいいのですが、そうではない場合、動画が完成するまでに想像以上に時間がかかってしまう可能性も。
しかし今では初心者でも簡単に動画を制作できるツールやソフト、サービスなどもあるため、チャレンジしてみるのもいいでしょう。
外注はコストがかかるものの、プロに任せるため魅力的な動画を制作できることに期待でき、社内リソースを割く必要もないことから社内の人員は本来の業務に集中できます。
ただしプロの映像制作会社でも、各社で得意分野が異なるため、慎重な選定が必要です。
自社が制作したい動画のイメージや予算、制作期間などを考慮した上で、それに応えられる実績のある業者を選びましょう。
ステップ3. 動画の公開・効果測定を行う
動画マーケティングの最終ステップは、動画の公開・効果測定を行うことです。
動画が完成したら、希望する媒体で公開の作業や手続きを行いましょう。
媒体によっては公開にも費用がかかるため、予算や費用対効果に注意する必要があります。その点は公開する媒体を選ぶ際によく比較検討するようにしましょう。
動画公開後は、動画の目的に応じたKPIを設定し、効果測定を行うことも欠かせません。
たとえば、目的が「認知拡大」の場合なら、再生回数やユニークユーザー数、インプレッション数、ブランド認知度が重要です。
自社や商品の「ブランディング・理解促進」なら、動画をしっかり見ているか確認できる再生完了率や平均再生時間、総再生時間、ブランド好意度が重要となります。
「購買促進(コンバージョン)」が目的の場合であれば、クリック数、コンバージョン数、CVR、購買意向度が重要です。
効果測定に利用できる指標はほかにも複数あるので、それぞれの目的に合ったものを活用し、結果に応じて施策を見直しましょう。
KPIをもとに施策を見直していくうちに、動画マーケティングのノウハウも蓄積され、より効果が出せる動画の運用が可能になります。
動画マーケティング成功のポイント
動画マーケティングを成功させるには、動画の目的を明確にすることが重要です。目的が曖昧なままではターゲットやアピールポイントも定まらず、訴求力が弱くなってしまいます。
訴求力が弱いと、結果的に視聴者の印象に残らない動画となってしまい、目的を達成できません。
動画はあくまでも手段であり、成果に繋げなければ意味がないため、運用してPCDAを回すことも大切です。
動画を目にする機会が増えたことで視聴者の目も肥えているため、興味を引くにはクオリティの高い動画を制作することも欠かせません。
クオリティの低い動画は返って企業やブランド、商品のイメージを悪化させるリスクもあるため注意が必要。自社制作に自信がない場合は、映像制作のプロに依頼したほうが安心です。
ただプロに頼む際でも、打ち合わせなどでコミュニケーションをしっかり取り合い、自社が求めるターゲットや目的、自社の課題が相手に明確に伝わるようにしましょう。
動画マーケティングを成功させるには、「HHH(スリーエイチ)」を意識することも大切なポイントです。「HHH」とはGoogleが提唱する概念で、以下の頭文字からつけられています。
・「Hero(ヒーロー)」……多くの人の欲求やニーズを刺激して認知や話題性を獲得するコンテンツ
・「Hub(ハブ)」……ターゲットに商品・サービスを深く理解してもらうこと、身近な関心事で共感を得ることでブランドと結びつけ、長期的な関係を構築するコンテンツ
・「Help(ヘルプ)」……具体的な悩みやニーズに対する解決策を提供し、購買やリピートなどのアクションを促すコンテンツ
またユーザー層のペルソナを設定することも動画マーケティングを成功させる大切なポイントです。
たとえば年齢や性別、趣味嗜好だけでなく、職業や居住地、勤務先、役職、学歴、家族構成、価値観、抱えている課題など、動画のターゲットとなる人物像をできるだけ詳しくピンポイントで描き出しましょう。
ペルソナを設定しターゲットが明確化することにより、ニーズも明確になり、誰に見てもらいたい動画かがハッキリします。
図解やアニメーションを活用することも動画マーケティングを成功させるポイントの一つです。特に文章や言葉では説明が難しい内容に効果的。
図解やアニメーションは物事を視覚的に伝えられるため、視聴者の理解を助けるのに役立ちます。複雑な概念もシンプルにわかりやすく表現できるのです。そのため動画のメッセージも明確にすることができます。
動画制作会社を選ぶときのポイント
動画制作会社を選ぶ際のポイントの一つとして、制作会社の提供するサービスが自社の求めている内容に見合っているか確かめるということが挙げられます。
制作会社によってサービス内容は異なり、動画マーケティングを始めから終わりまで通してサポートしてくれる会社もあれば、「撮影・編集のみ」など部分的なサポートをしてくれる会社も存在します。
費用を抑えたい、内製でできない部分のみ任せたいといった場合には部分的にサポートしてくれる会社を選べばよいですし、すべてお任せしたいという場合は一気貫通でサポートしてくれる会社を選べばよいでしょう。
また動画制作の実績や事例を確認するというのも、動画制作会社を選ぶ際のポイントの一つです。
動画制作会社のホームページなどに過去の実績や事例が掲載されているため、それらから制作会社の得意分野やクオリティを確認するのがおすすめ。実績が多ければ信頼性も高いと言えます。
制作会社の強みを把握し、自社の求める動画を制作してもらえるかどうかをしっかり確認しましょう。
制作会社は初めから一社に絞るのではなく、複数の会社で相見積もりを取り、コストパフォーマンスの高いところを選ぶというのもポイントです。
同じ要望であっても、見積もりを見ると制作会社によって金額が異なることがわかります。
単純に安ければよいというわけではなく、自社に寄り添ってくれるか、サポート体制がどのようになっているか、求めるクオリティのものを制作できるかなどのポイントから総合的に判断し、選びましょう。
動画マーケティングについて学べる本
いずれは動画マーケティングをすべて内製化したい、もっと本格的に学びたいという場合におすすめの本を2冊ご紹介します。
一冊目は『動画マーケティングの新常識』という本。こちらは主にYouTubeにおける動画マーケティングを学べる本です。
著者はYouTuberの支援や企業のYouTubeチャンネル運営実績を持つ人物であるため、実例も交えながらわかりやすく解説してくれています。
二冊目は『動画広告“打ち手”大全 ネット広告の新時代を勝ち抜く施策設計 最強の戦略74』という本。こちらは初心者が動画マーケティングについて網羅的に学べる本です。
動画マーケティング戦略における施策の設計から動画を制作する工程、制作後の改善策までしっかりと理解できる内容となっています。
最適な動画マーケティングで売り上げアップを目指そう!
年々、拡大し続けていく動画広告市場からもわかるように、動画マーケティングは今や企業などにとって無視できない重要な手法になっています。
動画ではさまざまな演出や表現ができるため、自社の商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えることができますし、競合他社との差別化もはかりやすいです。
まだ動画マーケティングを行っていない企業の担当者やどう活用すべきかわからなかった担当者は、今回ご紹介した事例や基礎知識を参考に動画マーケティングを導入し、魅力的な動画を制作して売上アップに繋げましょう。
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