こんにちは、シングメディア編集部です。
動画検索をするとき、動画共有サイトの垣根を越えて多方面に検索したいと思ったことはないでしょうか? そのような場合に役立つのが、動画検索エンジンです。
動画検索エンジンの仕組みや検索上位に表示される動画の特徴などを知っておくと、動画マーケティングを導入する際や動画制作を行う際に役立ちます。
そこで今回は、「動画検索エンジンの概要、検索方法、おすすめの検索エンジン」を詳しく解説するほか、実際に動画マーケティングを行う人に向けて、「動画検索エンジンで上位表示されるためのポイント」についてもご紹介します。
動画検索エンジンの概要
まず検索エンジンとは、インターネットに存在するWebページや画像を検索するためのシステムのことを指します。みなさんも普段使っているであろう、GoogleやYahooなどが有名ですが、ほかにも世界中にはさまざまな検索エンジンが存在しています。
動画検索エンジンは、そんな検索エンジンのなかでも、動画ファイルの検索が得意なシステムです。たとえば、複数の動画サイトを横断的に検索できるものなどもあります。
お目当ての動画を探したいと思ったとき、普通の検索エンジンでは見つからないことがあるでしょう。
そのようなケースのときには、動画検索エンジンを利用し、検索範囲の拡張や検索方法の変更を行うのがおすすめです。普通の検索エンジンに比べて、探している動画が見つかりやすくなる可能性があります。
動画検索エンジンの種類
動画検索エンジンには、主に3つの種類が存在します。
1つめは「ポータルサイト」。「Google」や「Yahoo! JAPAN」など、複数の動画検索エンジンの動画コンテンツを垣根なく検索できるのが特徴です。複数サイトの動画を一括で検索できるため、幅広く情報収集できます。
2つめは「動画配信プラットフォーム」。「YouTube」や「ニコニコ動画」など、動画配信サービスを提供しているサイトです。それぞれのプラットフォーム内で配信している動画だけを検索できます。
3つめは「VOD検索型サイト」。VODとはVideo On Demandの略称で、「Netflix」や「Hulu」など、サイトを通じて映画やドラマ、アニメなどを視聴できるサービスです。テレビで過去に放送した動画や有料サービスの動画などを検索できます。
まずは基本を押さえよう! 動画検索エンジンの使い方
動画検索エンジンを使って膨大な動画から探したいものをピックアップするときは、フィルタ機能が便利です。
フィルタの方法は検索エンジンによって異なりますが、人気順、アップロードされたタイミング、動画の長さなどの項目があるため、いろいろな項目でソートが可能となっています。
YouTubeやいくつかの検索エンジンでは、特定の演算子をつけて探す方法も有効です。
たとえば「intitle:」というキーワードをつけると、該当のキーワードがタイトルに含まれた動画を検索することができます。動画の説明欄に関連性のないキーワードを羅列している動画を除外できるため便利です。
また「-◯◯」というキーワードをつけると、検索結果から指定したキーワードが含まれる結果を除外できます。ほかにもさまざまな演算子があり、それらをうまく活用することで高度な検索ができるようになります。
有益な動画が見つかったときは、アップロード者の名前をクリックします。アップロード者が今まで投稿した動画リストが表示されるので、関連性の高い動画が他にも見つかる可能性があります。
可能であればチャンネル登録をしておくのもおすすめ。その投稿者のリストをすぐ開けるため、毎回検索する必要がなくなり便利です。
YouTubeだけじゃない! 人気の動画検索エンジン4選
動画の検索エンジンといえば、真っ先にYouTubeを思いつく人が多いでしょう。しかし役立つ動画検索エンジンは、YouTube以外にも存在します。そこでこの段落では、おすすめの動画検索エンジンを4つピックアップしてご紹介します。
1. Fooooo
「Fooooo」はYouTubeやニコニコ動画など、5つの動画サイトを横断して検索ができる動画検索エンジンです。
またサイト上では50を超える動画投稿・共有サイト、動画関連ツールへのリンクが貼られています。
検索対象にできる動画の量は約2300万と言われており、お目当ての動画を見つけやすいのも特徴です。
さらにFoooooの検索結果からユーザーが好みの動画を集めて独自の動画番組を公開できるチャンネル機能が2008年にリリースされました。
ほかにも検索したキーワードの関連ワードを表示する機能や、ブログに埋め込むためのタグも用意されており、使い勝手がいいです。
2. Googleビデオ
「Googleビデオ」はGoogleの検索オプションの中のひとつで、動画に絞った検索ができます。
動画検索エンジンであると同時に、動画共有サイトでもあるため、動画のアップロードやHTMLタグを取得して貼り付けることも可能なのが特徴。
またGoogleビデオは長時間アップロードに対応できるのが大きな魅力です。そのため再生時間が長い動画が数多く揃っています。
通常のGoogleを使用したときも上部のタブで動画を選択すれば、動画に絞った検索ができることを覚えておきましょう。
3. Ritlweb
「Ritlweb」は、一括で同時検索が可能な検索エンジンです。
同時検索の範囲が非常に広く、全14ジャンル、141のサイトから検索が実行でき、その中に動画検索機能もあります。
使用方法もシンプル。同時検索から好きなものを選び、サイト上部の検索窓にキーワードを入力すると、同時検索の結果が表示されます。
たとえば、同時検索で動画を選び、検索ワードにお目当ての動画のキーワードを入力すると、そのキーワードに該当する各動画サイトのヒット検索件数、および関連検索ワードが表示されます。
たくさんの検索結果が得られるので、広範囲で動画検索をしたいときに便利です。
4. Yahoo Video Search
「Yahoo Video Search」は、アメリカのYahooが公開している便利な動画検索エンジンです。
日本でも有名なMTVやCBS News、Bloombergなどをはじめ、個人のコンテンツまで幅広くカバーされているのが特徴となっています。
なお通常のYahooでも動画に絞った検索を行うことは可能です。
Yahooの検索ボックスにキーワードを入力した際に、「条件を追加」をクリックすると、再生時間や画質を指定したり、YouTubeやニコニコ動画などの特定動画サイトに絞ったりできます。
動画検索エンジンで上位に表示されるためのポイント
動画コンテンツでマーケティングを検討している人にとっては、動画検索エンジンの表示順序をできるだけ上げたいと考えていることでしょう。そこでこの段落では、動画検索エンジンで上位に表示されるためのポイントについて解説します。
タイトル
動画検索エンジンで上位に表示されるには、動画のタイトルが重要です。
動画のタイトルはその内容を簡潔かつ端的に伝えるものを目指しましょう。検索している人にとって、自分が知りたい情報が含まれた動画かどうかが一目でわかるものが望ましいです。
またタイトルはなるべく多くの人が検索するようなキーワードを含んだ内容がおすすめ。
視聴者が多く検索しているキーワードをタイトルにうまく盛り込むことができれば、必然的に検索結果で上位表示されやすくなります。
ただし自分の主観で検索されやすいタイトルを判断するのではなく、キーワード調査ツールなどを利用し、客観的なデータを元にする必要があります。YouTubeなどの検索バーにキーワードを入力して、それに関連するキーワードを調べる方法もおすすめです。
キーワードをタイトルに入れる際、日本語として意味が通らなくなるようなときは括弧でそのキーワードをくくるというテクニックが有効になります。
なお検索されやすいキーワードをタイトルに入れれば閲覧されやすくなりますが、検索数の多いキーワードは当然ながら人気のため、競争率が高くなるのも事実です。
そのためキーワードを選定する際には、検索数と競争率のバランスを意識することも大切になります。
サムネイル
サムネイルも動画検索で上位に表示されるためのポイントの一つです。
質がよい動画だとしても、サムネイルが地味だと多くの動画の中に埋もれてしまう可能性があります。そうなってしまうともったいないですよね。
サムネイルを実際にクリックして視聴されることで、価値の高いコンテンツと見なされて上位表示されます。
逆にサムネイルクリック率が下がると、表示される位置が下がり、クリックされなくなると消えてしまうので注意。ユーザーがサムネイルを見てクリックしたくなるよう魅力的に見せる工夫が必要です。
人気がある動画制作者ほど、サムネイルのビジュアルやサムネイル内のキャプションにこだわっている傾向があります。
人気の動画を参考に、ユーザーの目を引く特徴的なサムネイル画像を設定しましょう。
また動画はスマホで見る人も多いので、サムネイルは小さな画面でも判別ができるレイアウトを意識するようにしましょう。
説明文
動画の説明文もしっかり記載することが大切です。
動画の説明文を記載しない人も中にはいますが、少しでも検索上位になりたければ説明文は必ず記載するべきと言えます。
注意点は、動画と説明文が矛盾しないような内容を心がけること。インパクトを狙って動画の内容と関係のないことを書かないようにしましょう。
また動画の内容をただ記載するだけでなく、動画を見ることで得られるメリットなどを盛り込むことがおすすめです。
タイトルと同様、説明文にも検索されやすいキーワードを入れるのはあり。上位表示されやすくするのに効果的です。
いくつかのキーワードを選定し、動画の内容に合わせてタイトルと説明文に利用するといいでしょう。タイトルを設定する際、入れたいけれど文字数的に入れられなかったというキーワードを説明文に盛り込むのもおすすめ。
ただしキーワードを大量に入れすぎると逆効果になることがあるので注意しましょう。
コンテンツの質
検索エンジンで上位に表示されるかどうかは、コンテンツの質によっても決まります。
タイトルやサムネイルにいくら気を配っても、それだけでは検索エンジンの上位に表示され続けることはできません。
ユーザーの役に立つようなコンテンツの質の高さが必要になるのです。
動画がきちんと検索ワードの答えになっているか、ユーザーにとってわかりやすい内容になっているかどうかなどがポイントとなります。
動画検索エンジンは、動画の総再生時間を元にユーザーにとって有益かどうかを判断します。さらに平均視聴時間、平均再生率、視聴者維持率などの項目も大切です。
制作した動画の再生時間を分析することで、コンテンツの質を上げるヒントが得られます。
たとえば平均再生率が低かったり平均視聴時間が短かったりする場合、動画を最後まで見てもらえず、途中で離脱されてしまったことを意味します。視聴者維持率は動画のどこで離脱されたかがわかります。
これらの結果から動画の離脱されやすい部分がわかるので、そこを見直すことで動画の質が上がり、最後まで視聴してもらいやすくなるのです。
また被リンクの数もコンテンツの高さを証明する指標の一つ。ただしリンクが多ければよいというわけではなく、リンク先の質の高さが問われます。
昔のように自分で複数のサイトを作り、順位を上げたい動画にリンクを貼っても通用しなくなっているので注意しましょう。
トランスクリプト
トランスクリプト(字幕)は、検索エンジンが動画の内容を把握する上で役立つものです。
検索エンジンは動画の中の音声からキーワードを聞き取ることはできませんが、トランスクリプトを設定すればそれを読み取ってくれます。
またトランスクリプトを表示することで視聴者層が広がる効果もあるため、表示しておくようにしましょう。
検索エンジンに動画が表示されないときの対処法
検索エンジン対策もしっかりしてクオリティの高い動画をアップしたのに、動画が検索結果に表示されないとなると不安なものです。
検索エンジンに動画が表示されないときは、まずは慌てずに数日待つようにしましょう。
動画をアップしたばかりだと、検索エンジンにインデックスされていない可能性があるためです。
しばらく待っても動画が表示されない場合は、タイトルや説明文がターゲットキーワードと合っているか、トランスクリプトがアップロードされているかを確かめましょう。
「YouTube Studio」の「コンテンツ」から、動画が公開されているか、制限がかかっていないかのチェックもあわせて行いましょう。
検索方法や特徴を理解して動画検索エンジンを使いこなそう
動画検索エンジンは自分の探したい動画を見つける際に有意義です。検索方法をしっかり理解しておけば、お目当ての動画がきっとすぐに見つかるはず。動画検索エンジンはいろいろな種類があるので、自分のニーズにあったものを使うといいでしょう。
また自分で動画を作成する際には、動画検索エンジンの上位になるためのポイントを理解しておく必要があります。
ポイントはいろいろありますが、何よりもコンテンツの質が一番大事。実際に動画検索エンジンで検索を行ってみて、上位に表示される動画の特徴を分析してみましょう。
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