こんにちは、シングメディア編集部です。
動画作成を始めたものの、思ったほど視聴者数が伸びず苦労しているという人は多いのではないでしょうか?
現代は動画コンテンツがあふれかえっているので、その中から抜きんでるためには動画のクオリティを上げていかなくてなりません。
そこで今回は、「動画のクオリティを上げた際のメリットやそのために必要なポイント」などについて詳しくご紹介していきます。
動画にクオリティが求められる背景とは
現代はスマートフォンの普及や5Gに代表される通信回線網の増強によって、動画コンテンツはテレビ以上に身近なものになりました。
誰もがいつでもどこでも気軽に動画を視聴できる環境にあるだけでなく、動画配信サイトや動画制作ソフトなども多く出てきたことで、多くの人が自分で動画を制作して投稿できるようにもなったのです。
その結果、動画コンテンツは今や飽和状態といっても言い過ぎではない状態にあります。日々、膨大な量の動画がアップされる中で、ユーザーの目を引き付けるようなクオリティが動画には必要となっているのです。
また受動的なテレビに比べ、Webの動画コンテンツはユーザーが能動的に選択するもの。それぞれが自分の興味や趣向に基づいて見たい動画を選ぶ時代です。
そのため動画はテレビ以上に評価がシビアになっており、クオリティの低いものは見捨てられやすい傾向にあります。
他社との差別化が可能! 動画のクオリティを上げるメリット
動画のクオリティを上げることで、さまざまなメリットに期待ができます。そこでこの段落では、動画のクオリティを上げることによって得られる代表的なメリットを2点ご紹介します。
ブランドイメージがよくなる
動画のクオリティの高さは、そのままブランドイメージの良さにもつながります。
自社のブランドを知ってもらう機会として、動画の役目は大きいものです。そのためクオリティの高い動画を制作すれば、「こんなに素敵な動画を制作するなんて、さすがだな」などという印象を持たれ、ブランドイメージの向上につながります。
ユーザーの興味を引くようなユニークな動画を作ることで、ユーザーを驚かせるのも悪くないアイディアです。「堅い印象のブランドだと思ってたけど、こんなにおもしろい動画も作れるなんて意外!」などと思われるため、イメージを少し変えたい際にも動画は有効となります。
しかし現在、プロモーションに動画コンテンツを使用する企業は増えているので、ありきたりな内容でアピールするのは難しいものがあります。
そのためプロモーションに使う動画を制作する際には、競合調査を含むマーケティング調査を行うなどして、他社との差別化を図れるような質の高い動画制作を目指しましょう。
効果的な広告につながる
クオリティの高い動画は、広告効果が優れています。
構成がよく練られた動画は、短い再生時間で効率よくユーザーに情報提供が可能です。そのため短時間でわかりやすくメッセージを伝えられるため、視聴者の印象に残りやすくなります。
またSNSなどによる拡散も大きなメリット。周囲に思わず拡散したくなるような動画を制作できれば、広告費用をかけずに多くのユーザーへアピールできるのです。
クオリティの高い動画はSEO効果が見込めるため、検索エンジンの上位に表示されやすいのも魅力。
Googleなどの大手検索エンジンで上位に表示されることができれば、多くの人の目に留まるようになり、広告効果は非常に高くなるでしょう。
動画のクオリティを上げるための基本的なポイント
クオリティの高い動画は画質、音声、構成などのレベルが総じて高い傾向にあります。そこでこの段落では、動画のクオリティを上げるための基本的なポイントについて解説していきます。
画質や音声にこだわる
クオリティを高めたいのであれば、まず画質や音声にこだわりましょう。
iPhoneでもそれなりに綺麗な動画を撮ることができますが、他と差をつけたいのであれば一眼レフカメラの動画機能などを利用するほうがおすすめです。
動画でマイナスな印象を持たれやすいのは、画面のブレ。映像がブレると視聴者の注意力が散漫になってしまったり見にくくなってしまったりします。
手持ちで撮影するとカメラが動きやすいので、固定用の三脚を購入するのがおすすめです。一眼レフカメラには優れたオートフォーカス機能がついているので、そういった機能も積極的に活用しましょう。
映像以上に気を配りたいのが音声です。周りの音声を拾ってしまうと、内容が伝わりにくくなってしまいます。
そういったことを防ぐためにも、高性能なマイクを用意したり、カメラにできるだけ近づいて撮影したりする対策が必要です。
マイクを使ってもノイズが入るようなときは、動画編集ソフトに入っているノイズ除去機能が役立ちます。
BGMを流してノイズをかき消す手もあるため、さまざまな方法を活用して視聴しやすい動画にしましょう。
内容や構成を工夫する
内容や構成を工夫することでも、動画の質は大きく上がります。
動画の構成を練る際には、動画を見てもらいたいターゲット、動画を公開する媒体、その動画が目指すゴール(目標)を明確にする必要があります。この3点がしっかり決まっていれば、動画に一貫性が出て視聴者の心に響きやすいものになります。
動画広告については、最初の数秒が勝負。一番伝えたいことを最初に持ってきたうえで説明を行うと、ユーザーは話に入っていきやすいです。
最初に一番伝えたいメッセージを持ってくることでターゲットに自分事化してもらいやすくなりますし、興味を引くこともできます。
情報量は多くなりすぎるほど理解がしにくくなるもの。事細かに説明する必要はありません。
制作した動画を見直し、不要な部分は思い切って削るのが望ましいです。不要な部分を削除することでテンポが良くなり、クオリティの向上にもつながります。
最後に、動画の内容に視聴者が不愉快になる要素が入っていないかどうかをよく確認しましょう。
目立とうとするあまりインパクト重視になってしまい、過剰な表現を使ってしまう人が多いですが、それはハイリスクになります。視聴した後に気分を害させないことを徹底しましょう。
よりクオリティがアップ! 動画編集のテクニック3選
動画のクオリティを上げるための基本的なポイントをご紹介しましたが、さらにクオリティを上げるためには動画編集が欠かせません。この段落では、動画編集に役立つテクニックを3つご紹介します。
テロップ
動画のクオリティを上げる動画編集テクニックの一つが、テロップです。
テロップとはセリフを文字にして画面に表示すること。TVのバラエティ番組などでもよく見られる手法です。
「翻訳の字幕を入れるならわかるけれど、なぜわざわざ日本語で話したことに日本語でテロップを入れるのだろう?」と不思議に思う方もいるかもしれませんが、テロップには大きな需要があります。
人は音声だけよりも視覚的な要素があったほうが、内容を理解しやすいためです。テロップは視聴者に重要なポイントをわかりやすく伝えるためのテクニックなのです。
特に映像にマッチしたタイミングで的確なテロップが表示される動画は、完成度が高いと評価されやすくなります。
テロップのコツは字を詰めすぎないこと。いかに短い文字数で動画の内容をわかりやすく伝えるかが腕のみせどころです。
またテロップの色やフォントも動画の雰囲気に合わせるようにしましょう。少し難易度は上がりますが、テロップに動きを加えるのもおもしろいです。
エフェクト
クオリティの高い動画にするためには、エフェクトを使うのも効果的です。
動画のエフェクトとは、画面をキラキラさせたり、雷や炎を出したりといった特殊効果のこと。みなさんもよくTVなどで目にしていると思います。
何気ない風景であっても、エフェクトをかけることで印象的なシーンに作り変えることが可能です。
たとえば怒っているシーンなら炎のエフェクトや湯気のエフェクトで怒りを表現したり、喜んでいるシーンなら花のエフェクトやキラキラ光るエフェクトを入れたりなど。
ロゴやテキストなどの静止画素材に動きをつける「モーショングラフィックス」や、さまざまな効果音を挿入する「サウンドエフェクト」などが動画でよく使われるエフェクトです。
インパクトを出したいときには、爆発やフラッシュなどを演出できる「アクション」も役立ちます。
エフェクトは無料ダウンロードできるサイトから入手する方法もありますが、素材数はやや少ないのが難点。豊富な素材から選びたい場合は、有料版を利用しましょう。
トランジション
クオリティの高い動画にするためには、トランジションという編集テクニックも有効です。
トランジションとは、シーンとシーンの間に挿入する切替効果のこと。シーンが変わるタイミングで切替のアニメーションを入れることで、動画の雰囲気が本格的になります。
たとえば前のシーンがフェードアウトするのに合わせて後のシーンがフェードインする「ディゾルブ」や、画面がだんだんと白くなりシーンが消える「ホワイトアウト」、画面がくるりと回転してシーンが切り替わる「回転」などがよく使われるトランジションです。
人の回想シーンに移る前やエンドロールに向かう際の画面遷移など、トランジションはいろいろな場面で使うことができます。編集ソフトを使えば簡単に設定できるため、効果的に使っていきましょう。
費用は大丈夫? クオリティが高い動画を目指す際の注意点
クオリティが高い動画づくりを目指す際には、注意しておきたい点もあります。
まずクオリティの高い動画を目指すのは有意義なことですが、それに比例して費用は上がっていきます。
質を求めるあまり特殊なロケーションで撮影する、高品質な機材を用意する、美麗な編集効果を施すといったことをすると、制作のコストは必然的に高くなっていくでしょう。
企業などで動画を制作する場合は、コストに見合った効果がしっかり出せるのかという点や、予算などをしっかり考慮する必要があります。
また動画のクオリティを突き詰めていくと、撮影や編集のやり直しも発生するため、時間もかかってしまいます。
自社製品のブランディングなどは高いクオリティが求められるため、それだけのコストや時間をかけるのも時には必要になりますが、中には内容が伝わればそれで問題がないケースも多いものです。
動画の目的に合わせて、かける費用と時間をコントロールすることが大事になります。
クオリティが大幅にアップ! 動画制作の外注について
とにかく高いクオリティが必要であれば、動画制作を外注するのも一つの手段です。
多少費用がかかっても動画のクオリティを上げたいのであれば、自社で制作するのではなく、プロへの外注も検討の余地があります。
動画制作会社は最新の機材を所持しているので、自社で制作するよりも映像が高品質になることに期待できます。プロならではのアイディアや豊富な経験も大きなメリットです。
外注することで社内メンバーが動画制作に関わる時間を削減できるので、社員は今まで通り本業に専念しつつ、動画制作を進められるのも嬉しいポイント。
ただし、いくら相手が動画制作のプロとはいえ、仕事の丸投げは避けるべきです。じっくり打ち合わせを重ねるなどコミュニケーションをしっかりとることが大切。
自社ブランドや製品を理解してもらうには、それなりに時間と手間がかかると心得ましょう。
またこちらが提示したスケジュールで都合がつかない場合は、違う業者を探さなくてはなりません。スケジュールがタイトな場合は納期が遅延するリスクもあることを心得ましょう。
動画が目指すゴールに向けてクオリティは上げていく
動画のクオリティを上げることで宣伝効果が高まるのはもちろん、ブランドイメージも向上するのが大きなメリットです。クオリティの高い動画を制作するためには、画質、音声、構成をしっかり作り込むようにしましょう。
また編集のスキルによっても動画の出来は大きく左右されるので、知識や経験が必要になる場面も多いです。自信がなければ、プロに外注することも選択肢に入ります。
動画が目指すゴールと費用を天秤にかけて、最適な方法を選べるようにしましょう。
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