こんにちは、シングメディア編集部です。
大手の映像制作会社ってどんなところがあるんだろう、大手の映像制作会社に仕事を依頼するとどんなメリット・デメリットがあるんだろう・・・。
そんな「大手映像制作会社について知りたいあなた」は必見です。
映像制作会社は大手であってもそれぞれに特色があるもの。強みとなる部分も違ってきますから、依頼したいコンテンツの内容に合った会社を選ぶことが有効です。
そこで今回は、「大手の映像・CM制作会社7選」と題し、それぞれの強みや特徴などをご紹介します。
大手の映像・CM制作会社7選
「大手に頼めば安心」とはいえ、「映像・CM制作会社ごとの違いがわからない・・・」という方も少なくないでしょう。
そこで日本の大手映像・CM制作会社7社について、それぞれの特徴や強みなどをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社AOI Pro.
1963年設立、資本金33億2,390万円、社員数358名/単体(※2017年12月31日時点)の総合映像制作会社。
テレビCMをはじめ、映画やドラマ、Web、ミュージックビデオ、モバイルコンテンツなどの企画・制作を行っています。
手がける作品のクオリティは高い評価を得ており、国内外における数々の広告賞を受賞。老舗ならではの多くの実績を誇っています。
強みは、広告コンテンツ制作のすべてをグループ内で対応することができるという点。
撮影スタジオや編集スタジオを所有し、数多くのプランナーやディレクターが所属しているため、常にクリエイティブな提案をすることができます。
また海外に強いことも特徴。北京、バンコク、ジャカルタ、上海に海外拠点があり、必要の際には海外の制作会社や人材を迅速に起用することもできるネットワークを持っています。
もちろん上場企業としてコンプライアンス体制も万全。情報セキュリティの国際規格の認証も取得しており、仕事の依頼を出す際にも安心です。
新しい時代の流れに対応すべく、2017年3月からは「VR Insight」を立ち上げ、VRを活用したビジネスデザイン・サービスの開発事業にも取り組んでいます。

自分が4年間所属してた会社です。とにかくここは「人が良い」。働いてる人が全員朗らかで、爽やかです。映画にも力入れてたり、新しい事業にもガンガン投資してたり、チーム体制を毎年新しくしてたり、常に経営陣の思考が若いところが良いところだと思います。作品も毎年海外でショーを取ったり、国内でも話題になる作品を多く輩出してるので、クリエイティビティの面でも抜きん出てるし、2017年にTYOと共同持株会社であるAOITYOHoldingsを設立しました。これによって売上の面でも業界トップになりました。ここが今後のCM業界を引っ張っていくと思います。
株式会社東北新社
1961年創立、資本金24億8,718万円、社員数843名/単体(※2018年3月31日時点)の総合映像プロダクション。
CM制作やテレビ番組・映画制作、プロモーション制作、グラフィック・Web制作、音響・字幕制作、ネット配信事業、BS・CS放送関連事業、ライセンス営業など、映像分野における幅広い事業を手掛けています。
映像制作の実績は国内外でも認められており、数々の賞を受賞。
強みは映像制作に対する熱い思いを持った人材が集まっていることと、豊富なリソースを活用することにより、新しい映像文化を創造することと、革新につなげられることです。
BSとCSにおいて独自の専門チャンネルを持っているというのも特徴として挙げられます。

AOIはCMに特化してるのに対して、映画の配給やアニメもやっていたり、CMのみならず映像事業をとにかくやりまくってる会社です。
株式会社ティー・ワイ・オー
1982年設立、資本金18億5,000万円、社員数481名/単体(※2017年12月末時点)の映像制作会社。
テレビCMの制作会社としてスタートし、広告業界でさまざまな事業を展開、2017年1月に「株式会社AOI Pro.」と経営統合しました。
現在はテレビCMやオンライン動画の制作、アニメーション制作、音楽映像の企画・制作、Web広告映像制作、イベント空間のプロデュース、海外事業などを通し、時代のニーズに応える広告制作事業を行っています。
『「感動」で広告主と生活者をより最適につないでいくこと』を使命として掲げ、作品一つひとつに誇りとこだわりを持ち、「感動」を与える広告制作に力を入れているのが強みです。
広告作品は多数の広告賞を国内外で受賞。その実績が大きく評価されています。

一度某案件で一緒に仕事したことがあってその時に驚いたのは、現場に超有能なベテランが多くいたこと。絶対に案件を事故らせないという強い意思を見たというか。まだ全然若い会社ですが、確かな仕事をし遂げてるなあと感じました。かっこいいっす。
株式会社ギークピクチュアズ
2007年設立、資本金6,000万円、社員数110名の映像制作会社。
CM制作や映画制作、イベントプロモーションやキャンペーン、デジタルコンテンツなどさまざまなプロジェクトを手掛けています。
強みはすべてのプロジェクトについてワンストップで手掛けられること。
少数精鋭のプロたちが、『映像の力で世界を変える』をコンセプトに良質なコンテンツを制作しています。
作品は国内外で評価されており、毎年多くの賞を受賞。新しい技術と知識で視聴者の心と印象に残る映像を作り続けています。

面白い作品だなあと思って制作会社みたら、ギーク。ってことがここ数年で増えてきたように思います。クリエイティブなことやってるなーと。攻めた企画をやりたい方はここに頼むといいのではないでしょうか。
太陽企画株式会社
1968年創業、資本金6,000万円、社員数約300名(※2018年6月末時点)の、総合制作会社。
TVCMやWebCM、PV、MV、VR/AR、ドーム映像など映像を軸とするコミュニケーションコンテンツ全般における、構成・企画~制作までを行っています。
年間に手掛けるCM数は約300本。「JACアワード」において制作部門賞の常連として数々の実績を残しています。
強みは映像制作おける構成・企画からフィニッシュまでの全部門を設けており、それがひとつ屋根の下に集まっている“ものづくりに特化した環境”であること。
映像編集室や撮影スタジオ、音録スタジオなどすべてのパートとそれに必要な設備が一つの組織内に構えられているので、それぞれの部門のプロ同士がいつでも集まって相談・意見し合いながら作品作りを行えるのが大きな特徴です。

ここはとにかく、ディレクターが強い。という印象です。TOKYOっていうクリエイティブチームに、業界を代表する+ぐいぐい引っ張ってるディレクターがたくさんいて。CAVIARとかVIVISIONみたいに超いけてるディレクターがいるブティック系の事務所って結構あるんですけど、そこに匹敵するチームを自社で持ってるってのが強みだと思います。とにかくかっこいい映像を作る力はすごく持ってるプロダクションだと思います。
株式会社電通クリエーティブX(クロス)
2009年設立、資本金1億円、社員数362名(※2018年1月時点)、電通グループの広告制作会社。
TVCMやグラフィック広告、ミュージックビデオ、オンラインムービー、イベント用ムービーなどあらゆるコンテンツの企画・制作をワンストップで行っています。
電通経由の案件が大半を占めるため、大手クライアント案件を多数手がけているのが特徴です。そのためスケールの大きな案件における実績も多数。
強みは、さまざまな分野におけるスペシャリストたちが在籍しているため、幅広いプラットフォーム・メディアに対応できるということです。

自分が博報堂さんの仕事ばかりだったので正直電通さんの方にはあんまり詳しくないのですが、ここはやはり電通のクリエイティブチームとツーカーのプロデューサーがいるってところが強みだと思うので、電通さんのイケてる広告に惚れ込んだ! そんな広告を作りたい! という方はここで働くと幸せになれると思います。
株式会社博報堂プロダクツ
2005年設立、資本金1億円、社員数1,829名(※2018年4月時点)、博報堂グループの総合制作事業会社。
フォトクリエイティブ事業本部・映像クリエイティブ事業本部・企画制作事業本部・デジタルプロモーション事業本部・ダイレクトマーケティング事業本部など11の事業本部と3つの支社を持ち、あらゆる広告・映像制作を手掛けています。
強みはさまざまな顧客との接点を持ち、人を動かし、確実にモノを売っていく力。
各事業本部と支社、そして国内外の関係会社と連携しながら、専門性と実施力を生かしてプロモーションを行っています。
制作する力だけでなく、モノを売るというノウハウも持ち合わせている会社です。

あんまりプロダクションの話をしてて出てこないところではありますが、実はポスプロも抱えてたり、かなりの数の仕事をこなしまくってるメガプロダクションの一つです。やはり博報堂さんの傘下ってこともあり、博報堂仕事がメインというか全てになるんですが、博報堂さんが導き出す自由で攻めた企画を実現する意思とパワーのある人が所属してるイメージです。かなりイケてると思います。
大手の映像・CM制作会社に依頼するメリット・デメリットは?
映像制作の発注を行う場合、大手の制作会社にするか小規模な制作会社にするかで迷う方もいるでしょう。
そこで発注先を選ぶ際の参考となるよう、大手の映像・CM制作会社に映像制作を依頼した場合のメリット・デメリットについてご紹介します。
大手映像・CM制作会社に依頼するメリット
メリットとして挙げられるのは、機材や技術において最新のものを使用して制作してもらえる可能性が高いという点です。
映像制作に関わる機材も技術も日々進化しています。そんな中で、常に最新のものが揃っている状況というのは、大手でないとなかなか難しいものがあります。
また大手には入ってくる仕事量が多く、スケールの大きな案件、有名企業の案件を手掛ける機会も多くありますから、有名な作品を手掛けた技術者やクリエイターも数多く在籍しているでしょう。
そのため自身が発注する映像制作にも、有名な技術者やクリエイターが携わってくれる可能性もあります。
さらに大手では制作技術だけでなく、高いコンサルティング能力やプロモーションにおける手法にも期待ができるでしょう。
大手映像・CM制作会社に依頼するデメリット
デメリットとしては、金額面が挙げられます。
大手は社員数が多いため、どうしても金額が高くなってしまいます。
予算があまりかけられないという場合は、小規模の制作会社に依頼することも考えてみましょう。
また大手の場合は制作担当者とは別に連絡窓口となる営業担当者がいるケースもあります。
そうなるとちょっとした修正や相談の際にも、いちいち営業担当者を通さないといけないことになり、煩わしさを感じたり時間のロスを感じたりするかもしれません。
大手の映像・CM制作会社に依頼する際のポイント
大手の映像・CM制作会社に動画制作を依頼する際に気を付けたいポイント3つをご紹介します。
予算内で制作できるか確かめる
映像制作を大手に依頼するとコストがかかりすぎてしまうことがあるため要注意。
高いクオリティの映像を制作するために一流のクリエイターや複数のクリエイターが参加したり、最新の機材が使われたりといったことでコストがかかってしまうのです。
そのためあらかじめ自社内で想定している予算内におさまるのかどうか確認するために、見積もりを複数社からとって慎重に検討しましょう。
企画からワンストップで依頼できるか、キャスティングも頼めるかを確かめる
クオリティの高い動画を制作するためには、企画も大事。素人が企画をすると内容がブレたりターゲット設定に失敗したりというリスクがあります。
そのため企画から制作までワンストップで依頼できるかどうかも確認しましょう。
また実写の場合はキャストを用意してもらえるかどうかも大事。キャストの手配も依頼できればスムーズに進むため、その点も確認しておきましょう。
アニメーションやドローン撮影に対応しているかもチェックする
やわらかい印象やわかりやすい表現のためにはアニメーションを活用することも有効です。実写であってもアニメーションを挿入することでさまざまな効果に期待できます。
また表現の幅を広げるためにはドローンなどの空撮も有効。
こういった表現の幅が広がるアニメーションやドローン撮影にも対応しているかどうかもチェックしておきたいところです。
映像・CM制作会社の選び方
映像・CM制作会社を選ぶ際にはどのような点を意識すればよいのか見ていきましょう。
映像制作会社のタイプを把握し、自社の希望に合ったところを選ぶ
映像制作会社にはそれぞれに個性があり、主に次の3つのタイプに分けられます。
・「マーケティング型」……マーケティング視点で目標達成を追求するタイプ
・「クリエイティブ型」……TVCMなどに向いている、表現力を重視したハイクオリティな映像作品を作るタイプ
・「ファクトリー型」……コストを抑えて短納期で制作できるタイプ
この3つのタイプを意識して、自社が求めるものに合った制作会社を選ぶようにしましょう。
制作実績の豊富さや提案力を比較する
これまでの制作実績がどれくらいあるのか、またどのような提案をしてくれるのかといった点から複数社を比較して選ぶのも有効です。
制作実績は数だけでなく、実写やアニメーション、3DCGなどどのような表現方法が得意なのか、どのような技術力があるのかを見ることも大切。
映像制作会社がホームページで公開している制作実績をよく確認してみましょう。
企画力・提案力についても大事な見極めポイントです。自社のニーズをくみ取りながら、より成果につながる企画・提案をしてくれるかを確かめるため、無料のコンサルティングを受けてみるのもいいでしょう。
適正な価格を提示する会社を選ぶ
適正な価格を提示してくれるかどうかも大切な見極めポイントです。
複数社から見積もりを取り、比較検討を重ねましょう。なお必ずしも安いところがいいとは限らない点にも注意。安い=クオリティが低いというケースもあります。
動画制作には適正価格が存在するため、それを踏まえて比較してみましょう。
映像・CM制作の費用相場
安すぎる・高すぎるという判断ができるように、映像・CM制作の費用相場について理解しておくことも大切です。
動画制作の費用は依頼内容によって大きく異なりますが、通常の動画であれば10万円~100万円程度が費用相場となります。
タレントを起用するかどうか、CGなど特殊な技術を使うかどうか、ロケを行うかどうかなどさまざまな要因によって費用が変動するのです。
テレビCMの場合は、タレントを起用しなくても300万円~800万円程度と費用相場が高くなるのも特徴。WebCMのほうがテレビCMよりは安い傾向にあります。
コストを抑えたい場合には、キャストに自社の社員を使う、自社でできるところは内製する、素材を自社で用意する、大手ではなく中小の映像制作会社や個人の動画制作クリエイターに依頼するなどの方法を検討してみるといいでしょう。
まとめ
「大手映像制作会社について知りたい」という方のために、代表的な大手の映像・CM制作会社7社の特徴をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
大手だからいい、小さい会社だからダメということはありませんし、大手ならどこも同じというわけでもありません。
制作会社それぞれの強みや特性を理解し、予算も含めて納得のできる制作会社を選ぶことが大切です。
あなたが納得のいく映像・CM制作会社を見つけられますように。
会社の希望を細かく叶える映像制作ならシングメディアにお任せください
「大手の映像制作会社だと予算的に合わない」
「映像制作をマーケティングに取り入れたいけど、どう進めればいいか分からない」
「映像のアイディアはあるので、一緒にすすめるパートナーが欲しい」
そんな企業の担当者様に、シングメディアは映像制作パートナーとして寄り添います。具体的なイメージを映像に落とし込むのはもちろん、映像制作の目的から逆算しての企画立案もお任せください。プロデューサーがワンストップで伴走するので、余分なコストを削減し、予算面でもご相談にのることが可能です。
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