THINGMEDIAの「取り組み」

「愛! 感謝! 覚悟!」舞台出演でシングメディアを一時離脱する女優・大中莉雪の壮行会レポート

こんにちは、シングメディアのあびをです!

去る2022年4月末、弊社メンバーの大中莉雪がシングメディアを一時的に離れるということで、壮行会を実施しました。

私あびをの“ほぼ同期”でもある彼女は、「女優・経理・プロデューサー」というマルチな肩書で大活躍しています。そしてなんとこの度! あの明治座での舞台公演に出演が決まりました(ワーパチパチ)。

これまでも、忙しい仕事の合間をぬってオーディションに参加している彼女を見ていたので、本当にめでたい限りです!

舞台に向けて5月から猛稽古があるということで、一旦はシングから離れてそちらに集中することに。

そんな莉雪さんを気持ちよく送り出そうよ! ということで開催が決まったこの壮行会。

今回は、その仕掛け人である弊社メンバーの海谷・間地に振り返りインタビューを実施。当日の模様とあわせてお楽しみください! そして大中メンバーの近況も……? 本編スタート!

大中莉雪壮行会フタ画

これが大中莉雪壮行会の概要だ!

間地の呼びかけによって開催された『大中莉雪壮行会』。下記のプログラムで進行しました。

  • 0次会
  • 乾杯
  • 莉雪から挨拶
  • 今だから言える◯◯!
  • 莉雪と言えば◯◯!
  • THINGMEDIAと言えば◯◯!
  • サプライズ写真(大中からみんなへ)
  • 最後に莉雪から!
  • サプライズムービー(みんなから大中へ)
  • ありがとう!(終了)

今回はシングメンバーも全員オフィスに集まれなかったため、遠隔でも参加できるように関係者向け配信を実施。天井からの吊りカメラなど数台を使って会の様子を届けました(俯瞰定点っていいですよね)。

会も終盤に差し掛かったところで、大中のために作られた2段階サプライズムービーの上映会! ナイス映像に本人も大満足でした。

お酒もまわり、プレゼントも貰えてホクホクの大中。みんなで彼女の舞台の成功を祈り、壮行会はつつがなく終了しました。

お酒をいただいて上機嫌の大中

大中莉雪のサプライズ写真
雑誌の表紙風に作られた大中莉雪のサプライズ写真

壮行会の集合写真

無茶振りにもガチ対応! 海谷のムービー制作奮闘記1

仕掛け人のうち、まずは海谷にインタビューを実施! 当日までのあれやこれやを聞いてみました。

海谷
海谷

ー壮行会では何を担当しましたか?

海谷(以下、海):メッセージムービー、花束やプレゼントの用意などを担当しました。

ーどうやって企画を進めていきましたか?

海:まず私がムービー制作をすることになったのは壮行会の2日前で(笑)。間地さんから「2段階のサプライズにしたいので自分(間地)が作ったムービーの前に流すためのムービーを作ってほしい」と依頼されて始まりました。

ー2日前ってなかなかの無茶振りですね(笑)。かなり大変だったんじゃないですか?

海:大変でした(笑)。ただ、間地さんからは「クオリティはいいよ、とにかく素材を集めて完成させよう」と言っていただいたので撮影自体はiPhoneでラフに行いました。

ー突発的に撮影されたのを覚えています(笑)。そこからはひたすら編集していったんですか?

海:そうですね。ただ、入社式のサプライズムービー(※入社式記事を参照)での反省を生かして、今回は撮影したその日にまとめました。翌日(本番前日)の朝、ラフ編集を間地さんにチェックしてもらったら「わりとガチやん」という反応がもらえてひとまず安心しましたね。本来は“フリ”としての役割だったんですけど、そのころには「作るならちゃんとやろう」と思って燃え始めていました(笑)。

花束(絵)を君に! 海谷のムービー制作奮闘記2

ームービーのこだわりポイントは何ですか?

海:自分でムービーを作るとなったとき、私はイラストやアニメーションが好きなので盛り込みたいと思ってはいたんですが、期限が迫っている状況だったのでアニメーションは諦め、“一枚絵”を描いてみました。BGMがサンボマスターさんの『花束』に決定してからは、曲にちなんでムービーの冒頭に花束のイラストを描いて、終盤には大中さんの似顔絵も描きました。

花束

大中似顔絵

ーイラストすごかったですね! 上手すぎて驚きました。

海:あとは、間地さんのムービーとの兼ね合いもあったのでとにかくテンポよく、湿っぽい感じにならないように心がけていました。ついでに、ちょっと反省になっちゃうんですけど、どうせ作るならシング以外でも普段大中さんが仕事で関わっている方々からのメッセージまで集めたかったですね。

ー当日の反応はどうでしたか?

海:大中さんが想像以上に喜んでくれて、急ぎ足ながら作った甲斐があって嬉しかったです。声をかけていただき、取り組むきっかけをくれた間地さんには感謝しています。

まず本人を巻き込む! “仕掛け人”間地の企み

この壮行会のもう一人の仕掛け人である間地にもインタビューを実施! その頭の中を覗かせてもらいました。

間地
間地

ー壮行会では何を担当しましたか?

間地(以下、間):会の進行と演出、サプライズムービーなどを担当しました。

ーどうやって企画を進めていきましたか?

間:莉雪がシングを離れるということが決まってから、壮行会の準備を進めようとしたときに、まず本人を巻き込んだかな。

ーいきなり本人ですか(笑)。

間:「多分誰もやんないよ、どうする?」って(笑)。送られる人が受け身で良いの? 当たり前じゃないぞと。

ーめっちゃシングっぽいやつですね。

間:それでテーマを聞いてみたら「愛・感謝・覚悟」だった。莉雪っぽいしシングっぽくて好きだなと思いましたね。で、彼女にはみんなにどう「感謝」を伝えるか、どうもてなすかを考えてもらいました。

ー「愛・感謝・覚悟」もまた面白かったですね。具体的に彼女には何を担当してもらいましたか?

間:彼女なりのサプライズ要素、あとケータリングに関しては一任しましたね。

サプライズにもひとクセ! 間地のムービー制作秘話

ー準備から当日にかけて大変だったことは何ですか?

間:一番大変だったのはサプライズムービーの編集。まず構想に悩んでいて。よくあるような「みんなのメッセージ集めました!」っていう映像に終始するのはつまらないなと思ってリファレンス探しをしていました。そこで“同ポジで人物が入れ替わる”っていうアイデアに着地した感じ。

ー莉雪さんや私含めメンバーも撮影に参加しましたけど、全く演出意図を知らされていなかったので、仕上がりには驚きました。

間:そこはサプライズ要素ってことで。莉雪にも意図は伝えていませんでした。撮影では新入社員の澤田に協力してもらいました。

ー編集も間地さんが?

間:やりました。最初は澤田にお願いするつもりだったんだけど、「これ、俺やれるな」と思って。何度か社内メンバーのフィードバックをもらって試行錯誤しながら詰めていきました。

ー(途中段階の映像を見せてもらい)こんなに変わったんですね! こだわりポイントは?

間:映像はもちろんだけど、音楽もかな。BGMはMrs. GREEN APPLEさんの『春愁』にしました。しばしの別れってことで卒業シーズンの曲を探している中、あまり学生感出ても違うなと思っていたところで思い出しました。歌詞もリンクする気がするし、前職で後輩がMVを作った曲で。

ーめっちゃストーリーあったんですね。海谷さんのムービーとの兼ね合いはありましたか?

間:自分の作っている方が本丸のサプライズムービーってことで、海谷にはあえて「みんなのメッセージ集めました!」って感じのムービーを作ってもらいました。ただ、フリにするつもりだったのに、海谷が予想以上に良い仕上がりにしてきたことで逆に焦りましたね。「フリになんないじゃん」って(笑)。

不具合が結束を呼んだ!? 間地が壮行会当日を振り返る

ー壮行会当日は配信もしながらの進行でしたね。どんなことを意識していましたか?

間:撮ることはアーカイブ目的で当初から考えていました。それに、シングメンバーに負傷者がいたりで全員で集まれなかったんで、これは配信でやろうと。セッティングは社内メンバー、杉本と勇那に協力してもらいました。天井付近の俯瞰カメラなんかは杉本のアイデア。あいつは「もはや仕事っすよ! しっかりお金もらいたい!」とか言っていたけど(笑)。あとはかなり巻き進行にしていったかな。

ーかなり早めの進行でしたね(笑)。あれはどうして?

間:社長の田中含め一部メンバーに予定が入ってしまった関係で、最大人数がいるうちに終わらせないともったいないと思って。トータル2時間を予定していたところを1時間15分くらいで進行させました(笑)。とにかくサプライズムービーを見せるコーナーを最優先にしました。あれが正解だったのかはわからないけど。

ー当日、やってみてどうでした?

間:もっとスムーズに進行できていたら良かったとは思いつつ、こういう会はやっぱり楽しいし大事だなって。ただ働くだけじゃなくて、これもきっと大切なコミュニケーションだよなという思いはありましたね。あと、サプライズムービーを流しているとき、PCの不具合でムービーがカクついてしまったんだけど、そこからが良かった。配信ではきれいに映ったってことで数分前にさかのぼって改めてみんなで見ようってことで、1つのスマホに集まってかじりついていたのがちょっとエモかったですね。

スマホに集まるシングメンバーたち
スマホに集まるシングメンバーたち

終わり良ければ全て良し! 大中本人が壮行会を振り返る

5月某日、舞台出演に向けて絶賛稽古中の大中にもインタビューを敢行! 当日の感想や、稽古について話してくれました。

台本を手に笑顔の大中
台本を手に笑顔の大中

ー率直に壮行会いかがでしたか?

大中(以下、大):なんだろう、感情の波がすごかったような……。

ーというと?

大:当日、間地さんがスライドやプログラム、タイムテーブルも作ってくれていたので安心して会に臨んだんです。でも、かなり巻き進行かつ各プログラムがすごく空回りしていた気がして……。途中まで話題も広がらないし、「これはやばいぞ、わざわざみなさんを呼び集めたのに申し訳なさすぎる……」と思っていました(笑)。

ー自分のこと以上にみんなに気がいっていたんですね(笑)。

大:それで、やっちゃったなーとは思いつつ、会議室に移動ってことで「サプライズムービーありそうだな、これで盛り上がるといいな」なんて思っていました。カメラも数台こちらを狙っていたので「リアクションちゃんとしなきゃ」とも考えていましたね(笑)。

ー女優きた〜!

大:ムービーが始まってからは最高でした。1本目、海谷さんのムービーは入社式のムービーよりさらにいい感じで、イラストもおしゃれでめちゃくちゃ嬉しかったです。しっかりリアクションもしつつ(笑)。会の盛り上がりどころを作れてひとまず安心したのを覚えています。このあとは飲み直すぞ、と思っていたら2本目が始まってびっくりしましたけど。

ーでも、間地さんのムービーは撮影にも参加しましたよね? この後それが流れると予想しませんでしたか?

大:それ、完全に忘れていました(笑)。安心してしまって、展開なんてまるで考えてなかったです。いざ2本目が始まったら撮影のときには全く予想していなかった演出で。仕上がりに驚いたし感動しました。一番良かったのは澤田くんと私の2ショットですね。一緒の仕事を担当して、苦楽を共にしたので。ムービーもそうですが、その後にプレゼントもいっぱいもらっちゃって、とにかくみなさんの愛を感じられて最終的に良い会になりました。終わり良ければ全て良し!

大中お気に入りの2ショット with 澤田
大中お気に入りの2ショット with 澤田

女優、やってきます! 稽古に励む大中の近況報告

ー現在の話も聞かせてください。もう稽古がスタートしたそうですが、印象的なことなどありますか?

大:まだ始まったばかりではあるんですけど、とにかくカルチャーショックですね。まず、舞台のお仕事って、“小劇場”と“商業演劇”に大きく分けられられるんです。私は商業演劇のお仕事が初めてなので、マネージャーから聞かされてはいたんですが、こんなに違うものなんだということばかりで驚いてばかりです。

ーどんなところが違うんですか?

大:私が経験した範囲で言えば、“演者ファースト”の徹底ぶりが段違いでした。小劇場では本番までに小道具なんかも含めて準備しながら稽古を進めていくんですが、今回は台本から小道具まで本番仕様で、稽古場も固定なので稽古に集中できる環境が整えられているんです。制作を経験したからより思うんですけど、お金や人のリソースを使って整えられている“快適さ”ってとてもありがたいし重要なことなんだなって。シングに戻ったらこの経験をまとめて話してみたいなと思っています。

ー演者側の視点、面白そうだし参考になりそう! では舞台にかける意気込みも聞かせてください!

大:稽古初日、座長である氷川きよしさんがこの舞台の実現への思いをお話しされていたんですが、とにかく熱くて。私も感銘を受けました。だから、今は何よりも無事に舞台を成功させたいという気持ちです。それに、これまでは舞台のお仕事のときに「自分が、自分が」という気持ちで臨んでいた気がするんですが、「座長、そしてチームのために頑張りたい」と率直に思います。みんなが輝けるようにするために私ができることは何なのか、考えながら努力していきたいです。

ー無事に舞台を成功させた後はシングに復帰する予定ですが、今後の目標は?

大:最近、とある映画を観たんですが、自分の中で、女優としてもっと頑張りたい気持ちを再確認できたんです。シングに戻ってきても女優の活動は続けていきたいですね。演者としての体験をシングや新サービスのAIBOWに還元できたらいいな、と考えています。戻ってきたらAIBOWに全力コミットします! あと、ベンツのGクラスを買いたい! 今は頭金の300万円を貯金中です!

ー唐突なベンツ! ありがとうございました。

まとめ&大中莉雪出演情報

インタビューが中心でしたが、笑いあり涙あり(?)のシングらしい壮行会の様子をお届けできたのではないかと思います。

熱い意気込みを語ってくれた大中。そんな彼女が出演する舞台の情報はこちら!


『氷川きよし特別公演』
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歌手を目指している子門慧音(氷川きよし)は病気の母親に代わり、家計を支えるためアルバイトに明け暮れていた。そんなある日、入院中の母親が亡くなってしまう。落ち込む慧音に、母の形見であるフランス製の砂時計が目に入る。「時を戻せたらどんなにいいか・・・」そんなことを思いながら、慧音は砂時計をひっくり返す。すると、時空が歪み始め、なんと18世紀フランスにタイムスリップしていたのだった・・・。

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【第一部】
ケイト・シモンの舞踏会~時間旅行でボンジュール~

作・演出:堤泰之
出演:氷川きよし、彩輝なお、山崎銀之丞、曽我廼家寛太郎、なだぎ武・星田英利(Wキャスト)、西寄ひがし 他

【第二部】
氷川きよしコンサート2022

【東京公演】
日程:2022 年6月3日(金)~7月4日(月)
会場:明治座

【大阪公演】
日程:2022年7月23日(土)~8月5日(金)
会場:新歌舞伎座

【福岡公演】
日程:2022年8月15日(月)~8月27日(土)
会場:博多座

【愛知公演】
日程:2022年9月5日(月)~9月15日(木)
会場:御園座

公式HP:https://www.meijiza.co.jp/info/2022/06-2/
大中莉雪プロフィール:https://acalino.jp/tokyo_talent/risetsuonaka/


シングメンバーみんなで応援しに行きたいですね! 莉雪さん頑張って!

そして最後に、当日放映したサプライズムービーを特別に公開!

二足の草鞋ならぬ三足の鉄ゲタを履き、「チャンスはたぐりよせろ」という弊社クレドの体現者、大中莉雪。ニュースタンダードを目指す彼女の今後の活躍にご期待ください!

WRITTEN BY
楠あびを

1987年神奈川県生まれ。早稲田大学文化構想学部を卒業後、その日暮らしの派遣労働者からWebメディア編集長、チャットルームの管理人、広告代理店の営業を経て2020年末にTHINGMEDIAに入社。制作進行を担当し映像業界の洗礼を浴びに浴びたのち、シングメディア経営企画部でいろいろ浴びています。