シングメディア広報・田ケ原恵美のコラム

BBBで期待を超えていく。マーケティングアドバイザー就任を機に「映像業界のニュースタンダード」実現のヒントを探る

「2025年までに、映像制作業界の仕組みと働き方のニュースタンダードを作る」

高い目標を掲げるシングメディアにこの度、マーケティングアドバイザーとして株式会社GiftXの飯髙悠太が参画しました。代表の田中とCOOの佐藤は、「映像制作業界でのニュースタンダードを作るのに、彼の参画はいい起爆剤となるはずだ」と語ります。

そこで、新たな体制になったシングメディアのこれからの挑戦を、3名に聞いてみました。

(インタビュアー:田ケ原恵美 @tagaemi_

出会ってすぐに意気投合。コロナ禍を経たからこそパートナーに

– シングメディアと飯髙さんの交流が始まったのはいつ頃ですか?

いいたか:2020年の1月ごろです。映像を活用する新しいプロジェクトができればとぼんやり考えていたタイミングで、共通の知り合いの経営者から紹介されたのがCOOの佐藤さんでした。初対面から意気投合して、なにか一緒にできたらいいなと思うようになったのがきっかけで、他のメンバーとも交流するようになりました。シングメディアの印象は、スタートアップっぽさもありつつ、映像制作会社としての強みも備えた面白い会社のイメージです。

佐藤:いいたかさんのことは以前からSNS等で見かけていました。なので、紹介されてはじめて会った日は、髪が長い有名人が目の前にいる! といった印象だったのを覚えています。話してみると様々な会社で場数を踏んできたことはよく理解できましたし、その経験の裏から語られるノウハウや知見は凄まじい人だなと感じましたね。

田中:2人がすぐに意気投合したのを間近でみていたので、当時のことはよく覚えています。会社としてもいいたかさんと交流を深める中で、様々なアドバイスをもらうようになりました。

いいたか:その後もシングメディアとは複数回交流したのですが、世界は新型コロナウイルス感染症の拡大で混乱していきました。特にコロナ禍の第一派では自宅待機の日々が続いたこともあり、これからの人生を考え直す機会として捉え、様々な思案をしたことを覚えています。

ただどんなに考えあぐねても、前代未聞のこの事態では誰も正解や行く末を案じることはできません。そこで、勤めていたホットリンク社での打ち合わせのさなか、心に抱えたもやもやを世の中に発信したいと話を切り出しました。きっと同じような悩みを抱えている人が大勢いると考えたんです。

着々と議論が進み、企画は最終的に知り合いの経営者などを毎回2-3人ずつ招き、これからの世界に思いを馳せるといった内容で固まりました。素直に話す場をつくりたいと思ったんです。そしてその様子をオンラインで配信することにしました。4月半ばころの話です。

どうせやるならと、オープニング映像をつくることにしました。そこで依頼をしたのがシングメディアです。このオンラインイベントは「#NEW WORLD2020」と題して実施し、結果Twitterには#投稿で約6500件もの反響がありました。シングメディアにはすぐにインパクトのある映像をつくってもらえて頼もしかったです。2年前のことなのに、見返すとすでに懐かしさを感じます。

佐藤:オープニング映像を担当するからには、イベントが掲げていたメッセージに恥じないものを制作したいと考えました。1週間ほどの短い期間ではありましたが、視聴者にとってもよいものを届けたいという一心で、急ピッチで仕上げたことはよく覚えています。そのおかげか、6月には次の企画につながりました。それがダークソーシャル倶楽部 バズらない話をしようかです。

いいたか:都内某所の仮想会員制Bar「#ダークソーシャル倶楽部」を舞台に、多様なゲストを招いてお酒を酌み交わしながら、ビジネスについて語り合うといったオンラインイベントを数回開催しました。さらに当日の様子はTwitterライブとYouTubeライブで配信し、事前申し込みをすれば誰でも無料で見れるようにしたんです。そのイベントの配信パートナーとして選んだのがシングメディアでした。このときはすでに映像制作企業といえば第一想起がシングメディアになっていたので、この会社ならなにか面白いことをしてくれるだろうと期待した部分は大きいです。

田中:せっかくやるならと、配信だけでなく、オープニングや休憩中の映像制作も担当しました。当時のシングメディアはまだ配信事業をはじめたばかりだったので、両社にとってよい事例になればと連携し、回を重ねることに良くなったイベントでしたね。第一回目からスポンサー様を巻き込むことができたのも、テレビとは違う、オンラインでのリッチコンテンツが提供できると確信できるようになったのもありがたかったです。

佐藤:イベント後には毎回、スタッフを交えた懇親会兼反省会を実施していました。配信中はあくまで“よい番組づくり”に徹しているので、この時間が本当に刺激的で面白かったです。映像業界にいるだけでは触れにくい、企業の経営やマーケティング視点でのモノの見方や考え方はこうした場で養うことができました。

いいたか:このイベントの反響は大きく、その後2社で株式会社ミルボン様の「ミルボンビューティーチャンネル」の企画と配信を請け負うことになりました。この頃はまだ珍しかった縦動画での配信に挑戦したので、特に印象に残っている案件です。

ミルボンBEAUTY Channel 「#SNS時代のカワイイを語る」ライブ配信を担当しました。

佐藤:これまではどうしても映像業界という枠組みの中で、プロデューサーや代理店などとコミュニケーションを取るのが主流でした。ですが、こうして案件の幅が広がったおかげで、経営方針や価値観も含めて“映像制作”という枠に囚われない環境が整っていきました。

中でもいいたかさんは考えが柔軟、むしろ前向きに捉えすぎ! くらいの印象で、その人柄から滲み出るエネルギーは仕事を通して何度も感じ、刺激を受けました。

「シングメディアならでは」を形にする重要性

– アドバイザー就任の経緯を教えてください。

佐藤:2022年の3月ごろから、案件ベースではなく、別の関わり方もできないかと考えるようになりました。それから、ぼんやりとした状態ではありましたが、いいたかさんにちょこちょこシングメディアの今や未来のことを相談するようになりました。

いいたか:シングメディアの成長をそばで見てきたので、もし関わるのであれば採用活動や組織づくり、ブランドづくりの観点でなら役に立てるかもと考えるようになりました。結果として今回マーケティングアドバイザーとして参画することになったという経緯です。

田中:IT業界の人が映像制作プロダクションにアドバイザーとして参画するのは珍しいので、足元では業界にいい意味でインパクトを与えられたら嬉しいですね。あとはいいたかさんの仕事の進め方や人間性などが社員にとって勉強になったり、いい刺激になったりしたらいいなと思います。

佐藤:「2025年に映像制作業界のニュースタンダードをつくる」が僕たちのミッションです。創造と破壊を繰り返し、正攻法だけど正攻法じゃない正攻法…、要するに、シングメディアならではのものをつくらないといけないんです。“ニュースタンダード”がどの規模感で実現できるのかも含めて問われてくるので、これからが一番大変です。そんな僕たちにとっていい起爆剤になってくれたら心強いなと。

田中:大事なのは、前提を疑いながらチャレンジを続けること、そしてその先で新しい場所に辿り着けるかどうかですよね。いいたかさんには映像業界出身ではないからこそ見える観点でシングメディアを切り拓く支えになってほしいです。あとは従来の映像業界とは違う人事評価制度を取り入れるなども考えているので、ディスカッションしながら新しい形を模索したいです。

期待に応える以上の「期待を超えていく」姿勢がニュースタンダードの肝に?

佐藤:最適で最善で最高な「BBBプロデュース」を提供する会社として、よりよいものづくり、体験づくりに挑戦していく必要を感じます。

BBBは、ベター、ベスト、ボンバーの頭文字です。当初は常に3択を持って仕事をしようということで掲げていました。

しかし今はそうではなく、1つの1つの仕事で与えられた課題を解決したり役割を全うすることはベター、その上で100点以上のクオリティを出すべくベストを尽くす、さらに300点を目指したらこうなりますけど、めちゃくちゃワクワクしませんか? というようなことを常に考えて、提案して、実践し続けて、仕事に関わる全ての人がワクワクする状態をつくって自分もワクワクしている、というのがボンバー、みたいな。ここが社員全員で当たり前に実行できる組織になれたら強いですよね。

いいたか:どうしても従来の映像プロダクションだと、クライアント様から“制作を受注する”、あくまで受け身のスタンスになりがちです。ニュースタンダードをつくるなら、その関係すらも対等にして、期待に応える以上の「期待を超えていく」姿勢が大事になると思います。

あとは制作だけにとどまらない、デジタルの活用も戦略に盛り込めるといいかもしれないですね。ITやデジタルと映像はYouTubeの普及などもあり切っても切り離せない関係になりましたから。

佐藤:「ニュースタンダードをつくる」と掲げたのも、まずは言ってみて考える、考えていれば行動が変わると信じているからです。

採用面接でも、ニュースタンダードは何かとよく聞かれますが、むしろ聞き返して、一緒に考えたりします。その実現を目指す仲間になってほしいと話しています。

正解なんてものはないとそもそも思ってますし、山を登ったとき、これが正解だったのかもね、と言える世界が良いなと。おそらく山は登り続けてると思いますが。

いいたか:そうですね。まずシングメディア自体が体験、体現していくことに意味があると思います。さらには、全員が常に“ニュースタンダードはなにか”を考えて仕事ができていることが大事です。その意味では、社内に対して何度も繰り返しその重要性を伝え続ける必要があります。

田中:シングメディアはパーパスを「常に夢中を創造する挑戦者でいよう」と掲げています。このパーパスを体現するクリエイターや環境をつくれる人たちがシングメディアから産まれていくと嬉しいですし、目指したいところです。そのためには、社内にどのように浸透させていくかはやはり重要だと感じます。

いいたか:組織作りでよく言われる「2:6:2の法則」の法則があります。この法則は、一般的に組織が意欲的に働く上位20%、普通に働く中位60%、怠け者の20%に分かれる傾向が大きいといったものです。

怠け者かどうかはさておき、ビジョンやミッションは役割や職種によって必ずしも全員に共感される必要はありません。もちろん共感されるに越したことはありませんが、それよりも間の60%に対して、なんとなくでも“この世界が実現したら面白そうだ”と思ってもらうことができたら、新しい化学反応が起きやすくなるはずです。価値観を変えるのは難しいですが、思考性や視座は上げられると思っています。

佐藤:シングメディアは新卒第一期で入社した社員が1年を迎えたところで、今年新卒社員が3名入りました。

まだまだ荒削りな部分しかありませんが、シングメディアらしさを一番体現する彼らの成長には、めちゃくちゃ刺激をもらいます。これからはさらに社内外を巻き込みながら、映像業界のニュースタンダードを実現する切込隊長になることも期待したいです。

巻き込んで巻き込まれを繰り返して新しい世界を実現しないとね。

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WRITTEN BY
田ケ原恵美

1994年生まれ、滋賀県出身。大学在学中、学内で開催されたミスコンテストで準グランプリを受賞。SNSのマーケティングスキルを活かしタレント・インフルエンサーとして活動を開始。卒業後はITベンチャーで広報部の立ち上げを担当。自社PRだけでなく、業界啓蒙やファンベースを生かした広報活動を経験。松竹芸能所属。