こんにちは、THINGMEDIA株式会社(シングメディア)代表の田中です。
新たに人事理念の策定と、採用サイトを公開しました。
今回は、人事理念を決めるに至るまでの経緯と想いを書いてみました。
今から約4年半前の2018年3月、佐藤一樹とTHINGMEDIA / シングメディアを創業しました。
二人で立ち上げたシングメディアは、大変な創業期を乗り越え、何度も訪れた資金ショートの危機を乗り越え、毎年少しづつ、仲間が増えていきました。
仲間が増えていくのは嬉しい光景でしたが、同時に、ストレスを抱えることも多くなっていきます。良くも悪くも変なやつばっかりで、まるで動物園のようだった。
なんで問題のあるやつばっかり連れてくるんだ?
田中はIT出身で、佐藤は大手映像制作会社出身。
創業から半年くらいで「動画メディア → 映像プロダクション」にピボットしたので、それからは共同創業者の佐藤が連れてくる映像畑出身のメンバーが必然的に多くなっていきました。
コミュニケーションが取れなかったり、社内外から嫌われる振る舞いをしたり……正直、「なんでこんなに問題のあるやつばっかり連れてくるんだ?」と思うことが多かったし、納得いかないこともありました。
- 周りと上手くやれない、会社のカルチャーに悪影響を及ぼす人材はNG
- 会社はチームで動くので、たとえ能力が優秀でもコミュニケーションの取れない人材はNG
組織の運営上、上記は間違いありません。
そして「するべき解雇をしないのは、会社を崩壊させる1番の早道」というのも、よく言われることです。
でも途中から、間違っているのは俺かもしれないと思い始めました。
どんな会社を作りたかったんだっけ?
- エリートな集団を作りたかったんだっけ?
- 王道の道を歩んできた人がうちにフィットするっけ?
- わかりやすく優秀っぽいやつが本当に仕事で優秀なんだっけ?
それはなんかちょっと違うなと思った。
シングメディアっぽくないし、シングメディアが担うべき役割でもないし、シングメディアが目指す会社の姿ではないなと思いました。
改めて自分と自分たちについても振り返ってみて、
「ガキの頃からそういうやつばっかりが周りにいて、普通だったらいじめられるようなやつも仲間に入れて、そのみんなで楽しくやってたな」
「自分自身も、勉強したことがない、大学もすぐ辞めた、就活も就職もしたことがない。世の中から見ればはぐれ者だった」
俺たちもともとそうじゃねえじゃん、自分だって全然普通の道を歩んできていないし、たまたまこれまでなんとかなってきただけだった。
そう思いました。
みんな弱点をどう直そうかと考える。そんな必要はない。ナスビはナスビにしかならない。ナスビがキュウリになろうとしても「しょぼくれたナスビ」にしかならない。ナスビは「立派なナスビ」にするしかない。
森岡毅(株式会社刀 代表取締役CEO)
シングメディアはシングメディアにしかならないし、他の誰かになる必要もない。
俺自身が、可能性を本気で信じれているかどうかの問題だった
今年の新卒の入社式では「コーンフレーク人間になるな、いびつでいよう」と、以下のような内容を喋りました。
「バランス悪くていいよ。突き抜けた人間になってよ」。口ではそう言っているのに、無意識のうちに、
- だいたいのことを75%くらいの能力でできる人
- 欠点の少ない人
を求めている気がしました。そりゃ求めるだろと思うけど、なんかちょっと違う。
目立つ欠点に目がいってしまい、その人の持つ可能性を信じきれない。
これはみんなの問題ではなく、自分自身の問題だとわかりました。
大企業と同じ戦い方をしていないか?
わかりやすく優秀っぽい人材は大企業に行くだろうし、大企業が採用するだろう。
そこと同じ土俵で戦っていても勝ち目はないし、俺たちがやる意義もないと思う。
大企業が評価しないような人材を、能力があるのに日の目を見なくてモヤモヤしているような人材を、俺たちは最高に輝かせる。そういう環境を作り上げる。
大企業に行かないような、ベンチャーマインドを持つような、人と違う道を選択するような、人とは違うモノの見方をするような人材を、仲間にする。
それができる組織になることができれば、俺たちは偉大な企業になれる可能性を手にすることができる。
ここにシングメディアの勝ち筋の1つがあります。
「はぐれ者たちを、ヒーローに。」
人事理念を決めました。
「はぐれ者たちを、ヒーローに。」
大企業で正当に評価されていない人たちを、ヒーローに。
先が見えてしまい超モヤモヤしている人たちを、ヒーローに。
人とは違うモノの見方をする人たちを、ヒーローに。
キャリアはないが想いがある人たちを、ヒーローに。
世の中の埋もれた才能を、ヒーローに。
俺たちはこれで行くと腹が決まりました。
この道は茨の道である事はわかっていますが、シングメディアが進むべき道だと確信しています。
シングメディアは存在価値があると、胸を張って言える
普通の道を歩んでこなかった人たち、大企業にはフィットしなかった人たち、正当に評価されてこなかった人たち、見えた先にワクワクしなくなった人たち。
そういう人たちを、ヒーローにする。最高に輝かせる。
10億円、100億円くらいの企業であれば、なくなっても世の中のほとんどの人は困らない、と正直思っています。代替が利くということです。
しかしこの人事理念を実現できる会社になることができれば、僕たちシングメディアは存在価値があります。社会的意義があります。
現時点で日の目を見ない人たちが、優秀じゃない、ということはないです。
大企業が、大手プロダクションが、彼らの良さを見落としている、能力を見抜けない、適切に配置できない、ワクワクする未来を提示できない、活躍の場を用意できない。ただそれだけだと思っています。
眠っている才能がたくさんあります。その人たちの能力を最大限発揮できていないのは、世の中にとっても損失だと思います。
僕たちシングメディアが、この部分の社会的課題を担います。
「映像制作業界のニュースタンダード作る。」
僕たちシングメディアは、「2025年までに、映像制作業界の仕組みと働き方のニュースタンダードを作る」というミッションを掲げています。
- 新しい給与制度
- 新しい役職・ポジション
- 新しいマインドセット
- 新しいチーム
- 新しいサービス
あらゆる方面からイノベーションを起こし、映像制作業界のニュースタンダードを作っていきます。
そして、この仕事はかっこいいものだということ、ワクワクするものだということを取り戻したいと思っています。
僕たちシングメディアでは、可能性に満ち溢れた新しい方との出会いを求めています。
興味ある方は一度お話ししましょう。ぜひ 採用サイトよりご連絡ください。
僕たちと一緒にニュースタンダードを作っていきましょう。
ワクワクする未来を作っていきましょう。
P.S.
COO佐藤のインタビュー記事もぜひご覧ください!
君は問い続けられるか? 危機感を持ったはぐれ者たちと新しい世界をつくる挑戦
シングメディアでは一緒に働く仲間を募集しています
映像制作、ライブ配信、イベントプロデュースなどを手がけるTHINGMEDIA株式会社では、現在以下の職種を募集しています。
- プロデューサー
- アシスタントプロデューサー
- インターン
詳細につきましては、採用サイトよりご確認ください。
ご応募お待ちしております。