製作国:日本
上映時間:131分
監督:石井康晴
原作:神尾葉子
脚本:サタケミキオ
出演者:井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力、西原亜希、佐藤めぐみ、加藤夏希、佐田真由美、鶴見辰吾、石野真子、北大路欣也、AKIRA、藤木直人、加賀まりこ
あらすじ:
道明寺(松本潤)がつくし(井上真央)にプロポーズしてから4年。2人は全世界に向け、盛大な婚約発表会見を決行。その後、結納を交わしたつくしは、道明寺の母・楓(加賀まりこ)から、道明寺家に嫁ぐ者に代々受け継がれてきたティアラ“ビーナスの微笑”を贈られる。しかしその夜、何者かにティアラを盗まれてしまい……。
『花より男子ファイナル』予告編
『花より男子ファイナル』シングメディア編集部レビュー
「道明寺司と花沢類。どっち派?」
平成時代を生きた女子であれば、1度は熱く議論を交わした経験のあるテーマではないでしょうか。
大人気コミックを実写化した『花より男子』は国内だけに限らず、韓国や台湾でもドラマ化され、今もなお根強い人気を誇る作品。
その集大成とも呼べる『花より男子ファイナル』の二度見ポイントをについて、今回はご紹介したいと思います。
『花より男子ファイナル』の二度見ポイント1:F4メンバーの圧倒的存在感がさらにパワーアップ
主人公の牧野つくしと並んで、絶大的な人気を誇る「F4(Flower 4)」。
もはや花より男子=F4であるいっても過言ではないほど、物語において欠かせない存在の人物たちです。
そんなF4は今作でも大活躍!なかでも改めて見返したい彼らの二度見ポイントもたくさん登場しています。
相変わらずマイペースで可愛い花沢類
とにかくマイペースな性格の花沢類。今作でも物語の行方を決める重要なキーパーソン的立ち位置でありながら、そのマイペースさを惜しみもなく披露してくれました。
たとえばF4とつくしの5人がプライベートジェットで香港に向かう際中。
機内で綿密にティアラ奪還の作戦を立てる5人ですが、総二郎が「俺らF4が本気になった時の恐ろしさを見せつけてやろうぜ」とカッコよく決めた瞬間、立ち上がった花沢類が天井に頭をぶつけてしまいます。
「痛い…」と静かにつぶやく花沢類。総二郎のキメ顔とキメ台詞を返してやってくれといわんばかりのタイミングですが、このマイペースさが「ああ、今日も花沢類は花沢類だな」と何だか落ち着いてしまうのですよね。
ほかにも全員が真剣な面持ちでオークション会場に乗り込むなか1人だけあくびをしていたり、香港に来ても気づいたら階段で本を読んでいたりと、花沢類ワールド全開!彼のマイペースさは何度でも見返したくなる中毒性があります。
「それは道明寺すぎるやん」と言いたくなる仰天行動
今作では花沢類だけでなく、道明寺司ワールドもすばらしい魅力を解き放っていました。
「取柄→とりがら」「マリッジブルー→マリンブルー」など言い間違いオンパレードは健在。俺様ぶりもまったく変わっていません。さすが天下の道明寺です。
なかでも注目したいのが、つくしと共に無人島に置き去りにされたときの道明寺の行動です。
無人島サバイバル生活に向け、必要な物を荷物から取り出す2人。
タオルなどの使えそうな物をつくしが集めるなか、なぜか道明寺がいの一番に取り出したのがブラックカードです。
こんな無人島でクレジットカードなど1番必要ない物だろうと思いきや、取り出したブラックカードを丁寧に削り、刃物の代わりとして器用に使い始めるではありませんか。
「いやもう、それはF4すぎやん」と思わず突っ込みたくなります。
そして最終的には刃物代わりのブラックカードで髭まで剃り始めちゃうではありませんか。
「いやもう、それは道明寺やん」となぜか納得させられそうになってきました。
日本であれ、無人島であれ、彼の道明寺ぶりはどこでも変わらないという謎の安心感が得られるシーンでもあります。
ただ登場するだけで華になるF4
そして今作でもF4の登場シーンは相変わらず豪華です。
毎回華やかな登場をするF4ですが、今作で特に見返したい彼らの登場シーンといえば、やはりラスベガスのカジノ前!
カジノですべての掛け金を失い、途方にくれるつくし。
そこに1台のリムジンが止まり、なかから人が下りてくる様子が映し出されます。
で、来ましたよ!!!
お決まりの「ま~きの!」からの振り向いたらF4集結の豪華な画が!!!
今作において、このF4が揃った時の安心感ほど頼りになるものはない。
何よりラスベガスの地でもオーラ全開のF4の存在に改めて惹かれそうになります。
『花より男子ファイナル』の二度見ポイント2:ラストの結婚式からエンドロールまでの流れが熱い!
ティアラ奪還までの物語が描かれた今作ですが、やはり1番感動するシーンといえば、ラストのつくしと道明寺の結婚式ではないでしょうか。
ラストの結婚式から、その後を描いたエンドロールまでがとにかく熱すぎる!ドラマファンはもちろん、原作ファンも何度も見返したくなる魅力がぎっしり詰まっています。
バージンロードで見せる父の涙
まず思わず涙を誘われそうになってしまうのが、バージンロードのシーンです。
新婦であるつくしの美しさはもちろんすばらしいのですが、それ以上に隣を歩くお父さんの号泣ぶりにこちらまで涙を誘われそうになってしまいます。
父親役である俳優の小林すすむさんの演技がとにかくすごい…!「本当に実の父親なのでは?」と疑いそうになってしまうほど、嬉しさと寂しさが混じった泣きの演技がリアルすぎるのです。
二度見でラストシーンを見返すときは、真っ先にお父さんの涙に注目していただきたい!本当に演技とは思えないほど、すばらしい号泣ぶりにくぎ付けになってしまうこと間違いなしです。
エンドロールで描かれるその後
結婚式のラストシーンが終わり、物語も終盤。エンドロールのお時間です。
このエンドロールがまたまた熱い!つくしと道明寺はもちろん、1年後のそれぞれの姿が描かれているのです!
相変わらず優紀から逃げ続ける総二郎。
香港の裏社会で着実に上り詰める美作。
思い出の写真に別れを告げ、部屋を出ていく花沢類。
それぞれが自分の選んだ道を歩んでいる姿がチラッと映るエンドロール。何度見返しても感慨深い気持ちにさせられます。
原作ファン歓喜! 嬉しすぎるサプライズも!
そして! エンドロールで1番熱いのが最後の1シーンです!
妊娠が発覚し、喜ぶつくしと道明寺の姿が描かれたその直後、舞台は再び花沢類の部屋に。
そこには先ほど彼が部屋を出ていく際に置いて行った結婚式での5人の記念写真が。
この幸せすぎる1枚を見ているだけでも感動してしまうのですが、何と一瞬にして写真が原作者である神尾葉子さん描きおろしのイラストに変化していくではありませんか!
原作ファンにとっては、最後の最後に歓喜のサプライズすぎます。
映画はもちろん、原作やドラマも改めて見返したい気持ちにさせられる1枚です。
『花より男子ファイナル』の二度見ポイント3:世界旅行に行っている気分になれる2時間
興行収入77.5億円を突破した今作は、社会現象にもなった作品。それもありロケのスケールが桁違い!
国内はもちろん、アメリカ、香港、石垣島、京都と様々な場所で撮影が行われました。それもあり今作は、見返すことで世界旅行を満喫している気分になれる作品でもあるのです。
雰囲気に圧巻されるアメリカの景色や街並み
まず見ているだけでリゾート気分を大いに満喫できるのが、序盤の行き先でもあるアメリカ。
つくしと道明寺がオープンカーで走り続けたネバダ州立公園の景色がとにかく圧巻!まさにこれこそ自由の国アメリカと呼べるほど、開放的な絶景がここぞとばかりに広がります。
途中2人がランチに訪れたハンバーガーショップも、これまたTHE・アメリカンという雰囲気が満載。そりゃつくしもハンバーガー2個食べたくなっちゃいますよ……。
またその後訪れたラスベガスの街並みが煌びやかのはもちろん、安宿として泊まったモーテルの雰囲気が良い!今も昔も変わらないあのモーテルの雰囲気が、アメリカで過ごしているかのような錯覚を味わわせてくれます。
アジアンリゾートも屋台街も満喫できる香港
そしてアメリカの次に2人が訪れたのが香港。
オークション会場やF4たちと宿泊したホテルは、正直そこまで香港感がないかもしれません。
しかし、これこそ香港!アジアンリゾート!といえるのが、F4とつくしが乗船したあの豪華すぎる貸切屋形船。
船内のラグジュアリーさもさることながら、背景に映る香港のネオン街が雰囲気を存分に醸し出してくれているのですよね。
同じネオンありながらも、ラスベガスとはまったく違う雰囲気を楽しめます。
その後つくしが鏑木さんとこっそり食事に行った屋台街も、これまたアジアならではの独特の雰囲気。情緒あふれる空間が見ていてワクワク感を与えてくれます。
海や川の水がとにかく美しい無人島
最後に2人が訪れた(連れて行かれた)場所が無人島。ロケ地は石垣島です。
ここで約数か月のサバイバル生活を送ることになってしまった2人。現実的に考えれば絶望的すぎるシーンではありますが、よく注目してみると、海や川の水が何ともいえない美しさを放っているのです。
特に道明寺が魚を獲るために海に潜った際の海中の画。美しすぎます…!泳いでいる魚たちも、これまたTHE・沖縄を代表するかのような色鮮やかな海水魚ばかりです。
作中内の2人は絶望感に溢れることもありましたが、リゾート気分で無人島のシーンを見返してみると、常夏のバケーションを楽しんでいるかのような気分を味わうことができますよ。
『花より男子ファイナル』は昔懐かしい気持ちを思い出せる作品
10~20代女性を中心に人気を博した『花より男子ファイナル』は、今なお見返しても当時の懐かしさを鮮明に思い返せる作品です。
昔懐かしい1作を見て、青春時代を思い返したいなんてときには、まさにぴったりの作品だと思います。ぜひドラマや原作とともに二度見鑑賞してみてはいかがでしょうか。
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