こんにちは、シングメディア編集部です。
新卒・人材採用動画を制作する効果やメリットにはどのようなものがあるのだろう、採用動画を制作するときはどんなことを意識すればいいのだろう・・・。
そんな「新卒・人材採用動画について知りたいあなた」は必見です。
会社の魅力をわかりやすく伝えるには、採用動画の活用が効果的。認知度アップやイメージアップなど企業ブランディングにも役立ちます。
そこで今回は、「新卒・人材採用動画のメリットや効果、制作するときのポイント、事例」をご紹介します。
企業の魅力を伝えやすい! 新卒・人材採用動画の効果
新卒・人材採用動画には、企業側だけに限らず、応募者にもメリットがあります。
では企業と応募者それぞれにどのようなメリットがあるのか、ご紹介していきましょう。
言語化しにくい情報・わかりにくい情報をわかりやすく伝えられる
企業の採用活動では、求職者へ自社のさまざまな情報を提供することになりますが、その際にテキストや静止画、口頭による説明で情報を伝えようとすると、なかなか伝わらないことも出てきます。
たとえば社風や実際の職場の雰囲気、働き方、社長や社員の仕事への思いなどです。これらは言語化しにくい情報となりますが、動画であればわかりやすく伝えることができます。
またやりがいや企業理念、BtoB企業の複雑な事業内容・サービス価値などといったことについても、文章や口頭だけではうまく伝わりにくい情報です。これらも動画であれば、さまざまな表現方法を使ってわかりやすく伝えることができます。
企業と応募者のマッチング精度を高められる
動画では文章や口頭での説明に比べて、さらに多くの情報をわかりやすく伝えることが可能です。
そのため採用動画を活用することにより、求職者の企業に対する理解が深まり、その企業が「本当に自分に合っているかどうか」を判断しやすくなるという効果もあります。
企業について正しく理解した上で応募し内定することで、企業が求める人材とのギャップがなくなり、マッチング精度が高まるのです。
企業のブランディングに効果的
採用活動に動画を活用することで、会社の認知度が向上したり、イメージアップにつながったりするという効果にも期待ができます。
知名度が低い会社や不人気業界・ニッチな業界の会社などでも、YouTubeやSNSなどで魅力的な採用動画を公開することにより、多くの人の目に触れる機会ができ、認知度アップやイメージアップにつながるのです。
認知度アップやイメージアップが実現すれば、応募者の増加も見込めるでしょう。
内定後の不安や疑問を軽減できる
内定が決まった後でも、入社までにあれこれ不安や疑問はつきないもの。そんな不安を抱える内定者のためにも、採用動画は役立ちます。
社内の仕事風景や1日の仕事の流れ、社員へのインタビューなどを動画で公開することにより、実際に自分が働いたときのイメージを具体的にしやすくなり、不安や疑問の解消につながるのです。
採用動画の最新トレンドは?
採用活動に動画を活用するのであれば、最新トレンドを知っておくことも必要です。では近年の採用動画のトレンドはどのようになっているのか見ていきましょう。
社員の本音や会社の裏側をさらけ出した動画
採用動画の最新トレンドの一つが、社員の本音や会社の裏側をさらけ出した動画です。
求職者が本当に知りたい情報は、やはりリアルな情報。社員インタビューなどによって、実際に社員がどのように働いているのかを紹介したり、職場の雰囲気を見せたり、どのようなモチベーションで働いているのかを紹介したりすることが有効になります。
社員の座談会や1日に密着した様子などを動画にするのもおすすめです。
ドローン動画
ドローン動画も採用動画の最新トレンドの一つです。ドローンを使って撮影することで、人間の視点では再現できないオフィス内の様子を撮影でき、臨場感のある動画ができます。
またドローンを利用することで制作費用が抑えられるのもメリット。特別な編集をおこなわなくても、ドローンならではの視点や動きによって、新鮮かつ臨場感あふれる映像に仕上がります。
インタラクティブ動画
採用動画の最新トレンドとして、インタラクティブ動画も挙げられます。
インタラクティブ動画は、視聴者の選択によって動画の内容やシナリオが変化するため、視聴者と双方向のコミュニケーションがとれるのが魅力。
視聴者のアクションが動画に反映される参加型の動画となるため、興味を持って楽しく視聴してもらえるのもメリットです。
インタビューだけじゃない! 新卒・人材採用動画14選
企業の魅力をアピールするために有効な採用動画。
では実際にどのような新卒・人材採用動画が制作されているのでしょうか?
魅力的な採用動画の事例を15つご紹介しますので、これから採用動画の制作を考えている企業の担当者は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
八幡自動車商会 新卒採用 社員インタビュー
『株式会社八幡自動車商会』の新卒採用動画で、ランボルギーニを日本で初めて車検した職人さんにインタビューする内容です。
仕事に対する熱い思いやこだわり、苦労を乗り越えたエピソードなどを紹介することで、職人のリアルを伝えることに成功しています。
AS KNOW ASをつくるひと
レディースアパレルショップを運営する『株式会社アズノゥアズ』の採用動画です。
「私らしさ」をコンセプトにして、実際にアズノゥアズで働く社員のメッセージとともに社員のライフスタイルがわかるシーンも盛り込む内容となっています。
社員の人間性や職場の雰囲気、仕事に対する思いなどがわかる動画となっており、入社後のミスマッチを防いだり、人間関係の不安や懸念点を払拭したりすることにつながっているのが特徴です。
仕事を、遊ぼう 【株式会社コロプラ 採用メッセージムービー】
『株式会社コロプラ』の採用動画です。
「仕事を、遊ぼう。」をコンセプトに、クリエイターたちがグランピングを楽しみながら仕事について本気で語り合うという内容になっています。
クリエイターにとってのあるあるや仕事に対する熱い想い、社員が楽しく働いている様子などがよく伝わる内容で、クリエイターの心に響く動画です。
動画の最後に「遊び仲間、募集中。」というメッセージを出すのも、ブレていないことが伝わり好印象となっています。
ソニーミュージックグループ新卒採用2016オープニングムービー
ソニーミュージックグループの新卒採用動画です。
忍者キャラクターのアニメーション動画で、ソニーミュージックグループの歴史や手がけてきた事業サービスの説明、ビジョン、欲しい人材などを紹介。
映像としてのクオリティが高く、とてもかっこいい動画となっており、最後まで全く飽きることなく見入ってしまいます。
Yahoo! JAPAN ビジョン動画 「UPDATE JAPAN」2018
『ヤフー株式会社』による採用動画です。
Yahoo! JAPANの「UPDATE JAPAN」というビジョンをコンセプトに、社員がそれぞれどのようなアップデートを伴うサービスに関わる仕事をしたかということを紹介し、常に進化し続ける企業体制や新しいサービスを次々提供していく取り組みなどがよくわかる内容となっています。
またシーンの切り替わりのテンポも速く、スピード感を大事にしている企業なのだということも伝わります。
森下仁丹 第四新卒採用「オッサンたちへ」篇
『株式会社森下仁丹』の人材採用動画です。
「オッサンたちへ」というインパクトのあるメッセージからスタートし、中高年の“オッサン”たちの思いが語られた後、最後には「性別・年齢を問わず挑戦し続ける人材を募集する第4新卒採用を始めます」というメッセージが出る採用動画。
現役を引退した人や同じ場所で立ち止まっている人へ向けての熱いメッセージが伝わる内容となっています。
【Cygames 新卒採用】オフィスツアースぺシャルムービー
ゲームの企画・開発を行う『株式会社Cygames』の新卒採用動画です。
Cygamesの設備や環境を紹介しながら、企業が掲げる「すべての環境は最高のコンテンツのために」というテーマを表現しています。
単なる設備や環境だけでなく、そこで働く人の印象や雰囲気、自由な働き方なども伺える内容となっているのが特徴です。
【JINS RECRUIT 2019】株式会社ジンズ 新卒採用 メッセージムービー
『株式会社ジンズ』の新卒採用動画です。
清潔感のある明るい店内の風景、働く社員・スタッフの様子を映し出しながら、ジンズが掲げるビジョンや商品・サービスへの思いをキャプションで表示。
やわらかい光を感じさせる優しい映像表現により、ジンズのメガネに対する熱い想いや愛情が、押しつけがましさゼロでしっかり伝わる動画となっています。
LINE Fukuokaオフィス紹介|LINEの”WOW”が詰まったオフィスの魅力を新卒2年目がレポート!
『LINE Fukuoka株式会社』の採用動画です。
新卒2年目の社員が会社内を案内して回る、オフィス紹介動画となっています。
オフィス内の設備や環境を紹介することで、LINE Fukuokaで働くメリットや福利厚生に関する魅力を伝えることに成功。実際に働く社員の説明もあり、よりわかりやすく魅力的な動画となっています。
Cookpad 2018新卒採用ムービー/クックパッド株式会社
『クックパッド株式会社』の新卒採用動画です。
穏やかで軽快なBGMとともに笑顔があふれる社内風景を映し出しながら、さまざまな部署の社員インタビューを紹介するという内容になっています。
社内の仕事風景や社員インタビューから、一人ひとりの個性を大事にする会社であること、料理への愛情を持って働いていることが伝わる他、優しくて明るい、きれいな企業イメージも伝わってくる動画です。
株式会社アーバンリサーチ 2019年新卒採用 TOP動画
『株式会社アーバンリサーチ』の新卒採用動画です。
「想いをもとに、意志とともに。」をテーマに、社員8名の想いと仕事風景をドラマチックな演出で見せています。
人気アパレルブランドを展開する会社というだけあり、ナチュラルさとセンスの良さを感じさせる雰囲気もしっかり伝わり、ブランディング効果もある動画となっています。
タイガー魔法瓶2019 新卒採用動画【会社紹介】
『タイガー魔法瓶株式会社』による新卒採用動画です。
どのような製品がつくられてきたのか、どのような歴史があるのか、これからのビジョン、企業バリューなどがグラフィックアニメーションやグラフ、社員インタビューなどでわかりやすく紹介されています。
RecoChoku Recruit Movie 2019/レコチョク2019年新卒採用動画
『株式会社レコチョク』の新卒採用動画です。
実際の社内の様子や仕事風景を映像で見せつつ、メインは社員へのインタビューで、なぜレコチョクを選んだのか、具体的にどんな仕事をしているのか、会社の魅力、やりがいは何かを具体的に紹介しており、応募者が社風などを理解しやすい内容になっています。
絶対に本音で話さざるを得ない説明会
広告代理店グループ『株式会社博報堂DYホールディングス』の採用コンセプト動画です。
就活生にとって一番知りたいのが、企業の建前ではなく本音。そんな本音を包み隠さず伝えられるよう、「絶対に本音で話さざるを得ない説明会」を実施した模様を動画にしています。
会社説明会に登壇した社員には内緒で、当日その人と関係性の深い方から暴露話を聞きだすという、ドッキリ要素のあるおもしろい企画・採用動画事例となっています。
新卒・人材採用動画を制作するときのポイントは?
魅力的な採用動画が制作できれば、さまざまなメリットや効果を得ることが可能です。
そこで新卒・人材採用動画を制作するときにはどのようなポイントをおさえればいいのか、ご紹介します。
目的に合わせて最適な種類の動画を選ぶ
採用動画といっても、その種類はさまざまです。
事業内容や商品・サービスを紹介したい場合は会社紹介の動画を制作する必要がありますし、応募者の理解促進や入社後のミスマッチを防ぐ目的なら社員インタビューで本音を語ってもらったり、社風や具体的な仕事内容が伝わるものにする必要があります。
認知度を向上させたい、不人気業界というイメージを払拭したいという場合は、アイデア勝負のユニークな採用動画を制作するというのもいいでしょう。
採用動画を制作する際には、どのような目的を達成したいのかを明確にした上で、それぞれに最適な種類を選ぶことが大切です。
なおどんな種類の採用動画を制作するにしろ、大事なことは応募者にわかりやすい内容にするということ。
クライアントや消費者向けではなく、ターゲットとなる応募者に響く内容となるよう注意しましょう。
リアルな情報・魅力を伝える
採用動画では、どうしても自社の良いところばかり伝えたくなるものです。
しかし現実とはかけ離れた演出をするのはNG。いくら採用動画で魅力的なことばかり伝えて応募者が集まったとしても、入社後にミスマッチを感じてすぐに辞めてしまうかもしれません。
それでは企業側にとっても応募者側にとっても結果的にはマイナスですね。
そのような状態を防ぐためにも、自社のリアルな情報・魅力が伝わるように意識して制作することが大切です。
仕事で試行錯誤する過程や仕事で悩んだことのある社員の体験談、それをどう克服したかなどを盛り込み、リアリティのある内容を心がけましょう。
採用動画制作を依頼する際のポイントは?
採用動画制作を外部に依頼する際には、まず企業の魅力を整理することが大切です。
自社の魅力をすべて洗い出してリスト化し、その中で何を一番伝えたいのか明確にしましょう。すべての情報を伝えようとすると内容がぼんやりしてしまうため、訴求ポイントを絞ることが大事です。
採用担当者のみで考えるのではなく、さまざまな部署・年代・性別の社員の意見を聞いて考えるほうがいいでしょう。
また採用動画の目的を明確にすることも大切なポイントです。ミスマッチを防ぐために会社や社員のことを知ってほしい、母集団を増やしたいなど、目的をハッキリとさせておきましょう。
さらに動画の届け方を考慮することも大切なポイントとなります。YouTubeに上げてから自社サイトに掲載する、SNSで発信するなど、動画をどのように活用するかを決めておくことで、動画容量・尺などをそれぞれに合わせて調整してもらえます。
採用動画制作の費用相場
採用動画の制作費用は、長さやクオリティ、種類によって大きく異なります。
たとえばインタビュー動画や座談会形式の動画であれば、10万~100万円程度が相場となり、企業紹介動画であれば30万~300万円程度が相場となります。
同じ内容でもこれほど幅が広いのは、その長さや出演者、編集作業の工数、撮影カット数、アニメーションを使用するかどうかなどによって変わるためです。
視聴者の選択によってその後のストーリーが変化するなどといったインタラクティブ動画の場合は、インタラクティブ構築費として10万円程度が加算されることになります。
クオリティにこだわった採用動画にしたい場合は、十分な予算が必要となるでしょう。
採用動画制作の費用を抑えるコツ
採用動画制作はこだわればこだわるほど多くの費用がかかってしまいますが、工夫次第で費用を安く抑えることも可能です。
たとえば制作工程の一部を社内で内製化するという方法。すべてを制作会社に任せるのではなく、企画やシナリオ作成は社内でおこなうなど自社でできることは内製化してみるのがおすすめです。
ただし内製化することで採用動画のクオリティが著しく下がってしまわないよう制作会社と相談し、どの部分であれば内製化が可能か決めるようにしましょう。
また採用動画の出演者に支払う報酬も制作費用の大きな割合を占めるものです。そのため演者には自社スタッフを起用するという方法もおすすめ。
実際の社員が出演することで費用を抑えられますし、インタビュー動画や座談会などリアリティのある動画が制作できます。ただし肖像権には注意しましょう。
さらに動画の尺が長いと費用もかかるため、動画を短くするのもポイント。
ただし尺を短くすることでどれくらいの費用が削減できるのかは制作会社によっても異なるため、複数社から見積もりを出してもらうといいでしょう。
採用動画を自社で制作しようとすると、経験がない場合はなかなか難しいもの。時間やコストもかかりすぎてしまい、本来の業務に影響が出てしまうこともあります。
そんなときには、映像制作のプロに依頼してしまうのがおすすめ。
シングメディアでも企業の新卒・人材採用動画の制作を承っていますので、お気軽にお問合せください。
まとめ
「新卒・人材採用動画について知りたい」という方のために、新卒・人材採用動画のメリットや効果、制作するときのポイント、事例をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
採用動画は求職者への理解を促したり企業ブランディングにつながったりとさまざまなメリットがあるもの。うまく活用することで、大きな効果が得られます。
「自社の魅力をたくさんの就活生や求職者へ伝えたい」「応募者とのマッチング精度を高めたい」などとお考えの企業担当者は、採用動画の活用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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