動画マーケティング

アプリ紹介動画でダウンロード率を上げる! おさえるべきポイントを紹介

こんにちは、シングメディア編集部です。

日々、数多くのアプリがリリースされ続けている中で、アプリの提供者はダウンロード数や定着率、離脱率などの数字を気にしなければならないと思います。

そんな中、アプリの魅力訴求やユーザー獲得に役立つのが、アプリ紹介動画です。たくさんのメリットがあるアプリ紹介動画ですが、以下のような疑問をお持ちの方も少なくないはず。

「わざわざ動画にする必要はあるのだろうか?」
「どう制作すればいいのかわからない」
「どんなシーンで活用すればいいのだろう?」

そこで今回はアプリのダウンロード・定着率をアップさせたいマーケティング担当者に向けて、「アプリ紹介動画の活用方法や制作のポイント」をご紹介します。

なぜアプリ紹介動画が必要なのか

アプリ紹介動画が必要な理由

スマートフォンアプリのリリースは非常に多く、各企業がさまざまなアプリを開発・リリースしているため、競合するアプリも多い状況にあります。

数多く存在するアプリの中から自社のアプリを認知してもらい、ダウンロードにつなげるためには、競合との差別化が必要です。

そこで役立つのが動画。動画では実写やアニメーション、CGなど多彩な表現方法でアプリの魅力を訴求できるため、競合アプリとの差別化をはかりやすいのが特徴。さらに動画ではテキストや静止画では伝わりにくい操作方法や世界観、イメージなどもわかりやすく直感的に伝えることが可能です。

スピーディーにアプリの特徴や魅力を訴求でき、競合アプリとの差別化もできるアプリ紹介動画はプロモーションに大きく役立つため、ぜひとも活用したいツールとなっています。

アプリ紹介動画の種類

アプリ紹介動画の種類

アプリ紹介動画にはどのようなものがあるのか、種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

HowTo動画

アプリの使い方を説明するHowTo動画は、アプリ紹介動画の代表的な例です。実際の画面を見せながら、アプリの機能紹介や操作方法の説明をおこないます。

ユーザーがそれぞれ自分に必要な部分だけをすぐに見られるよう、機能ごとに動画を分けるのがおすすめです。

小さい文字は拡大表示する、わかりにくい部分はテロップや音声を入れるなどの工夫もするといいでしょう。

ブランディング動画

ブランドの世界観や理念、ビジョンなどを伝えるブランディング動画は、競合との差別化をはかり、独自性を打ち出すのに効果的。

またブランドの理念やビジョンを伝えることでユーザーに共感してもらったり、信頼感を持ってもらったりするのにも役立ちます。

ブランディング動画はストーリー性を重視すること、ブランドの世界観がしっかり伝わるよう工夫することが大切です。

ティザー動画

商品やサービスをリリースする前に使用するのが、ティザー動画。話題性があることから、SNSなどで拡散されやすいのも特徴です。

アプリの機能や内容を一部分だけ紹介したり、アプリ開発の背景を紹介したりすることで、ユーザーの期待感を盛り上げることができます。

あえて一部分のみを公開して、焦らすことがポイントです。情報を徐々に公開していくというのもいいでしょう。

広告動画

アプリの機能やメリット、特徴、利用シーンなどを紹介する広告動画は、アプリの認知度アップに役立ちます。

動画内でアプリのダウンロードページへ飛べるようにするなど、ダウンロードを促す仕組みも取り入れましょう。

アプリ紹介動画を活用するメリット

アプリ紹介動画を活用するメリット

アプリ紹介動画を活用することで具体的にどのようなメリットがあるのか、一つひとつ詳しくご紹介します。

アプリの世界観がリアルに伝わる

アプリ紹介動画は、その世界観をリアルに伝えられるのが大きなメリットです。

前述したように、アプリ市場には競合は多いですが、世界観を伝えられれば独自の魅力が強調でき、差別化をはかることができます。

映像に加え、BGMやナレーション、イラスト、アニメーション、CGなどを用いて、アプリの世界観を存分に表現できますから、ユーザーへの訴求力は抜群です。たとえば映画のトレイラーのような動画はインパクト十分。

BGMやグラフィックをターゲット層に合わせ、共感したユーザーの興味を引くことで、ダウンロード率をアップさせることが可能です。

操作方法が明確になる

アプリ紹介に動画を活用することにより、操作方法が明確になるのも大きなメリットです。

実際の操作画面などを使ったアプリ紹介動画は、「使いにくそう」というイメージを軽減し、アプリへの期待を高めるのに効果的。映像やテロップ、ナレーションなどを組み合わせれば、操作方法をわかりやすく伝えることが可能です。

操作方法を動画で紹介することで、使い始めてからの期待外れによる離脱率も下げられますし、「操作がわかりにくい」など評価の低いレビューも軽減できます。

またダウンロード後に操作方法がわからないというお問合せを減らすことにも貢献できるでしょう。

SNSでの拡散を期待できる

視聴者の印象に残る動画にできれば、SNSで拡散される確率が高まるというのもメリットです。

SNSでは情報が連鎖して拡大していくので、その企業やアプリを知らない層にもアピールでき、プロモーション効果が高まります。

一つの動画をさまざまに活用できる

動画を一つ作れば、プレスリリースや広告、説明動画など、シーンを変えてさまざまに活用できるのもメリットです。

動画を制作するには時間とコストがかかりますが、さまざまなシーンで活用することで、作成コストを節約できます。

どんなシーンでアプリ紹介動画を活用できる?

アプリ紹介動画の活用シーン

アプリ紹介動画が具体的にどんなシーンで活用可能なのか、ご紹介していきます。

サービスサイト

サービスサイトに訪れているユーザーは、すでにアプリに興味を持っている状況です。

そのため実際の使用画面を使った操作説明や、利便性を訴えるとダウンロードにつながりやすくなります。

また既存ユーザーの訪問用として、利用中の疑問を解決する動画やキャンペーン情報を伝える動画を掲載すると定着率アップに効果的です。

SNSや動画サイトの広告

年齢層や居住地域などのターゲットを絞ってSNSや動画サイトに広告を掲載するという活用法も、よりアピールしたい層に絞って訴求できるため有効です。

20代から40代にアピールするならInstagramやTwitter、中高年にもアピールするならYouTubeなど、SNSの利用年齢層なども意識すると、さらに効果的にプロモーションが行えます。

ストアダウンロードページ

Google Play やApp storeなどのストアダウンロードページにアクセスしているユーザーは、かなり強い興味を持っている状態なので、そこへアプリ紹介動画を掲載することも非常に有効です。

ユーザーのダウンロードまでのひと押しになるような動画が効果的なので、アプリのメリットや使いやすさなどを訴求するといいでしょう。

アプリ紹介動画制作の流れ

アプリ紹介動画制作の流れ

アプリ紹介動画は、「1.企画」「2.撮影」「3.編集」という流れで制作します。

企画では、アプリ紹介動画を制作する目的とターゲット、制作スケジュール、予算、効果測定方法などを設定します。

動画の内容を絵コンテにするなどして、イメージを明確化しておくと次の工程がスムーズに進みます。

撮影はスケジュールに従い、ストーリーに沿って出演者に演技してもらう部分と、実際のアプリの画面を操作する部分に分けておこないます。

動画の素材を撮影し終えたら、最後におこなうのが編集作業です。動画を切り貼りしたり、必要に応じてテロップや音声、BGMを入れたりしましょう。実写とアニメーションをバランスよく組み合わせるのもいいでしょう。

高品質なアプリ紹介動画を制作するには、それなりの知識とノウハウが必要になります。クオリティにこだわりたい場合には、映像制作会社に外注するのがおすすめです。

アプリ紹介動画の作成ポイント

アプリ紹介動画の作成ポイント

ユーザーの興味を引き、ダウンロード率を上げるためにはどんな点に注意してアプリ紹介動画を制作すればいいのか解説します。

オープニング5秒で視聴者の心をつかむ

ユーザーは興味がないと判断した動画の視聴を続けないため、最初の5秒で興味を引く必要があります。

YouTubeなど動画サイトで流れるインストリーム広告は、5秒を過ぎるとスキップが可能になりますから、その前にユーザーの心を掴まなくてはいけません。

起承転結で動画を作るとインパクトのある部分、おもしろい部分が後ろのほうになってしまうためNG。最初の5秒に魅力を詰めるよう作成しましょう。

実際の操作画面を活用して説明する

ユーザーが操作するのと同じ画面でアプリの説明を行うとわかりやすいため、操作方法を紹介する際は必ず実際の操作画面を使って行うようにしましょう。

説明文や人物による説明が多いと、リアルな操作感を掴みきれず離脱率が上がってしまいます。

アプリの機能ごとにチャプターを分けると、ユーザーはそれぞれの疑問をスピーディーに解決できるため親切です。

動画の目的とイメージを明確にしておく

アプリ紹介動画を制作する際には、制作する目的と制作イメージをハッキリさせておくこともポイントです。

たとえば「ダウンロード数を増やしたい」というのが目的なら、アプリの世界観を伝えられるような動画にする必要があるでしょう。

「アプリの認知度をアップさせたい」という目的であれば、ユーザーの興味を引くようなインパクトのある動画にするのが有効です。

「既存ユーザーにもっとアプリを使ってもらってロイヤリティをアップしたい」という目的の場合は、期間限定キャンペーンの告知を動画にすることで、ユーザーのアクセスを促すことが可能になります。

目的とそれに合った動画イメージを明確にすることが目的達成につながります。

紹介するアプリの個性を強調する

アプリ紹介動画を制作する際は、そのアプリならではの個性を強くアピールすることが効果的です。

紹介するアプリの強みは何なのか、ほかと差別化できるところはどんなところなのかを整理して、そこをメインメッセージとして伝えられる動画にしましょう。

個性を強調することで、ユーザーに「このアプリを使ってみたい!」と思わせることができます。

動画制作の予算を把握しておく

アプリ紹介動画を制作する際には、予算を把握することも大切です。

動画を制作するには複数の工程があり、どの工程を外部に依頼してどの工程を内部で対応するかや、クオリティをどうするか、実写にするかアニメーションにするかなど、さまざまな要因によって予算が大きく異なります。

目的と制作イメージに合った動画を制作するのにかかる予算がどのくらいになるのか検討をつけるためにも、事前に動画制作費用の内訳がどのようになっているのか調べておくようにしましょう。

制作を外部に依頼する際にも、見積もりの比較をしやすくなります。

参考資料におすすめのアプリ紹介動画

参考資料におすすめのアプリ紹介動画

実際にどのようなアプリ紹介動画が活用されているのか、制作の参考になる動画事例を2つご紹介します。

JAFスマートフォンアプリ

「JAFスマートフォンアプリ」を紹介する動画です。

3つの機能について、それぞれ使い方・操作方法を詳しく紹介しているのが特徴。難しくなりがちな説明も、イラストを使うことでわかりやすい表現になっています。

実際にこの動画を見ながら操作することができ、ハウツー動画としても活用できる便利な動画です。

IKEA Placeアプリ

こちらは、デジタル家具を使って自宅に合う家具を探せる「IKEA Place」というアプリの紹介動画です。

アプリの画面そのものを見せて紹介していくのではなく、女性が家具を動かそうとしても重すぎて動かせないというユーザーの共感を呼ぶシーンからスタート。このアプリを使うことで家具を実際に動かさなくてもラクラク家具選びができるというストーリー性のあるものになっています。

このように冒頭でユーザーの抱える問題を提起して共感を誘い、それを解決するのに役立つアプリであるということを紹介するのは、新規ユーザーの獲得に有効な方法です。

動画作成のポイントをおさえてユーザーを増やそう

動画作成のポイントをおさえてユーザーを増やそう

アプリ紹介動画はさまざまな表現方法を使って競合アプリとの差別化をはかり、アプリの魅力をわかりやすく訴求するのに最適なツールです。

メリットを活かしながら効果的な紹介動画を制作するには、ユーザー目線の意識が重要。ユーザーの興味を引ける構成や内容のわかりやすさ、利便性のアピールを重視して動画制作し、ダウンロード数アップにつなげましょう。


最適で最善で最高な「BBBプロデュース」を提供します

THINGMEDIAでは、ゲーム特化の映像制作「Chunee」、Web/アプリ・SaaS特化の映像制作「CX BOOST」、オンラインイベント・配信番組プロデュース「SNATCH」など、映像にまつわる幅広いサービスを提供しています。

ぜひ一度、当社のサービスをご覧ください。

WRITTEN BY
シングメディア編集部

映像・動作制作を手掛けるTHINGMEDIA株式会社のメンバーで構成しています。制作現場で得た映像・動画の知見をお伝えしていきます。