映像制作

採用活動で大活躍! 社員紹介動画のメリットと作成方法を学ぼう

こんにちは、シングメディア編集部です。

ホームページの採用情報や会社説明会などで、社員の紹介動画を活用している企業は多いです。しかしいざ自社で動画を撮ろうとしても、作り方に困るケースは少なくないでしょう。

また社員の紹介動画を用意した場合の具体的なメリットがあまりピンとこないという方もいるかもしれません。

そこで今回は、社員紹介動画に興味がある企業の経営者やマーケティング担当者に向けて、「社員紹介動画を作ることによって得られるメリットと作り方」について詳しく解説していきます。

社員紹介(インタビュー)動画の種類

社員紹介(インタビュー)動画の種類

社員紹介(インタビュー)動画は、インタビューを1人の社員にするのか、複数の社員にするのかなど、インタビュー対象が異なるものがいくつか存在します。社員紹介(インタビュー)動画を制作する際の参考として、それぞれの種類と特徴をご紹介します。

1人の社員にインタビューするタイプ

インタビュー相手が1人のタイプでは、1人の社員にフォーカスされているためその人の話をじっくりと集中して聞くことができ、内容が印象に残りやすいのが特徴です。

また撮影スケジュールが組みやすく、予算も低く済むのがメリットといえます。

しかし出演者が1人だと映像が代わり映えしないため、視聴者が退屈してしまう可能性も。飽きられずに見てもらうためには、撮影場所やカット、アングルなどを工夫することが大切になります。

インタビューすべてを1本の動画にまとめて長尺にするのではなく、インタビュー内容ごとに分けてシリーズ化するなどもおすすめです。

特定の社員に密着するタイプ

特定の社員に密着するタイプはドキュメンタリー風になり、入社後のイメージがしやすく、視聴者の共感を得やすいのが特徴です。

出演者が1人であってもさまざまな場所での撮影となるため映像に変化があり、飽きられにくいのもメリットといえます。

ただし撮影場所が多くなることで撮影に要する時間や費用がかかってしまうのがデメリットです。

複数の社員にインタビューするタイプ

複数の社員にインタビューするタイプは、立場や職種、入社年数の異なる社員を選ぶことで、幅広い層の視聴者に興味を持ってもらいやすくなるのが特徴です。

同じ質問でも、さまざまな角度からの回答が得られるため、企業を多角的に紹介できるのも魅力。

費用については出演者が1人の場合よりもかかってしまいます。

座談会を行うタイプ

複数の社員を集めて座談会をおこないながらインタビューするタイプは、さまざまな意見が聞けるため視聴者にとって面白みがあるのが特徴です。

普段から一緒に働いている社員同士で撮影をするため、緊張がほぐれて本音で語りやすいのも魅力。社員同士の仲の良さ=会社の雰囲気の良さも伝わります。

台本がないことでリアリティのある内容の動画になりますが、その分、最終的にどのような動画になるか読めないという点には注意が必要です。

社員同士の仲の良さや働きやすい職場環境、会社のアットホームな雰囲気をアピールしたい企業にはおすすめといえます。

求職者を引き付ける! 社員紹介動画のメリット

社員紹介動画のメリット

社員紹介動画を制作することで、求職者の注目度を上げることができます。ほかにもいくつかのメリットがあるため、社員紹介動画の具体的なメリットについて一つひとつ詳しく解説していきましょう。

会社のイメージが伝わる

社員紹介動画の最大のメリットは、会社のイメージを相手に伝えやすいことです。

社員紹介動画は、会社の熱意を表現しやすいのが特徴。経営理念や会社のビジョンをテキストで説明するよりも、実際に働いている社員の口から聞いたほうが臨場感のある情報となります。

インターンシップや会社説明会に行かなくても、社員の生の声が聞けるというのは求職者からするとありがたいことです。

会社は実際に入社してみないとわからない面が多くありますが、社員にインタビューしたり、働いている姿をドキュメンタリー風に表現したりすることで、仕事のイメージや職場の雰囲気が具体的にイメージしやすくなります。その結果、入社後のイメージギャップで退職するリスクの軽減にも期待できるといえます。

働く環境は転職者や新卒者にとって、非常に大事なもの。良い悪いというよりも、環境が自分に合っているかどうかを見極めることは重要なポイントになります。その見極めをサポートするコンテンツとしても、社員紹介動画はとても有益な情報源となり得るのです。

興味を持って説明を聞いてもらえる

社員紹介動画であれば、飽きずに説明を聞いてもらえるというのも大きなメリットです。

会社説明会では、基本的に会社側から一方的に話すことがほとんど。そのため話を聞くだけでは求職者の集中力が途中で切れてしまう可能性があります。

特に新卒の就活生にはその傾向があり、なかなか興味を持って説明を聞いてもらうのは難しいことです。

しかし社員紹介動画を説明に交えることによって良いアクセントとなり、興味を持ってもらいやすくなります。なぜなら、職場で実際に働く社員の姿を見たい人は多いから。

誰だって未知の世界は怖いもの。そこで自分がもしこの会社に入社したらどんな人たちと一緒に働くことになるのか、どんな雰囲気の中でどのように働いているのかを動画で見ることにより、不安を解消することができるのです。

ただし社員紹介動画は長すぎると逆に注意を引きにくくなるので、3分程度が理想的といえます。

会社説明会以外でも使い道がある

社員紹介動画は会社説明会以外でも役立つ場面があるというのもメリットです。

社員紹介動画といえば、会社説明会で使う印象が強いかもしれませんが、役に立つ場面はほかにもあります。

たとえばSNS広告に掲載することで、安いコストで会社を宣伝することが可能です。

遠方に住んでいて説明会に足を運ぶのが難しい求職者に対しても、メールで動画のURLを伝えることで、採用のチャンスを逃しません。

素が大事? 社員紹介動画を制作するときのポイント

社員紹介動画を制作するときのポイント

社員紹介動画は、ただ社員にインタビューをすればよいというものではありません。ではどうすればいいのか、社員紹介動画を制作するときのポイントについて解説していきます。

リラックスできる環境を用意する

社員紹介動画は、社員が緊張しないような環境をつくって撮影しなければなりません。

社員が固くなっていたり、説明を言わされたりしている雰囲気の動画は、見る人からすると働く姿をイメージしにくく、不信感にもつながる可能性があります。

インタビュー相手が緊張していたら、カメラを回す前に軽く雑談などを行い、まずは緊張をほぐすことが大切。緊張しにくい環境になるよう、仲のよい社員同士で撮影すると、自然とリラックスできるのでおすすめです。

また緊張すると声が小さくなりがちなので、撮影中にそうなった場合に備えて「声を大きくして」のサインをあらかじめ決めておくといいでしょう。

リラックスした状態で、社員が素を出して本人の言葉で話せる撮影環境づくりを心がけましょう。

さまざまな社員を登場させる

できるだけ多くの社員を登場させることにより、求職者の希望に沿った内容になりやすいです。

同じ会社を希望していたとしても、求職者によって志望動機や希望部署は違うもの。より多くの社員にインタビューをしたほうが、聞きたい話の希望に沿える可能性は高くなります。

部署によって職場の雰囲気は違うので、営業系、技術系、事務系などからそれぞれ選出するのもいい方法です。

若手社員が登場する社員紹介動画は多いですが、ベテラン社員や管理職の話を聞きたい人もいるでしょう。可能であれば社長にインタビューしてみるのもおすすめです。

また男女のバランスなども考慮して社員は選出するようにしましょう。

新卒の就活生に向けた社員紹介動画であれば、入社5年目以内ぐらいの若手を中心に採用すると共感が得られやすいです。

インタビュー内容を事前に決めておく

インタビューの内容はある程度決めておくほうが撮影もスムーズになります。

何の打ち合わせもなしにインタビューを行うと、ぎこちない受け答えになりやすいです。事前に、インタビューの流れはある程度決めておきましょう。

今の仕事はどのようなものか、困ったことをどう乗り越えたか、会社のよいところはどこかなどがよくある質問。こういった質問を投げかけ、できるだけ自然なメッセージを引き出すことが大切です。凝った質問はあまり必要ありません。

最後は今後の目標について語ってもらって締めるのがセオリーとなります。

他の企業の社員紹介動画を参考にする

社員紹介動画は、ほかの企業が制作したものを参考にするのも有意義です。

社員紹介動画の制作方法で迷ったら、他の企業で制作されたものを参考にすると、良いアイデアにつながることがあります。

たとえば某大手電化製品メーカーでは、若手に夢を語らせることで挑戦可能な風土をアピールしています。

また社員がスーツではなく私服でインタビューを行うことにより、やわらかくカジュアルな雰囲気も伝わってきます。

某有名玩具メーカーでは、さまざまな部署の社員が登場する作りになっており、シンプルながらも会社の様子がよく伝わる内容となっています。

結婚している女性社員も登場するため、「結婚後も働ける」というイメージにつながっているのもポイントです。

視聴者を飽きさせないための工夫を凝らす

視聴者を飽きさせず最後まで興味を持って視聴してもらうためには、撮影場所やカット、アングルにこだわることが大切です。

ずっと同じ場所で同じアングルのインタビュー映像を流すのではなく、オフィスの様子を伝えるカットを入れる、働いている人の映像も入れるなどすると代わり映えのない映像ではなくなります。

シーンによってBGMを変える、効果音を入れる、協調したい部分にはテロップを入れるなどの工夫も必要です。

社員のプライバシーに配慮する

企業のリアルを伝えることは求職者にとってのメリットとなりますが、社員の個人情報には十分注意しなければなりません。

プライバシーに関係するような質問の際には、相手に配慮することが大切。実名も伏せてイニシャルで紹介するようにしましょう。

インタビューする社員だけでなく、撮影をする場所に顧客情報や機密情報がないかなどもしっかりと確認しなければなりません。

社員紹介(インタビュー)動画の質問例

社員紹介(インタビュー)動画の質問例

社員紹介(インタビュー)動画では、会社の魅力を引き出す、仕事内容を知ってもらうなどの目的を果たす必要があります。

その上で、どのような質問をしたらいいのか、実際にいくつかの質問例をご紹介します。

会社の魅力を引き出す質問例には以下のようなものが挙げられます。

・「入社して良かったと感じている点は?」
・「入社前と入社後で感じたギャップは?」
・「この会社に入社を決めた理由は?」
・「会社の雰囲気は?」など

視聴者に仕事内容を知ってもらうための質問例には以下のようなものが挙げられます。

・「今担当している仕事の内容は?」
・「所属している部署はどんなところ?」
・「入社後すぐに任された仕事は?」
・「仕事のやりがいは?」
・「今後望むキャリアは?」など

ほかにも、勤務後の過ごし方や休日の過ごし方、趣味など、プライバシーに配慮した範囲内でインタビュー対象の人物像に迫る質問も入れるといいでしょう。

シングメディアが制作した社員紹介動画の事例

シングメディアで制作した社員紹介動画の事例を一部紹介します。参考になれば幸いです。

ココン株式会社

ココングループ企業紹介ムービー(COCON Group Mashup Meeting)を制作しました

しなやかなこころを育てるオンラインカウンセリング「cotree」の企業CM、サービス紹介映像を制作しました

社員紹介動画は社員のリアルをいかにして伝えるかが大切

社員紹介動画は社員のリアルをいかにして伝えるかが大切

社員紹介動画は、仕事の楽しさや大変さ、やりがい、職場の雰囲気などをダイレクトに伝えることができるのも大きな魅力。社員紹介動画の活用は、入社後のギャップを防ぐ意味でも大いに役立つでしょう。

ただし社員が話す内容を会社側で一方的に決めてしまうのはNG。社員紹介動画の質が低いものになってしまいます。

視聴者に興味を持ってもらえるよう、社員の生き生きとした姿をそのまま表現できるような動画制作を目指しましょう。


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WRITTEN BY
シングメディア編集部

映像・動作制作を手掛けるTHINGMEDIA株式会社のメンバーで構成しています。制作現場で得た映像・動画の知見をお伝えしていきます。