映像・動画制作

CM・映像制作の影の功労者! プロダクションマネージャー(PM)になるには? 仕事内容・年収・必要スキル

こんにちは、シングメディア編集部です。

プロダクションマネージャーってどんな仕事をしているんだろう、プロダクションマネージャーになるにはどうすればいいんだろう・・・。

そんな「プロダクションマネージャーについて知りたいあなた」は必見です。

プロダクションマネージャーはCM・映像制作を影で支える縁の下の力持ち。CMプロデューサーを目指す人もこの仕事からスタートするのが一般的です。

そこで今回は、「プロダクションマネージャーの仕事内容・年収・必要スキル」をご紹介します。

また今回は監修として、プロダクションマネージャーとして多くの現場を経験してきたシングメディアのプロデューサーにもコメントをもらったので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

安枝新介

THINGMEDIA株式会社 三人目の男/映像プロデューサー。小難しいことを言いがちだが、イキってるだけで何も的を射ていない。

三行まとめ
  • プロダクションマネージャーはCM・映像制作の全体に携わる、縁の下の力持ち的存在
  • 撮影現場を仕切るなど、CM・映像制作にとって欠かせない役割を担う
  • プロダクションマネージャーとして経験を積んで将来的にプロデューサーを目指すことが可能

どんな役割を担う? プロダクションマネージャーの仕事内容

プロダクションマネージャーの仕事内容は?

プロダクションマネージャーはその頭文字をとって、現場では「PM」と呼ばれます。

そんなプロダクションマネージャーの仕事内容は、企画立案の補佐、制作における進行管理、予算管理、各種資料作成、スタッフのスケジュール調整、スタジオの手配、撮影に必要なものの準備、撮影現場の仕切り、カチンコを打つ、お弁当の発注など多岐に渡ります。

プロダクションマネージャーは企画段階からフィニッシュまでCM・映像制作全体に携わり、さまざまな調整・管理業務を一手に担う、いわば縁の下の力持ち的存在

CM・映像制作をスムーズに進めるために、そして制作に関わるスタッフ全員が気持ちよく働けるように配慮して回る、CM・映像制作にとって欠かせない役割を担っているのです。

またプロダクションマネージャーは常に現場にいるイメージがありますが、実際はデスクワークの比率も高く、集めなければならない資料や自ら作らなければならない資料は山ほどあります。

作らなければならない資料は、たとえば香盤表(撮影カットの順番を整理したタイムテーブル)、ロケに関わる資料、衣装に関わる資料、実行予算書、打ち合わせの記録、スケジュール表など。

スタッフ一人ひとりが何を求めているのかを理解し、わかりやすくまとめる必要があります。

プロダクションマネージャーは技術者や作り手というのではなく、制作に関わるクリエイターたちの繋ぎ手。

そのためスタッフとのコミュニケーションを密にとり、それぞれの能力を最大限引き出せるような環境を整えること、撮影現場を仕切っていくことが大切な仕事になります。

安枝新介安枝新介

やることは本当に多岐に渡ります。重要なことを決める権利も持ちつつ、一番下っ端的なこともこなすという。打ち合わせ終わりにスタッフが置いていった飲みかけのペットボトルを捨てたり、スタジオのエレベーターの横幅を問い合わせて照明部に伝えたり、演出コンテを出してこないディレクターにLINEで鬼電したり、ディレクターやプランナーに通す必要がないときや咄嗟の判断が必要な時は、たとえ重要なことでも自分で判断をして物事を進めることもあります。

大変なことも多い? プロダクションマネージャーの面白さ・やりがい

プロダクションマネージャーの面白さは?

プロダクションマネージャーは年齢や職種、立場などがバラバラな人たちと密に関わる仕事。

プロ同士が集まって作品を作りあげていく現場では、お互いの意見が食い違ったりそれぞれが自分の主張を通そうとしたりすることもあります。そんなときに調整役となるのがプロダクションマネージャー。

板挟みになるというつらさもありますが、その分他の仕事と比べものにならないくらい自分自身を成長させる機会に恵まれています。

現場で揉まれながら交渉術や営業力、マルチタスクで要領よく仕事をこなすスキル、映像全般の知識などを身につけ成長していけるのです。

さまざまな人たちと関わる中で人間力を磨いていけるのは、この仕事ならではの魅力と言えるでしょう。

また他の仕事や日常生活ではまず管理できないような金額を管理する裁量が与えられているというのもやりがいにつながる点。案件によっては予算が1億を超えるようなものもあります。

他ではできない体験ができるという点では、仕事で国内外問わずいろいろな場所へ行くことができたり、有名人や人気タレントと一緒に仕事ができたりといったことも面白さと言えるでしょう。

さらにプロダクションマネージャーの面白さ・やりがいと言えば、やはりプロジェクトの中心に自分がいるという実感が強く持てるということ。

制作全体に携わる仕事のため、プロダクションマネージャーが欠ければ制作が止まってしまいます。

そのため常に「自分がこのプロジェクトの中心にいる」「自分がこのプロジェクトを動かしている」という実感を持って働くことができるのです。

それはプレッシャーでもありますが、刺激にもなりますし面白さややりがいにもつながります。

作品が完成するまでプレッシャーやストレスも多い仕事ではありますが、大変な仕事を乗り切ったときの達成感もひとしお。

自分が携わった作品がたくさんの人に見てもらえる喜びももちろんですが、プロデューサーやスタッフから「一緒に仕事ができてよかった」「また一緒に仕事がしたい」「〇〇さんがいてくれてよかった」「本当に助かった」などと言われたときには、大きな充実感とやりがいを感じるでしょう。

安枝新介安枝新介

自分の場合は、OAや再生回数をあんまり追いかけてはいなかったです。それよりも撮影終わりや編集終わって納品した瞬間に、スタッフと「いやーお疲れ様です」って言い合うあの瞬間のために仕事してた感あります。あとは仕事のやり方を色々と試行錯誤して、自分なりに「いい仕事した」と思えた瞬間もたまりませんね。

どんな人が向いてる? プロダクションマネージャーの適性や必要スキル

プロダクションマネージャーの適性や必要スキル

プロダクションマネージャーに求められるスキルは、コミュニケーション能力と調整能力、さまざまな仕事をテキパキとこなしていける要領の良さです。

映像やデザインなどに関する専門的な知識や技術は特に必要ありません。

社会人としての基本的なビジネススキルさえあれば大丈夫ですが、コミュニケーション能力は重要なので、誰とでも自発的にコミュニケーションがとれることは大切な要素となります。

明るい性格でなければダメということではなく、人と話すことが好きな人、人と人をつないだり人の役に立ったりすることが好きな人、相手の要望や意図を理解するのが得意な人、気が利く人に向いていると言えます。

流行や世の中の出来事に敏感であることも求められるでしょう。

また予算管理も大切な仕事であるため、経理の経験がある人にも向いています。

そしてプロダクションマネージャーは激務。徹夜になったり家に帰れなかったりすることもありますから、体力と精神力も必要です。

「映像制作が好き」というCM・映像への情熱が強くないとなかなか続けられない仕事かもしれません。

安枝新介安枝新介

そうでない人もいるかもしれませんが結構なプレッシャーやストレスを抱える仕事でもあるので、上手く発散できる人か、メンタル強めの人が向いてると思います。というか、やってたら自然とメンタル強くなっていきます(良い意味で)。

プロデューサーを目指す? プロダクションマネージャーのステップアップ

プロダクションマネージャーのキャリアアップは?

プロダクションマネージャーのステップアップとしては、将来的にプロデューサーを目指すことが可能です。

プロダクションマネージャーからプロデューサーになるには、一般的に10年程度かかると言われています。

この期間でしっかりと実績を積み適性を認められれば、晴れてプロデューサーとなることができるのです。

ただしプロデューサーを目指すのではなく、プロダクションマネージャーを続けて極めていくという道もあります。

キャリアは人それぞれなので、日々の仕事の中で将来的に自分がどうなりたいのかを見極めていけるようにしましょう。

安枝新介安枝新介

プロデューサーだけでなく、監督になった人もいればカメラマンやエディターになった人もいます。映像制作の全てに携わるということは、全ての職種を横で見ることができるということ。こっちの方が自分に合ってそうだな、という気付きが生まれやすいのもこの仕事の特徴です。またプロダクションマネージャーをやって身に付く「推進力」という力はどの領域でも役に立つため、全く違った領域への進出も可能性は全然あると思われます。

プロダクションマネージャーの年収の目安は?

プロダクションマネージャーの年収は?

一般的にプロダクションマネージャーの年収の目安は、300万~400万円程度と言われています。

映像業界においては平均的とも言える年収額です。ただし企業の規模によっても差が出てくるでしょう。

また実績を積んでプロデューサーになることができれば、年収1000万円という高給も目指せます。

安枝新介安枝新介

その企業がどんな給与体系なのかは事前にきちんと聞いておいた方がいいです。案件の利益に応じた手当が出るところで大きな案件をどんどん回せば、収入もどんどん上がっていきます。また経験を積んでフリーランスになれば、もっと上の収入を目指せるでしょう。

未経験でもOK! プロダクションマネージャーになるには?

プロダクションマネージャーになる方法は?

プロダクションマネージャーは未経験でもなることができますが、映像業界は激務であるため就職・転職先の会社選びは慎重に行うことが大切。

そのためには業界に特化した転職エージェントを利用することがおすすめです。

映像業界・マスコミ業界に特化した転職エージェントとしては、「シリコンスタジオエージェント」と「マスメディアン」が挙げられます。

それぞれどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェントは、1999年創業の老舗。映像業界・ゲーム業界で働きたい人向けの転職エージェントです。

映像クリエイターやゲームクリエイターの開発現場について熟知したスタッフによるサポートが強み。

プロダクションマネージャーやプロデューサー、ディレクター、プランナーなどを目指す人をコンサルタントが全力でサポートしてくれます。

大手企業への転職・就職を目指す方、映像業界で働きたい方はぜひ登録しておきましょう。

マスメディアン

マスメディアンは広告・マスコミ業界に特化した転職エージェント。

宣伝会議グループならではの人脈や情報ネットワークを活かした転職支援が強みです。

広告・マスコミ業界の職種における求人数が豊富なので、あなたにピッタリの企業が見つかるはず。

業界を知り尽くしたスタッフが面接アドバイスなどを通して転職・就職をしっかりサポートしてくれるので安心です。



なおシングメディアでも仲間を募集しています。

「映像に関わる仕事がしたい」「映像業界に興味がある」という方はぜひご連絡ください。

まとめ

「プロダクションマネージャーについて知りたい」という方のために、プロダクションマネージャーの仕事内容・年収・必要スキル・なり方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

プロダクションマネージャーにスポットが当たることは少ないですが、企画立案からフィニッシュまでのすべての制作過程に携わるため、映像制作における影の功労者と言えます。

プレッシャーも大きく大変な仕事ではありますが、他の仕事ではなかなか味わえないやりがいや成長を実感することができる仕事でもあります。

「とにかく映像制作が好き」「人とコミュニケーションをとることが好き」という方は、ぜひプロダクションマネージャーを目指してみてください。

WRITTEN BY
シングメディア編集部

映像・動作制作を手掛けるTHINGMEDIA株式会社のメンバーで構成しています。制作現場で得た映像・動画の知見をお伝えしていきます。