こんにちは、シングメディア編集部です。
YouTubeマーケティングにはどんな効果やメリットがあるんだろう、YouTubeマーケティングを成功させるにはどうしたらいいんだろう・・・。
そんな「YouTubeマーケティングについて知りたいあなた」は必見です。
圧倒的な利用者数を誇るYouTubeは、今や企業にとっても見逃せないマーケティングツールの一つ。効果的に利用するためには、YouTubeマーケティングについて詳しく知る必要があります。
そこで今回は、「YouTubeマーケティングのメリットと有効性、成功させるためのポイント」をご紹介します。
「YouTubeマーケティング」とは
私たちの生活においてもはや欠かせない存在となった動画共有サービス『YouTube』。そんなYouTubeを活用して行うマーケティング手法のことを、YouTubeマーケティングと呼びます。
具体的にどのようなマーケティング手法があるのかというと、たとえばYouTubeに企業が独自のチャンネルを作成し、そこで動画を使ったPR活動をしていくという手法があります。
普段はテレビを視聴しない層にもアピールすることができますし、企業のファンを増やすことにもつながります。
また多くのファン(視聴者)を持つ人気YouTuberなどのインフルエンサーを活用するという手法も。
インフルエンサーに自社の商品やサービスを使用してもらう様子を動画配信してもらったり、タイアップを組んだりして知名度や購買促進を目指すのです。
さらに多くの企業が取り組んでいるのが、YouTube広告(TrueView)の導入。YouTubeに動画広告を配信し、自社の商品・サービスをアピールします。
YouTubeマーケティングでは、主にこれら3つの手法を用いることが多くなっています。
YouTubeマーケティングは有効? ユーザー数は圧倒的!
インターネットを利用する人であれば、誰もが一度は視聴したことがあるのではないかと言えるほど社会に浸透しているYouTube。
そんなYouTubeの利用状況は実際のところどのようになっているのでしょうか。
マーケティングリサーチ会社であるニールセンが発表している「2018年 日本におけるトータルデジタル利用者数 TOP10」によると、YouTubeの利用者数は『Yahoo Japan』『Google』に次ぐ第3位で、6,276万人とのこと。
TOPS OF 2018: DIGITAL IN JAPAN ~ニールセン2018年 日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表~
動画メディアとしては圧倒的な利用者数の多さを誇っています。
では社会における動画メディアの利用状況についてはどうなっているのでしょうか。
総務省が発表している「平成29年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を見てみると、平成29年の平日におけるテレビ系動画の平均視聴時間は175.9分であるのに対し、ネット系動画の平均視聴率は18.3分でした。
平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省(PDF)
テレビの視聴時間のほうがネット系動画の視聴時間よりも依然多い状況ではありますが、注目すべきはそれぞれの伸び率です。
前年である平成28年に行われた同調査では、平日におけるテレビ系動画の平均視聴時間は185.5分、ネット系動画は14.7分でした。
平成29年のデータと比較してみると、テレビの視聴時間は9分程度減っているのに対し、ネット系動画の視聴時間は4分程度増えています。
さらにさかのぼった調査結果と比較してみても、テレビの視聴時間が伸び悩んでいるのに対し、ネット系動画の視聴時間はどんどん増加している傾向にあるのです。
特に10代、20代の若い年齢層ではその傾向が著しく、平成29年の平日におけるネット系動画の平均視聴時間において、10代では38.6分、20代では39.8分となっています。
同調査におけるネット系動画の中でもYouTubeに限定した利用率を見てみると、全年代では72.2%となっており、10代が93.5%、20代が94.0%、30代が87.4%、40代が80.4%、50代が64.0%、60代が32.2%です。
このことからネット系動画=YouTubeと捉えることもでき、若い層を中心にYouTubeの利用率・時間が増加傾向にあると言うことができます。
またYouTubeで動画を配信しているYouTuberは今や中高生から絶大な人気を誇る職業ともなっており、その影響力は絶大です。
2019年4月現在におけるYouTubeチャンネルの登録者数は、『はじめしゃちょー』が1位で781万6930人にもなります。
一度にこれだけ多くのユーザーに影響を与えられるというのは、YouTubeならでは。人気YouTuberを活用したマーケティングがいかに有効であるかがわかります。
これらの事実からも、動画メディアことYouTubeにおいてはその利用者数や影響力がどんどん増加していることがわかり、企業にとってYouTubeマーケティングは大変有効であると言えるのです。
テレビCMとの違いは? YouTubeマーケティングのメリット
企業が自社の商品やサービスについて映像でPRする手法としてテレビCMが真っ先に思いつきますが、YouTubeによるマーケティングに力を入れている企業も増えています。
ではテレビCMにはないYouTubeマーケティングならではのメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか?
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
1. 安く手軽に始められる
テレビCMを出稿しようと思うと、枠によっては多くの費用がかかりますし、広告代理店を通したやり取りなども発生します。そのため時間もコストもかかってしまうのです。
一方YouTubeマーケティングであれば、時間もコストもそれほどかかりません。
動画投稿は無料で行うこともできますし、広告を配信する場合でも予算に合わせて出稿が可能です。
また広告代理店などを通さずに自社で動画投稿・広告配信を行うこともできます。
「テレビCMは予算的にもハードルが高い」という企業でも、YouTubeであれば気軽に始めることができるでしょう。
2. ユーザーの次の行動を促すことができる
テレビCMでは映像を流すのみで、そこから直接的に視聴者へ次の行動を促すことはできません。
しかしYouTubeには動画に関連するリンクを埋め込んだり、画面上に文字を表示したりする「アノテーション機能」というものがあります。
たとえば動画の最後に「詳細はWebで!」「詳しくはこちら」「続きはこちら」などという文字と自社サイトのURLを挿入しておけば、動画に興味を持ったユーザーを自社サイトへ誘導することができ、購買などといった行動につなげることもできるのです。
ユーザーは自分の意思でリンクをクリックしてサイトへ訪問しますから、商品・サービスへの関心が強いと言えます。ゆえに購買行動へつながる確率も高くなると言えるのです。
なおこの機能は無料で利用することができるため、大いに活用できます。
3. チャンネル登録でファンを獲得できる
テレビCMの場合、視聴者が自ら特定の企業のCMを選んで見るということはなかなかできません。
しかしYouTubeであれば企業の動画を掲載することができる「YouTubeチャンネル」を利用して、ユーザーに無料で購読してもらうことができます。
ユーザーは自分が興味・関心のある企業のYouTubeチャンネルを購読することによって、YouTubeにログインするとそのチャンネルにクイックアクセスすることができたり、更新された情報をチェックすることができたりするのです。
そのため企業は自社の商品・サービスに興味・関心の強いユーザー=ファンを獲得しながら効果的にPR活動ができることになります。
4. アクセス解析でユーザーの動向を分析できる
テレビCMでは、CMを視聴してくれたユーザーの動向を探ることはできませんが、YouTubeマーケティングであれば可能です。
YouTubeが無料で提供しているアクセス解析サービス「YouTubeアナリティクス」を利用すれば、どのくらいのユーザーが広告をクリックするなどのアクションを起こしたかなども知ることができます。
動画の再生数や再生継続時間、再生維持率、流入元などさまざまな指標も得ることができますから、ユーザーのニーズや心情を知り、動画マーケティングに生かしていくこともできるのです。
5. 検索に強い
YouTubeマーケティングは、通常のWeb検索にも大きな影響を与えてくれます。
動画の再生維持率や評価が高く、キーワードとの関連性が高い場合、Googleから「価値のあるコンテンツ」と評価され、Web検索結果ページで上位表示されるのです。
テキストだけのコンテンツに比べ動画コンテンツは評価されやすく、特に「〇〇する方法」といったキーワードや、商品名、レビューなどの動画コンテンツは上位表示されやすい傾向にあると言われています。
そのためSEOを意識して動画コンテンツを制作することにより、YouTubeマーケティングはより大きな効果をもたらすことになるのです。
動画の埋め込みはSEOに効果的? 動画をSEOに活かすためのポイント3つ
6. シェアによる拡散効果に期待ができる
YouTubeマーケティングでは、シェアによる拡散機能を利用することも可能です。
動画コンテンツを視聴したユーザーがそれを「友達にも見てほしい」「他の人にも教えたい」などと思えば、TwitterやFacebookなどといったSNSで簡単に共有することができます。
一人のユーザーが友人や知人などに動画コンテンツをシェアすることでどんどん拡散されていき、話題になるということも珍しくありません。
YouTubeを利用したマーケティングでは、こうしたシェアによる拡散効果にも大いに期待できるのです。
YouTubeマーケティングの方法3つ
YouTubeマーケティングには、「自社のYouTubeチャンネルを開設・運営する」「YouTuber(インフルエンサー)を起用する」「YouTube動画広告を活用する」という主に3つの方法があります。
それぞれにどのような特徴・効果があるのかを見ていきましょう。
1. 自社のYouTubeチャンネルを開設・運営する
企業が開設・運営するYouTubeチャンネルは、いわばホームページのようなもの。自社のプロモーション・ブランディングにはピッタリです。
商品やサービスに関連する情報、ユーザーが楽しめるコンテンツなどを動画で配信することにより、ユーザーに興味を持ってもらったりファンを増やしたりする効果に期待ができます。
ユーザーにチャンネル登録をしてもらえれば、ユーザーに最新の動画をいち早くチェックしてもらうことが可能になり、ユーザーとより密接な関係を築くことができるようになります。
2. YouTuber(インフルエンサー)を起用する
YouTuberは今や社会的にも大きな影響力を持っており、インフルエンサーとしても注目されています。
そのためチャンネル登録者数の多い人気YouTuberに自社商品やサービスを紹介してもらうことにより、たくさんのユーザーへアプローチすることができるのです。
特に自社の商品・サービスと関連する情報を配信しているYouTuberに紹介を依頼すれば、そのYouTuberのチャンネルに登録しているユーザーは企業にとってのターゲット層とも一致しますから、より効果的にアプローチすることができます。
YouTuberを起用する際の流れは、商品・サービス紹介の依頼→YouTuberによる動画企画・制作→YouTuberのチャンネルでの動画配信となります。
お目当てのYouTuberを企業が自ら探して依頼することも可能ですし、企業とYouTuberのマッチングサービスを利用する、『UUUM』などYouTuberが所属するプロダクションに依頼するなどの方法もあります。
3. YouTube動画広告を活用する
「TrueView」と呼ばれるYouTube動画広告は、商品やサービス、企業自体の認知度をアップさせたりブランディングをしたりするのに効果的。
YouTube動画広告には主に2種類があり、一つはYouTube内でユーザーが視聴しようとしている動画の前や途中、最後に動画広告を配信する「インストリーム広告」、もう一つはユーザーの動画検索結果うあ関連動画に表示される「ディスカバリー広告」です。
これらを利用することで、テレビCMではリーチできなかった層へのアプローチや、新たな層へのアプローチができるようになります。
また動画広告の配信は、ユーザーの興味関心や居住地域、年齢、性別など属性を細かく設定して行うことができるため、企業が狙う層へピンポイントで広告を出せるという点でも大きなメリットがあります。
YouTubeマーケティングを成功させるためのポイント6つ
「YouTubeマーケティングを始めてみよう」と思ったら、いくつかの押さえるべきポイントがあります。
きちんと結果を出して成功させるためには、次の6つのポイントを意識して行いましょう。
1. ターゲットを明確にする
YouTubeには膨大な数のユーザーがいます。しかしそのすべてをターゲットにするのは非効率で現実的ではありませんよね。
効果的にYouTubeマーケティングを行いたいのであれば、自社の商品やサービスをどんなユーザー層にアピールしたいのか、これを明確にすることが大事です。
たとえば性別や年齢層、職業、居住地域、動画を視聴する時間帯、ライフスタイルなどできるだけ細かく設定してターゲティングを行いましょう。
情報を届けたいユーザー層に的を絞ることで、効率良くアプローチができるようになります。
2. 目的の設定を行う
ターゲットとなるユーザー層が明確になったら、続いてユーザーが動画を視聴した後にどのようなアクションを起こしてもらいたいのかを決めましょう。
たとえば今まで商品について知らなかったユーザーに、動画を視聴することで商品を認識してもらい、興味を持ってもらった上で自社サイトへアクセスして商品を購入してもらいたいのか、企業のYouTubeチャンネルに登録してもらいたいのかなど、最終的に期待するユーザーの行動を考えるのです。
ユーザーにどんな行動を起こして欲しいのか、その目的を設定することで動画の内容もどのようなものにすればいいのかがわかってきます。
3. 複数のメディアと連携する
YouTubeマーケティングのメリットとして外部メディアと連携できるということがありますが、それをすることによって高い効果を生むことができます。
たとえばYouTube動画広告やYouTubeチャンネルで動画を配信する際には、動画内に自社サイトへのリンクやランディングページへのリンクを埋め込むなどしておくと、動画を視聴した後のユーザーの行動を促すことが可能です。
複数の外部メディアと連携して、ユーザーのアクションを促しましょう。
4. コアバリューを定める
コアバリューとは核となる価値観のこと。YouTubeチャンネルを開設する際には、自社のコアバリューを定めることが大切です。
コアバリューが定まっていれば、動画コンテンツでどんな価値観をユーザーに提供していくべきなのか、提供していきたいのかが明確になり、コンテンツの内容にまとまりや意味が出てきます。
コアバリューが定まっていないとコンテンツの内容がブレてしまい、ユーザーにうまくアプローチできなくなってしまいかねません。
企業としての特色を出すためにも、コアバリューは明確にしておきましょう。
5. ユーザーに楽しんでもらえる動画を配信する
YouTube動画広告にしてもYouTubeチャンネルにしても、企業側が伝えたいことだけを一方的に伝えるだけの動画ではユーザーに興味を持ってもらうのは難しいでしょう。
商品やサービスの説明だけをしても、ユーザーにとってはあまり興味が湧くものではありません。
大切なのは、ユーザーに楽しんでもらうこと。ユーザーに興味関心を持って動画を視聴してもらうためには、工夫が必要です。
たとえば商品やサービスを利用することでどんなメリットがあるのかにスポットを当てるというのでもいいですし、Web限定ムービーを作る、ドラマ仕立てにする、インパクトのある映像・音楽にする、自社サイトと連動した企画を作るなどもいいでしょう。
動画コンテンツを作る際にはユーザーの視点になって、「どのような内容なら楽しんでもらえるか」を考えましょう。
6. こまめに投稿する
YouTubeチャンネルを開設した場合、動画の投稿頻度も大切になってきます。
投稿が1ヶ月に1回だけなどとなると、せっかく興味を持ってチャンネル登録してくれたユーザーも離れて行ってしまいかねません。
「クオリティの高い動画を投稿しなくちゃ」ということで投稿頻度が少なくなってしまう気持ちもわかりますが、そんなに高いクオリティを求める必要はありません。
それよりも1日1本の動画を投稿するなどこまめに投稿したほうがユーザーの興味を引くことができ、PVも伸びます。
YouTubeチャンネルはユーザーとのコミュニケーションの場でもあるので、飽きられないようできるだけこまめに投稿するようにしましょう。
YouTube動画の表示回数を増やす方法
YouTube動画の再生回数を増やすためには、まず表示回数を増やすことが大切です。
視聴者は主に検索やブラウジング、関連動画といった経路で流入するため、以下のような施策で表示回数を上げるとよいでしょう。
重要なキーワードをタイトルの先頭に入れる
関連動画やブラウジングからの流入を増やすためには、重要な検索キーワードをタイトルの先頭に入れることが効果的です。
またスマートフォンから見た際にタイトルが長いと略称表示されてしまうため、タイトルは26文字以内に設定することも大切になります。
目を引くサムネイルにする
YouTube動画では、動画を再生する前に表示されるサムネイルが大事。目を引くサムネイルに設定できれば、ブラウジングや検索、関連動画からの流入を増やすことに期待できます。
そのためユーザーが「おもしろそう」「見てみたい」と思うような興味を引くサムネイルにしましょう。動画の内容を端的に表すものにすると、ユーザーが自分に合った動画なのかどうかを判断しやすくなります。
なおサムネイルに使う画像やコピー、フォントについては、動画の雰囲気に合わせて統一感を持たせるのもポイントです。
ハッシュタグを利用する
YouTube動画でも、SNSのように「#〇〇」というハッシュタグを利用するようにしましょう。
ハッシュタグを利用することで、膨大な動画の中から同じハッシュタグを設定した動画を瞬時に表示することが可能になります。
それにより、ユーザーが興味のある動画から関連性の高い動画を見つけやすくなるのです。
またなるべく検索ボリュームの大きいキーワードをハッシュタグ設定することで、より多くのユーザーにリーチでき、表示回数を最大化できます。
概要欄に重要なキーワードを含める
タイトルだけでなく、概要欄にも重要なキーワードを含めて、タイトルを補完するような説明にしましょう。
重要キーワードを概要欄にも含めることで、検索結果に表示されやすくなります。
なお説明文は長く設定すると省略されてしまうため、重要キーワードは3行以内に設定するようにしましょう。
YouTubeマーケティングで設定するべきKPI
YouTubeマーケティングをおこなう上で大切なのが、KPIを設定することです。
目的に合わせてKPIを設定することにより、効果がしっかり出ているかを検証することができ、見直しや改善に役立ちます。
ではYouTubeマーケティングでどのようなKPIを設定すべきなのかを詳しく見ていきましょう。
まずは「チャンネル登録数」。チャンネル登録数は、新規顧客を獲得するという目的の場合に必ず確認すべきKPIです。
次に「再生回数」。動画がどれくらい再生されたのかを知るための指標として役立つKPIです。商品やサービス、自社の認知度アップを目的としている場合に重要となります。
ユーザーが動画を視聴してからほかのページへ遷移することなく離脱した割合を確認できる、「直帰率」も設定すべきKPIです。直帰率は自社のWebサイトのコンバージョン獲得が目的の場合に重要となります。
ユーザーが動画をどのくらい視聴し続けたかを確認できるのが「視聴維持率」です。視聴維持率を確認することで、ユーザーが動画のどこで離脱したのかを知ることができます。離脱か所を知ることで、動画の改善に役立ちます。
ほかには、行動促進を目的としている場合に設定すべきなのが「クリック再生率」。ユーザーがどのくらいの時間、動画を再生してくれていたのかを知りたいときには「滞在時間」が有効な指標となります。
ユーザーが動画を視聴した後、動画で紹介した商品を購入したりサービスに加入したりしたかを知りたい場合に重要なのは、「コンバージョン率」。費用対効果を確認するときに重要なKPIとなります。
YouTubeマーケティングで役立つ分析ツール
YouTubeマーケティングでは、動画を投稿した後に分析をおこなうことが大切。以下のような分析ツールの利用がおすすめです。
「YouTube Studio」は、YouTube上でチャンネルを開設すると無料で利用できる、アナリティクス機能を持ったツール。視聴維持率や再生回数などをしっかり分析できます。
「YouTube Keyword Tool」は、任意のキーワードについて検索ボリュームを調べられるツールです。検索ボリュームがわかれば、該当するキーワードに対してどれくらいのニーズがあるのかを確認できます。
「NoxInfluencer」は、自分のYouTubeチャンネルの評価を確認できることに加え、競合するチャンネルのデータも確認することが可能なツールです。自社と競合チャンネルの状況を客観的に認識しつつ、新たな動画テーマを見つけるヒントを得るのにも役立ちます。
YouTubeマーケティングに向いている企業
YouTubeマーケティングは、あらゆる業種におすすめできます。商品やサービスを紹介するだけでなく、技術を紹介したり、商品の使い方を紹介したりなど、それぞれの企業に合わせた活用が可能です。
ただし動画の情報量が少なくなる場合は、静止画で宣伝するのも一つの方法。情報量が少ない動画は、途中でスキップされたり離脱されたりしてしまう可能性が高く、メッセージもうまく伝えられなくなる恐れがあります。
そのため静止画広告のほうが効果が高まる場合は、無理にYouTubeでマーケティングをおこなう必要はありません。
YouTubeマーケティングを学ぶ方法
狙った効果をしっかり出すためには、YouTubeマーケティングを積極的に学んで知識とスキルを身につけていかなくてはなりません。
学び方はさまざまなものがありますが、手軽なものとしては、YouTubeに上がっている講義動画で学ぶという方法があります。
YouTube内の講義動画には、知識・スキルに応じた豊富なコンテンツが投稿されているため、現在の自分に合ったステージから学ぶことが可能です。
動画で解説されているため初心者でもわかりやすいですし、何より無料で学べるのが大きなメリット。基礎的な内容から専門的な内容までしっかり学べます。
講義動画だけでは物足りないという方には、本で学ぶという方法もおすすめです。本であればYouTubeマーケティングについて網羅的に学べますし、自分のレベルに合わせた知識を学べます。
またセミナーで学ぶという方法もあります。YouTubeチャンネルの運用方法、広告の運用方法など、自分の学びたい内容に特化したセミナーを受講すれば、効率よく必要な知識を身につけることが可能です。
YouTubeマーケティングの成功事例
YouTubeマーケティングの成功事例として、3社の事例を紹介します。
1社めは「株式会社バンダイ」の事例。小学生に人気のYouTuberなど多くのファンを持つインフルエンサーを起用し、自社の製品を紹介してもらうことで、ターゲットに響く動画を届けることに成功しています。
2社めは「エイベックス株式会社」の事例。所属しているアーティストの動画配信を定期的におこなうことで、それぞれのファンにチャンネル登録してもらえる状況を作っています。
3社めは「ルイヴィトン」の事例。職人が工場で製品を作っている様子を見せる動画などにより、高級ブランドとしての信頼を得ることに成功しています。
YouTubeマーケティングを導入するときの注意点
YouTubeマーケティングを導入するには、動画に関する知識が必要となります。
目的やターゲットに合わせた内容の動画を制作しなければならないのはもちろん、投稿した後の分析もしっかりおこなう必要があります。
きちんとYouTubeマーケティングで結果を出すためには、動画についての知識を深めておくようにしましょう。
また動画はただ制作して投稿しても、ユーザーの心を動かすものでなければ拡散されにくいので注意。
拡散されやすい動画にするためには、SNSと連携したりインフルエンサーを起用したりといった工夫も必要です。
そして動画には炎上リスクがあるということも覚えておきましょう。
不適切な表現やユーザーを不快にさせるような表現があると、あっというまに炎上して企業イメージが悪くなってしまうため、動画内容を第三者視点でチェックしてもらうことも大切です。
YouTubeマーケティングで制作会社に依頼するメリット
YouTubeマーケティングは自社でおこなうことももちろん可能ですが、制作会社に依頼することで映像制作の手間が省けるというメリットがあります。
動画制作に関する知識を持った人材が社内にいない場合、動画を制作するのに多大な時間と労力がかかってしまいますが、プロに依頼することでその手間が省けます。
また制作会社に依頼すれば、動画の品質の高さが保証されるというのもメリットです。効果をしっかり出すためには、クオリティの高い動画を制作することも重要となります。
さらに制作会社に依頼することで、動画を活用してデータを収集できるというメリットもあります。
動画を配信した後、その結果を分析することにより、マーケティングに役立つデータを収集することが可能になりますが、情報分析や検証にはスキルが必要。
制作会社は動画に関するスキルを持ったプロなので、配信後のデータ収集まで任せておけば安心です。
YouTubeマーケティングで制作会社を選ぶときのポイント
YouTubeマーケティングで制作会社を選ぶ際には、動画マーケティングの実績があるかどうかをチェックすることが大切です。
動画マーケティングによって成功した実績が具体的な数値とともに事例として示されていると、安心して任せられるでしょう。
また費用相場と比較したときのコストパフォーマンスはどうかもチェックすべきポイントです。
かかる費用は企業によってさまざまで、その費用内に含まれるサービスの範囲も異なります。
そのため単純に費用だけで判断するのではなく、対応してもらえる範囲や自社に必要なタスクを担ってもらえるか、なども含めて費用とコストパフォーマンスを考えて選びましょう。
さらに制作会社がどんなジャンルの動画を得意としているかを確認することも大切なポイントです。
企業によって得意分野が異なるため、実績などから自社に合っているかどうかを見極めることも必要となります。
まとめ
「YouTubeマーケティングについて知りたい」という方のために、YouTubeマーケティングのメリットと有効性、成功させるためのポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
YouTubeマーケティングにはテレビCMとは異なるさまざまなメリットがあり、中でもユーザーの次の行動を促せる点やユーザーの行動分析ができる点、細かいターゲティングができる点などは企業にとって大変魅力的です。
YouTubeマーケティングなら予算的にも安く気軽に始められますから、興味を持った方はぜひ行ってみてくださいね。
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