こんにちは、シングメディア編集部です。
Instagramにハイクオリティな動画を配信して人の目を引きたいけれど、動画の設定や形式など、どのようにするのが最適なのか迷ってしまう・・・。
そんなお悩みを抱えている方はいませんか?
Instagramはビジュアルが重視されるSNSなので、配信する動画のクオリティにはこだわりたいところ。わからないからと言って設定を意識しないのはNGです。
そこで今回はInstagramで制作した動画を配信したいと考える方のために、「Instagramの動画形式」についてご紹介します。
最初に知っておきたい用語
まずはInstagramにアップする動画について知る前に、覚えておいてほしい基本的な用語についてご説明します。
アスペクト比
アスペクト比とは、動画の画面サイズの縦横比のことを指します。一般的なのが、「4:3」のスタンダードな正方形に近い形の比率。そしてもう一つが、「16:9」の横方向にワイドな比率です。
Instagramの場合、アスペクト比には「1.91:1」「1:1」「4:5」という3つのバリエーションが用意されています。1.91:1は横長、1:1は正方形、4:5は縦長です。
その中でも最も大きく画面上のスペースを占めることができるのは4:5の縦横比で、多くのプロが活用しているアスペクト比となっています。
動画を大きく見せられるので動画の高いクオリティを伝えることができるというだけでなく、Instagramはほとんどのユーザーがスマホから閲覧するため、見やすさの観点からも4:5の縦長サイズが良いとされているのです。
ファイル形式
ファイル形式とは、ファイル名の「~.○○」の部分で判断でき、動画の場合は「.avi」「.mp4」などの種類があります。
Instagramはほとんどのファイル形式に対応していますが、推奨されているのはMP4またはMOVです。
スマホ撮影をした動画は通常、AndroidだとMP4、iPhoneだとMOVで保存されるため、特殊な処理は必要ありません。そのため撮影したままの形で投稿できるので便利です。
コーデック
Instagramの動画の仕様を見ていると、「コーデック」という聞きなれないものが出てきてよくわからず、戸惑うかもしれません。コーデックとは、ファイルの圧縮と再生に使うプログラムのことです。
コーデックにはさまざまな種類が存在しますが、特定のコーデックで圧縮した動画ファイルは、特定のソフトウェアなどでしか再生できません。
Instagramの推奨動画コーデックは「h.264」「VP8」なので、それに合わせるようにしましょう。
フレームレート
動画はパラパラ漫画のように静止画の集まりによってできており、フレームレートとは、1秒間に使用するフレーム数(静止画の枚数)のことです。
フレームレートは動画の滑らかさを決める要素となり、単位は「FPS」で表されます。
フレームレートが大きいと動画は滑らかで美しい映像になりますが、大きくなるほどデータ量も大きくなるため注意が必要です。
動画のフィードの仕様
Instagramで動画投稿ができるのは、フィードとストーリーズです。まずはフィードで動画を投稿する場合の仕様をご紹介します。
・アスペクト比:1.91:1~4:5
・最小解像度:600×315ピクセル(1.91:1横長)/600×600ピクセル(1:1正方形)/600×750ピクセル(4:5縦長)
・ファイルタイプ:推奨されているのは「.mp4」または「.mov」
・推奨動画コーデック:「h.264」「VP8」
・推奨オーディオコーデック:「AAC」「Vorbis」
・最大ファイルサイズ:4GB
・動画の長さ:最大60秒
・フレームレート:最大30fps
ストーリーズの仕様
続いてストーリーズで動画を投稿する場合の仕様をご紹介します。フィードの場合と異なる仕様もありますから、間違えないようにしましょう。
・アスペクト比:9:16
・推奨解像度:1080×1920
・最小解像度:600×1067
・ファイルタイプ:「.mp4」または「.mov」
・推奨ビデオコーデック:「h.264」「VP8」
・推奨オーディオコーデック:「AAC」「Vorbis」
・最大ファイルサイズ:4GB(ビデオ)
・動画の長さ:最大15秒
広告とオーガニック投稿の違い
Instagramではオーガニック投稿だけでなく、動画での広告出稿も可能です。Instagramをマーケティングに活用したい企業の方などは、広告とオーガニック投稿の違いについても理解しておきましょう。
まず再生時間ですが、オーガニック投稿の場合はフィード、ストーリーズともに最大60秒まで。広告は最大120秒となっています。
ファイル容量は両方ともフィード、ストーリーズともに4GBまで。ファイル形式も「MP4」か「MOV」となっており、変わりません。
広告は異なるアスペクト比の動画を出稿できるのが特徴です。フィード、ストーリーズともに正方形は「1:1」、横型の場合は「1.91:1」、縦型の場合は「4:5」となっていますが、ストーリーズではオーガニック投稿と同様「9:16」が推奨されています。
なお広告の解像度は、推奨解像度が1080×1920、最小は600×1067です。
Instagramの国内における月間アクティブアカウント数(ユーザー数)は3300万を突破(2019年3月時点)したということで、マーケティングに利用するにも効果的。
またInstagramというと女性のユーザーが圧倒的に多いと思われていましたが、Facebookの発表によると日本のユーザーのうち男性が43%、女性が57%とのことで、利用者層が広がっていることがわかります。広告を出稿するSNS媒体を選ぶ上でも、この結果は大いに参考になりそうです。
・参考リンク:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破
Instagramで高品質な動画をアップする方法
Instagramで動画をアップする際には、アスペクト比などの設定が最適化されているかを確認してからアップすることが大切です。
また初めから高品質なカメラを使用して撮影することで、動画の質も上がります。動画を編集する際にも、適切な設定で編集することを徹底しましょう。
なお注意点としては、動画をアップロードする際に圧縮しないことです。速くアップしようとして圧縮すると、動画の品質が落ちる原因になってしまいます。ショートカットの使用も動画の品質を下げる原因になりますから、使わないようにしましょう。
動画を撮影するにあたり、あまり良い機材を持っていなかったり、編集に自信がなかったりする場合には、無理に自分で制作しようとせず、プロに依頼するという方法もあります。
特に企業がマーケティングに利用する動画の場合は、クオリティが企業のイメージを左右する可能性も高いため、妥協のない動画制作を行うようにしましょう。
よくわからないからと設定を意識しないのはNG!
動画制作の初心者の場合、よくわからない言葉が出てきて困惑してしまい、わからないままにして撮影からアップまでを行ってしまう人もいるかもしれませんが、それはNGです。
最適な設定にしないままアップしてしまうと、品質が低下してしまって思ったような効果が得られない場合も。
少し形式の設定を変えるだけで動画のクオリティは大きく変わるため、一つひとつの設定をInstagramに最適化して、高品質な動画をアップするようにしましょう。
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