MCゆかりん&ちゃんちゃらの二人からなる、ガールズ・ラップ・デュオ「hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)」。その圧倒的なライブ・パフォーマンスと破天荒で予測不能な言動が多くの人々を魅了し、各界著名人にも多くの支持者を持つ、注目のアーティストだ。
そんな二人への約半年間に渡る密着ドキュメンタリーも、第10話となる今回で最終回。
2019年4月20日、代官山UNITにて行われたハイパーヨーヨにとって過去最大規模となるワンマンライブの様子をお届けする。
熱い歓声の中、全23曲を歌い上げたワンマンライブを経て、そして14年間の活動を経て、これから彼女たちはどこに向かうのか。ライブ後にハイパヨの二人が語ってくれたこととは?
会場と一体となったライブ
ハイパーヨーヨの『LAST ALBUM 20s』リリースツアーファイナルライブが、ついに開演。
たくさんの拍手と歓声の中、二人がステージに登場する。
『蓮等(hustler)』を歌い上げ、会場の熱気が高まったところで挨拶。そして恒例のラップのリズムに乗せた軽快な自己紹介を行う。
『カッこ E ~カッコつけずにカッコよくなりたい』や『せいいっぱいの恋』など、アップテンポな曲からしっとりした曲までパワフルに歌い上げる。
MCでは我々の紹介までしてくれた。
「今ですね、ハイパーヨーヨ密着ドキュメンタリーというのを、ベンチャー企業のシングメディアさんという企業の方がやってくださっていて、今日もシングメディアさんの密着カメラが3台、どこかでみなさんをウォッチしていると思いますので、みなさん密着されてもNG出さないでください。よろしくお願いします」と、ちゃんちゃら。
「今1話目からずっと配信されているので見てみてください。よろしくお願いします」と、MCゆかりんも続ける。
その後も『いとしのレイワ』などを歌い上げ、最後は『人間交差点 午前10時40分』で締めとなった。
そして「ハイパーヨーヨを結成して14年目ということで、最後みんなで14回ジャンプしてもよろしかったでしょうか?」というMCゆかりんの言葉の後、観客と一緒にみんなで14回ジャンプして終了。会場が一体化した瞬間だった。
熱い歓声の中、全23曲を歌い上げたハイパーヨーヨ。二人の顔には達成感に満ちた笑顔が浮かんでいた。
「ありがとう!またみんなに会えるように頑張るので、ぜひこれからもよろしくお願いします」「代官山UNITさん最高ー!ありがとうございました!」と頭を下げ、手を振って退場する二人。会場はたくさんの歓声と拍手であふれていた。
ライブに大満足のファン
ライブ終了後、ハイパヨのファンにライブの感想を聞いてみた。
「本当にかっこよかったです!ハイパヨ、これからも頑張ってください!」
「ハイパヨちゃん、ライブ最高だったよー!また楽しみにしてますー!」
「ワンマン最高でした。令和もよろしくお願いします」
「いつも通り楽しかったです」
「ヨヨちゃん、ライブ最高でした!これからも頑張ってください!応援してます」
ファンの顔にもみな、充実した笑顔が浮かんでいた。
ハイパーヨーヨにとって史上最大規模のワンマンライブは、ファンにとっても満足のいくものとなり、大成功と呼ぶにふさわしい盛り上がりで幕を閉じた。
奇跡のような14年間
ライブ後、ステージを支えてくれたメンバーへ挨拶を済ませた二人に、インタビューを実施。
「ついに、ハイパヨ史上最大規模のワンマンライブが終わりました!ヨイショー!」と喜ぶMCゆかりんの言葉に、拍手をする、ちゃんちゃら。二人の表情はとても穏やかだ。
「シングメディアさんにもずっと密着していただいていて、それの集大成とも言えるような今日1日だったんですけれども。ずっとここまで準備してきたワンマンはたぶん今までなかったので、成功したのかわかんないですが、よかったです!」と、MCゆかりんが語る。
一方、「体が・・・大変なことになっています」と話す、ちゃんちゃら。
彼女の体に一体何が起こったのだろうか?
「体がちょっと・・・おかしいです。でも、体をここまで酷使してでもやりたいことがあって、すごい幸せだと思っています」と続けた。
頑張りすぎたせいで、体に相当な負担がかかってしまっていたようだが、それでもそれが幸せだと語るちゃんちゃらに、MCゆかりんも「ほんとだね」と共感。
そして、「たぶんここまで好きなことを見つけて続けられたのも奇跡のような14年間だと思うので。だって14年も経ったら、みんなやりたいことも変わってそれぞれの人生を歩むと思うんですけど、でもこうやって14年経っても同じメンバーでできてることが幸せに思います。やっぱりね、もっと自分たちにできることを見つけて、技を磨いて、これからも稽古積んで・・・」と続けて語るMCゆかりん。
その言葉に、すかさずちゃんちゃらが、「稽古積んでばっかりやないかーい!」とツッコミを入れ、MCゆかりんが「稽古積みたがり!」と自分ツッコミし、お茶目に笑う。そんな二人の絶妙なやり取りが微笑ましい。
そんな中、ちゃんちゃらがファンへの感謝の気持ちを語り出す。
「売れるしかねえって思いました今日。改めて・・・今日札幌から来てくださったりとか名古屋から来てくださったりとか、あと“大阪在住で私は行けないんだけど、東京にいるハイパヨちゃんの曲を一回も聞いたことない友達を向かわせるね”とか、もうそういうみんなの協力で、今日が成功したんだなっていうのが、ほんとにキングオブお客様のおかげでここまで来れたんだなっていうことを思いましたので、本当に感謝をしております」
そこまで言った後、「あ、感謝すると危ないからやめておきまーす」と自分で自分を制した。
そう、ちゃんちゃらは感謝すると泣いてしまう癖があるのだ。(※6話参照)
泣きそうになるのを我慢し、「ほんとに、ありがたい!」と笑顔で再度、ファンへの感謝を口にする。
「お客様はほんとに今日もありがたくて、長い時間並んでくださったりとかして本当にありがたいなと思っています」とMCゆかりんも感謝。
その言葉を横で聞きながら、上を向いて涙がこぼれ落ちないように必死なちゃんちゃら。
「これからもよろしくね。令和でお会いしましょ!」とMCゆかりんが締め、歌い、踊りながら我々を二人で見送ってくれた。
奇跡。幸せ。そう口にした彼女たちの笑顔は、いつもの何倍も晴れやかだった。
いつも笑っていてくれて、ありがとう。一緒に、前を向いてくれてありがとう。諦めないでいてくれて、ありがとう。夢を見させてくれて、ありがとう。
ハイパーヨーヨへの密着はこれで終了。約半年間に渡って二人に密着した中で、たくさんの笑顔と努力する姿を見せてもらった。
周りへの感謝を忘れず、努力を惜しまず、常に上を目指して突き進み続ける二人の活躍を、今後も応援していきたい。そしていつかまた、お互いさらにパワーアップした状態で密着ドキュメンタリーの撮影ができることを願っている。
「経て、からの、どこ」
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